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【ディズニープラス】『美女と野獣 30周年セレブレーション』30年経っても色あせない美女と野獣の魅力

ディズニープラスにて美女と野獣30周年セレブレーション』を観ました。

 

1/27(2023年)に配信されたばかりの番組です。

www.disneyplus.com

 

 

アニメーションバージョンの『美女と野獣』の歴史を振り返りながら、ミュージカル仕立てで美女と野獣の楽曲をお送りするという形です。

美女と野獣 (字幕版)

 

ベル役を務めるのはH.E.Rというシンガーソングライターの人でした。

初めて見たよ。

 

www.sonymusic.co.jp

 

ちょっとハスキーな歌声のベルだったけど、とても可愛かったです。

最後めちゃくちゃびっくりしたけどな(笑)

それは観てのお楽しみです。

 

野獣役の人はすごく歌が上手ー。

でも『オペラ座の怪人』の方が合いそうな歌声だった。

聴きながら(怪人歌ってほしいな…)と思いながら観ていました。

 

でもすごく上手。

 

燭台のルミエールを演じたのは『マーダーズ・イン・ビルディング』のメインキャストマーティン・ショートでルミエールの明るいキャラクターがぴったりでした。

 

色々なベルや野獣の解釈が最近の時代の流れで観られるようになってとても楽しいですね!

 

自由な感じがわたしは好きです。

 

この記念番組自体は、映画とか本格的な舞台とか、そういうのでもないしあくまでお祝い番組という側面ではありましたが、そこはさすがディズニーで見ごたえたっぷり。

 

まず、冒頭の今までの歴史を振り返るシーンは必見ではないでしょうか。

そこだけでも見てほしいぐらい心を掴まれた。

 

そのあとはアニメの名シーンを織り交ぜ、実写とアニメの融合という形で進み美女と野獣のアニメとミュージカルの楽しさを1時間半という見やすい時間でまとめてくれて、明るくなれる非常に楽しいひとときでした。

 

アラン・メンケンご本人がピアノの伴奏をしてくれるというディズニー作品好きには嬉しい演出も。

 

わたしがディズニー作品を好きな理由は音楽なので、アラン・メンケンの登場はかなりテンション上がりましたね!

数々の素晴らしい音楽ありがとうございます。

本当に。

 

あとは個人的に非常によかったのはミュージカルパートで披露されたバラのダンスですね。

舞台では味わえない撮影ならではの上からみて楽しめるダンスで。

コンテンポラリーダンスの解釈と意図がわかったの初めてでした(笑)

 

 

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というわけで記念番組ですっかりテンションが上がったわたしは、そのまま実写の美女と野獣を視聴。

 

ブログを始めた当初に劇場に観に行っていたので、もちろん記事にしていたんですけど(当時は月に30本とか40本の記事を書いていた。何にそんなに駆り立てられていたのか今となったはわからないですw)非常に初々しさが残るブログ記事となっておりまして、今回観た感想とほぼほぼ一緒なのでもしよかったらぜひ。

 

そして、5年前の記事でも「ベルのお父さんが素敵だった」と書いているのですが、たぶん昨日Twitter「ベルのお父さんかっこよくて痺れた」とツイートした気がするんです(笑)

 

www.meganetamago.com

 

さらには、上記記事でもエマ・ワトソンがとにかく素晴らしいと書いていて、初見観た時にブログ書いたときは記憶もまだ新鮮だったので、記事を読み返したところ色々覚えていたこともあったようなのですが、今回実写を観るにあたりこの作品について思い出そうとしたらエマ・ワトソンを素晴らしいと思った」こと以外全く思い出せなかったので観てよかったです。

 

野獣のビジュアルすらも覚えてなかったもんな(笑)

 

野獣のビジュアルどころか、擬人メンバーのビジュアルも覚えてなくて見始めたとき「骨董品じゃん(笑)」ってなったんです。

一回観ているにもかかわらず。

 

白い鳥&はたきの色っぽさってどうやって出したんだろうなー。

本当に素晴らしいなめらかな鳥だった。

燭台とはたきで完璧にワルツとか踊ってて本当にうっとりでした。

 

この実写の公開当時、たしか三越でこの時のエマが作中で着た衣装を展示するという催しがあって(実際は、ディズニーショップの傍らに衣装が小さく展示されていただけだった)けど、その衣装を観た時の衝撃は鮮明に覚えていて「子供服なの?」っていうほどドレスも黄色の靴も小さかったっていうことだけは書いておきますね。

 

ちなみに、これは余談ですが女優の衣装は本当に小さくてブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)が着ていたドレスも豊満なイメージがあるのにもかかわらず5号ぐらいの見た目だったし、日本だとそんなに細いイメージはない感じの綾瀬はるかが『八重の桜』で着ていた明治時代の鹿鳴館っぽいドレスも(え、小さい…)ってほど華奢でした。

 

縦には長いけど、腰とか超ほっそいの。

延びない生地であんだけ細いとかどんだけって思った記憶。

首回りも超細くてわたしなら首が締まって窒息するレベルでした。

そもそも首すら入らないと思うっていうレベルで。

 

なので、それ以来二度とテレビに出てるタレントさんのことを太いなどとおこがましいことは思わなくなりました。

実際芸人さんとかも生で見るとすごく小さくて小柄な人多い。

 

って本当に余談でしたが、『美女と野獣』を好きな方はぜひぜひこちらの記念番組ご覧になってください。

 

とても満足すると思います。

 

『リトル・マーメイド』の実写もとても楽しみですー。

 

というわけで、それでは、またー。

 

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※かわいい

 

【ディズニープラス】『チッペンデールズへようこそ』/これから起業したい人と経営者にお勧めしたいドラマです。

ディズニープラスにてリミテッドシリーズ『チッペンデールズにようこそ』を観ました。

 

本当はフルハウスでハンサムで優しくて愛情深いジェシーおいたん(ジョン・ステイモス)が、時を経てイケオジになって出演しているほっこりドラマ『ビッグショット』をだらだら観て、いい具合に枯れたジェシーおいたんを堪能してたんですけど。

 

ビッグショット!を視聴 | Disney+(ディズニープラス)

 

たぶん、わたしが物心ついてからきちんと観た記憶のある海外ドラマって『フルハウス』が最初なんですよ。

 

それ以外にも『大草原の小さな家』とか『ナイトライダー』とか? 家でかかってたような気はするんですが、あんまり話も覚えてないし。

でも『フルハウス』はずっとやってたこともあって、記憶に残ってる。

すごい間口に比べて奥行がある細長い家にあこがれた思い出がある。

 

で、『ビッグショット』を途中まで観てたのですが、第5話ぐらいからどう頑張ってもわたしの古いfireタブレットにダウンロードされなくなってしまって。

それで仕方なく同じディズニープラスで配信されてて、twitterでも見かけたタイトルの『チッペンデールズにようこそ』を観ることにしたんです。

 

なんの事前情報もなく。

 


www.youtube.com

 

全8話。

割とテンポもよくてさくさく進むので、しっかりと面白かったです。

 

でもさ、わたしこのブログ関連のネタで【チッペンデール】調べたことあるのですが、まさかそんな感じのお店の名前に使われて有名になるとは夢にも思ってなかっただろうな。チッペンデール!

 

ja.wikipedia.org

 

 

本ドラマのストーリーは、1970年代後半にインド移民のソメンがアメリカン・ドリームを狙ってバーをオープンさせるところからスタートします。

実話を元にした物語で、実際彼の作った企業は今でも存在しています。

 

その後、年代が1980年代に移行していくのですが、オープニングのエイティーズ感溢れるタイトルロールすごく好きでした!!

 

チッペンデールズへようこそ!を視聴 | Disney+(ディズニープラス)

 

実際、バーを開業したはずのソメンがどんなふうに上記のような話の流れになっていくかはドラマを観てもらうとして、見どころは「人は野心とプライドを拗らせると愚かになる」ってところだと思う。

そんな起業家のソメンを演じたのが、『シリコンバレー』でディネシュを演じて、そのあとMARVEL『エターナルズ』への出演も果たしたクメイル・ナンジアニです。

 

たぶん観てる人全員思ったと思うんですが「なんか好きになれない」っていう人物をすごーくうまく演じていてすごいと思った。

いい人か悪い人かどっちかに振り切ってる人を演じるのより難しいと思うんだよね。

人間としての長所とか欠点を超越した「理由はうまくいえないけどなんか嫌、周りはいい人って言ってるけどいまいち信用できないから絶対に心開かない」みたいな人って絶対一人や二人いるじゃないですか。

 

その感じなんですよね。

 

あとは特に有名なキャストは『ダウントン・アビー』のマシューを演じたダン・スティーヴンスです。

彼が演じた役もある意味「野心とプライドを拗らせた男」でした。

 

前述の通り【野心とプライドを拗らせた男】がこのドラマにはもう一人出てきて、そこに嫉妬や商人欲求も絡みただのスタートアップを成功させた人物の物語ドラマを見終えた本当に率直な感想としては「なんでこんなことになったの・・・」っていう虚無感ですね。

 

「男の心理はよくわからん(笑)」

 

ってなりました。

 

あと「なんでもっとうまくやれんかったん?(汗)」って思ったのですが、そこが【野心とプライド】のめんどくさいところなのかもしれないですね。

わたしには野心はないし、プライドもあるにはあるけどあそこまでになったら全然捨てられるもんな、としか思わなかったから。

 

あと、これは個人的な問題なんですがショービズという点では好きな題材でしたが、わたし自身がマッチョにそれほど興味関心がなくショーのシーンは割と虚無というところが非常に残念でしたね。

 

マッチョが好きだったらなーと毎回思ってました(笑)

 

そのため、マッチョが好きな人や筋トレしている人にもおすすめのドラマです。

 

彫刻のような人間の造形美が堪能できます。

 

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色々言いましたが、ここからが本題。

 

わたしがこのドラマをお勧めしたいのは圧倒的に「これから起業したい人」&「現在の経営者」です。

 

少しネタバレを含んだ話をします。

 

客観的に観ていると、主人公のスティーヴ(ソメン)は、割と行き当たりばったりな経営者に見えます。

運と周りの人に恵まれてとんとん拍子で成功しているように見えるのですが、元々の自己評価が高く成功とともに自分以外の誰の功績も軽く評価して【全ては自分が有能だから】という全能感に溢れていきます。

 

「確かに無能とは言わないけど、そこまでじゃなくない? 普通レベルでは」とわたしは個人的に思っていたのですが、経営が軌道にのり成功を収めるにつれてどんどん調子にのっていく主人公の姿をぜひ見て判断していただきたい。

 

ドラマがそういうふうに描いていたのか、それともわたしが人間的に小さいと思ってみていたから彼を過小評価していたのか。

本当に主人公でありながら全く応援できませんし、彼の元で働きたいとは一ミリも思わない経営者なんです(笑)

少なくとも人を雇うのに向かないタイプと思っていましたが、そのことを最終的にそこまでこじらせるとは思わなかったので度肝は抜かれました。

 

野心や自己評価が高いことは諸刃の剣で、目が曇るということがドラマにより可視化され、俯瞰で全体を見ているこちらには失敗する未来しか見えないのですが本人には全く見えてないことが不気味に感じるとともに、経営者としての最も大事な資質は「自分以外の人を素直に評価できること」と「他人を信じられること」なのかもしれないと思いました。

 

ぜひ企業したい人と今経営者の方に観てもらって感想を伺いたいですね。

 

ネット全盛期の今の時代には無理そうなことがたくさんあったし、経営戦略としてももっとできそうなこともたくさんあったと思うのでその点も聞いてみたいのと、彼が最後に追い詰められてした行動が、なんとなく理解はできるけど全く共感できなかったのでそこについて共感できる人の考えも聞いてみたいです。

 

人には愛より命より重要なものがあるんだということは頭ではわかるけど、本当のところではやはりわたしにとっては取り立てて大事でもないものを彼が執着していたからなのかもしれません。

 

ドラマとしてはテンポもよくリミテッドシリーズでさくさく観られてよかったです。

このぐらいのテンポのわかりやすいドラマが好きです(笑)

 

一転、今は裕福な専業主婦が起こした実在事件のドラマ『キャンディ』を同じくディズニープラスで視聴を始めましたのでそれも観終わったら感想を書きに来たいと思います。

 

それでは、また。

 

 

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【Netflix】人狼バラエティー『モグラは誰だ!』人間の本性を浮き彫りにするので身近な人と軽く観るのがお勧め。

めがねたまご名物の【あまり観られていないマニアックな番組を紹介しよう!】のコーナーです!

