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【Netflix】『sense8』シーズン2第2話『わたしは誰』感想 ある日、嘘が全くつけなくなったら・・(怖)

Netflix『sense8』シーズン2第2話『わたしは誰』感想です。

 

【ヒトに言語が存在しなかったら・・】というのを、日本独自の言語である日本語をテキスト化して、ブログを発信しているめがねたまごが考えています。

 現段階の文明では、わたしが考えていることは、こうして文章化してどこかに記すか、もしくは言葉として誰かに直接話すしかないわけですが、今回のエピソードで言っていた通り、言語によるコミュニケーションが一切なくなった場合の最大のデメリットを、現代の人類は享受できないと思います。

 

昔『サトラレ』っていう邦画があって、八千草薫で死ぬほど泣ける映画なんです。

だいたいの創作物の特殊能力って、人の考えていることが脳に入ってくる系が多いじゃないですか。サトラレは、文字通り自分の考えていることがまるっと全て半径何メートル以内に居る人に伝わってしまうという特殊能力を持っている人で、そのことが本人にわかってしまうと絶望して自殺してしまうんですけど、サトラレとして生まれた人は、だいたいの度を越した天才なのでサトラレ保全委員会』というのが、知的財産としてサトラレを保護。サトラレ本人にサトラレだと悟られないように守る・・という、ちょうど最近観た『トゥルーマンショー』に似ているような気もする内容なんですが、基本コメディテイストで、わたしは何回も観ていて大好きな映画なんです。

それで、ごちゃごちゃ前置きが長くなりましたがサトラレは嘘がつけない』んですよ。

ヤバくないですか? わたし(嘘がつけなくなったらどうしよう・・)ってすごい怖くなりました。

 

嘘とまでいかなくても、日本には『社交辞令』とか『建前』『お世辞』っていう使い方によっては非常に便利な文化があって、例えば、子どもの無邪気でありながら超真剣な問い「サンタさんはいるんだよね!?」にも、心に迷いがあってはいけないし、企業面接の「我が社を志望した理由は」にも「はい、御社の企業精神と理念に心から共感したからです」とか言えなくなるし、水商売とか接客業も無理だし、社会崩壊の危機だよ。

よくよく考えたら、自分の利益のためだけではなく相手を思いやった嘘も含めて、嘘という嘘で社会は成り立っていると言っても過言ではない気がしてきたし、わたしも家から一歩出たら、心で思っていることと口から出ていることが違う日がないような気がするし、心で思っているけど言わないことってたくさんあって、全員思っていることが外にダダ漏れしていたら、通勤電車とか怖くて乗れないよっ! 

 

sense8のメンバーたちみたいに特定の人たちだけで通じ合えるならいいけど、人類のコミュニケーションが言葉じゃなくなって、脳に直接ダイレクトに届く方法は、人類滅亡の第一歩かもしれない。

今、アメリカ大統領の件で色々と言われているけど、外交とか、無理じゃない?

そんなわけで、即戦争に発展しちゃうし。

 

動物は言葉を持たないけど、基本的には嘘もつかないから(犬はたまに嘘をつく)言語が発達しなくても種が存続できてきた。

元々言語を持たなかった人類の祖先は、そのままでは種の存続は無理だった、嘘をつくために言語が出来たんじゃないかとすら思えた興味深いエピソードでした。

 

 

シーズン2第1話の感想はこちら

 

www.meganetamago.com

 

 

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※以下、ネタバレありあらすじ及び感想です。

 

シーズン2第2話。『Who Am I?』

メキシコでは、映画のプレミアイベントのレッドカーペットにエルナンドを同行させようとするリトとダニエラ。渋るエルナンドを説得し、プレミアイベントに向かうリトだったが、写真が流出してからの初めての公の場で、雰囲気が一変してしまっていることに戸惑うリト。記者の激しい内容のインタビューに言葉を詰まらせる。

一方、ナイロビではヴァン・ダムが有名人に。女性記者がヴァン・ダムをインタビューするが、俳優のジャン=クロード・ヴァン・ダムが白人俳優であることで、ヴァン・ダムが白人を英雄視していることに疑問を呈す質問がなされる。

ヴォルフガングは、親友のフェリックスと一緒に行動し、あくまで組織には入らない方向でやってきていたが、ある組織はフェリックスを利用してヴォルフガングを取り込む作戦に。

一方、ウィルは感応してしまった【ウィスパーズ】のドクター・マシソンの正体を追いながら、過去にドクター・マシソンに捕まっていた感応者の一人、サラという少女の母親にノミとアマニタに会いに行ってもらっていた。ノミを通じてメッセージを伝えてもらながらマシソンへの復讐を誓うウィル。

一方、マシソンは、ウィルとライリーの居場所を突き止めたと思っていたが、2人が避難していた場所は意外な場所だった。しかし、カーラの助けでなんとか持ちこたえているもウィルの体は限界だった。そんな時BPOの幹部の正体を暴くチャンスがsense8のメンバーに訪れる。

 

 


 

今回の見せ場、ヴァン・ダムとリトのインタビューシーン。

見事でした。鳥肌が立ちました。

 

実際問題、随分長く嘘がつけなくなったらということを冒頭で話しましたが、リトがゲイであることを隠していたことは、記者の言うとおり、ファン対する嘘なのか。

例え嘘であったとしても、責められるべきことなのか。

ということに対する答えをあのシーンで表現してくれました。

今回のタイトルは『Who Am I?』でしたが、”わたしが誰かを決めるのは誰かじゃなくてわたし”というメッセージと、”自分以外の誰がどうあるか、わたしが決めてはいけない"というメッセージが伝わってきました。

リトは、随分針のむしろにさらされていたけれど(日本ではまだそこまで公にして俳優活動している人はいないけど、今の日本だったらあんな感じになるのかもなぁ・・)とは、うっすらというか確実な感じで思いましたけど。

とりあえず、みんなの助けで記者は振り切ったけど全然まだ乗り越えられそうな感じはしないですね。

同性婚が州ごとに認められている国とは思えないありさまでした。

リト、頑張れとしか言えない・・。

 

ノミとアマニタが身を寄せている天才ハッカーのバグ。

地味にすごい好きなんですよねー(笑)

コミュニケーション能力が低めで、情緒不安定だけどけして悪い人ではないと思う。

ノミのこともマイケルって言っちゃたりするんだけど、ノミのお母さんと違って悪気と故意は感じない。

むしろ、元々は自分の知っているノミは少年で、大人の女性に激変した見た目のノミにマイケルって言っちゃうところが、人を見た目で判断しない偏見のなさを感じる。

ハッキングにかけては絶対の自信を持ってると思うから、国に負けないで頑張ってほしい。

 

瀕死のウィルとウィルを支えるライリー。

わたしも騙されたーーー(笑)

すっかり、アイスランドに居ると思っていた。

運河の有名な街、オランダ・アムステルダム

アイスランドからは飛行機の直行便で3時間ほど。

飛行機だと割と近いけど、意識を失わせたウィルを船でどこかに運んだあと、飛行機に乗せるのは大変だっただろう。(色々な出国に関わるもろもろとかはノミがハッキングでどうにかしたと仮定)

アンネ・フランクナチスから逃げて潜伏していたアパートがオランダのアムステルダムなのと、ウィルとライリーの潜伏先がアムステルダムなのは偶然じゃないかもしれない。

このドラマは差別に対する『No』を徹底的に訴えるドラマなので。

 

アンネの日記は中学生の時に読破した記憶があります。

そして、彼女の名言の有名な一説。

 

私達は皆、幸せになることを目的に生きています。私たちの人生は一人ひとり違うけれど、されど皆同じなのです。

We all live with the objective of being happy,our lives are all different and yet the same.

 

日本でも、金子みすゞの似たような詩が有名で、このような内容の名言は世界中に溢れているような気もしますが、歴史に名を遺した偉人が望んだ世の中に、今現在もなれていないですね。今もたくさんの人が訴えているにもかかわらず、一体なにがいけないのか、わたしにはわかりません。

 

ところで、瀕死のウィルが頑張って、メンバーが協力し、ドクター・マシソンの仲間の黒幕を見つけることに成功。

マシソンは、慌てて逃げていましたが、そもそもウィルたちはマシソンを殺そうとしているの?

 

 

とにかく、ウィルの体もギリギリの状態で心配だし、話に動きがありそうなので、新展開に期待。

 

というわけで、それでは、またー。

 

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【Netflix】『sense8』シーズン2第1話『新たな年、新たな物語』感想 ヴァン・ダムの件をまだ受け止めきれていない。

Netflix『sense8』シーズン2第1話『新たな年、新たな物語』感想です。

 

シーズン2第1話、クリスマス&ニューイヤー2時間スペシャル~。

 

アメリカドラマのクリスマス&新年の回。

クリスマス、感謝祭、ハロウィン、イースターなどのイベント回は、コメディドラマなどでもいつもと一味違ったあったかい雰囲気のエピソードが多く、日本とはちょっと違った行事感を味わえるとともに、愛情表現がふんだんに盛り込まれているものが多いのですごく好きです。『ビッグバンセオリー』、『ブルックリン99』などの行事回特に素晴らしい。

 

実は、ここ最近の気温差にやられてちょっと風邪気味でして。

この回観ていた時、微熱っぽくてかなりボーッとしていたんですよね。

それで(2時間スペシャルいけるかな・・)と思っていたのですが、なんとなくこのドラマ自体、ぼやっとした表現のアート的なシーンが多いので、ボーッと観てたら二時間終わったって感じでした(笑)

 

それでも、みんなの誕生日、8月8日から、クリスマス&新年の時の流れとその瞬間だけはみんな幸せ感溢れていて、こちらも微熱で若干ハイになってるような状態(?)だし、なんとなくみんなと共鳴できたような気持になったかも。

みんな幸せそうでよかったけど、サンがもらった誕生日プレゼントが一番グッと来ました。

サンの飼っていたいた犬、珍島犬 - Wikipediaって言っていたと思うけど、師匠のもとで元気にしてるかな・・。

 

シーズン1最終話の感想はこちら

 

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※以下、ネタバレありあらすじ及び感想です。

 

シーズン2第1話。『Happy F*cking New Year』(A Christmas Special)

BPOから逃げ切ったウィルとライリーを中心とした『sense8』のメンバー。

8月8日全員同じ誕生日のそれぞれの1日。

そして、新たな人生の局面を迎えることになる。

ケニアのナイロビのヴァン・ダムは抗争でボロボロになったバスを修理していたが、修理に失敗。

メキシコのリトとエルナンドはダニエラの元恋人ホアキンがネットに流出させた写真が元で仕事に影響が出始める。

韓国のサンは父の訃報を知らせに来た弟と対立、刑務所に居ながら身の危険を感じる事態になる。

インドのカーラは、婚約者と結婚。ハネムーンを楽しんでいるが、気持ち的に踏み切れない部分があり悩んでいた。

ドイツのヴォルフガングは、親友が意識を回復し喜んでいたのも束の間、主の失った縄張りのボスになるように持ち掛けられ、縄張り間の抗争に巻き込まれる羽目にはる。

ノミとアマニタは自分たちを匿ってくれている先にも追手が現れ、また次の隠れ家を探すことに。

一方、ライリーはウィルを連れてアイスランド郊外に潜伏していた。【ウィスパーズ】と目を遭わせてしまったウィルが感応して居場所を知られないように、ライリーはウィルに薬を打ち続け常に意識を混濁させている状態にしているが、ウィルの体も精神も蝕まれていて、ウィスパーズの危機の他の危機が迫っている。

それぞれの問題を抱えながらも、ウィスパーズに存在を知られてしまうと一瞬で命を狙われる存在になってしまう『sense8』のメンバーの未来はこれからどうなってしまうのか。

 


 

ヴァン・ダムが・・・。

ヴァン・ダムが・・、別人になっている!! 

 

今までも海外ドラマで、なんの説明もなく役者がシーズン変わったら別人になっていて衝撃を受けたことはありました。

今まで一番衝撃を受けたのは、まだまだわたしも、海外ドラマにここまで依存していなかった頃『リベンジ』というドラマを観ていました。

観た人はご存知だと思うんですけど、そこそこ強引な脚本のドラマでして(笑)

主人公が美人で最初は面白かったのですが、どんどんおかしな方向にストーリーが進んでいったのはいいとして、真田広之が演じていた、まぁまぁ主人公と絡む重要な立ち位置のキャラが、シーズン変わったら明らかに日本人ですらないスキンヘッドのおじさんになっていて、ナチュラルにタケダ真田広之が演じていた役)で通そうとするから、こちらは受け入れるしかなかった・・という、海外ドラマの洗礼を受けた思い出深い出来事がありました。

しかし、タケダにそこまで思い入れはなかったので『リベンジ』時は笑い話で終わりましたが、ヴァン・ダムはあのメンバーの中では、比較的好きなキャラランキング上のほうだったんで、ショックが大きいんですが・・(涙)

あの子供みたいに小柄で喧嘩には弱かったけど、心優しくみんなを癒やしていたヴァン・ダム・・。

ヴァン・ダムを演じる俳優さんに罪はない。

新・ヴァン・ダムも馴染んで来れば愛せると思うんです。でも、まだ無理だ。

 

ところで、リト&エルナンドは仕事に影響が出始めてしまいましたね・・。

DVするようなやつは本当にク〇!

