実写版『美女と野獣(字幕)』さっそく観てきました!
アニメ版は大好きなので、何度も観てます。
そんなわたしが、実写版の絶賛レビューをお届けしたいと思います。
(ストーリーは、みなさんあらかた知っていると仮定して、
ネタバレ前提です)
オープニングからエンドロールの最後まで、
美女と野獣の世界にどっぷり没頭できました。
とにかく、素晴らしい実写化です。
素晴らしかったという言葉しか出ない。
色々な意見はあるとは思いますが、わたしは、文句はないです。
エマ・ワトソンのベルを見るだけでも、
映画代の元はとれそうなほどです。
どのベルも美しい。惚れ惚れするとはこのことです。
顔ももちろん文句なく美しいのですが、
瑞々しい歌声に、一本芯の通った清らかな美しさ。
ベルは、プリンセスではなく、
小さな村で父と二人で暮らす町娘。
町娘であるからこその強さもそこかしこに出ていました。
それこそ、映画のテーマである、
[内面の美しさ]もにじみ出てる、ベルでした。
そして、メイン登場人物のもう一人、野獣。
アニメでは比較的表現のしやすいと思われる、
見た目は野獣でありながらも時折見せる可愛さや、
恋心の切なさを実写でどう表現されるのか、
ただただ怖い野獣になるのでは?と危惧していたのですが、
これも問題なかったです。
王子の衣装がばっちり似合う野獣です。
ちなみに、演じているのは、ダウントン・アビーのマシューでした。
大抜擢なうえ、すごいハンサムなのに顔が少ししか出ない(笑)
アニメのコミカルさや可愛さを排除したかわりに、
ディテールにこだわった擬人化された家具や日用品たちも見どころ。
燭台や時計は、美しい骨董品になっていました。
カップくんとポット夫人は、賛否両論あると思いますが、
仕方ないと思います。あれが表現の限界だと思います(笑)
脇役のガストンも完璧でした。
アニメに比べてだいぶハンサムです。
ガストンの取り巻きの、ル・フウが、
ガストンを褒めたたえる歌をものすごくいい声で歌いますので、
これから観る人は要注目してください。
わたしが個人的に、ツボだった脇役は、ベルのパパですね!
渋いおじさんが大好きな身としては、これは外せなかった(笑)
アニメでは、頼りない弱々しいパパでしたが、
ただ頼りないだけではない、愛情深さが描かれていてとてもよかったです。
あとは美女と野獣といえば、素晴らしい音楽と歌です。
音楽が素晴らしいのはもちろんのこと、
実写版ならではの歌の迫力。
これはもう映画館で観てもらうしかないです。
ストーリーとしても、映画に没頭しすぎて、
結末を知っているのに、後半すごい泣いてしまった。
大人なのに恥ずかしい(笑)
個人的には最後、野獣の呪いが解けて王子になってしまうのが、
残念に思ってしまうタイプです。
他の人たちは、人に戻れてよかったね!って思うのですが、
野獣だけは、野獣のままでよかったのに・・っていう。
中身が同じなら王子でも構わないはずなのですが、
ただの王子になってしまうのが少し、いやかなり残念。
外見に囚われず、内面の美しさを見なさいという映画のテーマから、
逸れた意見をもっているわたしですが、
それをもってしても素晴らしい今回の美女と野獣。
ちょっとでも美女と野獣が好きで、
実写も観たいと思っている人には、DVDになってからと言わず、
すぐさま映画館に観に行ってほしいです。
久しぶりにたくさん人が居る混み合った映画館で映画を観ましたが、
長いエンドロールが終わって、
館内の明かりがつくまでほとんど帰る人がいなかったことも、追記しておきます。
観た人の満足感が高い証拠だと思います。
最後にもう一度、これだけは言わせてほしい。
エマ・ワトソン、この世に生まれて女優になり、
ベルを演じてくれて本当にありがとう!
ものすごく、ものすごく美しかったです。
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