 

ここ最近ずっと日本のものを観ていたら、海外のものが観たくなったのですがドラマを観るような脳のキャパシティーが残っていなく、サムネイルで適当に前のほうに出てきていた恋愛リアリティーショーの番組を観始めたら本当にひどい作品でもうげんなりしてep3で観るのやめたんです(笑)

 

あとで、なぜep3まで観てしまったのかとしぬほど後悔したのですが。

 

その番組を検索したんだけどタイトルも覚えていなくてどの番組か発見できず。

スペイン語でスペインの番組だったと思うのですが、面白さが全くわからなくて。

 

そのあとに、失敗を取り戻そうとリベンジで予告が流れてきた『モグラは誰だ!』観始めたらこれが軽く見られて割と面白くてですね。

 

Twitterでも宣伝しまくっていたのですが、ここはブログの出番だなと思いまして(笑)

わたし自身、まだ最後まで観てないこの状況でラストがどうなるかを知らないまま書くのも一興だと思った次第です。

最後まで観てしまうと白けて書く気を失ったりもしてしまいますので。

 


www.youtube.com

 

 

平たくいうと『モグラは誰だ!』(THE MOLE)【最終的には1人勝ちの賞金サバイバルゲームです。

 

番組でいうと去年(?)ブームになった韓国ドラマイカゲーム』の人が死なない版とでもいうのでしょうか(笑)

ゲームをクリアすると賞金が増えていき、最終的には生き残った一人が全て持っていくというルール。

 

ただし、そのメンバーの中にモグラと呼ばれるゲームを妨害する人が隠れていて、そのモグラが誰かを予測しながら賞金を増やしていき、生き残りをかけます。

 

モグラの使命は賞金を増やさないこと(ゲームミッションを妨害すること)と、メンバーに自分がモグラだとバレないことです。

 

チーム戦でありながら、一緒に組む相手はモグラかもしれない。

賞金も欲しい。

 

孤独な闘いを繰り広げなければいけないメンバーたちを、あれこれ予想しながら見るのが楽しいです。

 

参加者になりたくなる。

 

ちなみにep1でわたしが予測した【ファーストインプレッション推しモグラはep5の段階でまだ生き残っております。

 

「ほらー、やっぱり〇〇がモグラじゃーん!」

 

的な感じで楽しめるんですよ(笑)

 

本当はウォッチパーティーとかしながら観るのが楽しい番組なんだろうなーと思うんです。

 

つい最近フジテレビの人気賞金サバイバル番組『逃走中』Netflix版が公開されましたが、『逃走中』好きな人なんかは好きなんじゃないかと思う。

 

というわけで、まだ観るのを躊躇している皆さんに推しポイントをさっくりと紹介したいと思います。

 

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①お金がかかっている

 

天下のNetflixがオーディションで選んだ見た目が割とよい個性的なアメリカ人のメンバーをオーストラリアに連れていき、縦横無尽に振り回しオーストラリアの土地の魅力をふんだんに利用してゲームを行います。

 

オーストラリアの雄大大自然、素晴らしい景色、そしてリゾート、観光地と旅番組気分も一緒に味わえるんです。

画面が割と派手な瞬間が多いです。

 

不景気でくさくさしている中、お金のなさが画面から伝わってこないので現実逃避できてよいです(笑)

 

②考え抜かれたミッション

 

モグラが存在していて誰かみんな手探りの状態で行われるミッションですが、割と設定が細かくてちゃんと聞いてないとみんな何をしているのかわからなくなるぐらいです。

一緒に観ている家族は毎回ルールを間違えてるか理解してません(笑)

 

なので、わたしが毎回説明しています。

 

個人的にゲームの『バイオハザード』が好きなのですが、バイオハザードに出てくる謎解きミッションみたいなわかりにくさと楽しさです。

絵面もゲームっぽいので、ゲーム好きな人も楽しいと思う。

 

③個性的で魅力的なメンバー

 

オーディション大国アメリカで選りすぐりの出演者。

日本だと、バラエティータレントなどが選ばれがちですがこちらはあくまで一般人の体。

でも割とみんな見た目がいいし、なんていうか華があって画面がいいんですよね。

 

白けることを言いますが、全員役者さんだと思ってます(笑)

 

いいんです、いいんです。

別に全員役者さんで全てに台本があって、台本通り進行していたとしても面白いしアメリカの役者さんならそれなりにやれるし、今のところ不自然じゃないもん。

 

ミ●キーに中の人は存在しない!! みたいな感じのスタンスで観てもらえればと思うんです。

 

④自分の「人を見る目」が浮き彫りになる

 

全員とにかく怪しくて怪しくない人が1人もいないんですよ(笑)

 

ってことは全員にモグラみたいな怪しい動きをする人がいるわけで、自分が何を許せて何を許せないかがすごい浮彫になるんですよね。

 

わたしは【賞金を粗末にする人】がどうしても許せないことが判明したのですが、家族のものはそのことが理解できなくて【生き残りたい】という意思を尊重する人なんです。

 

そのことで小一時間話し合うぐらいの勢いでバトってましたが、

 

要するに、

 

わたしは命より金派。

家族は金より命派。

 

実際、家族はそういうところあって、生に貪欲ですがお金には無頓着なところがある。

どっちがどっちというわけでもないと思うのですが、そういう自分の中の本音みたいなものが、浮き彫りになると面白いと思うんです。

 

 

ぜひ、それぞれのモグラを見つけて楽しんでほしいと思います。

 

ep1で怪しいと思った人が果たしてモグラなのかどうか見極めるまでは観ていきたいと思います。

 

観終わったら続きを書こうと思います。

 

それでは、さっくりとしてますがまたー。

 

 

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『エルピス』と同じ脚本家の、傑作朝ドラ『カーネーション』を今更観る。①

2022年秋ドラマ『エルピス』に衝撃を受けたので、どうしても同じ脚本家のドラマを観たくなりました。

 

www.meganetamago.com

 

日本のドラマは脚本家で観るものを選ぶタイプです。

でも、今回の『エルピス』はキャスト観(長澤まさみ)だったにも関わらず1話観ただけで脚本が気に入ってしまった。

 

脚本にはそれぞれ色や特徴があるので、同じ脚本家のものは相性がいいのがあらかじめわかっているので「外れが少ない」というのがその理由です。

 

ですが、今回の『エルピス』を脚本されている渡辺あやさんは過去作品が非常に少なめでした。

調べたところ、NHKオンデマンドであれば、朝ドラのカーネーションをはじめ、松坂桃李主演で話題になった「今ここにある危機とぼくの好感度について」も観られるということで、勢いで登録しちゃったんですAmazonチャンネルのNHKオンデマンド

 

amzn.to

 

Amazonチャンネルは月額課金なので月初の登録がお勧めです。

 

 

11月の1週目に登録して、ちょうど10週目の66話まで視聴完了しました。

半月かかってますね。けっこうかかったな。

先週末は用事があったのであまり進まずに、この土日でかなり進めることができました。

全151エピソードのうち、4割ぐらい進んでます。

 

1週約90分×10回分なので、1話がちょっと長めの海外ドラマを1シーズン見切ったぐらいの疲労感でした。

Netflixみたいにイントロスキップがないので、オープニングの曲を毎回飛ばすのが非常に面倒でしたね(笑)

 

カーネーション』は今から10年以上前に2011年下期の朝の連続テレビ小説の枠で放送されました。

ファッションで有名なコシノ三姉妹の母で自身も洋裁の仕事に身を捧げた小篠綾子氏がモデルで、主人公小原糸子を尾野真千子さんが演じています。

 

わたし自身、朝ドラを今までにきちんと観たのは二本だけで、それこそ脚本家だけで選んだあまちゃんと、後半恋愛方向に振り切った話になり、観るたびに文句しか出なかったのに何故か最後まで観続けてしまった『まれ』の二本だけ。

『まれ』は最後本当に虚無しかなくて、人生で観て公開した作品ベスト10にこの先も入り続けると思う…。

ある意味印象深い作品ではありますが、その一方『あまちゃん』はDVDボックスを持っているぐらい自分の中で大切な作品になっています。

 

あまちゃん』のあとの『ごちそうさん』と『まれ』のあとの『あさが来た』はあっさりと挫折。

 

そういったわけできちんと朝ドラを観るのはすごく久しぶりで、朝ドラのセオリーみたいなものは全く知らないので他の朝ドラと比べることはできないのですが、『カーネーション』は今のところすごく面白いです。

時代が大正時代から始まって、今は第二次世界大戦真っ最中で気持ちが沈むことも多いのですが、やはり脚本がいいんですよね。

 

正直、主人公の糸子はパワフルすぎて性格に繊細さがなく周りを振り回すタイプなのであまり好きなタイプではないですし、成長を応援するという感じでもありません。

 

こちらが応援しなくても勝手にがつがつ進んでいくタイプだし…。

 

ただ、糸子の周辺のキャストがよいのと、その脇役のキャストを無駄にしない脚本のよさで、主人公を応援しながら観ているというより、むしろこっちが応援されている感じになって元気が出るんですよね。

 

というわけで『カーネーション』のこれまでの好きなところを何点か紹介していきたいと思います。

 

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①女に生まれてきたことの理不尽さをうまーく描いている

 

主人公の糸子は『だんじり祭り』の街、岸和田の負けん気の強いやんちゃな性格の四姉妹の長女の女の子。

だんじりの屋根で踊りながらだんじりの指示を出す【大工方】に憧れるも女性には無理で、絶望するのが1週目。

小さな女の子がだんじりへの思いをと決別するまでを描くのですが、学校では『男性に控え目に尽くすのが女の役割』と教育され、同級生には「女のくせに」と罵られる。

父も家父長制を絵に描いたような人物で悪い人ではないけれど昔ながらの人。

主人公の糸子も社会的な女に生まれてしまった理不尽さと求められている役割はわかっていて、受けれいている部分もあって女であることの理不尽さと本人は戦ったりしないんです。

周りも誰一人としてそれが差別的なことだとは思ってないから。

 

そういう女性蔑視も含めて当然の日常として日々過ぎていくんだけど、観ているほうが「こういうことに日々我慢をしている」と思って自分の中の身に覚えと対峙する感じ。

 

ガミガミはっきり言わないながらも、そういった理不尽を受け入れたり乗り越えたりしていく主人公に元気をもらえます。

 

②主人公が絶対的に愛されている

 

だいたいの朝ドラヒロインは愛されているものだけど、特に、母方の祖父母には溺愛されていてそれを見るのが癒しです。

だいたい少女漫画の主人公なんかも陰キャはいないので、突っ走ってく感じの人が多いと思うんですけど、糸子は機関車です。

近所の人とかにもすごい可愛がられていて、何かあっても目の前の壁を超えるのではなく破壊しながら進んでいきますがそのまっすぐすぎる性格から物語中盤、最大のやらかしをしてしまうのですが。

 

すごい泣いちゃった…。

描き方うますぎない?と思って。

テンポよくただただ明るく過ぎ去るだけでなく、周りの人に色々起こることで

 

③友情の描き方

 

大正から昭和を駆け抜けるツンデレ若女将の奈津(栗山千明)。

 

糸子と不思議な友情を築いていく料亭の娘。

この子がまためちゃくちゃいい娘でさぁ~(涙)

糸子の結婚式のときはすごい泣いちゃった。

奈津もまた糸子を愛している一人なんだけど、糸子にうんざりしていると奈津が出てきて助けてくれるので奈津がいなかったら挫折していたかもしれない。

 

カーネーション』では女のさらっとした付き合いの友情を描いてくれているところも好きなところで、八重子さんとのこともそうなんだけど女同士の付き合いって世間が思ってるほどどろどろしてなくて、どろどろしているのは一部の人だけな気がするんだよね。

 

ドライな女たちが一部のどろどろしている人に巻き込まれるから、女はどろどろしてるって思われる気が『カーネーション』を観ているとしてくる。

 

④テンポがとにかくいい

 

物語がだるつくのがとにかく嫌いなわたしが飽きずに観られるスピード感。

それでいて朝の忙しいときに観てもわかる程度の物語のわかりやすさ。

 

挫折も二話分ぐらいでサクッと終わらせて次の展開に突き進んでいくのでこちらも辛さを引きずらないし、1週間できちっと一旦物語をまとめてくれるのが素晴らしいです。

 

物語を書いてみるとよくわかるのですが、物語の設定や冒頭は凡人でも容易に思いつくものなのです。

それを綺麗に終わらせるのが本当に難しい。

 

毎週1週間で一つの区切りをつけてくれるのでスッキリする。

 

⑤着物と洋服が可愛い

 

手作りの洋服可愛いし、着物も可愛いんですよー。

 

わたし、自分が着飾るのはそうでもないですけど、人が着飾っているのを見るのがとても好きなんです。

デザイナーであり、洋裁師のお話だし基本的には着物の時代なので、和装洋装どちらでも楽しめます。

 

そんで「この生地でワンピース作るわ」ってなったら仕上がりが見たいって思うじゃないですか。

 

見せてくれる(笑)

すごく嬉しい。

 

以上が好きなポイントで、とにかく【一人の女性の物語】のドラマとしての丁寧さが光っていると思います。

 

そんなわけで、元々のきっかけの『エルピス』がとん挫しているわけですが、これはまとめて続けてビンジしたいんです。

 

とりあえず、後半の『カーネーション』を観ましたらまた戻ってきたいと思います。

 

それでは、また。

 

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長澤まさみ主演の『エルピスー希望あるいは災いー』第1話、すっごく面白かったのでもっとみんなに観てほしい。 

2022年秋 フジテレビ新ドラマ『エルピス-希望あるいは災い』第一話観ました。

 

www.ktv.jp

 

月曜9時の枠じゃなくて、月曜10時の枠での放送です。

twitterをフォローしている『劇団・大人計画』さんのツイートで第一話を見逃したことを知り、速攻で観たんです。

 

わたしとしたことが、長澤まさみ(大好き)のドラマを注目してなかったなんて不覚すぎる。

 

ちょっと調べてみたらドラマの番宣伝で、秋号のいろんな女性誌のカバーガールをこなしておる…。

 

ドラマの撮影しながら大変だよなぁ。

撮影だけに集中させてあげてくれよ。

それにしても圧巻の美しさですよ。

LEEの表紙は足長が生かされている。

 

 

上記状態のため、全くどんなストーリーなのか知らずにただただ「わたしは長澤まさみを観るんだ!」という強い欲求だけで観たのですが、これが大当たりでした!!

 

最高です!

 

1話観た段階で、特に文句がないです。

長澤まさみが美しいというのはもちろんなのですが、話が面白かったー。

 

これでもわたしは自分の好きな人が出ている作品でも話がつまんないと絶対観ないのです。

若かりしときにジャニオタだったときでも例外ではなく、いくら推しが出ていようともつまんないと判断すれば観ませんでした。

 

でもこの作品は好みだった。

 

掴みはコミカルだったのに、主要な役者さんの個性をダーッと勢いよく見せて時間が進むごとにどんどんシリアスさを増していく。

 

つい先日、Amazonプライムビデオオリジナルの『モダンラブ・東京』で撃沈して、日本のドラマに絶望感を抱いていたわたしが舌の根も乾かぬうちに「日本のドラマすごく面白いな!」って真反対のことを言っているからエンタメ好きはやめられないのかもしれない。

 

www.meganetamago.com

 

すっっごい面白かった! と思ったのでエンドロールをガン見していたところ、こちらのドラマは渡辺あやさんという方が脚本をされていて、映画ではメゾン・ド・ヒミコジョゼと虎と魚たち、そして朝ドラカーネーションの脚本家さんでした。

ドラマを観てもらえばわかるのですが、本筋はけっこうシリアス寄りのミステリーなので参考文献の量もすごくて、制作になみなみならぬ本気度を感じました。

 

wikiを観たところわたしが個人的に渡辺あやさんの作品できちんと観たのは『メゾン・ド・ヒミコ』だけでしたが、すごく好きな作品です。

 

今までの発表作品はそこまで多くはないですが、『カーネーション』をはじめ非常に評価されている脚本家さんだと思います。

今回の『エルピス』のパイロットが非常によかったので、『カーネーション』を観るために勢いでNHKオンデマンド加入したくなってきちゃったよ。

 

いくら『モダンラブ・東京』の反動があったとはいえ、この作品はいいと思います。

 

とにかく、脚本と演出がいいです!