復讐するにしても、もっと幼稚じゃないやつにしろ! 大人のやることかっ!!

そういったわけで、メキシコのLGBT事情ををちらっと調べたのですが、2016年にメキシコの大統領が全国全土で同性婚を認める改憲案に署名(その後の進捗状況の情報が得られないのでまだ国会は通っていないかも)。2016年以前にも、2009年以降南米初として、いくつかの州で同性婚を認められていましたが、ここにも立ちはだかるカトリックの壁。

『否定はしないけど、肯定もしない。自分たちには関係のない一部の人たちの話』というスタンスの人が多いようです。日本と似たような感じですかね。

 

一方、メキシコには15世紀ごろから、第三の性『ムシェ』と呼ばれる人々を受け入れるフチタンという部落があり、街につたわる伝説で、守護聖人が男性の穀物の袋、女性の穀物の袋、そして男性と女性の穀物が混ざった袋を持ち歩きながら旅をしていた最中、フチタンで、男性と女性の穀物の混ざった袋が破れムシェが生まれた・・とされていますが、ムシェとは、男性の体で生まれながらも女性の恰好をして女性の職に就く、性自認は関係なく、恋愛対象が男の人も女の人もと様々な自由なジェンダーを持つ人とのこと。逆の女性の体で男性の恰好をするひとたちは、マリマチャと呼ばれるそう。

フチタンの母たちは、息子がムシェだと『結婚して家を出て行かない』と喜ぶそうです。

フチタンでも、差別が全くないとは言えないですが、それでも他の街よりは受容度が高いそうです。

そういった文化も持ち併せているメキシコで、エルナンドに学生がした仕打ちは非常に子どもっぽい。

まぁ、相手が学生だから仕方ないけど。

それに対してのエルナンドの対応は大人っぽかったけど、ショックは大きいよねぇ・・。

そして、リトは母親が受け入れてくれたことだけが救いですが、家も奪われ仕事仲間も味方になってくれない状況の中これからどうするんだろう。

役者という仕事を諦められるのだろうか・・。

でも、役者云々以前に【ウィスパーズ】に見つからないことのほうが先決な気もしなくもないけど・・。

 

ところで、カーラはあんだけすったもんだしてたあげく、随分セレブな新婚旅行楽しんでるようで・・。

『愛してない』っていうからかわいそうだと思ってたのに、あのマリッジブルーはなんだったんだよっ!

さらに結婚しちゃってから、もったいぶるなっ! イライラするわっ!(笑)

 

そして、サンは、誕生日の同房のお友達のプレゼント、ものすごく心がこもっていて感動した。カーラの夫の選んだ重たそうなネックレスもあれはあれで愛なんだろうけど、刑務所という環境の中、サンの心を癒やそうとしてくれたお友達の優しさに胸が熱くなった。弟の罪を被って刑務所に入ったのに、その罪を贖うどころか、父親も姉も金の力で殺害しようとしている弟がいるサンに、優しくしてくれて本当にありがとう。

『sense8』のメンバーも心の支えだと思うけど、彼女のなんの見返りも求めない優しさは本当に身に染みた。

 

ノミとアマニタは潜伏先が見つかってよかったね、あとは頑張れ。

ヴォルフガングは、親友の目が覚めてよかったね、あとは頑張れ。

 

ライリー&ウィルは・・ウィル大丈夫か!?

さすがに薬漬けはまずくない・・?

ウィスパーズにやられなくても過剰摂取で死を引き寄せそうだし、死相が出ている。

 

ところで、シーズン2は全11話で完結予定だったところ、シーズン3の更新が示唆され、ファンを喜ばせておきながら「視聴率悪いし、予算ないし、シーズン3やっぱり無理だわ」ってなったところ、ファンが激怒。2017年5月にシーズン2全話配信された後に、ファンが継続キャンペーンを続けたところ、約1年後の2018年6月に、Netflix側がスペシャルドラマで我慢してくれ」って、1話追加されてますね。

なので、実質全12エピソードになります(笑)

 

 

最後、どう話を落とすのか全然わからない。

いまのところ、ウィスパーズ側の人たちが全員死ぬか、ウィスパーズ側で『sense8』につく人が現れる。

もしくは、なんかしらで感応者たちの能力を消すかしか生きる術がない 気がするんだけど。

共鳴、大変そうだけど能力がなくなっちゃうのも淋しいよねぇ・・。

もし、わたしにあの能力があって、仲間が7人居たら、普段の落ち込みやイライラを共有させてしまうのは申し訳ないけど、みんなの悲しみも頑張って癒やすし、あと、もし味覚も共有できるなら、美味しい日本の食事を堪能させてあげられる!

わたし、なんでも美味しく食べるし。

でも、他に特技がないからそもそもメンバーに入れないという根本的な問題があった(笑)

 

というわけで、シーズン2も宜しくお願いします。

それでは、また。

 

 

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声に出して言いたい!【洋画・海外ドラマのあのセリフ】(英語編)

わたしは基本的に洋画、海外ドラマはどんな言語だろうと【完全字幕派】です。

一番最近の例外はアナと雪の女王(2014年3月:日本公開)で、アナとエルサの日本語版の歌を聞きたくて、吹替を観に行ったら、オラフの上手さに感動した以来、吹替は観ていません。

地上波放送の映画も音声を英語にして、日本語字幕を出すワザを覚えたので、本当に字幕ばかり。

海外ドラマに1日の余暇の時間の大半を費やしていると、 だいたいの作品は英語なので有名英語教材『スピー●ラーニング』状態ですが、通勤中や家で観ているのも含めて少なくとも【1日2時間以上プロの役者が話す英語、および日常(?)英会話を3年以上聞いているけれど喋れるようにはなっていない】ということは、お伝えしておかねばなりません。

しかし、喋れは全然しませんが、ヒアリング力は確実に上がっています。

喋っている意味はほとんどわかりませんが、言語として聞き取ってはいるような気がします。

字幕と喋っている内容の違いがわかるときも稀にあります。

そして、特にいわゆるFワードと言われる部類の語彙力の増え方は言葉を覚え始めた赤ん坊並み(笑)

そうなってくると、頻繁に耳に入ってくる英単語や、簡単な英会話を日常的に使ってみたくなるんですよね。

使う機会は(今のところ)もちろんないのですが、来たる日のために『一度は言ってみたいあのセリフ』を備忘録として、記しておきたいと思います。

【言いたい度】その日の気分によって変動するので、順不動になります。

 

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「Copy that!」

 警察もの、ヒーローものに欠かせないこのセリフ。

特に無線系の機器類でやり取りしている時に頻繁に使用されています。

連絡や指示を受けて【了解!】という返しで使う言葉です。

元々は、無線やりとり時に使う言葉「I copy you.(あなたの言葉を受信しました)から転じたスラング

「カピダッ!」と聞こえます。

類義語にドアを足、もしくは体当たりでバーンと開けて「FBI!」もあります。

あと、これはセリフじゃないのですが、犯人や敵が潜んだ暗い場所を、逆手で持った懐中電灯側の腕を台にし、拳銃を持って進むという行動は、いつその機会が訪れてもいいように、持ち方は練習しています(笑)

 

「Sh●t!」「Horseshi●t!」

何かあった時に思わず言っちゃう系のやつ。ほかにも色々ありますが、とりあえず代表的なもの。

告白しますが、家だと全然言っちゃってます(笑)

「シッ(ト)!」の方は、文字通り、「ク●が!」って意味なので、一応伏字にしてみましたが、けっこう普通に使っていて、何かこぼした時(よくこぼす)に特に多用。

「ボーシッ(ト)!」は上手く使いこなせない(笑)

同じ時に使う言葉で「F●ck!」もありますが、これは自分への怒り、相手への怒り両方に使うようですね。

本来の意味からすると、日本語的には意味不明ですが、英語は一つの単語にものすごく色んな意味があるので(笑)

 

「Jesus!」「Oh my god!」

ジーザスッ!」はたまに家では使っちゃう。聖☆おにいさんという漫画で、イエス・キリスト本人が使っているのが面白くて、マネしていたら癖になってしまった(笑)

「Oh my god!」は、できれば、繰り返しで使いたい。

「オーマイガッ! ・・・オーマイガッッ!!と段階的に行く場合と、や(殺)るつもりはなかったのに、思いもかけずや(殺)ってしまったりして「オーマイガ、オーマイガ、オーマイガ・・」とうろたえる場合。この神を呼ぶ系は多様性があり、いろいろな使用例がありますので、みなさんのお好みも聞いてみたいです(笑)

 

「Language!」「Do you understand?」

しつけ言葉ですね。

「Language!」は大人が子供に言葉づかいを注意する時にも使いますが、大人もFワードを不用意に使って目上の人に叱られたりするときに言われたりします。

「Do you understand?」は、Netflixサンドラ・ブロック主演映画『バード・ボックス』で、ものすごい怖さで、子ども殺すんじゃないかぐらいの勢いサンドラ・ブロックが子ども2人に何度も言うので、我が家で流行語になりました。

英会話では、相手にものすごい失礼にあたるので言ってはいけないらしい。

昔、学生時代英語の先生が言っていた気がするけど、やはり日本の英語教育にはそういった意味でも穴があると思う。

日本語で言うと、泣いている子どもに「わかった!? 返事はっっ!?」みたいに説教している感じらしいので、先生が言うにはいいかもしれないけど、この雰囲気は感じ取れなかったです。

 

「Again・・and again and again and again・・・」

「何度も何度も」という意味ですが、単純に言い方がかっこよくて好き(笑)

「and again」の回数はその都度違う。その時の語り手のテンションによる。

だいたいは、シリアスな調子のシーンの時に使われ、明るいシーンで使われることはほぼないです。

自分に酔った感じで、昔語りをするときによく使われる。

世界観にひたりながら語るときに使いたい言葉。

 

「What?」「Are you kidding me?」

類義語:「Seriously?」「Fuc●in' kidding me?」

総じて「は!?」的な意味の時に使用される。

「What!?」は比較的、「マジか!?」的な意味合いに対して「Are you kidding me?」「Seriously?」「Fuc●in' kidding me?」は、怒りが込められていることが多い気がするときに使われる言葉です。けっこうゆっくり目に更に嫌味的な感じも込めつつ「あーゆーきぃでぃん・・みー?」っていう感じにされると雰囲気が出る。

日本語で「は!? 何言ってんの!?」っていうシチュエーションはかなり限られますが、何しろ、攻撃的でいい(笑)

 

「100%〇〇」

 

とにかく、海外ドラマ・洋画はなんでもパーセンテージで現すのが好き。

100%じゃなくても「〇〇%」は、使用頻度が高め。

何かの取り分の相談などでも「取り分は70:30だ」「いや、50:50は譲れない」「60:40が限界だ。それじゃないとこの取引はなしだ」「オーケー、60:40で妥協しよう。契約成立だ」みたいな時や、「100%信じてくれ!」みたいな日本語的にいえば「大船に乗ったつもりで」って言われても信用できないのと一緒でだいたい信用できないんですけど。

「わんはぅんどれっぱーせぇん(と)を始め、パーセンテージを英語で表現することを覚えておいて損はないと思う。たぶんなんかしらに使える(笑)

 

「I promise.」

はい、死亡フラグ~。

外国人は建前言わないとか言われているけど、これ日本で言う社交辞令ですよね。

このセリフが出てきたら、だいたい嘘か言った人は死ぬか死ぬ相当の何かが起きる。

約束するっていうより、【わたしは断言する】っていう意味合いが強いみたいだけど、これを言われたら、だいたい帰ってこないし、信用してはいけない(笑)

多分、どのドラマでも100%言っていて、かなりの回数言っているので、もう100万回ぐらい聞いた体感的に)と思う。

でも、その場しのぎだとわかったうえで、超シリアスな顔で言ってみたい(笑)

 

「We need to talk.」

「I promise.」体感視聴回数100万回なら、200万回のこの単語。

だいたい別れ話か、よくない話。仕事をクビになったりもする。

『スピードラ●ニング』的な効果はなかったとはいえ、これは英語として英語っぽく発音できる自信はある(笑)

しかし、別れ話も込み入った話も英語で話す機会はこの先訪れない気がするので、宝の持ち腐れ。

 

「Back off!!」

ウェントワース女子刑務所というオーストラリア制作の超面白い女子刑務所ドラマで多様される。「Back off!!」。

「黙れ!」「引っ込んでろ!」って意味です。

アメリカドラマでも使われるけど、「Get out!」(げらぁぅっ!)の方が使われてる気もするし、普通に他のFワードのほうが使われてるかなー。

最近、ものすごく外国人が街に増えてるので、英語で文句を言う時の言葉としてこれは上記のセリフに比べて使う機会がもしかしたらあるかもしれない。

あと、変な人も日本人、外国人問わず最近増えてるので、マナー知らずの日本人や外国人に英語で文句をまくし立てて外国人のフリをするというのも手かな・・と本気で考えるぐらい。

でも、刺されるかもしれないので、本当は我慢しないと・・。

 

【番外編】

「Will you marry me?」

プロポーズのシーンがすごく好きなんです。

日本人のプロポーズのシーンは無の境地ですが、洋画や海外ドラマは別。

指輪のケースに入ってもいなくても、ひざまずいて指輪を差し出し、このセリフを言うのを観ているのがとっても好きで、特に喰い気味でYes、yes・・Yes!!

