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【映画】『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』感想 食・旅・音楽・愛の癒しムービー。

THE・癒し。 

 

すっごい好きでした。この映画。

観た動機は、マーベルのMCU俳優がたくさん出ていて馴染み深いというものでしたが、結果、映画自体がすごくよかったよー。

MCU俳優が一人も出ていなかったとしても、文句なしに絶対好きな作品だった。

 

監督・製作・脚本・主演というまさに自分の作りたい映画を、自分の作りたいように作ったのは、アイアンマンシリーズ(1&2)やアベンジャーズシリーズなどの製作やら監督もし、さらには劇中でアイアンマンのボディーガードでありよき友人でもあった”ハッピー”を演じていたジョン・ファヴロー

アイアンマン推しであるわたしはもちろん、ハッピーのことも大好きです。

そもそも、ハッピーという名前を嫌いになるわけがない。

彼は、ダウントン・アビーが好きだったり、トニー(アイアンマン)がペッパー(婚約者)に渡す婚約指輪を何故かハッピーがポケットに入れて、常に持ち歩いている設定とか最高にいいですよね!

アイアンマンやアベンジャーズに関わってきた監督なので、MCUからはブラックウィドウを演じているスカーレット・ヨハンソン、アイアンマンのロバート・ダウニーJrアントマンに出ていたボビー・カナヴェイルも出演、大御所はダスティン・ホフマン、さらには天使すぎる子役のエムジェイ・アンソニー君と、キャストも個人的には文句がない。

何故、ぼやぼやしてすぐさま観なかったのか後悔しました。

 

ストーリー的にはそこまで目新しさはないものの、”あるあるでいい時”ってあるじゃないですか。

ぼやーっとあるある的なほんわかした映画を観たくて、毒とかそういうのがいらない時に、疲れないで観られる駆け込み寺みたいな作品って自分の中にストックとして絶対的に必要なんで、観終えたあとはそういう作品がまた一作品増えた喜びでいっぱいでした(笑)

 

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まず、主演のジョン・ファヴローに冒頭で惚れた。

繊細な料理を華麗な手さばきで作るでっかい男、なんて色っぽいんだ・・。

タトゥー満載の極太の腕から生み出される繊細な料理の数々。

アイアンマンとかアベンジャーズに出ているときはあくまで推しの側近だったハッピーが、実はかっこよかったことを初めて知る。

推しから離れて見えてくるものもたくさんある・・と言いたいところですが、この作品にはダウニーさんも出てるんですけれども(笑)

 

アメリカの映画で(ごはん、めちゃくちゃ美味しそう・・)って心の底から思ったの初めてかもしれないです。

ダイナーのしなしな山盛りポテトを一度食べてみたい、的なことはもちろん思ったことはありますが、それは好奇心からくる欲求であり、洋画や海外ドラマでダイレクトに食欲を刺激されることは基本的に少ないのですが、料理に対するこだわりと愛を映画からすっごい感じたし、料理の色も盛り付けも撮り方もすごく綺麗で、映画に出てくる料理は、お金出しても全部食べたかったです。

 

 スカヨハが無駄にセクシーなポーズと目つきで、ファヴローがペペロンチーノ的なパスタを作るのを眺めていたんですけどそのパスタとかもすっごく美味しそうで、胃袋掴まれたいっ!って思ったし、鉄板で焼いたパンに何種類ものスライスチーズをのせて、ほどよく溶けた頃合いを細心の注意を払って見守る、ファヴローが息子に作ってあげていたチーズサンドはラピュタパンを凌駕するから是非それだけでも観てほしいぐらいです(笑)

 一流レストランで提供される料理、ファヴローが試作していた料理、フードトラックで提供するサンドイッチ、本当にどれも美味しそうでした。

ちなみに、わたしは美味しいものは好きだけど、食にこだわりとかはあんまりないので、うんちくは語れません(笑)

 

あと、個人的にロードムービーがめちゃくちゃ好きなんですよ。

アメリカのハイウェイとか、今ここでガス欠とか車が故障したら命の危険があるなっていう何もない場所で何百キロも歌なんて歌いながら車を走らせて、ダイナーでコーヒー飲んでパッサパサのワッフルとか食べて、ガソリンスタンドに寄って併設のお店でなんか買って、途中で車がトラブルに見舞われたりしてもなんとかなって、郊外のモーテルに泊まるという一連の流れが、何度観てもやっぱり好きだ(笑)

そんなわけで、この映画にはロードムービー要素も加味されてるから非常に素晴らしい!

 

キャンピングカーでFワード叫び散らかしながらアメリカ横断できたら最高だなぁー。

 

宝くじ当たったら絶対やりますね。

 

そして、スッキリしたキャストでほぼ悪い人が出てこないスタイルの映画すごく好きなんですよね。

ダスティン・ホフマンとかちょっとヒール的な役割だけど、悪人っていうわけでもないし、映画を動かすのに必要な役割なんで(笑)

ファヴローが離婚した妻のところで生活している10歳の息子と、不器用ながら心の交流を通わせるエピソードをメインに家族愛も描かれているんですが、この子役の子が可愛すぎて。

可愛い子どもは、正義。

別れた妻もごっつい美人でいい人、ファヴローのことを慕っている南米出身の料理人さんも素晴らしいキャラ。

ダウニーさんは、ちょい役だけどダウニーさんらしいキャラで映画にスパイスを与えてくれてさすがダウニーさんってなるので最高です。

 

映画の後半から流れてくる南米の風(音楽とか雰囲気)も気分を盛り上げてくれるし、主人公の料理以外の事は何もちゃんとできない不器用な職人気質が日本人にも刺さると思うんです。

気負わずに観られて、ラストはちょっと元気をもらえる疲れない映画なのでたくさんの人に気軽に観てほしいと思います。

こういう感じの映画を知っている人は、是非教えて欲しいです。

 

それでは、またー。

 

 

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