 

日本のドラマは若干のっぺりした作品が多いなか、この作品はテンポとスピード感がありますし、主要キャラクター設定がうまーい!!

話を引っ張りまわすディレクターのキャラクター設定も今時の若者の感じで、すごいリアルだし、バブル時代に幅をきかせていた元報道部の人、スタッフ、わき役に至るまでキャラ立ってます。

 

非常にワクワクして観てます。

期待して観始めた『相棒21』が若干のっぺりしているのでこちらはすごい期待大。

 

コミカルとシリアスを兼ね備えながらフジテレビドラマならではの華やかさもあって、そのうえで人間も描かれているミステリーで次の話が早く観たい。

 

あらすじはこんな感じです。

 

舞台はテレビ局。

局アナとして一世を風靡していた報道担当のアナウンサーの恵那だったが、恋愛スクープにより今や深夜番組の進行が主な仕事だった。

過去に負った傷により、心身ともに限界の状態だったが隠して仕事をしていた。

そんな中、担当番組の若いディレクターから過去の事件の真相究明の話を持ち掛けられるが…

 

という話です。

まだ観てない方はまだ間に合いますので、ぜひ観てみてどんな事件なのか真相はなんなのか。

 

そして、1話目のラストの高揚感を味わっていただければと思います。

 

Tverでは見逃し配信してますし、U-NEXTとFODでは全話配信してるようなので、見逃した方、是非第一話だけでも観てみてほしいです!

 

 

 

海外ドラマ好きの方にもハマるかと思いますので、ぜひチャレンジしてみてください。

 

それでは、また。

 

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【Amazon】モダンラブ・東京 感想 『モダン・ラブ』の東京版。色々残念だったので残念な点を書いていく②

Amazonプライムビデオ『モダンラブ・東京』感想後編です。

 

こちらの記事の続きになります。

 

www.meganetamago.com

 

上記記事を読んでいただけるとわかるのですが、非常にがっかりしています。

 

一緒に視聴に付き合わされた家人もがっかりしているため、「本家はすごくいいエピソードもある!」と主張し、

 

シーズン2のエピソード1(だけ視聴済みだった)のあなたが愛したスポーツカー』と、

 

あなたが愛したスポーツカー

あなたが愛したスポーツカー

  • ミニー・ドライヴァー
Amazon

 

そしてわたしたが『モダン・ラブ』シリーズの中で一番好きなエピソードである『私の特別なドアマン』

私の特別なドアマン

私の特別なドアマン

  • クリスティン・ミリオティ
Amazon

 

を、強制的に観させたところわたしは単なるほっこりだったのですが、まさかの号泣で爆笑しましたが、おそらく反動もあったのかなぁ~と思います。

 

本家はシーズン2のep2以降の視聴がまだ残っているので、引き続き観ていきたいと思います。

 

というわけで、さっそく『モダンラブ・東京』ネタバレ感想の後編です。

 

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ep4:「冬眠中の僕の妻」

 

主演・成田亮/夏帆

 

~あらすじ~

デザイナーのマイ(夏帆)は仕事のストレスにより精神に支障をきたした。

異変を感じたトリマーの夫(成田亮)は妻を病院に連れていく。

妻の変化に戸惑いながらも必死に妻と向き合おうとする夫婦の姿を描く~

 

このエピソード自体脚本家推しなのか本編始まる前に「監督・脚本 荻上直子と出たので、こちらも荻上作品はこれかぁ~)と身構えてみることになってしまったのがよかったのかどうかわかりませんが、荻上直子っぽい雰囲気ではありました。

 

ちなみにわたしは荻上直子作品はマニアックなものも含めてほぼほぼ網羅しているほど好きな監督で、脚本・監督観をしているほどですし普段意識してない方に比べてかなり詳しい方だと思います。

 

荻上作品みたいなのが好きだからこそ元祖の『モダン・ラブ』も好きなんです。

 

日常の中に潜む小さな幸せを多くを語らずに映像で静かに観せてくれる作品が元々大好きなのですが、このエピソードに関してはこの監督が描く題材にしては尺が短すぎたかなという印象。

 

最後、急に終わったなと思いました。

 

鬱問題を描きたいのか、愛を描きたいのかわからないまま中途半端に終わってしまった。

 

もともとゆったりした雰囲気が持ち味の監督さんですし、ストーリー自体がゆったり進むとなれば時間が必要です。

 

お家芸の美味しそうなご飯も一瞬だったし。

 

冒頭に出てきた阿佐ヶ谷姉妹の江里子さんも結構長々しゃべってて期待値が高まったけど、使いきれずに尻切れトンボ感が拭えず。

あの公園が入院施設のある病院があるところのベンチなのかなぁ、と思いきや診療所の前の公園だった…の…?

 

そして、江里子さんが編んでいたレース編みのコースターは直近に迫ったバザー用で、ラストに二人で買いに行ってたような感じの流れだったけどそんなすぐにメンタル回復した? 一週間とか二週間ぐらいの時の流れだったのか…と謎が多くて。

 

『モダン・ラブ』の全体感でそこまでシリアスな作風のものを求めてなかったのかもしれないとは思います。

 

しかし、二年ぐらいまえにコロナ鬱化してまだ完全に回復しきってないわたしからすると、夏帆が演じていた妻の気持ちがわかって非常に辛くかわいそうだと思っていたのですが、個人差があるとはいえ最後は少し拍子抜けはしました。

 

そんな見てわかるほど突然開眼するもんなのかな。

そういう人も居るとは思うけれども。

 

わたしは日常をなんとか這うように日々やり過ごしていて、気が付いたら死にたくなくなってたっていう感じでした。

 

そういう表現も含めて本当はもっとしっかりメンタル不調の部分も、二人の関係性の部分も描きたかったんじゃないかなぁという印象を荻上作品が好きだからこそ思ってしまってそこが残念でした。

 

あと、全体を観た後での個人的な要望なんですが、こちらの話を水川あさみ前田敦子で観たかったですね。

 

家、内装、ファッション、お相撲さんは非常に可愛かったです。

 

ep5:「彼を信じていた十三日間」

 

主演・永作博美

 

~あらすじ~

仕事に生きてきたテレビ局勤めの主人公は、結婚もせず子どもを持たなかった人生に焦りを感じ、婚活をする。

待ち合わせに登場した男性はプロフィール写真と別人だっ。それを指摘すると帰ろうとする男性だったがそこを引き留めて交流を重ねる~

 

え…、結局なんだったの?

 

というのが観終わったあとの感想です。

 

ラストのオチまではそこそこ楽しく観てたんですね。

 

最近は、若い人には気を使って話したりするのであそこまできつく接する人は少なくなってるし、若干主人公のキャラクター設定が古いなぁとは思っていたのですが、ここまで来ると贅沢言わないきもちにもなってくるので全体の中での評価は高かったんです。

 

ラストまでは。

 

結局、幽霊か幻覚か妄想だったからロボットみたいに無表情で感情無い演技だったのかなってすごいもやもやした(笑)

 

コロナ禍などの事情があってホームレスになってしまった彼だったけど、彼女が丸ごと引き受けて二人で生活を再建していくラストじゃダメだったの?

ホームレスってわかって、それでも彼を森の中で探して探し当てて二人でお茶を飲んでたときそうなるんだなって思ってた。

 

彼の生きてる間の未練が解消されて、あそこが死に場所だったから成仏して終わりっていうのもなんかなぁ。

 

だとしたらホームレスである必要性もなかった気がする。

 

これもホームレスという設定にしてしまったから、社会問題を描きたかったのか、愛の物語を描きたかったのかラストでわかんなくなってしまった。

 

こうなってくると愛だったのかどうかも怪しくなってくるけど、愛を得て呪いが解けるデ〇ズニーみたいな話だったのかな。

 

想像にお任せするラストもあるってもちろん知ってるけど、壁紙と同じ色のカップが池に浮いてきちゃのはなんだったのか…。

 

ラストって本当に大事だと思いました。

 

ep6:「彼は最後のレッスンをわたしにとっておいた」

 

主演:ナオミ・スコット/池松壮亮

 

~あらすじ~

アメリカに住むイギリス人の主人公が、講師を勤めるオンライン英会話の講義で日本の大学生の池松壮亮と知り合い恋に発展する~

 

やったことあります?

オンライン英会話。

 

わたしはあります。

 

某有名オンライン英会話なんですが、だいたいがフィリピンかセルビアの先生ばかりで、アメリカの先生なんてお会いできたことありませんしマジで美人な先生は予約すごく埋まってました。

 

フィリピンの先生が悪いと言ってるわけではなくて、フィリピンは英語の映画に字幕がつかないほど英語が浸透している国ですし、最近は語学留学先に選ぶ人も多く英語力に問題はないですけど、実際問題オンライン英会話は先生の当たり外れがすごく多いので、ナオミ・スコットが講師で登場したらそりゃ惚れるよね。

 

そして、ナオミ来日。

ナオミ・スコットがア〇ホテルにインしている姿を見たときは度肝抜かれました。

 

アラジンでジャスミンなナオミがア〇ホテル…

 

すごく微妙な気持ちになりましたし、なんか心の中でごめんって謝ってしまった。

 

ナオミ・スコットがかわいかったので観てはしまいましたが、ストーリーは特にはないです。

 

そんなに文句もないけど、普通でした。

ある意味、ちょっとしたファンタジーです。

 

実際あんなぐいぐい来られたらオンライン英会話の先生は迷惑だと思いますので、やめましょう。

 

このエピソードはナオミが来日したことに価値のあるエピソードだったと思います。

 

ep7:「彼が奏でるふたりの調べ」

 

 

主演:黒木華/窪田正孝

 

~あらすじ~

仕事でのミスを叱責され行きつけのバーで酔いつぶれていた主人公は、ある曲をきっかけに高校時代の淡い恋を思い出す。

 

このアニメも脚本が荻上直子だったみたいです。

 

特に不満はなく画面も可愛くて声も上手かったし、青春ストーリーとして面白かったと思います。

 

オチもすっきり綺麗にまとまっていて読み切りの少女漫画のようでした。

 

よかったなー、爽やかだったなーとは思うけど、すごくおもしろかったからみんな観て!! というほどではないですね…。

 

 

【総評】

 

以上、7話分の感想をお届けしました。

 

なんていうか、これ書いてて思ったんですけど7話中3エピソードがマッチングアプリが題材に使われていて(ep5は婚活かも)、後半三話もタイトルが、彼、彼、彼でした。

 

ep3はすごくよかったけど、あとはスタンダードであるのに奇をてらいすぎたのと予想の斜め上の展開に気持ちがついていけなかった感じです。

 

日本の脚本家さんたちがオムニバスや短編形式に慣れていないせいもあるのかもしれないですが、脚本と演出に特に残念感がありました。

役者さんたちは非常に豪華で演技もうまい人が多かったと思うので、もったいなかったなぁという気持ちでいっぱいです。

 

東京版を観たあとすぐに本家を観たら、説明しないでも一瞬でわかる演出や説明しないでも話に違和感を感じない主軸のストーリーがあったり「愛のカタチ」に沿ったテーマがあったんですが、どんな「愛のカタチ」を訴えたかったのか描きたかったのかがわからない作品が多かったのでシリーズを通してみても印象がぼやけてしまったような気がします。

 

『モダンラブ・東京』を観る方は本家の『モダン・ラブ』を観てる方も多くわたしも含めて海外ドラマに慣れている方も多いと思うので、やはり比べてしまうのも仕方ないとは思います。

比べられることを想定して本家をガッツリ研究したうえで景色だけではなくて日本らしさもほしかったです。

日本らしさを研究した結果、恋愛に振り切りましたよではあんまりではないかと思います。

 

期待していただけにすごくがっかりしました。

 

今後またそういうチャンスがあるのであれば、ぜひ日本のエンタメ業界にも頑張ってほしいです。

 

期待をこめて。

 

それでは、また。

 

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※主題歌です。

 

【Amazon】モダンラブ・東京 感想 『モダン・ラブ』の東京版。色々残念だったので残念な点を書いていく①

Amazonプライムビデオ『モダンラブ・東京』。

 

Amazonのオリジナルシリーズ『モダン・ラブ』の第一弾の舞台はNY。

一話完結で新聞に読者投稿されたほっこりストーリーをモチーフにしたドラマということでスタートし、人気のシリーズとなりシーズン2も制作されました。

 

 

www.meganetamago.com

 

 

わたし自身はシーズン2は未見。

これを機にシーズン2も観てみようかなと思っているところです。

 

今回その人気シリーズの日本版ということでAmazonオリジナルドラマとして制作された日本版の『モダンラブ・東京』。

 

 

週末使って全部観たのですが、個人的な感想でいうと勝率は頑張って7分の2です。

 

7話観て、すごくよかったのが一話。

特に文句がないのが1話。

 

ちなみに結果からいうとep3がすごーくよかったので全力でお勧めしたい。

 

あとの1話はep7のアニメで、これは特に過不足がない感じでスッキリさわやかでアニメっぽいよさがありました。

 

あとは多かれ少なかれなんかしら言いたいことがあります(笑)

 

一番の残念ポイントは、『モダン・ラブ』の全体を通してのテーマとして【いろいろな愛の形】というのが掲げられており、元々の本家の「モダン・ラブ」で一番好きなエピソードは下記の【私の特別なドアマン】というエピソードです。

マンションの警備員とそこに住む女性の物語で、親子愛でも恋愛でもない愛が描かれた一作で、すごくお気に入りなんです。

 

私の特別なドアマン

私の特別なドアマン

  • クリスティン・ミリオティ
Amazon

 

しかし『モダンラブ・東京』に関していえば、ep1を除き残りの6話を全て【男女愛】に振り切っていました。

 

ep1のみ【親子愛】です。

 

オープニング映像では男女愛だけではなく、色々な愛のカタチが写真やイラストなどで流れてくるのですが全て観終わったあと「これでは、いろいろな恋愛(しかも男女の)の形やないかい…」というのが一番の残念ポイントでしたね。

 

今の日本の地上波では観られないものが観られるのじゃないかとわくわくして期待して配信と同時に観ましたが、肩透かしをくらったような気持ちでした。

 

最近日本自体もエンタメ業界も絶賛不景気じゃないですか。

 