ってなるのとかすごく幸せ感MAX。どんなカップルでも心から祝福できる。

 


 

いかがでしたか?

みなさんのお気に入りのセリフはありましたか?

(【●●選】ブログのまとめのセリフ一度は言ってみたかった(笑))

愛の言葉が、番外編のプロポーズのシーンのセリフしかないところがわたしらしいといえばわたしらしいのですが、愛の言葉は溢れすぎているし、今更『声に出して言いたい!』というほどじゃないので除外させて頂きました(笑)

 

本当はたくさん覚えたFワードを次から次へ羅列するっていうのも考えたんですけど、謎の組織からお叱りを受けそうだったので、このようなラインナップになってしまいました。それでも何個かは下品とされる言葉が入ってしまいましたし、伏字には果たして意味があったのだろうかと一抹の不安も抱いております(笑)

ちなみに、上記にも書いた【Fu●kin'〇〇】の〇〇部分には、何でも入れていいというか、何にでもつけて使う人がいるということは、この数年間でわかりました。

最近一番ビックリしたのは「Fuc●in' month」というセリフがあったことです。

(え? それも!?)って思わずなった瞬間でした(笑)

 

本当は、ランキング形式とか〇〇選にしたかったのですが、選んだり順位をつけたりできずこのようになってしまいました。

今度は『これは次回か、数分後に死ぬ! 死亡フラグシチュエーション』とかもやってみたいです(笑)

 

是非、この記事や今後の企画に対して皆さまのご意見も聞かせて頂けると嬉しいです。

というわけで、それではまた!

  

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【Netflix】『sense8』シーズン1第12話(最終話)『あの子を置いていけない』感想 雪山の運転をなめるな!!&総評

Netflix『sense8』シーズン1第12話(最終話)『あの子を置いていけない』感想です。

 

  ライリーの過去、かわいそうだったね。観ていて非常に辛かった。

あのあと、自暴自棄になってロンドンに行って、クズと付き合ってあんな目に遭うなんて感応者云々の前に人生の不平等を感じました・・

 

ですが、ここで皆さんにお伝えしたいことがある。

わたしは北国生まれ、北国育ち。

何故か山の上にあった職場春夏秋冬、何年も車で通っていました。

そんな、わたしが今回声を大にして言いたいのはいくら急いでるからといって、雪山であの運転はないってことです。

 

ライリーの夫のマグナス(?)、雪道の運転なめてんのかっ!!って観ていて怒りが湧いていました。

時間に余裕がないとしても、あれはない。

あの状況で一番気を付けないといけないのは事故だろう?

早く病院につきたい気持ちはわからなくもないが、だいぶ彼はよそ見をしていた。

いくら楽天家でも、自然には勝てないんだっ!

街頭のない夜の山道では、一瞬たりとも自分の進みたい方向から目を離してはいけない。常に運転に全神経を集中させねばならない。

本当にちょっとの油断で死と隣り合わせだし、わたし自身若かりし頃深夜のスキー場に5~6人で星を観に行った帰り道、運転者が下山中にスリップして崖から落ちそうになりなんとか脱輪ですみ命は助かったけど、JA●を呼ぶ羽目になる。

あのまま、崖から転がり落ちていたら『20代の男女数名がスキー場の帰り道、車でスリップし、乗員全員が死亡しました』とニュースで流される羽目になっていたと思う。

他にも自分の運転で職場の帰り道、映画並みのカーアクションをキメ、山から落ちそうになったのを食い止め死を覚悟したことが二度ほど。

 

救急車の走るスピードが遅いのは事故を避ける為っていうのは常識でしょう?

四駆でタイヤがきちんとしていたとしても、雪道の運転は基本命がけなんだけど。

しかも峠を攻めてる状態であれはない。

自殺行為だから、運転者本人は死んでもしょうがないとして、なんの罪もない子どもが産まれてすぐ死んだのは不憫すぎた。

ご冥福をお祈りします。

 

そして、北国の皆様におかれましてはこれから夏だけど、冬の運転はくれぐれもお気を付けください。

 

 

第11話の感想はこちら

 

www.meganetamago.com

 

 

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※以下、ネタバレありあらすじ及び感想です。

 

シーズン1第12話(最終話)。 『I Can't Leave Her』

病院に入院することになったライリーは、BPOに狙われて手術の為移送されることになる。その間意識の混濁したライリーは、過去の悲劇のフラッシュバックが起きて苦しむ。ライリーをなんとしても救出したいウィルはアイスランドに直接向かう。

ノミとアマニタのハッキングにより、なんとかアイスランドに到着し、ライリーのいる病院にたどり着くがライリーのいる場所がわからない。

ジョナスも現れ、感応者同士が直接目を合わせてしまうとその後、24時間相手のことがわかってしまうためウィスパーズと目を合せないように忠告を受ける。

アイスランドの病院に、次々感応者たちが現れライリーを救うために協力し合う。

一方、ドイツのヴォルフガングは復讐の仕上げに取り掛かるが多勢に無勢でピンチに陥るが感応者の助けが現れる。

 


 

 シーズン1最終話~。

特にどこがって言われても困るけど、すごく面白かったです。

やっぱり、みんな集まってきたのがよかったのかな。

でも、あまり書くことがないんです(笑)

 

今までカーラの活躍ってほとんど観たことなかったけど、台所用品で爆弾作った時は思わずプリズン・ブレイクマイケルを思い出したけど、その即席爆弾の威力が相当なものだったので驚きました(笑)

 

8人全員揃ったのは嬉しかったけど、ウィルとノミとライリー以外の出番は割と少な目だったから面白かったけど、若干物足りなさはあった。

シーズン2の第1話が2時間と映画並みのスタートを切るので、繋ぎの最終話と考えると一区切りとしては、なんとかまとまったかなという気はするのですが。

 

『sense8』シーズン1、全12エピソード。

これだけドラマを観ても今まで観たことのない世界観と、こんなにも、はっきりと世界各国で起こっている社会問題を描いているというのが新しくて興味深かったです。

 

貧困、貧困から生まれる裏社会、マフィア、暴力、LGBTQ、男尊女卑、DV、様々な差別問題。

通常は【その国】だけの話になるところだし、描きたい問題もどれかに寄りがちだけど、地球規模の世界各国のグローバルなストーリー展開を並行させるために、各国の男女が感情や体験を共鳴してしまうという設定は素晴らしいと思いました。アメリカのシカゴ、サンフランシスコ、ケニアのナイロビ、イギリスのロンドン、インド、韓国、ドイツ、そしてアイスランドへと繋ぐことで、アメリカ、アフリカ、ヨーロッパ、アジアのそれぞれの問題が浮き彫りに。

お隣の国、韓国の男女差別表現は他人と思えなかったので、やっぱり必要以上にサンに感情移入してしまった部分もあったし、応援してしまいました。

キャラ的にもかっこよかったし。

 

多少、ストーリーがエモーショナルに寄っていたり、美術性や本人(たち)のこだわりの思考に寄った脚本だなと思う大味な部分はありましたが、各国を繋ぐ手法にこういうのがあったのかって感動しました。

しかも、それぞれの感応者たちもお互いの国を行き来することで異文化交流し、肌で色々なことを感じ取れたことが画面を通してこちらにも伝わりましたし、いろいろな国に分かれてはいるけど、やっぱり地球はひとつの星なんだな・・っていう、脚本家と一緒のエモーショナルな気持ちに若干なりました(笑)

そして、舞台が様々な国に散らばっていたことで、わたしも各国の文化を学ぶことが出来て非常に有意義でした。

今までの人生で考えたこともなかったけど、マフィアのイメージがなかったドイツにもマフィアはあることや、そしてどの国のマフィアも変な柄のセーター着ている。マフィア=変なセーターは世界共通って思った細かいことから、ナイロビの貧富の差による経済問題インドのヒンドゥー教の基礎をはじめとしたジェンダー問題も学べました。

ノミ役の女優さんが実際のトランスジェンダーだったのもリアリティがあり、トランスジェンダーでありながらレズビアンでもあったり、それだけではなくゲイの役者さんが居たりと、非常に複雑化している現代のマイノリティ問題にも切り込んでいるなと思っていたけど、ずっと観ていると自分も仲間のような気がしてきて、そういった問題に関しては最終的にはどうでもよくなっていました。

 

彼らは意識や情緒を共有しているので、最終的にはウィルとライリーに共鳴して、ウィルとライリー本人たちも含めた全員がウィルとライリーを愛していたし、命を掛けて守ろうと思ったってことですよね。

イルサは究極の自己愛と言っていて(まぁ、わかる・・)って思ってたけど、最後のウィルとライリーのシーンを観ていたら、自分を愛している人の自分を愛している気持ちが心からわかるってめちゃくちゃ羨ましいなと思いました。

自己肯定感マイナスのわたしですら、自分のこと好きになれそうな気がする。

 

シーズン2の2時間スペシャル、めちゃくちゃ楽しみです。

 

ウィルがこのままずっと意識失くしているわけにはいかないので、ウィルとライリーがどこに行ったのかまず気になるし、やっと全員顔合わせをした8人がどうなるのか、シーズン1が長い前フリでシーズン2が本番って感じかもしれないと思っています(笑)

 

というわけで、シーズン2でまたお会いしましょう。

それでは、また~。

 

 

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【Netflix】『sense8』シーズン1第11話『引き返せば未来は変わる』感想 引き返しても引き返さなくても未来は変わる。

Netflix『sense8』シーズン1第11話『引き返せば未来は変わる』感想です。

 

 ここ最近というか、ずっとカーラの煮え切らない態度にイライラしていたんですけど、【インドならでは】結婚事情や宗教事情があるんだと思っていました。

カーラはかなり恵まれた都市部の女性ということはなんとなくわかっていたけど、それでもヒンドゥー教の法典にはかなり女性の地位が低く書かれており、田舎を始めとした根強く残る男尊女卑、そして結婚における風習に驚くばかり。

 

今は廃止されたカースト制度のこともあり、結婚相手を選ぶのも容易ではなかった時代。 

まず、今ではだいぶすたれてきた風習ではあるし、厳罰化の法律ができたけど違法にまだ行われている花嫁が嫁ぎ先に持っていく持参金制度(ダヘーズ - Wikipedia)がある。

嫁をもらうだけで大金が転がり込む男子の居る家と違い、女の子は経済的にきついため、子どものうちから嫁に出されたり(年齢が若いと持参金が安くすむ)、性別判定で女の子だとわかると中絶しなければいけなかったり、さらには持参金が少なかったり、嫁ぎ先の家が持参金に不服だったりすると壮絶な嫁イジメが行われ、自殺する嫁が後を絶たなかった。

そのため結婚後7年以内の妻が自殺や死亡すれば、警察が令状なしに嫁ぎ先を殺人罪で逮捕できるという極端な法律ができたりした。

そして、夫が死んで男子も産んでいない場合、用無しになった嫁を死んだ夫と一緒に生きたまま火葬するというティーサティー (ヒンドゥー教) - Wikipedia)という風習にも怒りを覚えずにいられなかった。

他にも色々あったのですが、目立った昔ながらの風習はこんな感じで、カーラの煮え切らない態度は彼女がハッキリしないというよりは『結婚の際に女の意思は(それほど尊重されないし、言ってはいけないもの。そもそも決定権はない』ものなんだと結論づけました。なので、婚約者が結婚するといえば結婚せざるを得ない【Marriage or Death】状態なんだと予測してます。

 

ごめんなさい、ここでいきなりエピソードのネタバレしますが、

リト、この最終回一話前の緊急事態になんでお休みだったの? 

そんなに活躍できるところはなかったかもしれないけど、愛に生きる決意をしたリトが、カーラの前に現れて愛の素晴らしさを熱烈に説くぐらいはできたんじゃないの?