特にサブスクやYoutubeなどの動画配信時代になってわたし自身も地上波を観ることは災害の時とどうしても観たいものがあるときぐらいになってしまいましたがAmazonの資金力をもってしてもこんな感じか…)というがっかり感がすごくて、思いのほかダメージを受けてるんですよね。

 

勝手に自分でハードルを上げてしまったことを後悔している。

 

もっとハードルを下げていればそれなりに楽しめたのかもしれない。

 

ただし、いろいろな男女の恋愛の形を観たい人には刺さるかもしれないですし、一話も短くさらっと観られるタイプのドラマではあるのでそういうのがお好みの人にはお勧めです。

 

東京の様々な景色もよかったです。

 

そして、ここからはネタバレありで一話ごとの感想をお届けしていきたいと思います。

 

芸能人のお名前は敬称略で進めていきます。

 

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ep1:「息子の授乳、そしていくつかの不満」

 

主演・水川あさみ

 

~あらすじ~

母乳育児に強いこだわりをもって臨み、家族と軋轢が生まれる。

母乳育児に限界を感じ葛藤が生まれるも子どもへの愛からなかなか母乳にこだわることにやめられない…

 

主人公の母親役である梶芽衣子水川あさみの掛け合いがナチュラル母娘すぎて話があまり入ってこない。

梶芽衣子の演技がうますぎました。

梶芽衣子の演技だけでも観る価値はあると思ったほどです。

 

こちらの物語は水川あさみ前田敦子が同性のパワーカップルとして登場し、水川あさみが母乳育児をしていることから精子バンクかなにかで子供を二人設けているという設定でしたし、番宣でも同性カップルを演じた二人として登場することが多かったみたいなのですが、前田敦子が空気すぎて全然カップル感を感じなかったです。

 

前田敦子が登場してきたとき、シッターさんか妹で水川あさみがシングルマザーなのかと思ったもんね…。

 

スマホの待ち受けを二人のツーショット写真にするとか、登録名をカップルっぽくしてればもっとわかりやすかったかもね。

 

脚本・監督がサンフランシスコを拠点に活動しているとのことで、ナチュラルに描きたかったのかもしれないですがナチュラルすぎてこれでは日本の民に伝わりにくいです。

 

他に同性カップルを出すところないから仕方なく出してきたのかと思ったほどで、存在感なさすぎてあっちゃんかわいそうと思ってしまいました。

あっちゃんの演技力の問題ではなく、脚本の問題だと思う。

 

せめて、育児に悩むパートナーを支える二人のシーンが少しでもあれば違ったのかもしれないし、このストーリーに関しては同性カップルの意味が全然ない気がしてもやもやしました。

 

それに反して母娘の関係性はメインで描かれたため、しっかりしていて母に暴言を投げつけて甘える娘とそれを受け止める母がしっかりしていて非常によかったと思いますが、あっちゃんの存在感にもやもやしたため評価が下がってしまって残念です。

 

ちゃんと描かないんだったら、親子三世代の愛をしっかり描いてくれればよかったのに、と思いました。

 

 

ep2:「私が既婚者と寝て学んだ事」

 

主演・榮倉奈々

 

~あらすじ~

元夫との離婚理由が原因で、マッチングアプリで既婚者を探しカジュアルな関係を重ねていくなかで元夫との関係や自分の中の気持ちを模索していく~

 

主人公の気持ちはわからなくもないけど、まったく共感ができず、さらに主人公とカジュアルな関係を築こうとする既婚者男性の身勝手な言い分がどうしても納得できなかったし、その身勝手な言い分をいい話的な落としどころにしようとしているストーリーが尾を引くぐらい腹が立ちました(笑)

 

〈主人公の気持ち〉

 

「元夫のことが大好きだけど、女として求められないのはつらい。そばにいてこんなに辛いなら別れたほうがまし。離婚! 夫のことは理解できなかったから自分のことは抱けるけど奥さんのことを抱けない男たちに話を聞こう。マッチングアプリ!」

 

共感はできないけど、行動としてわからなくなはい。

 

主人公は独身だし、奥さんにバレて慰謝料を払う覚悟があるなら好きにしたらいいと思う。

 

〈登場する既婚男性たち〉

 

「妻とそういうことするのがつらい。楽しくない。今さら妻にそういう気持ちを抱けない。でも妻のことは愛してる。マッチングアプリ!」

 

 

はぁ!?(*´Д`)

 

知らんがな。

しかも主人公のことを「あんた」っていうの今時やめろ。

主人公は敬語使ってるんだし初対面同士は普通敬語だろ。

しかも、したあとに偉そうに説教してくんな。

 

っていうイライラを持ったまま最後まで観たのですが、一番イライラしたのが主人公がそういう身勝手な男たちを正当化していい話風にして最後終わったことです。

 

マッチングアプリで一晩の関係を築く既婚男と不倫を重ねて学んだから成長した!

元夫がやっぱり好き!

 

じゃないんだよ…変でしょ。

ほっこりしないでしょ。

 

【体の関係がない愛】を描きたかったんだとしてももっと違うエピソードがあったと思う。

 

愛する人に対して体の関係を求める側と求めない側のそういう価値観の一致しない悩みは普遍的だと思うしテーマとして悪くないと思うけど、一言でいうと非常に後味が悪かったです。

 

それこそ今の時代ならアセクシャルの主人公のストーリーもありだったのでは…と思います。

 

柄本佑が非常に素敵だっただけにもっと違う話にできなかったのかという気持ちでいっぱいです。

むしろ柄本佑がゲイで、結婚してしまったし愛してるけど体の関係は無理とかさ〜。

 

色々あったと思うの。

 

最後に、このエピソードでよかった点は、水上から見上げる東京の景色がすごくきれいだったことです。

 

船に乗っての東京ツアーはわたしもやったことありますがすごくお勧めです。

 

 

ep3:「最悪のデートが最高になったわけ」

 

 

主演・伊藤蘭

 

~あらすじ~

夫と離婚した主人公は親友にマッチングアプリを勧められ、ある男性とカフェで待ち合わせをすることになるが…

 

唯一、この『モダンラブ・東京』で文句ないエピソードでした!!

 

二話目で虚無になったけど、観てよかったー。

ラストも含めてすごい高揚した。

 

主演の伊藤蘭のハツラツとしたナチュラルな可愛さ、相手役の石橋凌のスマートなかっこよさ、そして名バイプレイヤー主人公の親友役の木野花

 

この三つ巴がすごくよくてですねぇー。

最初から最後までニコニコでしたよー。

 

石橋凌が最初冴えない感じで登場したから「誰!?」ってなったんですが、喋るごとに見た目だけでは隠せないイケオジぶりを発揮したり、木野花さんの生命力溢れるアーティストの感じとかも素晴らしくてですね。

 

もちろん主演の伊藤蘭さんの立ち姿の美しさとか色々女優さん、俳優さんの見どころもさることながら脚本の妙がすばらしい。

 

前半に伏線をバーッと広げて、クライマックスで回収し綺麗に着地させる。

 

雰囲気も『モダン・ラブ』ならではの雰囲気でよかったです。

 

明るさと人生のシリアスさ、そしてそれを受け止める包容力がある大人の恋が描かれていてロマンチックさもありました。

芯がスッと通っている清々しさがみているものを心地よくさせる一作になっていると思います。

 

これが観られただけでも価値がありました。

原宿周辺の景色もいい雰囲気でした。

 

定期的に観たいエピソードになりました。

 

伊藤蘭さん、現役の時を知らないのですが現在の感じがすごく素敵だったので他の作品でも観たいです。

 

というわけで、ここまで3話分の感想をお送りしてきましたが、長くなってきたのでいったん終了し後半に続けたいと思います。

 

それでは、また後半でお会いしましょう!

 

※後編

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※主題歌です。

 

【Netflix】ザ・ウォッチャー 感想 ライアン・マーフィー、今度は魔性の家に憑りつかれる人々たちの狂気を描く。

Netflix『ザ・ウォッチャー』。

 

リミテッドシリーズのドラマです。

また、ライアン・マーフィーの実話ベースです。

 

最近ホント、ライアン・マーフィーしか観てないな。

 

実話ベースといっても、全部見た後に元ネタを探ったんですけどかなりの脚色が加えられているようで、実際の本当のところの部分は「ウォッチャーと名乗る存在が居た」というところぐらいかなぁ…と思いました。

 

※敢えて内容がぼかされるように字幕なしの予告を貼ってます。


www.youtube.com

 

 

『ザ・ウォッチャー』は、NY郊外の富裕層の街に豪邸を購入し引っ越してきた家族のもとに怪文書が届き始め、その犯人を探っていくストーリーで、出てくる人全員が主人公も含めて怪しいので、そういう不安やもやもやを楽しむドラマです。

 

ドラマ後半の評判が悪いらしいのですが、逆にわたしは後半の方が面白かった。

 

人間の弱さや強欲な自分を隠せなくなっていくところなどが、追い詰められた末どんどん浮き彫りになっていく姿が見ごたえがあったので、目が離せなくて面白かったです。

 

人間くささが好きだった。

 

そういえば、レビューはまだ書いてないけどライアン・マーフィーといえば『ハリガン氏の電話』も観たの。

 

こちらは映画で、演技とかストーリーとかいろいろ見ごたえもあって面白かったんだけど個人的にスティーヴン・キングとの相性が悪めなんだよね…。

 

ライアン・マーフィー色が若干強いけど面白いと思います。

家人はすごくおもしろかったって言ってた。

 


www.youtube.com

 

さて、『ザ・ウォッチャー』ですが、こちらのドラマは家と家に魅了される人たちの狂気が描かれているドラマです。

 

そして、ライアン・マーフィーのドラマはどのドラマも家がめちゃくちゃ豪華で内装も凝っているものが多く、上記『ハリガン氏の電話』のはハリガン邸もそれはそれは豪華でして、今までで一番豪華だと思ったのは『ポリティシャン』に出てくる浮世離れした各ご家庭だったのですが、今回は一般のご家庭の実話ベースの物語ということで、それでも実際のモデルになったいわくつきのおうちよりはるかに豪華な建物でした。

お値段も3倍ぐらいだった。

 

薄々感づいてはいましたが、ライアン・マーフィー自身が建物や内装への並々ならぬ愛情を持ってる人物。

 

それゆえ今回の作品の人物描写も「ウォッチャー」というタイトルでありながら、見ず知らずのだれかわからない人物にウォッチされることへの恐怖と合わせて、家そのものに固執する人たちを中心に描かれたことから見ても、ライアン自身が今回描かれている”ウォッチャーの素質”を持っているのを確信致しました。

 

実は薄々はわかってた。

ライアンの家フェチについては。

 

ライアンのドラマに出てくる家はいつもすごく豪華なんだけど、どの家も潔癖で狂気性をはらんでる感じだもん。

 

豪華とか広いとかオシャレとかを超越して日本の暮らしと比べても仕方がないんだけど、生活感がないというか。だらだらできない家っていうか(笑)

 

家への欲求をドラマで満たしてる感じがしてた。

 

ドラマのストーリーに関係ないから言及してなかったけど、けっこう建物を興味深く拝見しています。

わたし建物好きだし。

 

そういう建物偏愛家の狂気性をこちらがウォッチできたのも楽しかったです。

 

あと、見どころといえばナオミ・ワッツの美

 

すっっごい綺麗でした。

40代中盤の夫婦に見えていたけど、ナオミ54才なの!?

うげー。女優すげー。

 

というわけで、ナオミ・ワッツと家の豪華さを堪能するだけでも観る価値があると個人的には思います。

 

以降、ネタバレ!!

 

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後半、評判悪かった理由も実はわかるんです。

 

唐突に「あなた誰だっけ?」みたいな人が出てきて混乱するし、最後は何も解決しないで終わるし。

 

そして、最大の「なんでトンネルをマッハで塞いだ?」問題。

 

いやいや、どこと繋がってるか全部確認してから塞ごうよわたしなら引き返すなんて絶対しないよ。

あきらかあのおさげの姉妹の家と繋がってるじゃんっていう。

子どもの安全という問題はあるけれど、せめて売る前にすべての通路確認しにいってよー(笑)

 

と思いながらもやもやしてた(笑)

 

それでも、わたし的には後半のほうが見ごたえあったと思うんです。

 

実際の話も結局、ウォッチャーは誰なのかわかってないようだし仕方なかったのかも。

 

それに、解決したらしたで文句が出たと思うんですよね(笑)

 

あのパターンじゃなくても、自分でも手放した方がいいとわかっている感情に囚われて抜け出せないっていう状態をだいたいの人は多かれ少なかれ経験してて、なりふりかまわなくなっちゃうじゃないですか。

 

その感じすごくわかるし。

 

今回のドラマでいえば、証拠はなかったけれど一番怪しいのは『街の建物と景観を守る会』みたいな人たちじゃないですか。

集団で目的がある大義名分と溢れる正義感って気持ちいいからたぶん癖になるし、人数もいるから手口に手垢がつかなくて相手を混乱させることができるし。

 

よそ者を排除したい欲求ってたぶん誰にでもあるけれど、それを文化的保存という大義名分オブラートにくるめば罪悪感も減る。

迎合しない人を攻撃する材料になる。

 

それともあの場合は、手紙だけは別の人の犯行で家の中に入ったりする嫌がらせはあの隣人たちだったりと、複数犯の可能性もありはするけれど全ては闇の中。

 

色々考えられるし、ただただ家を見てる分にはほっとけばいいと思ってたけど、彼らの場合は実害もあったからそうもいかなくてかわいそうだったなー。

 

あるとき「これが真実だよ」って誰かに言われたとして、証拠もそろってて、揺るぎないことなんだって頭ではわかっていても、それが自分の知りたい真実じゃなかったら人間は信じないっていうことがよく描けていたなと思います。

 

そして、個人的に登場人物で一番嫌だったのはカレンです。

 

女性として長く生きてきた人はあの嫌さわかると思う。

友達面してくる友達風の人が一番タチが悪いので、ノラ役のナオミがキレて中指立ててた時はスッキリしました!

ノラが信用してたのは何故なのか、お花畑すぎると思っていました。

「うわー、やだわーこのオンナー」ってずっと思ってました(笑)

最後はちょっとかわいそうではあった。

 

そもそも町の警察の人は白人男性だったからライアン・マーフィーのドラマだし信用してなかったし、探偵はある程度の年齢の黒人女性だったから信用してました(笑)

 

最後に一言。

 

わたしは解決するまで絶対家は売らないよー。

 

万が一説得されて売ったとしても、絶対ディーンみたいになるのは確実です(笑)

知りたい欲求って人を惑わせるよね。

 

今回のリミテッドシリーズは割と面白かったですー。

新作楽しみです。

 

というわけで、それではまたー。

 

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※日本のお屋敷を見たい方はこちらもどうぞ。

 

【Amazon】ザ・ボーイズ シーズン3 感想 クズ見本市の3場所目。愛されたいし愛したい(ただし、自分の思い通りに)。

Netflix『ザ・ボーイズ』シーズン3感想しました!!

 

※注意:この記事には暴言が含まれます。

 

もうね、積ん見がたまっていて本当は1話ずつ観てレビュー書こうと思ってたんだけど、そんなこと言ってるとまた見られないうちに次のシーズンが始まってもう一生観ない感じになっちゃう。

 

それは絶対嫌だったから8話一気にビンジしてしまいました。

 

あー、スッキリした。

 

だって、第一話の記事あげてるの約120日前だよ!?

1話観てから4か月放置してるんだから。

www.meganetamago.com

 

潔く一話レビューを諦めて、第一話から第八話まで一気に観ました。

 

わたし、やればできる子。

 

だけど、改めて1話を観たらなぜわたしは二話を観ることを放置できたのかっていうほどには面白かったので、やっぱりこの数か月の間に色々改善されているのかもしれないとは思う。

 

それで、シーズン3を一気見した感想としてはやはりコロナの影響を感じずにはいられなかったです。

 

ボーイズのシーズン3の配信が始まったのは、2022年6月。

 

ロックダウンの影響があったからなのか元々の配信予定よりだいぶ遅れての配信。

 

シーズン1が2019年7月配信でシーズン2が2020年9月だったし、間が空いてしまったのも不本意だったと思うんですが、シーズン3は今までよりはるかにメンバーやヒーローがまとまって同じシーンにおさまっているところが少なく感じました。

それにしてはうまく話を繋いだなとは思うのですが、やはり個人プレイ感が強くなってしまって集団で何かをすることが好きなわたしとしてはちょっと残念だし、話がやっぱりとっちらかったなーっていう気はしました。

 

ドラマ作成当初からこういう方向に進みたかったのかどうか、少し疑問が残りはした。

 

あとはなんだろう。

世間の声やマスコミ。そしてSNSでの盛り上がり。

 

情報の洪水で入ってきた情報の是非を自分の判断や心で問えなくなっている感じ。

 

その中から自分の信じたいものを心から信じる安心感と、それを否定してくる人を攻撃する心地よさ。

 

そんなこんなで、直接的な視覚から入るグロさによる気持ち悪さよりも、精神的な気持ち悪さのほうがシーズン3は強かったです。

 

コロナで陰謀論的なものがたくさん流行ったから、それを盛り込んだような感じもしましたね。

価値観や格差による社会の分断もあるし、

 

正直、自分自身グ口さやエ口さに麻痺しているというのもある。

完全にある。

海外ドラマの見過ぎ。

ヒーローガズムの絵面とか虚無だった(笑)

観ながらたぶん、ごはんは無理でもおやつなら全然イケる。

 

この感覚は普通じゃないことの自覚もあるけど、色々なものを見続けているうちに今までのものより刺激を求めてしまうのはやっぱり依存的な部分もあるんだろうなぁ。

 

話が飛びますが、あんなにボーイズ側、ヴォート側かかわらずクズを表に出しながら生きている人がたくさんいる中で、一番嫌いなのがディープなんです。

 

元々大嫌いだったけど、シーズン3で決定的になって(あー、嫌いだわー、本当にやだわー)って顔見るたびにイライラしてた(笑)

実際、ルックスは好きなタイプの顔と見た目なんです。

 

でも、無理だ。嫌いすぎる。

 

ディープみたいな人、絶対周りにいるじゃないですか。

ホームランダーばりに心に傷を抱えた典型的なモラハラ野郎もいるかもしれないけれど、頑張れば避けられるクズですしあそこまでサイコパスなのいないじゃないですか。

それにホームランダーみたいな手合いは外の社会では愛想がよかったりするし実害ないこともあるのですが、ディープは避けられないクズなんです。

特にわたしみたいな仕事してる女はああいうのの被害に遭いがちなんです。

 

ドラマなんで多少誇張はされてますが、自分の能力を過大評価してる目立ちたがり屋。

仕事できないくせに運がよくてなんとかなっちゃってるやつ。

 

ブッチャーみたいな扱いにくい勝手なふるまいをする上司とかいる(家人はブッチャーが一番嫌いらしくホームランダーには同情的)し、ヒューイの子供っぽさも含めてボーイズ側も全然好きじゃないんですよ。

まー、でも人間らしくて許容範囲というか。

 

でも、ディープに関しては朝まで悪口言えるぐらい嫌い(笑)

もうイライラさせないでほしい!

 

というキャラクター設定も含めて本当によく出来てるドラマだと思いました。

何しろここまで飽きさせずにクズ表現をこれでもかと盛り込んでくるのすごいと思う(笑)

 

脚本書いてる人の闇を感じる。

 

そして、シーズン3が終わった時点で次シーズンぐらいで終わりなのかなぁーという雰囲気を感じました。

 

もうこのまま行っても同じ話の繰り返しになりそうなので、次で終わるのがすっきりしていいと個人的には思います。

やっぱり、海外ドラマは1話完結ものはともかく続きものはシーズン4か5ぐらいで終わるのが一番いいよ。

 

好きだけどちょっとお腹いっぱいになってきたもん(笑)

 

 

次からはネタバレ感想です。

 

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ニューキャラクターも登場したシーズン3。

 

スーパーソニックは変な歌を歌わされただけで終わり、ソルジャーボーイは袋叩きに遭った。

 

ソルジャーボーイ役の人、めちゃくちゃ顔が好きだった(笑)

 

設定はキャプテン・アメリカで声はソーだった。

 

老舗海外ドラマ、スパナチュ(スーパー・ナチュラル)のディーンという役を演じていたジェンセン・アクレスというイケメンで有名な俳優さんみたいですね!

スパナチュは未見なので、観た方がいいか? とも思ったのですが、画像検索したらスパナチュ時代は当たり前だけど若いな・・・。

わたし、ほら、知ってのとおりおじさん(以上)じゃないとダメだからどうだろう。

 

今回、ホームランダーの父が登場しましたがもちろんのこと父もいるってことは母もいるってことだよね。

相手がいるってことではなくて、あくまで人間との関りを排除して作りたかったっぽいけど産んではいると思うんだよ。

ヴォートが閉じ込めて産ませるだけ産ませてお金を渡してはい終わりっていう可能性もあるけど、一番今回思ったのが能力者だったんだろうなってことです。

母にVを投与すればする話だからそこは簡単なんだけど、今どこにいるんだろうねー。

 

ヴォートはあくまでナチュラルボーン能力者を作りたかったってことだけど、マロリーのことが気になるね? 若きエドガーと知り合いだったし。

若きスタンはジャンカルロ・エスポジートのしゃべり方に寄せていてがんばってて可愛かったと思いました。

 

なにしろ、シーズン通して「父と息子」がずっと描かれていました。

 

個人的にはソルジャーボーイが能力者全員の能力を消し去って終わればいいのにと思っていたんです。

 

あそこで爆発して、ホームランダーの能力が消えれば面白いとも。

もうこの能力者社会、収拾ついてない。

 

遺伝でも能力者が生まれるようではもうナチュラルボーン能力者がそこら中にいる感じになってるだろうし、たぶんキミコみたいに能力を自らの力では手放せない人も出てくる。

 

って、キミコのことだけどさー、一個納得いってないことがあってー。

 

フレンチーが感動的にキミコにVを撃ってたけどさー「おまえ、泣いてないで自分が打てよ」って思いませんでした?

 

失って嬉しいって喜んでいた能力をフレンチーを助けたいからっていう理由でキミコがまた取り戻すって言ってて。

わたしフレンチー好きだけど、さすがにそこは納得できなかった。

 

一度能力者になったら能力を捨てられないっていうのはわたしでもわかる。

わかるけど、この先能力がなくて自分が死ぬのならキミコは全然受け入れたと思うんですよ。

 

フレンチーが自分の身を自分で守れないからじゃん。

 

フレンチーだって本当はそのことわかってて、キミコはそんなフレンチーの弱いところも含めての決断だったんだとは思うけど。

でもさ「俺が打つよ」「ううん、いいの」みたいなやり取りがあってもよかったよね?

 

キミコの決断を尊重したっていうアメリカっぽい解釈なのかなー。

でも腑に落ちな過ぎて、アジア人女性のステレオタイプなのかなとか余計なことを考えてしまった。

 

クズばかりの世界観だけど、

 

どうかキミコがこの先幸せになりますように。

約束通りフランスに二人でいけますように。

 

あ、余談ですがキミコといえばロシアで武器にしていた悪趣味なやつ爆笑した(笑)

作ってた人面白かっただろうなーと思いながら見ていました。

いい話でなかなか話を終われない。

 

色々話もつきないのですが、文字数が多くなってきたので最後にホームランダーの話で締めたいと思います。

 

とにかく孤独と孤立がきつかったですね。

どこでもすぐ飛んでいけるからといって、今時スマホも持ってないんだよ、彼。

テキストをやり取りする相手すらいない。

 

ファンはたくさんいるけれど、教祖みたいなものだし。

熱烈な信者はいるけれど、それは信者が心の中で描いているホームランダーであって、本物じゃないじゃん。

インタビューで怒りを抑えきれなくて本音出しちゃったけど勝手に観てるほうが勘違いして盛り上がっちゃっててさ。

 

でもこういうことって日常茶飯事だから風刺聴いてるなと思っていた。

本当のことなんて誰にもわからなくて信じたいものだけ信じる。

 

ep1でブッチャーのところにふらっと話をしに行ったのには度肝抜かれましたけど、(そんなに淋しいんかい…)ってなったもんな。

 

そのあとも広報のアシュリーとは良好な関係は築けずに、エドガーに馬鹿にされたままヴォートのトップになるも、ビジネスのことなんて何一つ知らない箱入り息子くんのホームランダーには何ができるわけでもなく、ディープもホームランダーの右に倣えで下支えしている人をクビにしたりで。

 

ヒーローって、子どものころからちやほやされてたり特権意識が高かったりして変な拗らせ方しちゃうのかな。

ヒーロー学校みたいなのに押し込んで、きちんと勉強もさせないとダメだよねほんと。

 

だけど、一貫して「愛されたい」という欲求を隠さないホームランダー。

すがすがしくすらある。

演者さんのうまさもあって、精神的に幼児性の残る体だけは大人になってしまった中身のないヒーローがすごくわかりやすく描かれている。

 

今まで自分は無敵だと思っていたのに団体で攻撃されるとやっぱり無勢になってブッチャーとヒューイとソルジャーボーイにやられそうになってプライドがずたずたになって。

 

だけど、子どもも血が繋がっているからといって無条件に親は愛さない。

 

子どもだって”愛されたい”わけじゃん。

だからブッチャーに怒ってホームランダーについた。

 

ホームランダーの望みはライアンではかなえられないと思う。

 

お互いの愛されたい欲がぶつかって、ライアンがブッチャー側になったときが終わりかなーと思います。

 

ブッチャーもいろいろやらかしてるしVの副作用でベッカのところにいくならそれはそれでやりきったんじゃないのかな。

 

次のシーズンファイナル(勝手に決めてる)でどう決着がつくのか楽しみですね。

 

それでは、また。

 

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スーパーソニックの変な歌(You’ve Got a License to Drive(Me crazy))とかイマジンとか入ってる

 

【雑記】二年前は毎日この世とオサラバしたかったのに、今は"FOMO”と”中年の危機”について考えている。

ドラマ『9-1-1:LA救命最前線』のシーズン5のep15のテーマは”FOMO”だった。

 

ここ最近”中年の危機”の真っただ中なわたしには他人事ではなかった。

 

FOMOとは、”Fear Of Missing Out"という人間の心に関する用語のことでSNS社会になって出てきた、『自分が見ていない間に情報を取り逃がすことが怖い』とか、『取り逃がした時間に対する不安』とか、『他人が自分より得をしていることが怖い』とかそういうことを言うらしい。

 

FOMOの定義もはっきりとはしていないが、わたし自身は他人が自分よりいい環境にいることはデフォルトなのでそういう不安は人より感じないほうだということが、パートナーとの生活でわかったことの一つにある。

 

なので、”他人の得”と言われることに関してはそこまで不安や恐れは感じていない。

 

おそらく生育環境にその原因があって、パートナー曰く

 

「劣悪な環境で育ったにもかかわらず、生まれながらに色々恵まれている人に対しての嫉妬が少ない。むしろどっちかというと好ましいと思うのは変わっている」

 

と言われたことがある。

 

わたしが長い友人関係を持っている人の中に、生まれながらの超セレブがいるからだった。

 

パートナーはそのことを非常に不思議だと思っているようだ。

嫌だと思わないのかと直接聞かれたこともある。

 

そもそも自己肯定感が低いため、嫉妬心を抱く対象というのが少ないというのもあるけれど、わたしにとっての彼女はファンタジー世界の住人なので嫉妬の対象ではない。

一般の人がハリウッドセレブに対して嫉妬心を抱かないのと同じような感じだと思う。

 

もちろん「彼女のような環境に生まれ育っていたら」と思わないわけではないがそんなことは思っても仕方のないことだしこちらの苦労も知らないくせにとも思わない。

 

苦労ははかれない。

 

彼女は年齢もかなり離れていることもあり、話や価値観は正直合わない。

おそらくわたしの性格のこともそんなにはわかっていない気すらする。

なぜ長く友人をしているかというと、彼女は正直で、人を貶めようなどとは決して思わないところが人として好きだからだった。

 

そしてたまにわたしに会うとすごく喜んでくれて、昔の照れる話を蒸し返すのが嬉しい。

 

ただ、最近自分自身に対しての人生の決断に対する「間違っていたのではないか」という正解のない答えに対しての不安が、ある日心の中ですごく大きくなってしまった。

 

ここにきて、大学受験前の模試の結果が散々だったと言われているようだ。

 

模試がさんざんだったという結果を見て、

 

「あの時、高熱を出していなければ…」

「あの時、遊びに行っていなければ…」

「あの時あっちの塾を選んでいたら…」

 

と後悔するような気持ちと似ているような気がする。

 