愛よりもガネーシャを取るかどうかは、カーラ次第だけど、これだけは言っておく。

カーラの父親が助かったのはガネーシャに祈ったおかげじゃない、

最新医療のおかげだ。

カーラ本人は『引き返せば未来は変わる』と言っていたけど、引き返しても、引き返さなくても未来は変わる。

カーラ自身が引き返したいけど引き返せない状態で、どちらにしても未来は変わるし、未来なんて想像した通りにいかないのが普通だから、その言葉には説得力がなさすぎる。

だから、ヴォルフガングの心は動かなかったんだとわたしは思う。

未来に希望を抱かないとだいたいの決心は揺らがないぞ。

  

第10話の感想はこちら

 

www.meganetamago.com

 

 

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※以下、ネタバレありあらすじ及び感想です。

 

シーズン1第11話。 『Just Turn the Wheel and the Future Changes』

アイスランドのライリーは父親のコンサートの最中に気を失い病院に運ばれる。

意識が混濁状態となり、BPOにライリーの情報を奪われないように試案するウィルとノミ。病院にハッキングすればなんとかなると考えるノミだが、機材はBPOに押収されていた。そんな時、昔のハッカー仲間のバグが現れ「政府の欧州目録にノミの機材を発見した」と善意で持ってきてくれて、ひとまず時間を稼ぐことができる。

ライリーのそばに付き添ウィルだが、ライリーのMRIの脳の異常に気付いた医師たちが不審がる。イルサが病院に現れ、ライリーの身に危険が迫る。

一方、韓国のサンのところに父親が面会に現れ「本当のことを公開する」と言って帰った数日後。サンのところに弟のジュンキが現れ、サンに父の訃報を告げる。

父の死は、弟のジュンキの仕業だと感じ取ったサンはそのことを弟に告げるが、自分にはアリバイがあると主張するジュンキ。怒りが頂点に達したサンは弟に暴行する。

そんな時、カバカの娘の送迎を請け負っていたヴァン・ダムはカバカを恨んでいるギャンググループから呼び出しを受ける。カバカの娘を親友に預け、現地に向かうが、そこではカバカ本人が拉致されていた、鉈を渡されカバカの首を落とすように言われるヴァン・ダム。

一方、ヴォルフガングは復讐の締めをしようと叔父の屋敷に向かっていた。カーラはヴォルフガングを止めようと説得する。

 


 

 ヴァン・ダムが弱いのに決着をつけに行くと出かけて行った時、カバカが何故か捕まっていてギャングのボスがチンピラに捕まるなんてことある?っていう素朴な疑問はともかくとして、サンの父の会社はもうダメですね。完全に弟が潰すし。

サンが守ろうとしていた家族は、サンが刑務所に入ることではやっぱり守れなかった。

弟に罪を償わせることが最良の策だったのに、本人も言っていたけど『人生最大の間違い』を冒してしまったよ。

 

でも、まさか弟、実父を殺すほど腐ってると思わなかったから若干驚きはした。

気が小さいからそこまではやらないと思った。

サンの怒り、弟と自分と両方に向けられたからこそヴァン・ダムの窮地を助けることができて、ヴァン・ダムは優しくて好きなので、助けてもらえてよかったです。

だけど、この状態だとサンは刑務所からしばらく出られないってこと?

だから、言ったじゃんっっ!!

くそー、悔しい・・。

 

そして、BPOの次のターゲットになりかかっているライリー。

付き添うお父さんの歌、すごい澄んだ声で癒される。

ノミのハッキングも時間稼ぎにすぎないし、世界各地に散らばっているメンバーがどうやってライリーを助けるのか、非常に興味があるし、そもそもそんなことができるのかどうか。

できるのかどうかといえば、ライリーの他にヴォルフガングもあれ、多分叔父さんの家だよね? バズーカ持って乗り込もうとしてるの?

ライリーとヴォルフガングの件、同時に片がつけられるかな・・。

 

でも、シーズン1最終話まであと1話しかない。

ふんわりとした感じで始まって、それぞれの個人的な悩みやエピソード中心に描かれてそこにそれぞれの感応者たちが絡む展開で進んでいったシーズン1だけど、チームとしての結束はまだ固まってない。

覚えてないだけかもしれないけど、まだ対面していない人たちもいる気がするんだけど。

特にリトは、会ってはいるけど喋ってない人の方がむしろ多い気がするんだよね。

鏡に映ったりはしてたけど、サン、ライリー、カーラ、ヴァン・ダム、ウィルとリトの絡みが思い出せない・・。

ヴォルフガングも、カーラとリト以外はほとんど交流してないような・・。

 

それはシーズン2で観られるだろうか。

8人固まっているのがどうしても観たいなー。

 

 シーズン最終話どうまとまるのか楽しみです。

突っ込みどころはけっこうあったけど、なんだかんだ面白かったな。『sense8』も。

というわけで、それではまた。

 

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【Amazon】『スタートアップ』シーズン1完走  騙されたと思って3話ぐらいまでとりあえず観てほしい!

Amazon Exclusive『スタートアップ』シーズン1感想です。

 

~テクノロジー会社を起こすにあたり、危険なハイチ系ギャングと手を組むことになり、思いも寄らない場所からの不正な金を使わざるを得なくなる。だが、生き延びる戦いに比べたら、事業を成長させる苦労は何でもないように思えてくる。コトをさらに難しくするのは、接触する相手を生かすも殺すも自分の勝手とばかりに、正当な理由がなくても容赦なく権力を振るうFBI捜査官の存在だった。~

 

って、ドラマの紹介の下記公式サイトにあらすじとして書いてあるんですよ。

今までマーティン・フリーマン中心のポスターは見かけたことあるんですけど、ポスターも地味でなんだかよくわからないし、このあらすじではなんのことだかさっぱりで今までスルーしてたんです。 

どう見ても面白いようには思えない・・。

あらすじに対する熱意が微塵も感じられない。

わたしはいつも、ドラマのレビュー記事に書くあらすじは、視聴したうえで一応自分の言葉で書くようにしていて、うろ覚えの時は二回観たりしているぐらい、あらすじ部分は大事にしています。あんな感じでも一番苦労している部分なので「本当にドラマを観てほしいと思ってるのか!?」とシーズン1を完走した今、怒りすら覚えます(笑)

 

 

www.amazon.co.jp

 

そんななか、海外ドラマ好きのパイセンが勧めてくれて「面白くて、もったいないからチビチビ見てる」というので試しに見てみたんです。

第1話を観た感想は(不必要に(男女が)やってるシーンが異様に多いけど、これ本当に大丈夫か・・?)と一抹の不安を覚え、パイセンに確認。

 

「第1話観ました! しかし、このドラマ必要以上に営んでるばっかりだったんですけど、本当に面白くなります・・?」

との問いに、

「第1話は、やってばっかりなんですよ!(笑)でも大丈夫。ここからです!」

 

という言葉を信じて、2話以降を観始めたらやってばっかりだった第1話では夢にも思いませんでしたが、シーズン後半では、涙する展開に。

公式には任せておけないのでわたしがしっかりしたあらすじを書いたうえ、ドラマの魅力を力説します!(笑)

 

ちなみに、予告など、キャスト紹介はこちらのソニー公式サイトのほうがいいです。

www.bd-dvd.sonypictures.jp

 

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※以下、あらすじ及び感想です。

 

シーズン1あらすじ

舞台は金融犯罪都市マイアミ。

FBI捜査官のフィル・ラスク(マーティン・フリーマン)も例外ではなかった。公表できない金を扱う犯罪者たちから金を脅し取り、汚職を重ねていたがある日、そんな彼にも転機が訪れることになる。

一方、キューバ系移民である天才エンジニアのイザベル・モラレス(通称:イジー/オマトラ・マレロ)は一流大学を中退し、自ら編み出した仮想通貨【ジェンコイン】の運用に全てを掛けていた。7年かけて開発した仮想通貨を世に送り出そうと、投資や融資を募るがなかなかうまくいかない。

セレブな恋人を持つ銀行家のニック・タルマン(アダム・ブロディ)は、順風満帆な暮らしを送っていたが、麻薬マネーに手を染めている父親が自分のところに現れ、表に出せない金のデータをニックに預けていく。

そして、ハイチ系移民のギャングの№2的存在であるロナルド・デイシー(エディ・ガテギ)は、紛争と貧困の悪循環から抜けられない日々に疑問を感じていた。妻と二人の子どもを持つ父として、なんとか未来を変えたいと奮闘していたが一人の力ではどうにもならなかった。ある日、ギャングの資金を運用しようと銀行に預けたはずの30万ドルがニックの父親の手によって、持ち逃げされたことがわかる。

ニックの銀行に【ジェンコイン】への融資をプレゼンしに行き門前払いをくったイジーと、ニックとロナルドが、ニックの父親の手によって繋がることになる。

不思議な縁で、夢の通貨【ジェンコイン】をなんとか形にしようとする、天才エンジニア、銀行家、ギャングの3人のチームがここに生まれ、FBI捜査官のフィルも、ニックの父親に利用されていたことがわかり絶体絶命のピンチに陥ることになり、ここに絡む羽目になる。

それぞれの思惑を背負った【ジェンコイン】の運命は・・。

金融犯罪、IT犯罪、暴力、貧困、ギャング、差別などが複雑に絡み合った戦いがここに描かれる。

 

 


 

HBO制作シリコンバレーっていう有名コメディドラマ知っていますか?

天才エンジニアのリチャードが仲間とともに、自分のアプリを運用させるためにベンチャーキャピタルなどを相手に奮闘するドラマなんです。

観てると猛烈にイライラするんですけど、何故か観てしまうという不思議なドラマで。

わたし、大好きなんですけど、基本的には『シリコンバレー』的な話です。

エンジニアは自分が生み出したIT産業にエンジニアとしてのプライドとアメリカンドリームを乗っけている。エンジニアには商才がなくて奮闘している時に、それを助けようする人が現れて、チームになって色々頑張る。うまくいきそうで調子に乗ったり失敗したりというのを繰り返す。というところのストーリーの素地は似ているんですけど、シリコンバレーと圧倒的に違うのは、緊迫感と愛。

シーズン1観ている間に、3回ぐらい声に出して「ギャーッ!」って言ったかも(笑)

 

そして、このドラマの見どころとしては、ストーリーもさることながら、ちょっと(男女が)やっているシーンは無駄に多い気はするんですが、それを差し引いても素晴らしいキャストの演技です。

これは、本当に声大にして言いたい。

まず、マーベルオタクのわたしにとっては、”ロス長官”マーティン・フリーマン

『シャーロック』のワトソンとしても有名ですが、なんとなく温厚でおとぼけ感のある役の多い彼の、本気の演技を見よ!

これを観るまで【イギリス俳優】というざっくりとしすぎた印象しか持っていなかった彼に、この作品の振り切れた演技で完全に落ちる。

役柄が、ちょっとサイコパスチックな部分も持ち併せていて、変な色気をガンガン出してきます。心臓のドキドキが止まらなかったです(笑)

 

そして、もう全力応援している、ハイチ系ギャングロナルドを演じている、エディ・ガテギ。わたしはこの作品で彼をきちんと観るのが多分初めてなんですが、もう彼をとにかく観てほしい。

 彼の演技で、覚えているだけで2回は泣いた。

歩いてるだけで目力と存在感もすごいし、【現状を変えたい】という信念が画面から伝わってくる。

あと、家族愛がすごくて泣ける。

静かな演技ながら、彼が居なかったらこのドラマは途中リタイアだったなと思ってすらいるし、彼の最終的な着地点と彼が夢をかなえる姿を観たいからこのドラマを観ていると言っても過言ではないです。

 

正直ジェンコイン】がどうなろうが、どうでもよかったりするんですけど、それでロナルドが幸せになるなら成功するべきだ。

シーズン1の最後も「ギャーッッ!!」って感じで終わったんで、シーズン2以降も非常に楽しみです。

 

  

とにかく1話目で諦めずにとりあえず3話目ぐらいまで観てみてください!

絶対ハマりますので!

 

というわけで、シーズン2でまた!

 

※シーズン2の感想はこちら

www.meganetamago.com

 

 

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【Netflix】『sense8』シーズン1第10話『人間の条件』感想 自分が生まれる宣言をした『インデペンデンス・デイ』。

Netflix『sense8』シーズン1第10話『人間の条件』感想です。

 

インデペンデンス・デイというウィル・スミスの映画がありまして、続編もあり、日本では『インデペンデンス・デイ』というと、映画の方を思い出す方も多いかと思いますが、アメリカで【Independence Day】といえば、7月4日、アメリカの祝日である独立記念日です。クリスマス、感謝祭と並ぶ大掛かりなイベントも多く行われる日です。

独立記念日という名前はついていますが、実際は1776年に独立戦争の真っただ中『イギリスから独立する宣言をした日』を記念して制定された祝日です。

現在は、基本的には家族が集まってお祝いするのが慣例で、連休を取り帰省したり、街ではパレードや、花火が目玉となっています。

商業施設のセール戦争も激しいようですが、日本でも

ウィルが父親と船上で観ていた花火を、サンやヴァン・ダムも一緒に楽しげに見ていたのがとてもいいシーンで印象深いです。

 

独立戦争の最中の1776年にイギリスからの独立を宣言をし、アメリカ合衆国という国家を制定、フランス、スペイン、オランダなどからの援軍を得て、イギリスとアメリカでは物理的な距離も離れており、アメリカ大陸は広大だったため徐々にイギリス側の戦況が悪化。

独立宣言から7年後の1783年に結ばれた『パリ条約』(1783年)にて、イギリスはアメリカの独立を認め独立戦争終結アメリカ合衆国が誕生しました。

ちなみに『パリ条約』と名のつくものは、ざっと見た限り50個ぐらいあり年号をいれないとどのパリ条約かわからないです。

アメリカの独立戦争は元々は、イギリス人が侵略したアメリカで、そもそもはアメリカ原住民を支配したイギリス人がイギリスに反発し戦争が起きるという事態になった興味深い世界史です。

ちなみに、1783年のパリ条約が結ばれた9月3日ではなく、あくまで独立宣言をした日の7月4日が独立記念日建国記念日とされています。

 

独立記念日 (アメリカ合衆国) - Wikipedia

パリ条約 - Wikipedia

  

第9話の感想はこちら

 

www.meganetamago.com

 

 

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※以下、ネタバレありあらすじ及び感想です。

 

シーズン1第10話。 What Is Human?