決して勉強していなかったわけではないけれど、志望校への夢が閉ざされそうになって絶望的になるような気持ち。

 

ここで終わりなわけじゃなくまだまだ先があるのに、気持ちだけは焦っている。

 

未来への不安、死への不安。

 

やはり母の死というものの衝撃が大きかったのかもしれない。

 

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ここまで来るまでに、子ども時代をサバイブして就職して何十年とコツコツと働いてきた。

 

裕福ではないし資産もないけれど、仕事があって家賃を払えて三食食べるのに困る生活というわけでもないし、スマホをもってサブスクもやれている。

 

これがわたしの精一杯だと思うし、けして不幸ではない。

むしろわたしの人生の中では上出来なほうだ。

 

でも、なにかに責められて追い立てられている気がする。

 

何者かになりたいなんてそんなたいそうなことは思っていないけれど、せめてもうちょっと楽な生き方ができたのではないだろうか。

 

もっと頑張っていれば今はもっと違う人生だったんじゃないかという違う次元に生きる自分を思う。

 

こういう気持ちが”FOMO”だったり”中年の危機”だったりするんだろう。

 

けれど、その不安と並行してわたしは本当に頑張っていなかったのだろうかとも考える。

 

普段は記憶があいまいになっているけれど、きちんと振り返るとそこそこ頑張っていたんじゃないかと思う。

 

世間的には充分ではないかもしれないけれど、わたしはわたしなりに頑張っていた。

 

与えられた環境のなかで子どものときも、家を出てからも、家族が失業したときも、自分が病気になったときも頑張っていたと思う。

 

頑張った自覚はなかったけれど、必死に頑張っていたのではないか。

 

他人に断罪されているような気になっていたけど、自分で自分を断罪している。

 

自分で自分を断罪するようなこんな無駄なことはやめなければならないと思いつつ、ぐずぐずやめられないでいる。

 

母の死の直後は、”人間いつ死ぬかわからないから、先のことなんて考えていても本当に無駄”だと思っていたし、二年前は毎日死にたくて自分の未来のことなど全く考えられなかったのに、未来に不安を抱くなんてずいぶんといろいろ回復したんだなと自分でも思う。

 

それこそあの時、道を違えていたら、そっちの道に引きずり込まれていたら今の自分はない。

 

人間というのは本当に勝手な生き物だ。

死にたくなくなったとたんに死ぬのが怖くなるなんて。

 

そうはいってもあと何十年もあるかもしれない命、なんとかもがいて生きていきたいと思う。

 

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【Netflix】ダーマー 感想 ライアン・マーフィーがアメリカを震撼させたシリアル・キラーを多角的に描く。

Netflix『ダーマー』。

 

シルバーウィークの後半に二日かけて一気に見てしまい、精神力をゴリゴリに削られたNetflixで今月配信された実在のシリアルキラーを描いたドラマ『ダーマー』

 

配信されるやいなやtwitterのタイムライン(わたし個人の。トレンドに上がっていたとかではない)で祭りになっており、ライアン・マーフィーの作品が比較的好きなこともあってミーハー心に勝てず、家人とひたすら見ていました。

 

予告でけっこうネタバレもあるので、あえてリンクは貼っていません。

 

わたし自身のアメリカのシリアルキラー知識としては、『ダーマー』と同じくNetflixのドラマである『マインド・ハンター』に登場するエド・ケンパーぐらいしか知らず映画『IT』のペニー・ワイズのモデルとされるジョン・ゲイシーも知らないぐらいの無知で、ジェフリー・ダーマーのことは今回初めて知りました。

 

海外ドラマ観るようになってからシリアルキラーに興味が出た程度です。

 

全く予備知識なく臨み先入観のない状態で観られました。

 

そのため、彼の今までの犯罪や報道を知っている人とはわたしと違う感想を抱いて観ていたと思うし、実際twitterの感想も読んでいたのですが千差万別だったので、ここに書く感想もこれを読んでいる人とは違った感想になると思います。

 

個人的には今回の作品の脚本家であるライアン・マーフィーが関わっている作品は割と好きで観ているほうなので、今回の『ダーマー』に関しても(ライアン節が炸裂してるな・・・)という感想を抱きました。

 

とは言いつつもライアン・マーフィーの代表作であるGleeには何度チャレンジしてもハマらず、アメリカン・ホラー・ストーリー』もシーズンが長すぎてシーズンの2ぐらいまでしか観られていない程度のため、今回のドラマで主人公のジェフリー・ダーマーを演じているエヴァン・ピーターズがアメホラに出演しているライアンファミリーとは全く気づきませんでした。

 

確かによくよく考えてみると『POSE』には出てた人だった。

 

グロテスクな表現うんぬんに関してはかなり許容範囲が広いのでわたしの意見はあまり参考になりません。

家人はまぁまぁグロテスクなものは平気な人なのですがわたしほどではないです。

「あえてそういう部分は見せないなどの想像に任せる作りにしてあり、直接的な表現はあまりなかったためあのシーン以外は大丈夫だった」と言っていました。

色々な配慮ももちろんあるうえでの演出だったとは思うのですが。

 

それに今回のドラマに関していえば、事件の凄惨さを描くのが本質ではなかったとわたしは感じていました。

もちろん、その部分を避けては通れないですが、事件の凄惨さを描いたものはたぶん他にもあって、アメリカだとある一定の世代には周知の事実なんだと思うんです。

それに、今回はそういうことを描きたいのではないとわたしは感じていました。

 

二度とこんなことに誰も気づかないなんてことがあってはならない、というのがテーマかなと。

 

あとは、ドラマから感じたのは被害者への哀悼の意です。

 

被害者への冒涜はあってはならない。

 

だからこそ、最後まで観られたというのもあると思います。

実際には、被害者家族からは反発もあると思うし、そっとしておいてほしいという思いもあると思うのでそこは複雑な思いです。

 

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わたしがライアン・マーフィーという作り手の作品に興味を抱いたのは、Netflix『ザ・ポリティシャン』というドラマがきっかけだったと思います。

それまで知らずに観ているものはあったかもしれないけれど、認識しだしたのはたぶん『ポリティシャン』だと思う。

そのあと『9-1-1』シリーズとか『POSE』とか観るようになったし。

 

正直、『ポリティシャン』はマニアックで知名度低くてわたしのブログでもシーズン1は1話レビュー書いてるけど誰も読んでくれてない状態なんですが個人的にはすごい好きなドラマでした。

ただ、ドラマ自体がブラックコメディー風味に仕上げてはいるけれど、社会を痛烈批判してる内容だし作品としてかなりクセがあって個性的なのでお勧めはしないです。

 

この作品の名前を出したのは、このあと観た作品が『ポリティシャン』で描かれていたことが、そのあと観たライアン・マーフィーの作品のイメージと合致するからなのでこの話に少しお付き合いください。

 

『ポリティシャン』は、ものすごいお金持ち学校に通っている富豪の養子として育った白人の主人公が「将来大統領になる」という夢を叶えるべくハーバード大学に進学するために、生徒会長を目指すという青春ストーリー(?)がシーズン1で、シーズン2は市長に立候補します。

 

資産家学校の選挙という舞台であらゆる手を使って当選を目指すなかで、あらゆる差別や社会の闇を浮き彫りにしていくのですが、この作品を見ていてわたしが感じていたのが「白人至上主義社会への強い怒り」「男尊女卑男性への憎しみ」です。

裕福な白人男性という圧倒的マジョリティーを誇示することで、その立場が強固であることを示すシーンも多く見受けられました。

 

差別反対!とか、こういう社会をなくしていこうとかいう思想レベルのものではなく、よく題材にされる被差別当事者の悲しみとかでもない。

悲しみが怒りと憎しみに昇華するものでは確かにあるけれど、悲しみを通り越した先にある感情が見ていると伝わってくるんです。

 

実際問題、ライアン・マーフィー自体はゲイをカミングアウトしていて男性パートナーと結婚しているようですがそちらを描くうえでの悲壮感のようなものは今まであまり感じたことがなく、『POSE』では当時のエイズ問題などが描かれていて辛いことも多いのですが、どの作品でも力強さを感じます。

当然社会的に差別はされているけれども、そこを重点的に描くつもりはない気がしていて。

 

彼自身が、白人男性であるにもかかわらずなぜそのような思考に至っているのか非常に興味があるのですが、『ダーマー』でもそれがものすごく色濃く描かれていました。

 

ジェフリー・ダーマー自身が白人男性で、黒人男性やアジア人がターゲットになっており、白人男性の犯行だったため発見が遅れたという風に描かれているシーンが何度も繰り返し出てきていたし、実際そういう差別的な問題が浮き彫りになった事件でもあったため題材に選ばれたのかなとすらと思いました。

 

あと、ジェフリーの父、ライオネルの言動には見ていて吐きそうになるぐらいの嫌悪感を覚えました。

 

一番衝撃だったのは、十代だったジェフリーを妻が置いて家を出て自分も愛人とホテル住まいをしていて何か月も放置していたのに全て妻のせいにし、自分の責任を微塵も感じていなかったうえ、息子の話を聞く姿勢はゼロでした。

そこのシーンの絶望感は絶対的でその後、何度いいシーンが出てきても彼に対する評価は覆ることはなく最後までいってしまいましたが意図的に評価が覆らないように描かれていた気もする。

 

母親もネグレクト気味で最終的には父と罪の擦り付け合いをしていたのでどっちもどっちだったのですが、父親は息子に愛情を持っていなかったわけではなかったという部分が逆にしんどかったですね。

シリアル・キラーの家族として生きるというのはここまで私生活をさらけ出されなければならないものなのかという思いもあり観ていて非常に複雑ではありました。

 

白人男性警官二人組については最後の最後まで観ているものの神経を逆なでするような演出で描かれていて、労働階級である黒人女性の訴えを聞かなかったために被害者を次々生み出してしまった罪というのも大きな主題だったと思います。

 

あと、これは個人的に海外ドラマを観ていて非常に文化の違いを感じる部分に宗教観があって。

 

特にアメリカの作品に多い気がするんですけどとにかく【許し】ということに対して非常に重要な部分を占めており、非のあるほうが自分の罪悪感に苦しめられて言わなくてもいいことを言って許されようとしたり、当事者と関係ないところで許すの許さないのというやり取りが繰り広げられていたりするのですがこのドラマでは物語の最後に宗教的なことが出てきて、またわたしをもやもやさせてくれました。

 

世の中には許せることと許せないことがあって、憎しみの気持ちからどうしても許せない気持ちになる人がいるのが当然だと思うんです。

でも、許せないことや許せない自分に辛さをもってしまうのも人間だし、憎しみの気持ちを手放せたら楽なのもわかるけど、それができないから苦しいんじゃないですか。

 

そしてこちらが許さないということをわかって生きてほしいとわたしは思ってしまうんです。

 

例えば自分の人生を壊した相手とかにはそのぐらい強い憎しみをもってしまう。

 

けど、そこに第三者が現れてわたしじゃない人がその憎い相手を許してしまうのが宗教なんですよね。

そしてその相手は「自分は許された人間です」って生きていくっていう。

 

今回のドラマでは、そんなの許されるはずがないっていう結末だったけれど、許す許さないに第三者が現れるルールにはどうしても納得がいかないです。

 

そもそもこの世のすべてのものを創り出した存在がいるのならば、創り出したものが責任をおわず、すべてを許しますなんて欺瞞すぎると辛い事件を見るたびに思ってしまいます。

 

そういう不条理さを常に感じながら感情も色々な方向にぶれながらの視聴となりました。

 

観た人それぞれに違う感想を抱いたと思いますが、わたしは非常に観るのにエネルギーが必要なドラマでした。

 

SNSやスマホ、監視カメラがある今の時代なら絶対無理な犯罪なのに、人の無関心や差別心がこのような悲劇を生み出してしまったと思うと非常に心が痛むし、感想も何を書いていいのかわからずとっ散らかった内容になってしまいすみませんでした。

 

最後、劇中にも登場したライオネルの著書を貼っておきます。

どれだけ自己弁護をしているのか、読みたい気も少しします。

でも胸糞な気がするのでやめておこうかな。

 

 

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【Netflix】メイクアップ・スター(原題:GLOW UP)感想 メイクに興味がない人こそハマる可能性大のリアリティーショー。

Netflix『メイクアップ・スター』。

 

twitterで呟いてもあまり観ている人がいないようで、この番組について話す人がおらず見てない家人に延々と内容を話すというのもかわいそうになってきたため、自ら宣伝せねばならんなと思って筆をとりました。

 

こちらの番組、メイクアップ・スターということで、メイクに興味のある人ターゲットかなと思いきやもちろんそういう人が見たら確実に面白いんですけど、下記のサムネをみてください。

男性の出場者も多いですし、既存のメイクの概念を超えたアートが多いメイクなので絵を描く人をはじめとして彫刻や現代アートなどを自分がやる鑑賞するなど多方面にたしなんでいる人にも十分に見ごたえのある作品となっております。

 

わたしはメイクも(今は)そこまでやらないですし、アートも全然詳しくないですけど面白いです。

 


www.youtube.com

 

こちらの番組はイギリスで放送されている勝ち抜きスタイルのリアリティーショーです。

 

わたしはこの番組を観る前に同じイギリスで放送されている『ブリティッシュ・ベイクオフ』というマチュア菓子&パン職人の勝ち抜きリアリティーショーをシーズン6まで観ており、面白かったんですがさすがに似たようなお菓子とパンを6シーズン観ていたらちょっと飽きがきてしまっていたのです。

 

そして、次に観るものを探していてたまたま移行してきたこちらが同じイギリスのリアリティーショーだったので番組構成やルールなどがブリベイと似ていてとっつきやすさがありましたが(ブリベイ飽きてたのに似たようなやつか…本当はアメリカのやつがよかったな)とか冒頭は失礼なことを思っていました。

しかし、気が付いたら『メイクアップ・スター』のエンタメ性にハマってseason1をあっという間に観終わって、今シーズン2の中盤に差し掛かっています。

 

いや、Netflixだしなんとなくアメリカの作品だと思っていたんですよ。

メイクアップアーティストで一旗揚げるなんてアメリカンドリームっぽいじゃないですか。

ハリウッドで派手な感じでやるリアリティーショーなのかなーって。

それはそれで見たかったし面白そうなんですけど、イギリスの真面目さ肌に合うわ。

 

※よかったらブリベイも面白いので観てね。

www.meganetamago.com

 

 

わたし自身、もう自分へのメイクからは卒業しており普段はマスク生活なのをいいことに必要最低限なのですが、若いときはまぁまぁがっつりやっていました。

週末出かけるときは支度に二時間は普通なレベルでメイクをしていたので、メイクに時間がかかることとメイクの大変さはわかっております。

でもさ、あれだよね。

実際はさ、肌がピチピチしていてシミも少なかったあの頃より今の方ががっつりメイクしたほうがほんとうはいいんだよね。

 

と、自分語りはおいておいて本題です。

 

『メイクアップ・スター』は日本のコスメYoutuberの戦いをイメージしている感じの方も多いかと思うのですが、番組はそういう類のメイク方法紹介やコスメ紹介的なものとは全く別物であり極端なことをいえば一般人が普段行うナチュラルメイクに参考になるようなことはほぼ皆無です。

 

今の若い子はわからないけど、少なくともわたしはなかったなぁ…。

 

例えていえばシミやクマを隠すコンシーラーの使い方とか色の選びかたとか、目を大きく見せるアイメイク紹介とかそういうのは一切なくてむしろアート性を重視したフェイスペイントのようなメイクや特殊メイク、舞台メイクなどに振り切っている。

今まで見た中で、唯一普段使いできそうな技は下地の前に顔をマッサージするっていう言われなくてもみんなやってそうなことだけだった(笑)

 

ミュージカルの現場や、ファッションショー、レッドカーペット前のセレブ、雑誌撮影の現場に出場者を連れていき本当の模擬ではない現場でセレブやモデルにメイクをさせてジャッジするという課題があり、どこまで事前に内容を知らされているかわからないですが(いきなりドラァグメイクとか素人に無理じゃない?(笑))となったり、若者の不躾な行動やマイペースさに腹が立ったりする反面、情熱や真面目さに心を打たれたりもする。

 

見どころは本物のモデルのビフォーアフターが美しいところと、エンタメの舞台裏を見られるところ!

こんなにたくさんのモデルさんを一度にじっくり見られることもそうそうない。

みんな顔が小さい、スタイルよくてポージングうまい。

目の保養。

メイク前でも全然美しい。

 

ミュージカルの舞台裏、ファッション雑誌の舞台裏、レッドカーペット前のセレブなどが見られるのは、エンタメ好きとしてはおいしい気がする!

 

そういうの見るの大好き。

 

正直アートもメイクもわからないから「オンブレってなに?」みたいな感じなんだけどわかんなくても面白いです。

 

あと、イギリス独特のジャッジ方法なのかブリベイの時もそうだったけど、今までどんなにいい成績でいい作品を生み出していて実力を認められていても一個前の課題が最高評価でも次の評価でミスると落とされるという本当に最後まで誰が残るかわからないハラハラ感が魅力なのだとは思いますが、落ちるべき人がなかなか落ちないという矛盾も生まれるので、このジャッジスタイルは公平なのかどうかいまだにわかりません(笑)

 

シーズン1では、推しと一番早く落ちて欲しかった人の一騎打ちになって超ハラハラしたもん。

 

今考えてもあの子が決勝はないと思った。

 

自分の応援している人に勝ってほしいというバトル系のリアリティーショーならではの楽しみももちろんあります。

 

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こちらの番組の趣旨は【新星メイクアップアーティストの発掘】です。

っていうか最終的にそうなったみたい(笑)

 

シーズン1の最後、優勝者を発表する段になって急に「優勝者は有名メイキャップ事務所に所属して、有名メイキャップアーティストの助手として働いてもらいます!」っていう発表があった。

ブリベイもそうだったけど、表立って優勝賞金とかないのがイギリススタイルらしい。

これは大チャンスなので、メイクの世界でプロとしてやっていきたい人には本当に魅力的な話だとおばさんは思った。

若いときにテレビ番組に見いだされて好きなことで身を立てる絶好のチャンスだと。

 

しかし、シーズン2も半ばになり普段そんなに接しない若者をずっと見ているうちに(これは今の時代の若者を象徴している番組だなぁ)と思うようになりました。

もちろん、情熱を持ってメイクの世界で生きていくんだ!という強い信念を持って挑んでいる人もいます。

 

しかし、これは国民性もあるのかもしれないけれど自己肯定感が高く批判されることに慣れていないので基本的に褒めることが多いリアリティーショーだとは思うけど、一応バトル番組なので失敗すると批判はされる。

 

でもいい作品を生み出すと女性の審査員が独特のハイテンションでものすごく過剰に褒めてくれる。人生でこんなに称賛されることもないんじゃないかってぐらいの褒めっぷり(笑)

 

だけど、審査員もプロなので甘えた態度には教育的指導も入る。

 

自分が選んだ人が、同じ業界人として修業に入るという責任感もあって変な人を選べないというのもあるかもしれない。

メイクの世界をなめてるやつはプロには許せないのもわかるし、正直もっと厳しくした方がいいとすらわたしは個人的に思ってしまうけど、欧米はキッズに甘いので大人が若者に割と気を使っているようにすらわたしには見える程度なのに、出場者たちは批判されると心の折れ方が半端ない(笑)

 

この番組に出るような技術を持っている子はただ単に自分の顔を大変身させるだけに留まらず、特殊メイクなどのメイク技術や知識を持っている子も多くてそういう子は絶対に動画を配信したりインスタやったりで、すでにそこそこ有名人な人も多いみたい

 

今やSNSで食べていける時代になっており、自分を”その道のプロ”として成功させることに価値を見出さない時代になったんだなぁと時代の変化をひしひしと感じました。

流動的な生き方ができるということが魅力な反面、メイキャップアーティストって基本的には人をメイクする仕事だから、裏方のお仕事なんだよね。

メイクする相手を顔とか肌とかそういうのを見たり、写真を撮りたい人や映画や舞台なら作品の意思を組んでそれに最も最適なメイクをして一番美しい状態で送り出す仕事だと思う。

 

でもSNSだと自分が主役になれるでしょう?

 

ブリベイは若い人が少なかったからそうでもないけど、それでも名前を売ることに成功して店出したりしてる人も居ましたが、SNSで大量のフォロワーをすでに獲得している人などはあまり居ない感じだったので気づきませんでしたが、こっちはみんなそれなりにすでに成功してるので「別にこれに勝っても得なことないし、わざわざ批判されるようなことをやる必要性を感じない」といって『ル・ポールのドラァグレース』でも居たんだけど、自ら途中退場する人やわざと落ちる人がこういうリアリティーショーで出てきてる。

 

そしてそれが視聴者に伝わっている。

 

なんだろう、SNSですでに有名になっている人なんかは、ボロが出るのが嫌とかイメージを壊されるのが嫌みたいなこともあるかもしれないなっていうのはうっすら思う。

 

わたしのようなブロガーでもたまに「ブログのファンです」と言ってもらえることがあって、でも実際にファンに会うのはすごく怖いことだと思っているので、SNSでの自分のイメージと立場を守りたいっていうのすごく気持ちわかるよ。

今までSNSではチヤホヤされてたけど、周りはどう見ても自分より優れているし自分は勝てそうにないなって思ったら自分のキャラクターが壊れる可能性も出てくるわけで。

 

出場自体は若いから勢いでっていうのもあるかもしれないけど、そういうのが透けて見えると観てるこっちとしてはテンション下がるんだよねぇ(笑)

 

芸能界に入らなくても、その道のプロとして修業を積まなくても、SNSや動画配信で一挙に有名人になって稼げる時代に、昔ながらの考えは通じないよなっていうのがこのリアリティーショーで一番勉強になったことかもしれないです。

 

という昭和っぽい考えはおいておいても、先ほども少し話ましたがが改めてメイクというのは裏方のお仕事であり、人を輝かせたいという気持ちと素養がないと難しいということを実感しました。

 

自分の腕を披露したい!という気持ちでメイクしてるとメイクにそれが出て、メイクされた人がきれいにならないんだよね。元がいいのに。すごく不思議。

 

そういう人間観察も楽しいので、ぜひたくさんの人に観てほしいです~。

 

ちなみにシーズン1は一番勝ってほしいと思っていた人が無事優勝しました!

お疲れ様でした。

立派なメーキャップ・アーティストになってください。

 

わたしも続きを楽しんで観たいと思いますー。

 

それでは、また。

 

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【ディズニープラス】一流シェフのファミリーレストラン(原題:The Bear)がすっっごく面白かった!!

twitterのフォロワーさんの間で傑作との呼び声が高く、気になって観始めたら面白すぎて一気見。

 

これは話題になるよー。

久々にすごい集中して真剣に観ちゃった。

こういうことがあるからドラマウォッチはやめられない。

 

という興奮もさめやらない、FXの『一流シェフのファミリーレストラン』(The Bear)

 

www.disneyplus.com

 

FXはアメリカの有料テレビチャンネルでディズニー系列のテレビ局ということで、ディズニープラスで配信になった本作ですが。

 

どうしても一言いいたい。

 

邦題ーーーーー!!!(叫)

 

違うじゃん。全然イメージと違うじゃん。タイトルと中身が。

 

確かにわたしが勝手にイメージしていただけですし、厳密にいえば最後まで観たとしても確かに『一流シェフのファミリーレストランかもしれない。

 

嘘はついてないと思うの。

 

だったらお前が邦題つけてみろ的な? 話にもなると思うんですよ。

でもさ、なんていうかそれはこっちの今までの映画やエンタメ業界にどっぷり漬かり過ぎたせいもあるかもしれないけれど、個人的なタイトルからイメージするジャンルはこれですよ。

 

『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』

※過去記事

www.meganetamago.com

 

 

あとは、

 

 

とか、

 

 

 

の完全に、ほっこり系ムービーかもしくはコメディー寄りのドタバタ劇的なイメージでした。

 

始まって数秒での(え、思ってたのと違う…)という衝撃と、画面への引き込み具合。

 

ギャップ狙いだとしたら逆に邦題つけた人すごいと思った。

 

でも、twitterで評判がよいことを知らなければほかに観るものたくさんあるし完全にスルーしてたと思うし、なぜ『一流シェフのファミリーレストラン』という邦題にしたのか?という余計な邪念を頭の片隅に持ちつつ最初から最後まで見てしまったので、やはりタイトルというのは非常に大事だと思う。

今までも、珍邦題をつけられた作品は数々あると思いますが、せめて作品のイメージは崩さないような邦題の付け方を望みます。

個人的には『The Bear』でよかったんじゃないかなと思うんです。

 

ストーリーとしてはそこまでひねりのあるものでもなく、料理の天才が潰れそうな町のB級グルメを出す町の飲食店を再建しようと奮闘する物語なんです。

そのお店が身内のもので、古くから働く人たちが新人を歓迎してなくてっていうよくある話ではあるの。

個性のある古くからの店員さんや資金繰りに苦労しながら、周りの人たちとぶつかり合い、時には支え合いながらも一歩一歩前に物事を進めていくという。

あらすじだけ聞くとやっぱりほっこりストーリーで。

全くほっこりしないわけでもないのですが、見どころはほっこりにはない。

いや、ほっこりしてくれてもいいんだけど、こういうストーリーのほっこり作品は探せばほかにもいくらでもある感じ。

 

この作品の見どころは、

 

スピード感、カメラワーク、脚本、役者同士の掛け合い。

 

これに尽きる作品でした。

画面から迸るパワーと勢いで目が離せなくなるという作品です。

個々のキャラクターの説明はほとんどないため、本当に勢いで見ていく感じ。

その勢いに引っ張られる感じが心地よくて舞台を間近で見ているような高揚感

 

世界観に入り込む楽しさを久々に味わいましたし、新しさにドキドキしました。

一体感、一体感。

 

好みはあるかと思いますが、1話も短めで見やすいため未見の方はぜひチャレンジしてみてください。

 

以下はネタバレ感想です。

 

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役者さんたちのハマり度と演技の上手さよーーーー!!!

 

ほぼ同じ場所で、喋りと動きだけで流れるように進んでいく本作。

セリフをちょっとでも噛んだら、セリフを言うタイミングが一秒遅れたら全て台無しになりそうな中の緊張感漂う現場で、よくぞやりとげたな、みんな!という、謎の上から目線が発動されるぐらいのスタンディングオベーション的な気持ちになりましたね。

不要なキャストが1人もいないとこうも満足感が高いかね?

 

でもさー、本当にすごくなかった?