 

ドイツのヴォルフガングは従兄から、ダイヤを返せば親友とヴォルフガングは見逃してやると言われ約束奪ったダイヤを持って約束の場所に向かうが、ヴォルフガングは復讐を誓っていた。絶対絶命になっていたところに、自宅のジャグジーのバスタブで自暴自棄になっていたメキシコのリトが現れヴォルフガングのピンチを救う。

ヴォルフガングを救ったリトは、ホアキンに身を売ったダニエラを救うことを決意し、ホアキンの元に向かうが返り討ちに合う。そこにヴォルフガングが現れる。

インドのカーラは結婚のことで悩んでいることを父親に相談する。

韓国のサンのところには弁護士が現れ、父親が真実を告白したので釈放する書類にサインを求められるが弟のことを思ってサインを迷う。

アメリカでは独立記念日のお祭りが各地で行われ、共鳴者がウィルのところに次々現れる。

また、アイスランドではライリーの父親のコンサートが開かれ、共鳴者全員に自分が生まれた時の瞬間が脳裏に現れる。

 


 

 リトは、仕事より愛を取ったねー。

 

恋愛関係において大なり小なり、どちらかがどちらかに犠牲を全く払わないっていう関係はありえないけど、個人的には自分のために相手に多大な犠牲を強いるのが嫌なタイプだし、自分にそこまでの価値があるとは思えないので、わたしがエルナンドだったら、リトの気持ちを素直に受け取るのが怖い。

身を引きたい・・いや、頼むからこのまま、身を引かせてくれ!

後々、仕事にやっぱり支障が出たり、引退して違う仕事を選んでしまったとして、リトが口に出さないまでも後悔しているのをうっすら感じ取ってしまっただけで、わたしがキレて喧嘩になるのが目に浮かぶ。

「後悔してない」って相手が何度言っても信じないし、 絶対言っちゃいけない「頼んでないっ!」100%言う(笑)

ホアキンもこのまま殴られて引き下がるようなやつじゃないと思うし。

命に優劣はないとはいえ、DVしてるような奴は別。生きてる価値なし。

DVに正当性はゼロ。異論は認めない。

更に顔を狙って外に出られないようにして監禁状態にしてるっていう姑息さも兼ね備えてるやつだから、全然丸く収まってるように思えなくてドキドキする。

リト本人はスッキリしてるようだから頑張れって感じだけど、今後のことだよ。

エルナンドが、リトの愛を素直に受け止めるわたしのようなめんどくさいタイプじゃなければハッピーエンディングだろうとは思うんだけど(笑)

 

ところで、昨日「サンの父親、直前になって裏切るに1万点賭けたのに・・」と言ったら「まだ、油断はできない」と言われました(笑)

サン、心配だなぁ・・。どうなるんだろう。

同房の友達も気になるしさ。

 

そして、もうなんの疑問もなく共鳴している人たち(以下:感応者)が、自由にお互いのところを行き来するようになって面白い。

今まで会ってなかった人たちも会うようになって、カーラとヴォルフガングはほぼ2人で共鳴していたけど、他の感応者たちにも会うようになったり。

 

ちなみに、ヴァン・ダムの前に始めてカーラが現れライオンハートという映画を一緒に観ることになり「ダンスシーンがない」としつこくするカーラに「戦闘シーンがダンスなんだ」と答えるヴァン・ダムの懐の深さ。

更には、もうひとつのカーラの質問に、ヴァン・ダムが出した答えは真実を突いていて深かったです。

笑顔のヴァン・ダムとは裏腹に、ものすっごい気持ちがわかったから泣きそうになっ

わたしも、子どもの頃からテレビっ子だったし、わたしはヴァン・ダムと違って日本人だから、義務教育を小学校から受けて、読み書きと基本的なことは習えて学校には図書室もあったから、テレビと本にはだいぶ助けられたと今になっておもうことがあるし、このブログを書くことにも繋がってるかもしれない。

カーラも返す言葉がなく、自分の恵まれた境遇を思うしかなかったと思う。

 

「ベッドがないのに、家に大きなテレビがあるのは何故?」

「テレビは、スラム街の外に連れ出してくれるから」

 

テレビを見ることで、世界には文明や自分たちとは住む世界の違う恵まれた環境があることを知っていて、自分には到底手の届かない暮らしだとわかっているヴァン・ダムが、それでも夢を見たいと大きなテレビで好きな映画を観る。

状況が全然違うのはわかっているけれど、わたしの映画や海外ドラマ依存も、一種の現実逃避だもんな・・。

 

そして、最後ライリーのお父さんのコンサートに集まるみんなの元に、ライリーの出産の件から、自分が生まれた瞬間の映像が浮かぶ感応者たち。

(何故、ノミ以外はほとんど外なんだ?)と思ったけど、ほとんどの人が誰かに共鳴して出産日が早まったり、逆に遅くなったりして病院まで間に合わないなどの急な出産が多かったのかなと結論。

命をこの世に送り出すため、どの母もへその緒で繋がった我が子を誕生の瞬間まで一心同体で守り、産みの苦しみを味わいながらの命がけの出産。

 

自分が誕生した瞬間の映像が、地球全員すべての人に現れたら女性の価値がもっと上がるだろうな。

 

その後辛い境遇で育った人もたくさんたくさんいると思うし、自分を産んだ母がまともな親じゃなかったとしても、少なくともその瞬間は命がけで自分をこの世に送り出した存在が、全人類に一人は存在しているという事実は変わらない。

 

色々な問題に切り込んできた『sense8』シーズン1もあと二話ですね。

今回のエピソードはテーマが重すぎてざっくり割愛してしまったけど、バズーカをぶっ放したヴォルフガングはドイツに居られなくなると思うけど、意識不明の親友を残したままどうするのか地味に気になっています(笑)

 

というわけで、それではまた。

  

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【Netflix】『sense8』シーズン1第9話『死は別れじゃなくて』感想 ノミのケースとリトのケース、全然違う問題。

Netflix『sense8』シーズン1第9話『死は別れじゃなくて』感想です。

 

ライリーのふるさとの表記をアイスランドではなくアイルランドと何個か表記していたことを訂正してお詫びします。

ちなみにお詫びとして、アイルランドについても少し、情報を載せておきたいと思います。基本情報は以下のサイトが非常にわかりやすかったです。

 

schoolwith.me

 

 そして、今さらですがライリーの居るアイスランドですが。

人口35万人程度の島国で、場所的に言うとアイスランドから見て向かって左側にグリーンランドがあり、右側にノルウェーやイギリスなどがある海に浮かんでいます。

みなさんわかっていると思いますが、北欧です。

基本的にはアイスランド語ですが、デンマーク語、英語も通じます。

オーロラが発生するプラズマを引き寄せる磁場が強い北緯65度~70度の地域。

若干いびつな形ではありますが、地球の頭に輝くキューティクルの天使の輪みたいになっていて、オーロラベルトというのですが、アイスランドは国土全体がその緯度上にあります。

そのため、比較的オーロラの発生率が比較的高く、手つかずの自然が豊富でアイスランドの貨幣価値がちょっと落ちているということで物価が安くなり、観光人気も最近高まっている国です。

なんとなく薄暗くていつも寒そうですが、北欧の中では比較的住みやすい気候のようで、冬でも0℃から5℃ぐらい。ほかのオーロラスポットで有名なカナダのイエローナイフや、アラスカ(マイナス30℃~40℃)よりは観測がしやすいというのもアイスランドオーロラのメリットらしいです。

オーロラを一生に一度は観たい!と思っている方はアイスランドも是非候補に入れてみてはいかがでしょうか。

わたしは遠いし、寒いの苦手だし、そのうち3Dプラネタリウムとかでやってくれそうなので、それでいいかなぁ(笑)

ちなみに『sense8』のメンバーの国で一番行きたいのは、サンフランシスコです(笑)

  

第8話の感想はこちら

 

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※以下、ネタバレありあらすじ及び感想です。

 

シーズン1第9話。 『Death Doesn't Let You Say Goodbye』

アイスランドに帰ったライリーは、幼少の時妖精だと信じていた存在に会いに行く。

妖精だと思っていた女性は、感応者でライリーたちの仲間だと名乗る。

BPO組織に勤めていて、狙われている感応者を守っていると言うイルサという女性は、母の病気で偶然ライリーのことを知り、陰ながらライリーを守っていた。

イルサと会話中に、ジョナスと話すウィルと共鳴したライリー。

イルサはジョナスとアンジェリカはBPOに仲間を売る裏切り者だと言い、ウィルとコンタクトを取るのをやめるように告げる。

ライリーはその後、過去に失った夫と娘の墓前に行き、ヴァン・ダムと共鳴し、お互い失ったものについて語り合う。

一方、なんとかBPOの追跡を振り切ったノミは自宅に帰る。

そこにアマニタも登場し、2人でなんとかトラブルを乗り切ろうと誓う。

メキシコの美術館でエルナンドに別れを告げられたことを思い悩むリトの前にノミが現れ、2人で過去の出来事を話し合う。

インドのカーラは目の前で婚約者の父親が何者かに殺されたことで、警察の追及を受け、ドイツのヴォルフガングは親友が襲われたことで復讐を企てないように叔父に釘を刺される。

韓国のサンのところには父親が面会に現れ、サンに真実を世間に公表することを話す。

 


 

今回、リトが語っていたディエゴ・リベラというメキシコの画家アメリカの大富豪、ロックフェラーの話。

安土城を建てる際に織田信長がお抱えにした画家・狩野永徳の話を思い出して、世界中どこにでもそういう話はあるんだなぁ・・と思ったのが最後、あまり話が入ってこなかった(笑)

ので、ディエゴ・リベラ - Wikipedia

エルナンド、若干(?)話盛ってない?

散々っぱら女遊びを繰り返した後に、親子ほど年の離れた女性と結婚。

ディエゴの妻になった、 フリーダ・カーロ - Wikipedia

夫のディエゴの浮気癖に相当悩んでいたみたいだけど、それでも妻で居続け元々、虚弱体質なうえ事故にも遭い流産を三回繰り返し、絶望の淵に立っていたのに、妻の妹とも関係持ってるじゃん・・。

そして『妻を失って初めてその大切さに気付いた』。

・・・翌年に、他の女と結婚してるけど!?

エルナンドの御託を何時間もうっとり聞きつづけるのは恋のなせるわざで、付き合いたてあるあるだし【素敵な初デートの思い出】だからいいとしても、ノミがリトに言ったことに対しては若干違う意見だな。

 

ちなみに、子どものノミに熱湯ぶっかけた子どもたちは全員今頃地獄に落ちていればいいと心底思うけど、リトが『俳優の仕事に影響が出るから』といって、プライベートを隠していたことはそんなに責められるようなことではないというか。

リトばかりが我慢するようなことではなく、パートナーがいる場合にはパートナーと折り合いがついていればそれでいい問題で、日陰の身が嫌ならその人との将来は諦めなきゃいけないから、今回の件に関してはエルナンドは身を引いたっていう面もあると思うし。

リトの件は極端だから、なかなかうまく言えないけど誰でもいろんな顔を持ってるじゃないですか。

職場での顔、友人に対しての顔、家族に対しての顔、好きな人の前での顔・・って、それぞれみんな違うもんじゃないですか? そして、そのどれも自分の一部では?

もし、職場での顔がその人の全部だったら『よくこんなク〇と結婚する人が居るな』っていう人が、どこの会社にも絶対存在してるけど、その説明つかないもん(笑)

リトが仕事を失ってもエルナンドを取り戻したいならそれはそれで応援する。

でも、もしそうじゃないならよく考えた方がいいと思う。

今は、エルナンドを失った悲しみで取り乱してるけど、ノミのケースとリトのケースはまた違うと思うんだ。全然違うと思う。

 

今回のエピソードはリトの問題の他に、

・誕生日全員8月8日問題(西暦も1988年か?)

・ライリーの亡くなった夫と子供(誕生日と命日が同じだったから死産?)問題

・サンの父親はサンを本当に救う気があるのか問題

・ジョナスとイルサの言うことがどっちか本当か問題

 

がありましたが、ライリーのことは、夫は何で死んだのかわからなくて、娘が死んで一家心中しようと思ったけどし損ねた的な感じかなと思いました。

サンの父親は『面会時には罪悪感で公表すると言ったが土壇場で公表しない』1万点。

ジョナスとイルサはイルサが怪しい(根拠はない)。

 

ところで、余談なんですが昨日から困っていることがあるんですけど、ずっと薬師丸ひろ子セーラー服と機関銃昨日の夜の9時頃から頭から離れないんです。

わたしですらリアタイで聞いたことのないぐらいの古い歌だし、タイトルもわかんなくてGoogleの音声検索でマイクに向かって歌ったぐらいなんですよ。

Youtubeで検索したら、橋本環奈ちゃんのやつが出てきてそれを流してたりもしたんですけど。

これと本物の違いもよくわからず・・。

 


【MV】橋本環奈ソロデビューシングル「 セーラー服と機関銃」(公式)

 

ちゃんと聞いたことがないのに、1番はほぼきちんと歌えていて多分誰かと共鳴しているんだと思うんですよね。

多分その人も2番は怪しいんだと思う。なので1番しかちゃんと歌えない。

誰だ!『セーラー服と機関銃』リフレインしてるやつ!!

 

というわけで、最後に、ヴァン・ダムの妹は、今頃飢えることなくどこかで幸せに暮らしていますように願って。

 

それでは、また。

 

 

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【Netflix】『sense8』シーズン1第8話『人の本質は勇気の有無で決まる』感想 夢をかなえるゾウ。

Netflix『sense8』シーズン1第8話『人の本質は勇気の有無で決まる』感想です。

 

 ヒンドゥー教の神様ガネーシャといえば、昔流行った小説のような形態をとった、いわゆる自己啓発本『夢をかなえるゾウ』ですよね。

ベストセラーだし、ドラマ化もされたので、読んだ人も観た人も多いかと思います。

夢をかなえるゾウ

夢をかなえるゾウ

 

ダメダメサラリーマンの前に現れ、嘘か本当かわからないような話を交えつつ、社会人として全然なってない主人公を、基礎からしつけしていくガネーシャ

内容的には、『成功した人が必ずやっている、たった15の習慣』(注:架空のタイトルです)的な電車内に貼ってある自己啓発本広告の本全てに書いてあるようなことばかりですが、わかりやすく面白おかしく書いてあるといった点で、メガヒット。

個人的には、自己啓発本を出版している著者自身も成功者であり、わたしとは住む世界が違う人だし、偉人の習慣なども成功者がやっているからその行動や発言が輝いてみえると思っているので、例えば『めがねたまごがやっている15の習慣』では、誰も興味ないどころか、わたし本人も興味がない(笑)

 

その行動をしたから成功者になったというよりは、元々成功者の素質があった人がたまたまそれをやっていたに過ぎないと思うし、そういう努力が全部見返りになって戻ってくる公平な世の中ではないと思っている・・けど、向上心を常に持つのはいいことだと思う。わたし自身は意識を高く持つのは無理なタイプなんで、自己啓発している人はむしろすごく偉いと思っています。

時間は有限だし、明日死ぬかもしれないから人生を有意義に使っていて、憧れます。本当です。

 

そしてガネーシャさんという神様なんですけど。

前にも書いたのですがヒンドゥー教の神様の一人で、学問、商売繁盛(特に新規事業)、厄除けなどの神様なんですが、ガネーシャの頭が象なのは色々諸説あるのですが、元から頭が象なのではなく、そもそもは普通に首がついていた。

一番有名な説は、母親に頼まれて浴室の見張りをしていたガネーシャガネーシャの父親シヴァがそこに現れ、中に入れろと言う。ガネーシャとシヴァはその段階で互いの親子関係を知らなかったため、ガネーシャは入室を拒否。シヴァを門前払いしたことでシヴァが激怒し、ガネーシャの首を切り落とし、遠くに放り投げた。後にガネーシャの母親に「あんたが首を切り落としたのは実の子」と言われ、首を探しに出かけるが見つからず、通りすがりの象の首を切り落とし、ガネーシャの体にくっつけたから・・という話なんですが、シヴァもシヴァの母親(パールヴァティ)も神様なんですよね。

ガネーシャ、めちゃくちゃかわいそうじゃないですか!?

意外と、神の世界も生々しい話多いけど、この話はちょっと・・。

でも、不遇な神さまのほうが庶民の話聞いてくれそうな気がちょっとするので、これはこれでいいのかもしれないとは思いましたが(笑)

  

第7話の感想はこちら

 

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※以下、ネタバレありあらすじ及び感想です。

 

シーズン1第8話。 『We Will All Be Judged by the Courage of Our Hearts』

シカゴのウィルとアイスランドに帰ったライリーは、どんどん絆を深めるとともに愛情も芽生え始める。

ノミの手術を担当した医師のことを相変わらず調べるノミとアマニタ。

匿ってもらいっているアマニタの実家に、国の機関を名乗る団体が現れノミを引き渡すように言う。アマニタとアマニタの母が時間を稼いでいる間に、家を逃げ出すノミだが、追手に囲まれ絶体絶命になった時に次々に共鳴者が現れ、ノミを助ける。

ヴォルフガングの親友が襲われ、生死の境を彷徨うことになった。付き添ヴォルフガングの前にカーラが現れ、ヴォルフガングの友情物語を聞き、ヴォルフガングを慰める。

韓国のサンは、刑務所内に友達ができる。友達を守ったことでボスに目をつけられることになり、暴行されるが返り討ちにし独房に入れられる。

リトの家に居候していたダニエラの携帯電話がダニエラの元彼ホアキンに奪われ、リトと恋人のエルナンドの関係を理由に脅される。ダニエラがホアキンと交渉し秘密は守られることになり安心していたリトだったが、エルナンドはリトのダニエラに対する対応に不満を持っていた。

 


 

とうとう、『sense8』接触してきた【ウィスパーズ】

色々調べているうちに自分が何者かに命を狙われていると理解し、共鳴者たちのことも完全には理解できていないまでも、受け入れてきているノミ。

ノミの危機に、サンとウィルとヴァン・ダムが現れたシーンは壮観でした。

 

今回のエピソードは、一言でいえば

(こういうのが観たかったんだよーー。待たせすぎだからっ!!)

っていう、エピソード(笑)

 

アフリカの貧困地帯に住むヴァン・ダムが世界旅行を楽しんだり、色々な人に優しく明るく接している姿は観ているこちらもなんだか嬉しい。

母親との愛ある暮らしは不幸のどん底ではないと思うけど、問題が山積していてわたしだったら、押しつぶされそうな気持ちになるような状況だし。

頑張っている彼の人生に起きたギフトだと思ってくれているといいな。

アンジェリカがヴァン・ダムを選んだのには何か理由があると思うけど、これから、ギャングのボスのカバカの件で大変な目に遭いそうな時にみんなに優しくした分、メンバーが協力してくれるといい。

 このドラマの素晴らしいところは『sense8』のメインメンバーに底意地の悪い人が居なく、基本、みんな善人なところです。

悪役もいまのところ、出番少ないし、そういうシーンこれからもたくさん観たいと思います。

 

今はとりあえず【ウィスパーズ】のターゲットになっているのはノミだけど、現実問題、抹殺ターゲットはメンバー全員なんでしょう?

とりあえず、共鳴者バレしているのが今のところノミだけってことで理解しているのですが。

 

ところで、みんなよりだいぶ共鳴が遅れているリトが、恋人のエルナンドに別れを告げられました。

この事案に関しては、ダニエラも悪いしリトカップルも悪い事案だと思うけど、結果的にダニエラは、リトに義理を立てて責任をとった。

エルナンドは、自分たちが巻き込まれた形とはいえダニエラに友情も感じていただろうし、自分の愛する人が保身に走ったことをどうしても許せなかった。

これはもう価値観の問題かなぁ。

あの2人は、ダニエラが現れなければ滞りなく続けられていた関係だと思うけど、リトがスターである限り、日陰の身であることをエルナンドは受け入れてリトと付き合っていたと思う。それは自分が受け入れられた問題だったけど、DV被害に遭っている友人を犠牲にしてまで守らなきゃいけない関係には妥協できなかったし、そんなリトと一緒にいるのも辛いと思っての決断だったんだろう。

『勝手に押しかけて居候していた女が元さやにおさまっただけ、こちらには関係ない』と思う人もいると思うから、どっちがどうとはいえない。

わたしがエルナンドだったら、リトの対応にショックは受けると思うけどかといって、スターのキャリアを捨てろとも言えないし、リトを放っておいて自分だけでダニエラを助ける力もないので偉そうなことは言えないから、自分を断罪するには、愛するリトに別れを告げる決断がやはり最良なんだろうなとは思った。

エルナンドと離れたことで、遅れをとっていた共鳴者との関係が深まる流れですよね。

どうでもいいけど、リトの出ている映画、超つまんなそう(笑)

 

あと、アイスランドに帰ったライリーにもまだ秘密ありそうですよね。

明かされてないけど、そっちも気になります。

 

というわけで、それではまたー。

 

 

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【Netflix】『sense8』シーズン1第7話『探偵ごっこ』感想 囚人服。

Netflix『sense8』シーズン1第7話『探偵ごっこ』感想です。

 

韓国の女子刑務所の囚人服、何色かあるみたいだけど基本的には『ウェントワース女子刑務所(というhuuluプレミアの女子刑務所ドラマ)色。

今まで、刑務所が舞台のドラマや、囚人が出てくるドラマを山ほど観ているのに、あまり気にしたことがなかった囚人服。

 

囚人服の基本を調べ始めたのですが、ドラマの情報は山ほど出てくるのに反し、実際の刑務所の情報は、考えてみると当たり前なんですが、ほとんどない・・。

英語で検索したけど、そっちも有益な情報はあまりなかった。

日本の囚人服の色が、基本的には暗いグレー、作業着はくすんだ黄緑みたいな色ということぐらいしか最終的にはわからず、本物の画像(写真)も見つけることが困難でした。ユニ〇ロがどっかの囚人服を入札で作ったとかなんとかそのぐらいの情報かなぁ。

 

海外ドラマでは、明るいオレンジ黄色、そしてウェントワース色水色がかったエメラルドグリーンを見かけることが多いのですが、ミニオ〇ズとかが着ていたこともあって、海外の囚人服にそのイメージを持っている人も多いかと思いますが、昔の囚人服は太い白黒のラインでのストライプ、もしくはボーダーだったりします。

基本的には、囚人服は囚人がプリズンをブレイクした際に街に馴染まないようなデザインとされているようでが、わたし、明るいオレンジも、黄色も、明るい青も、ウェントワース色も着るけど・・って思ってしまったので、基本わたし自身街に溶け込んでないんだと思います・・。

日本の囚人服が地味色で作業着と見間違うような感じなのは、衣食住や最低限のライフラインなど、生きる環境はしっかり確保されているにしろ、世界でも類を見ないほど自由がない日本の刑務所では、プリズンをブレイクする(できない)人が圧倒的に少ないからだろうなとは思いました。

 

ところで、NETFLIXといえば大人気有名女子刑務所ドラマオレンジイズニューブラック』がありまして。人気を受けて「オレンジのつなぎとかむしろかっこよくない?」となり、”あのつなぎ”を街で着る人が大量発生。

 

囚人の奉仕活動などと一般人の見分けがつかない状態になったり、そもそもの脱獄犯を見分けたりすることが出来にくくなったことから、囚人服のデザインを昔ながらの白黒の縞模様に変更した刑務所もあり、囚人から大不評をかっているという記事も見かけました。

わたしのツイッターのフォロワーさんは『ウェントワース女子刑務所の囚人服である

水色がかったエメラルドグリーンのスウェットやパーカーを購入している人が、複数いますし、わたしもまだ未購入ですが、購入して街で着たいのでものすごく気持ちはわかります。

気合い入れなくても手軽にできるコスプレだし、ドラマへの愛も表現できるもんなー(笑)

 

ドラマの影響、本当にあなどれないです。

そして、今回、囚人服を調べていて、プリズンをブレイクもしてないうえ、しかもいい年なのに街に溶け込まないファッションセンス・・と思って地味に落ち込んでいます(笑)

 

  

第6話の感想はこちら

 

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※以下、ネタバレありあらすじ及び感想です。

 

シーズン1第6話。 『W. W. N. Double D?』

恋人のアマニタの実家に隠れ住んでいるサンフランシスコのノミ。アマニタの母親は、ノミの不思議な現象を受け入れてくれるうえ、恋人がそばにいることでだんだん精神状態が安定し、自分に起こっている現象が何か解明しようとする。昔のハッカー仲間に協力を仰ぎ、脳を強制的に手術しようとしていた医師が何者なのか突き止めようと動き出す。インドのカーラは、ヒンドゥー教の神【ガネーシャ】に今までの不思議な現象を相談していると、ドイツのヴォルフガングと再び共鳴し、たくさん話すことで関係が深まり、ヴォルフガングはダイヤを売りさばいたらインドに行き、カーラと会おうとするがパートナーが狙われてしまう。

ロンドンのライリーは実家のアイスランドに帰り、父親と穏やかな時間を過ごす。

アイスランドに帰る機内では、ヴァン・ダムが共鳴し彼女を励ます。

そして、そんなヴァン・ダムはギャングのボス・カバカの病気の娘の送迎を滞りなく進めているが、裏切った者への罰を見せつけられ不安が増す。

刑務所に入ったサンは、同房の仲間がサンを気遣い助けてくれ、ホッとしていたが、刑務所内のボスが現れ不穏な空気になる。

メキシコのリトは、同居しているダニエラの助言で恋人のエルナンドにボディーガードのフリをさせパパラッチ対策をするが、ダニエラの元恋人がリトの家に侵入し、ダニエラのスマートフォンを奪っていったことで、リトとエルナンドの関係が明らかになり状況が一変する。

そして、医師を調べていたノミとアマニタのところに暴漢が現れる。ジョナスも現れ、助言していくが【ウィスパーズ】とは一体何者なのか・・。

  


 

イエーイ!! やっと話が割と進んだ(笑)

 

今までぐずぐずしていたノミが、本気出してハッキングとかやり出したけど、いきなり銃乱射事件に巻き込まれて驚く。

 

あれはどういうことですかね、最後。

乗り込んできた人が銃を乱射して、関係ない人たちも巻き込んでバンバン撃ち殺していったあげく最後自殺したけど、別人に顔がなっていたじゃないですか。

そもそも『sense8』のメンバー自体、元々悪の組織でアンジェリカは反逆者とか?