役者としてあの作品に出れたら本望なのではないかという演技の妙技だったと思う。

役者さんが見たらたぶんすごくうらやましいと思う作品だったと思うの。

やってみたいと全員が思うような作品だったんじゃないかって。

カーミー、リッチー、シセロ、シドニーの四名が特にセリフが多かったと思うけど、本気の口喧嘩とじゃれ合いのギリギリのところを責めるのは大変だったと思う。

 

しかもあの人たちは普段はあのレストランで働いている人じゃないっていうのがまたすごいんだよね。

 

動きとしゃべりをピタッと融合させるのはまさに職人芸だった。

どんだけ練習とリハーサルしたんだろうって思ってました。

 

あとはカメラワークね。

 

演出すげーーーーって大興奮しましたよ。

 

カメラワークでの見せ方が独特な監督さんはたまにいて『ブレイキング・バッド』&『ベター・コール・ソウル』もアート的な見せ方が多いんだけど、病的な緻密さを感じてこっちも緊張して一瞬たりとも気を抜けない。

 

あと、特筆したいのはここのお店はマイケルの人柄とコミュニケーション能力でもってたお店で働いている人たちもマイケルが大好きだったからカーミーの実力は認めてはいるけど、表面上認めるとマイケルもマイケルを大好きだった自分も否定することになる感じのもやもやとか、新しい人が来て正論ぶちまけて改革していく感じに抵抗したい感じの描写がうまかった。

 

わたしは会社にいると不本意ながらシドニーみたいな小生意気なタイプに思われがちなので、野菜担当の女性みたいな人に目を付けられがちで、あのやりとりはよくわかるし、とてもリアルだと思う。でも野菜担当の女性が自分の仕事に価値を見出したシーン(マッシュポテトのくだり)は、女優さんの演技がうますぎて泣きそうになってしまった。

パティシエとしての仕事の楽しさに目覚める若い男性もよかった。

 

脚本も演出もそれにこたえる役者さんも完璧だった。

 

あと、今まで海外エンタメをずっと見ていたのに自分が日本人だからかそういう価値観はあんまりなかったし、今まで気に留めてなかったけどそういう風に考えてしまうのもわからなくはないと思うシーンがあった。

シカゴという都市で労働者階級にむけた飲食店に勤めている労働者階級の人たちのプライドを描くシーンだった。

 

ドラマの前半でカーミーに、なんとなくでやっているそれぞれの仕事を役割分担するように言われたシドニーがそれを従業員のみんなに伝えるシーンで役割分担として伝えようとしていたシドニーが従業員の黒人の男性に「階級なのか」と質問を投げかけられる。

 

わたしは当事者じゃないから想像しかできなかったけど、想像することに意味があると思うからどう思ったか書く。

 

シドニーは若いけど黒人だし、でも若いから先ほどのシニア黒人男性ほどの差別は受けてない。差別はもちろん受けてはいるけれど、それはシニア黒人男性の若い頃とは全く違っているとは思う。どっちがどうとかではなくどっちもつらいけどやっぱりシニアの人は敏感に感じ取ってしまう部分があると思う。

差別のない店はお給料はそこまで高くなく過酷なところもあったかもしれないけれど、そういうしがらみのない職場として居心地はよかったのに、そういう価値観を押し付けられる恐怖みたいなものがあの一瞬のシーンで受け取れたので、すごく切なく思った。

シドニーはもちろんアメリカ人で黒人女性なので、そのことを察知して「階級ではない」と言い直した。

 

そして、あのシーンでレストランの存在意義というかマイケルの人柄とか店主としての力量とかそういうのが伝わってきて来るシーンでもあった。

 

親戚であるリッチーとシセロの二人もいい味を出していました。

 

わかりやすいお涙頂戴的なストーリーではないのに、家族ってこういう感じだよねっていうのを描いてくれたと思う。

 

さらに観ているうちに「こういう風に働けたら幸せだろうな」って思ってくるから不思議だった。

 

気の置けない仲間と言いたい放題言い合って、次の朝にはまた普通に仕事に行く。

ストレスがたまっているようで、たまってない感じ。

暴言言い合ったあとには、同じテーブルで笑いあってごはんを食べる。

 

何があっても居場所がある幸せ、みたいなこと。

 

人の弱さと逞しさが描かれていて非常に印象深い作品でした。

 

どうしようもない人生を、それでも生きていく。

 

押しつけがましくなく、励まされた感じがします。

 

最終話の落とし方も素晴らしくシーズン2をぜひ期待したいです。

本当にいいものを見せてもらいました。

 

というわけで、それでは、また。

 

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【Netflix】グレイス&フランキー シーズン7のラストまで完走!最後は淋しくて淋しくて。

Netflix『グレイス&フランキー』シーズン7のファイナルまで全部見終えましたーー!!(涙)

 

まず、色々なドラマを見散らかして途中放棄しているなか、ファイナルまで観られたドラマがある、完走できるって実績を作れただけでも嬉しい。本当に嬉しい。

 

ありがとう、グレイス&フランキー。

 

最終話は胸がいっぱいになって、淋しくて淋しくてうるうるしていて正直話に集中してなかった。

 

メインキャストのグレイスのジェーン・フォンダ84才、フランキー役のリリー・トムリン82才、ソル役のサム・ウォーターストンは81才、そしてロバート役のマーティン・シーン82才とスタート時は70代だったものの、コロナ禍をはさみ全員80代に突入し全員最終エピに元気で登場して、ファイナルを迎えるなんて本当に本当に本当に感謝している(実際に撮影が終了したのは70代の人もいたかも)

 

本当にそれぞれ個性的で素敵な四人でした。

 

ところでこの記事を書こうとしてそれぞれの役者さんたちを検索していて、特に興味をひかれたのがグレイス役のジェーン・フォンダの人生です。

グレイスは繊細でありながら豪傑という役どころで、ヒッピーや活動家はどちらかというとフランキーのイメージでしたが、ウィキペディアがすごい読み応えがあったので、是非見てほしい~。

 

あと、美よ、美。

 

ja.wikipedia.org

 

 

実はコロナ初期のころ猛威をふるっていたときに、常に安否が脳裏の片隅にあったグレイス&フランキーのメンバーたち。

アメリカのコロナ訃報がとんでくるたびにハラハラしていた。

みんな高齢だし、撮影が延期になったり色々と不安要素も多く本当に心配だった。

 

大好きなドラマだし悲しい結末を迎えるのだけは本当に嫌だったんだよね…。

 

でも、誰も欠けずにみんなでゴールできた。

わたしも完走できた。

 

最終シーズンはあくまでコメディーなのでそこまでシリアスではありませんでしたが、老いや死に向かいあうシーズンでした。

突然襲ったコロナが、高齢者の多い出演者たちやスタッフたちにどれだけ影響を及ぼしたかと思うと計り知れないところがあると思います。

それに長く生きるということは楽しいことばかりではなく、多くの悲しいこともあったはずで。

でも、その悲しさがあった分今まで生きてきたという自負とかそういうのもあったのかなぁ。

 

わたしはあの年齢まで元気で生きてる気がしないし、彼らよりもだいぶ短い人生経験の中でそれでも「あの時こうしていれば」という後悔ばかりして生きているのでわからない。

 

でも、ドラマを観ていたら性格は簡単に変えられはしないけど、そういうのがもったいない気もした。

 

 

まーねー、彼らは成功してお金もあって、あの年まで演技できる健康な体があるからねー、とか言い出したらキリがないんですけど(笑)

彼らはその存在感で偶然ドラマを観ているわたしのような人に生きることは素晴らしいと力強くドラマで励ましてくれたなと思います。

 

命はひとつしかなくて有限でリセットボタンは押せないから。

 

 

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今回のファイナルシーズンでは、ソルとロバートのカップルのことも描かれてました。

大事な人が自分を忘れてしまうかもしれない、二人の大切な思い出を忘れてしまうかもしれないという恐怖と悲しみを「年だから仕方ない、愛してるから」と受け入れる器の大きいソルに涙しました。

 

本当にソルは全方向への愛が大きかったです。

ファッションもかっこよくて好きでした。

 

実際は、そんなドラマのような甘いものではないと思いますがコメディードラマだしいいと思いました。

 

そして、『グレイス&フランキー』は女同士の友情を中心に描かれたホームドラマではありましたが、このドラマの一番好きなところはグレイスとフランキーがあくまでカップルではなく【お互いにとってかけがえのない存在】であり続けたところです。

 

最後まで観たけど、家族…ともちょっと違ったと思った。

親友って言ってたけど、言葉にするとそうなんだろうけど親友ともちょっと違うんじゃないかなと思っていた。

 

これはあくまで個人的な好みの問題なんですけど【恋愛の愛が至上】みたいな流れに落とし込まれるのがあまり好きじゃないんです。

バディ関係の二人が恋愛関係になるのもあまり好きじゃなくて、理想はバディー関係は維持しつつ、恋愛は外でやってもらう形。

もしくは片思い程度にしてもらい両想いはさけるか、明確な線引きはさけてほしい。

におわせぐらいはまぁいい。

最悪くっついたとしてもできれば別れて元の関係に戻ってほしいとすら思うちょっと変わったタイプですので、このドラマは【恋愛感情を排除したうえでの人生でのパートナーシップ】を最後まで貫いてくれたのが本当に良かったと思っています。

 

恋愛関係にされるとちょっと萎えちゃうんですよねぇ(笑)

二人とも異性愛者だから、恋愛とかはないじゃん?当然でしょ?っていうポイントではなくて、お互いをそういう対象として見てないっていうところがいいのです。

うまく言葉で説明できないけど。

 

恋愛感情はないけど、自分の人生に必要だと思える人と過ごすことの大切さやありがたさを芯を一本通して描いてくれたので本当に良かったと思います。

 

なんか最後は思ってたより感無量になって自分でも驚きましたが(笑)

シーズンファイナルを迎える喜びを実感したので、放置しているドラマを進める気にもなれました。

 

また、彼女たちの元気な姿を別の形でみられるように願ってやみません。

 

あ、最後クライマックスシーンにキャンバスの前で着ていたファッションすごくかっこよくて大好き!ってなったフランキー。

イカットのコンバース、本当に素敵でした。

 

それでは、また。

 

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【ディズニープラス】I Am GROOT(アイ・アム・グルート)感想 ひとまずグルートのことを語らせて欲しい。

ディズニープラスオリジナル、『I Am Groot』配信始まりましたー!!

 

みんな大好き、ベイビー・グルート!!!

 

可愛い~。本当に可愛い。

可愛いしかない。

 


www.youtube.com

 

配信されてから即見しました。

さすがに体力も集中力がなくても1話賞味数分の映像ぐらいは観られる。

 

五話あるんですが、ドラマみたいにタイトル一個で全話観られるわけではなく、五話分別々にサムネがあって知らなくて探してしまいました。

 

1話6分と表示されていますが、実際はほぼ半分ぐらいがエンドロールなので、賞味は3分あるかないかという体感です。

3分で出来上がるカップラーメンにお湯を注いで一話がエンドロールに入ったころにラーメンが出来上がる感じだと思います。

エピソードによっては若干伸びたり固い感じでしょうか。

 

今回の作品は、タイトルロールがまず可愛くていつもMARVEL作品はタイトルロールを作品によって変化させているのですが「今回はそういう感じ?(笑)可愛い~」と思ったら、そのまま可愛いの連鎖が続いて気づいたら1話終わってる。

 

今回の小さいグルートはMARVELの作品ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー2』からの登場人物ではありますが、ほぼほぼ無声アニメみたいな感じだし時間も短いので観て損はないですよ。

 

可愛いって思うだけです。

 

そして、なにこれ可愛い~ってなった人からガーディアンズ・オブ・ギャラクシーを観ましょう。

 

 

もちろん『アイ・アム・グルート』だけ観てもいいんですけど、この本当に短いアニメーションをガーディアンズを観ていると何倍も楽しめるんですよ。

 

特に、グルートが宇宙船で爆発騒動を起こす『Magnum Opus』とう話があって、時系列的にもこれが最終話なんですが、これをうるうるしながら楽しめる。

通しで可愛いうえに、あの短さでちょっとうるっともくる。

 

映像ももちろん最新CGが駆使されていてとても美しいです。

すごーく湯水のようにお金がかかっている感じがしました(笑)

 

どこから見ても可愛いのですが、しいて言えば最初は「初めての一歩」からがお勧めです。

 

このエピソードが完全に『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の続きになります。

 

あ。

 

で、前置きがだいぶ長くなりましたが、わたしとグルートとの出会いを話させてくださいね。

このブログではそのことを何度か書いてるのでご存じの方も多い(?)かと思うのですが、グルートが主演のスピンオフ作品となっては、再度書かずにはいられないじゃないですか。

 

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まず、わたしとグルートとの関係は某映画館で2017年に『美女と野獣』の実写を観に行ったところから始まりました。

 

美女と野獣の公開日は2017年4月21日。

 

そのときに5月21日から公開のガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』の予告を本編の前にやっていました。

当時わたしはMARVEL作品自体、一作も知らなかった身でアイアンマン登場から7年が経過していてもアイアンマンという存在すら知らなかったです。

 

その時の予告(の長い版)がこちら。

 


www.youtube.com

 

この可愛い子が大画面に映し出された瞬間頭がいっぱいになり、正直『美女と野獣』のことはあんまり覚えてないんですよ(笑)

もちろん観ましたけど、カップ君がかすみました。

 

この【リミックス】というのが、調査の結果続編だと知り、まー、まずは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』だよねっていって、前作を観たのです。

 

それが、またすごく良くてさー(涙)

 

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーにはこのベビグルは出ておらず、そのかわりグルートが出てくる。

グルートもめちゃくちゃいい。

 

で、今回の『アイ・アム・グルート』全5話を挟み、続編の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー vol.2』に繋がっていくわけですが。

 

わたしはガーディアンズ・オブ・ギャラクシー2の公開前に前作を復習したのち、六本木ヒルズで行われていたMARVEL展があることを知って、かけこみ間に合うようにMAVELマラソンをして、アイアンマン大好きになりました。

 

当時のわたし、twitterやってなかったのでパートナーが沼にまきこまれる。

 

MARVEL展に行ったのは6月の頭だったので、この間約1か月半。

沼に落ちると早かったですね(笑)

 

この時に買ったガーディアンズのポスターは今でも飾っているし、限定のグルートのfunkoも買いました。

これじゃないけど、こういうfunkoのpopが、グルートだけで三体ぐらいありましてですね(笑)

 

小が2中が1かな。

 

 

飾ってると本体のバランスが悪くてガンガン床に落ちるので、そのうち壊れるんじゃないかと思っているんですが今のところ可愛さは変わってないので鑑賞に不自由はないです。。

 

ガーディアンズにはまって、funkoを地道に日本でそろえたので、わたしが本当に経済的に行き詰まったらたぶんそのときは価値が上がっているので売って現金化したいと思います。それまでは飾って愛でます。

 

 

そして、同年コミコン初参加。

ラウンジフライが出展される。

 

 

このラウンジフライのコインケースはマチがゼロで使いものにならないのでチャームとして使用。

可愛いだけのやつ(笑)

 

一度電車で、このコインケースと同じラウンジ・フライから出ているグルートのリュックをしょってる方を見たことがあって、リュックも買えばよかったと激しく後悔。

 

 

こうして振り返ってみると2017年からコロナ前ぐらいまではメンタルも崩壊前だし、MARVEL沼とブログと海外ドラマを並行してかなりアクティブで充実してました。

当時はサブスクも今ほどたくさんなかったしな。

 

あれから時間が経っていろいろあってMCUもいったん区切りを終えて、私の中でもトーンダウンしちゃったし、全部の作品を追えてないしで。

 

でもガーディアンズもちょこっとだけ出てるソーの新作は面白かった!!

 

www.meganetamago.com

 

 

トーンダウンはしちゃってるけど、グルートを初めて見たときのときめきは今も顕在。

 

ベビグルも好きだけど、グルート(大)も好きだよ。

 

それにしても「アイアムグルート」は汎用性が高いなってアニメを見て思いました。

それが一番の感想です(笑)

グルートは「アイアムグルート」しか言わないけど、全然言ってる意味わかる。

 

観たことない人はぜひみましょう。

それで、ガーディアンズ沼にはまって来年の新作を一緒に盛り上げましょう。

 

来年の五月五日が公開日です。

 

アイ・アム・グルート!!!

 

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