そして、あの能力は上手く使いこなせるようになると、共鳴者を思い通りに動かせるようになる怖い能力って言うことを示唆してたよね。

あの医者も『ウィスパーズ(?)』の仲間で、まずはノミを抹殺しようとしてトランスジェンダーなことを利用されたってことかぁ・・。

 

このドラマ、基本的に【男性優位社会に対する恨み】をすごく感じるドラマですよね。

サンが刑務所に収監されて、新人イジメを受けるかと思いきや、同房者がみんな女性として虐げられてきた恨みを晴らした人たちで、サンは仲間として受け入れられたうえ、【女が男に虐げられずに生きて行ける場所は女子刑務所だけ】なんて、ものすごい皮肉だよなぁと思いました。

サンが刑務所に行ったことは大反対だったので、友達がすぐ出来そうなところだけはよかったなと思いました。

ボス的な人が牛耳っててえらそうにしてたけど、サンは強いから安心だわ。

基本的に【ウェントワース女子刑務所脳】が根付いているので、女子刑務所=ヴァイオレンスって言う風に思考がいきがちなんで(笑)

 

今回のことで、世界中に散らばっている8名が、その『ウィスパーズ』とやらにに狙われているって言う解釈でいいのかな。

そんな命がけのやり取りの最中に、メキシコのリトが意外なところから俳優生命の危機。

それにしても、ダニエラはなんで勝手に写真を撮ったんだ。

そして、何故ダニエラの前で堂々とやるんだ・・。

確かに写真を撮った方も悪いし、スマホを盗んだのも悪いけど、隠したいんだったら不用心すぎる。

セクシー俳優として売ってるから致命的かもしれないけど、もし今の日本なら、逆に意外な人気が出て引っ張りだこかもしれないから、これを機にカミングアウト・・と思ったけど、ただバレただけならともかく、写真が生々しすぎるからどうだろうな。

お金で解決できればいいけど、リト、sense8の癒しだったからちょっとかわいそう。

 

最後に、全然関係ないけど、アマニタのお母さんみたいな人すごく好きです。

もうすでにかなり大人ですが、ああいう大人にすごく憧れます。

 

というわけで、それではまた。

 

 

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【Netflix】『sense8』シーズン1第6話『悪魔』感想 全然違うけど【ナッツ姫】のことを思い出す。

Netflix『sense8』シーズン1第6話『芸術は宗教のようなもの』感想です。

 

事件当時一世を風靡(?)した【ナッツ姫】

大韓航空ナッツ・リターン事件】として、当時のニュース界隈を騒がせていましたが、2014年12月の出来事なので、4年半ぐらい経過していると思うとわたしも年をとるわけだよね・・って、あれから本当に五年(弱)も経ってる!?

 

韓国の大企業の同族経営による幹部にのやらかしということで、男女の違いはあれどサンの弟にナッツ姫感を感じてしまったので、当時は、どうでもいいなと思って関心を抱いていなかったナッツ・リターンを改めて振り返ってみると、ク〇みたいな事件で、巻き込まれた人がほんとうにかわいそうだと思いました。

 

ケネディ空港から韓国へのファーストクラスに搭乗していたナッツ姫、CAが容器に入れた状態ではなく袋ごとナッツを渡してきたことに腹をたて、CAの顧客対応がなってないと叱責。言ってないかもしれないけど、その時の姫の本音は「ここはファーストクラスよ!! エコノミーと同じ扱いは許さないっ!」ってのが怒りの発端だろうな、間違いなく(笑)

CAは「ナッツは重度のアレルギーがあるため、袋を開けた状態ではなくご希望の方には容器にお入れしてご提供させて頂いており、マニュアル通りの対応でございます」と姫にお答えするも怒りが収まらず、離陸準備が出来ており、緊急事態でもないのに飛行機を引き返させ、チーフパーサーを下ろし、運航を遅延させ管制を混乱させたと・・。

典型的な「わたしを誰だと思っているの!?」案件だし、多分その時に姫も言ったし、一生に一度は言ってみたいセリフだけど、今の人生では言うチャンスは訪れなさそうで非常に残念(笑)

 

サンの弟もそういう風に育っているよねぇ・・。

300億ウォン(約30億円)はやりすぎだし、殊勝にしてるの今だけだよな。

 

大韓航空ナッツ・リターン - Wikipedia

  

第5話の感想はこちら

 

www.meganetamago.com

 

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※以下、ネタバレありあらすじ及び感想です。

 

シーズン1第5話。 『Demons』

結婚式の最中、失神してしまったインドのカーラは翌朝家族が見守る中目覚める。

結婚のことを婚約者と話し合うが、話がなかなか噛みあわない。

ヴォルフガングとの共鳴度もどんどん高まっていき、何度も会ううち

ナイロビのヴァン・ダムは、荷物を運ぶ試験に合格したあとグループの幹部に呼ばれ、病気の娘の送迎の仕事を依頼されることになる。

何度か会っているロンドンのライリーとシカゴのウィルは共鳴力が高まりお互いの存在が幻覚ではないことを確認しあう。

その後、ライリーは元恋人に居所を突き止められ、お金と薬の在りかを言うように脅されるが、両方とも手元にないため命の危険に晒される。間一髪のところをシカゴのウィルと共鳴して難を逃れる。

一方、韓国のサンは会社と父親と弟を守るため罪を被り警察に自首する。

 

 


 

話が進まないようでいて進んでいるのか、進んでいるようで進んでいないのか・・。

 

いや、(たいして)進んでない!

 

設定も登場人物も好きなんだ。

飽きる前に、違う展開に話を進めてくれ!!(笑)

 

今回は、性的な共鳴が起きて絡み合ってたけど、役者さんってすごいねー。

あの人たち離れて暮らしている設定だし、そこまで絡みのない人たちなのに。

しかも撮り方がうまいうえ、みんなきれいな美しい筋肉神聖な宗教画みたいに思えて芸術的な感じすらした。

と、その部分が今回はメインの気すらしたけどこの件に関してはそこまではっきりと書いてしまうと修正しなくてはいけなくなったりして、一度書いた記事をリライトするのはドラマの記憶も薄くなり大変なので、この程度にしておきます(笑)

 

自分が愛されていないことに気づいているのか自己肯定感が死ぬほど高いのか、意地でもカーラと結婚しようとしている婚約者が不憫にすら思えてきた。

あと、一晩中家族全員で倒れたカーラが起きるのをベッドの周りで見守っていたのは文化の違いなのかもしれないけど、正直ホラーだった・・。

交代で一人ずつでよくない?

ガッチガチに家族に縛られる幸せもあるかもしれないけど、カーラは望んでないので、何とか逃がしてあげたいけどなー。

今のところネイキッドシーンばっかりのヴォルフガングがキーマンとなれるのか。

 

今回のエピソードで一番の悲報。サン、最悪の選択。

本人も【人生最大の間違い】と言っていたけど、友達の影もないし、仕事もあんなんだし、わたしには失うものがないって思ったんだろうな。

あるよ、失ったもの、これから失うものたくさん。

まず、犬。

服役になったら死ぬまで会えないかもしれない。

それ、考えただけで泣きそうなんで、わたしは、犬が居たらあんなク〇親父と弟なら、100%犬をとるからあんなことにはならないんだけど。

最初から存在していない『家族』という存在もそう。

今や、会社が傾くほどのスキャンダルの種となり家族の恥となったサンを、罪を償って戻ったとして、温かく迎えると思う? 面会にすら来ないんじゃない。

その頃には、責任を取った父親が辞任、弟が実権を握っていて余計ひどくなっていると思うよ。

弟が結婚して、家庭を持ってその嫁に毛嫌いされる可能性もあるなー。

弟の嫁にしてみたら「自分の息子が将来跡を継ぐ会社に汚点を残した小姑」になるんだし。

あと、大好きな格闘技。

刑務所だったら活かせるチャンスもあるかもしれないけど、それでもダメだよ。

そして、何よりも大事なサンの未来だよ。

人生一回しかないのに粗末にしちゃダメじゃない。

共鳴で、友達ができたのだけが今のところサンの救いかなー。

 

ヴァン・ダムも随分綱渡りな仕事引き受けちゃったなー。

パパの気持ちもわからなくはないけど、警察とぐずぐずな関係なんだから護衛なんて山ほどつけられるし、ヴァン・ダムに頼まなくても・・と思ったんだけど、彼は彼で孤独なんだろう。誰を信用していいかわからない状態が引き起こした事態だと思うんだけど、病気の娘を預かるのは心配だわ・・。

お金の力で、アメリカに移住でもして最新の病院に入院でもさせればいいと思ったんだけど、娘と離れるのも嫌だし、自分がアメリカに行くと、医療費をねん出できないというジレンマもあるのかな。

 

ウィルとライリーは、8人の中でも意識がちょっと進んでいて多めに会っているし絆もできてきていたうえ、今まで事態を把握するのに精いっぱいで、それどころじゃなかったから仕方ないけど、毎回(連絡先交換しなよ・・)ってじれったく思っていたわたしには、スッキリした出来事でした(笑)

電話という通信手段を得たので、これからはお互い情報交換ができるから、会った人の情報をお互い伝え合えば、次に別の人に会った時に状況を伝言ゲーム式で伝えられるし、ウィルかライリーの携帯番号を伝えれば直接話せるし、写真だって送れるわけだから、一気に全員事態が把握できるね!

っていうわけにもいかないんだろうな(笑)

 

アンジェリカが死ぬ原因になった団体か人、そろそろ出てきてもいいんじゃないかなー・・。

 

もうだいたい8名の状況と人となりはわかったし、本人たちも状況をかなり理解してきているので、ここで3歩ぐらい一気に話を進めてもらって全然大丈夫です!(笑)

 

というわけで、それではまたー。

 

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【Netflix】『sense8』シーズン1第5話『芸術は宗教のようなもの』 感想 なんでも【共鳴】のせいにする思考になってきました。

Netflix『sense8』シーズン1第5話『芸術は宗教のようなもの』感想です。

 

今、Amazon Exclusive『スタートアップ』というドラマと並行して『sense8』を視聴中なのですが、『スタートアップ』意味不明な第1話から大化けして、シーズン後半泣くぐらいのドラマに発展してきました。

しかし、脳が完全に『sense8』寄りになっていて『スタートアップ』で、ピンチが訪れると(誰かが共鳴して助けてくれるから大丈夫だ)と、思ったあとに(あ、違ったわ・・(笑))ってことが、もう3回以上は確実にあるので、ドラマのちゃんぽんは、ほどほどにしないとダメだなと思っています(笑)

『スタートアップ』はシーズン1終わったら別途記事にしますね。

 

ところで、始まりました。

インドヒンドゥー教の結婚式!

今回の原題【Art Is Like Religion】

【Religion】はズバリ宗教のことですが、宗教とは切ってもきれない関係にある海外ドラマです。

ヒンドゥー教についても色々調べたので言いたいことはありますが、バラモン教とか、カースト制度のことなどを言い出すと朝までかかってしまうので、ヒンドゥー教については信者は、インドとネパールに集中。

インドの人口が多いため、宗教人口は世界3位10億人強程度(ちなみに仏教は4億人)

神さまがたーーーーくさん居て、1人ではない。

有名なのは、シヴァ、ガネーシャ、釈迦など・・と少しにするつもりがやはり長くなってきてしまったので、ヒンドゥー教についての話はこのぐらいでやめておきます(笑)

 

それで、ここからは結婚式の話。

「始まりました!」と宣言しましたが、慣習的にインドの結婚式はそれはそれは盛大に行われ、かかる費用は年収の4倍とも言われています。

準備に1年かけるのは日本でもありそうなお話ですが、結婚式自体にかける日数も1日ではなく、短くて3日、長くて1週間程度。日取りは暦上の占いで決められるため、吉月、吉日に結婚式が集中します。

カーラも新郎側のお家と司祭的な人と式の相談の最中、花婿の父が結婚式に興味がない、もしくは結婚自体に反対しているのか、「とにかく時間を短くしたい」と訴えて、費用を釣り上げられていて(生臭坊主・・)とその時は思っていたのですが、『時間を短くされる=儀式の簡略化により当て込んでいたお布施が減る』ってことだなと妙に納得しました。それでも、生臭坊主にかわりはないですが(笑)

 

そういったわけで、ヒンドゥー教の決まった儀式は何個かありまして・・と、最初から書き始めたのですが文字数が膨大になってきたので、ザーッとデリート(笑)

今回のエピソードのラストシーンの儀式だけ説明することにしました(笑)

 

日本の結婚式でいえば、2人初めての共同作業ケーキ入刀(そもそもケーキ入刀のイベントは誰が考えたんだ?)みたいなものですかね。

 司祭が灯した聖なる火の回りを新郎と新婦が一緒に周ります。

2人同時に7歩の歩みを進め、一つ一つの足踏みに今後の結婚生活の幸せと安泰の意味が込められます。

 

1歩目、お互いの繁栄を祈る。

2歩目、お互いが今より強く成長することを祈る。

3歩目、豊かさを祈る。
4歩目、2人が、喜びも悲しみを分かち合うことを誓う。
5歩目、両親や家族(主にこれから生まれてくる子ども)の幸せを祈る。
6歩目、 2人離れず、ずっと一緒にいることを誓う。
7歩目、一生涯の友人であることを誓う。

 

花婿は花嫁をリードしながら歩き、一周するごとに聖なる石を踏みしめて結婚生活が強固になるように祈る。花嫁が石を踏みしめている間に花婿は足の人差し指に指輪をはめる、二周目は左足に指輪をはめる。

 

という儀式でした!

で、この儀式が儀式的には最後あたりの儀式なので、これが終わったら最後に一個ぐらい儀式があって、あとは長い宴会です。

 

そして、最後。

ここが非常に大事なポイントなのですが、そんな長期間の宴にも関わらず、宗教上の問題で、酒は一切出ない!!

シラフでそんなに長時間、飲んだり歌ったり踊ったりどんちゃん騒ぎが出来るのかどうか下戸のわたしにはわからないのですが、インドの結婚式は誰でも出入りが自由らしいので今後インドに旅行のご予定があり、運よく結婚式に遭遇したら見物してみるのも、異文化交流が出来ていいかもしれません。

 

最近、世界の宗教のことばかり考えたり調べたりしていて、ちょっとした講義ができるぐらい知識がついたにも関わらず、生活になんの役にも立っていないし、こんな話そんなに聞きたい人もいないうえ、世間話的にいきなり周囲の人に話し始めるのもヤバい人丸出しなんで非常にもったいないなぁと思います。

なので、せめてこの前段部分を読んでいただいた人には、幸運な出来事が訪れることを願っています。

そして、その喜びをわたしに共鳴させてください(笑)

  

第4話の感想はこちら

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※以下、ネタバレありあらすじ及び感想です。

 

シーズン1第5話。 『Art Is Like Religion』

 メキシコの俳優リトは、韓国のサンと共鳴。

今まで体験したことのない不思議な体調の変化を感じる。

サンフランシスコのノミは、恋人のアマニタに助け出され病院を出、最近自分に起こる幻覚の不安を恋人に相談する。恋人はノミに、医師の言うとおり病気によるものなのか、別の理由によるものなのか確認しようと提案。逃亡の身となったノミとアマニタは友人の手を借り、一旦家に帰るも何者かの手によって荒らされた部屋を見ることになる。ノミを助けたウィルは、ノミの母親と連絡を取る。

ナイロビの”ヴァン・ダム”は、依頼された荷物を移送中に暴漢に襲われ【韓国の女性ファイター】が憑依するように祈る。

”ヴァン・ダム”は追い詰められたサンのところに現れ、彼女の話を聞く。

サンは母親との約束を守り、父親と弟を守るか自分を優先するか、彼の話を聞いて決断を出す。

ドイツのヴォルフガングは、盗んだダイヤの持ち主の叔父から疑いをかけられる。相変わらずインドのカーラと共鳴している。

 一方、カーラは結婚式当日を迎える。

家族や周りの祝福ムードの中、カーラの気分は晴れない。式が進行する中、花婿と花嫁の誓いの儀式の最中の共鳴で気を失ってしまう。

 

 


 

 リト、あの年齢になって初めての月の苦しみかぁ・・。

わたしは、もっといろいろあるタイプですが、腹痛には同情しかなかったですね。

可愛く演じてくれていたのが幸いでしたが、車の事故まで起こしてしまって、混乱していて非常にかわいそうだった。

(わかる、わかるよ・・)っていう親近感。

月一の試合で、相手が強敵の人もいるし、自分の方が圧倒的に強い人もいてケースバイケースではありますが、子どものころから月に一度という多頻度で自分のアレと強制的に試合を強要されているんで、長く付き合っているうちに攻撃のかわし方とか、潔い負け方とか、どうしてもだめな時の切り札の出し方とか、自分なりの試合方法が身についてくるじゃないですか。

だからと言って辛くない訳じゃないんですけど、納得してるのとしてないのとでは大違いだし、わけもわからず突然ああいう状態になったら、リトみたいになるしかないよね。

第一話から攻めてくるドラマだと思ってたけど、こういう話題も入れてきちゃうんだ・・と感心しました。

 

ところで、8人の中でも意識に差が出てきました。

受け入れ組は、ウィルとヴァン・ダムとライリーの3名、なんとなく受け入れちゃっているのは、サンとヴォルフガングの2名、混乱組はカーラとリトの2名かな。

サンとヴァン・ダムは会って話もしていたし。

ヴァン・ダムの話を聞いて、サンはどう決断したのか・・。

韓国の国が、中国も韓国も日本もないまぜになっていて、格闘技の師匠がジャッキー・チェン映画の師匠みたいなのがちょっと気になるけど、それ以上にサンの決断が気になる。可愛い愛犬を師匠に預けたのは、どっちの決断ゆえなのか。

どっちにしても後悔するんだから、父親と弟の呪縛から逃れる決断でありますように。

 

一方、ターゲットにされて病気扱いされたので、状況を把握するのに一歩出遅れたのがノミです。

彼女はちょっと精神的にナイーヴなところがあるので、今後ちょっと不安を感じるメンバーではあるんです。あとは生命力の強いアマニタに任せておけば、アマニタのほうが早く状況を理解してノミを引っ張ってくれるかも。

 

最近ウォーキング・デッドにハマっていた時に(今、この街がゾンビタウンと化したらどこに逃げ込むか・・)とか(大事な人がゾンビ化したらヘッドショットできるか・・)とずっと考えていたような状況になっていて、頭の中に歌が浮かんで来たり、暑かったり、寒かったり、変に何か食べたいときとか共鳴のせいにするのが自分の中での流行りです。

 

『sense8』を観ているみなさんはだいたいそうですよね?(笑)

というわけで、それではまた。

 

 

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【Netflix】『sense8』シーズン1第4話『何が起こっているの』 感想 4 Non Blondes 『What's Up』  という曲です。

Netflix『sense8』シーズン1第4話『何が起こっているの』感想です。

 

最後、8人が共鳴していた曲。

4 Non Blondes 『What's Up』という曲です。

 


4 Non Blondes - What's Up

 

歌詞に『What's Up』という単語は出てこないのですが、【What's going on?】というサビで何度も出てくるフレーズは、マーヴィン・ゲイが1971年にリリースしている『What's going on』という超有名タイトル曲も含めたアルバム名であったため、使用することがためらわれ『What's Up』というタイトルになったのではないかというタイトルについてのトリビアがありました。

一度聴いたら耳に残り、思わず歌いだしたくなるメロディーと、ソウルフルなボーカルで、リリース後大ブレークしたこの曲ですが、この後ヒットになかなか恵まれず、バンドとしてはいわゆる一発屋的な感じだったようです。

わたしは洋楽は好きなほうですが、もしかしたら初めて聞いたかも。

けっこう好きな声だし、メロディも好きです。スマホに入れちゃおうかな。

歌詞もノリもいいので是非覚えて、歌いながら【sense8ごっこやりたいですね(笑)

どの人のパートをやりたいかは内緒です(笑)

 

↓ 英語の歌詞(載せると怒られるかもしれないので、リンクです)

https://www.azlyrics.com/lyrics/4nonblondes/whatsup.html

 

ネトフリの歌詞の和訳はちょっと変でしたが、20代半ばの自分が内から沸き起こる何かわからない葛藤やもやもやをパワーにして、前に進もうとするポジティブな内容の歌詞です。

 

 

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※以下、ネタバレありあらすじ及び感想です。

 

シーズン1第4話。 『What's Going On?』

不思議な現象の解明をしたいシカゴのウィルは自分が捕まえたジョナスに会いに行くが会わせてもらえない。諦めて帰ろうとしたとき目の前にジョナスが登場し、ウィルに話しかけてくる。一度でも直接対面した人間同士は、感覚の共有ではなくて同じ空間に存在することができると説明される。自分と同じ状態の人があと7人居て、そのうちの一人のノミ・マークスに危険が迫っていて一刻の猶予もないとジョナスに言われたウィルは、共鳴でノミがどのような状態になっているのか推理し、自分を同じような状態にしてノミを逃がそうと試みる。

韓国のサンは弟の会社の使い込みを発見し、父親にそのことを告げる。

父親は遊びほうけている弟を呼び出し、弟の自堕落を叱責するが思わぬ方向に話が展開する。

ナイロビの”ヴァン・ダム”は、強盗を撃退したことによって噂が拡がり、閑古鳥が鳴いていた乗り合いバスに人が殺到し、繁盛したことを喜んでいたが彼が撃退した強盗グループの幹部に呼び出され、母親の良質な薬を交換条件に仕事を依頼される。

 

 


 

 今回は、個人的な生育事情も加味されて、サンに感情移入してしまった。

 

ずっと日影の存在だったうえ、自分のことを唯一愛してくれていた母親を子どもの時に亡くしていたのに、父親が息子を甘やかした責任をサンがかぶることになるのはあんまりじゃない? ってみんな思うと思うし、わたしも反射的に思った。

だけど、その直後に来たのは、

わかるわー、あの感じ・・。

っていう気持ちでした。

 

 

 わたしも日本人だし、田舎生まれで弟のいる姉だからかもしれない。

母親が、弟と父親を擁護する感じとかもね。

それを言い聞かされて育つと、サンみたいな行動を取ってしまったりする。

 

家にトラブルが起きて、普段は空気なのにサンみたいに頼られて(あれはひどすぎるけど)情に流されてやってあげてもたいして感謝しないどころか、やるのはもう前提で、やらなかったら薄情もの扱いなのに。

それが最善の策なんだと思ってしまって、受け入れてしまうんだよなー・・。

すっごい嫌なんだけど、反抗するのもめんどくさくなるというか。

わたしが我慢すれば丸く収まる的な、DV被害者的な思考になっちゃうんですよね。一種の洗脳かもしれない。

そういった割と碌でもない環境は、昔より減ったとはいえ、わたしの育った環境よりひどい環境だった人もたくさんたくさんいると思うし、悔しい思いをしている人もまだまだ世界中にたくさんいるんだろうと思います。

ですが、わたし自身そういった経験も踏まえてすごく思ったのは、家を見捨てることが出来なかったサンも悪い・・いや、悪いって言い方は語弊がある。

悪くはないし、自分が悪いって思っては欲しくない。

ただ、思い切って家と縁を切り、自立をして自由を手に入れてほしかった。

自分の居場所は、ここしかないんだと縛られる気持ちすごくわかる。

わかるけど、サンは警察に捕まる前に、今すぐ逃げろ!!

家のお金を持ち逃げしたっていいし、マスコミにスキャンダルを売っても構わない。

逃げていいんだよ、お願いだから逃げて・・(涙)

 

今回は、サンの悲劇のほかに、ジョナスとウィルの交流も描かれました。

今のところ、ウィルがsense8のメンバーで一番状況を理解しているというか、理解はしていないかもしれないけど、なんとなく受け入れている感じなのかな。

普通はあの状態になったら錯乱すると思うけど、色々不思議な出来事が身に起こっているうちに受け入れ体制になるものなんだろうか。

ウィルはさすがの警察官で、正義感も強いし、ジョナスの言うことを聞いてノミを助けることができた。

共鳴しているメンバーと同じ状況下に居たり、強い感情やエモーショナルな感情が共鳴しやすいみたいなので、あの作戦はよかった。

ひやひやしたけど、ノミの恋人はポジティブな印象で生命力が高そうでいいですね。

ノミが繊細なので、相性バッチリ。

最後、タクシーに駆け込めた時は心底安心しました。

家族とかなんだかわからない人たちがまた追ってくるかもしれないので、今後ノミが病院を出たことによって、状況が変わるのかもしれません。

 

”ヴァン・ダム”は、大事な人の命を救うアイテムお母さんの薬】という切り札を持ってこられてしまっては、なんの仕事かわからないけど断れない。

一番治安の悪いところに住んでいるのは”ヴァン・ダム”だし、心配だなぁ。

 

でも、そろそろ、アンジェリカが”生んだ”とされるsense8のメンバーがなんのためにあのような状況になっているのか、猛烈に知りたくなってきた。

 

共鳴しているだけでは観ているこちらも何がなんだかわからないので、何か敵的なものでもそろそろ出てきてくれるとわかりやすいかな(笑)

 

あと、キリスト教のことばっかりここ最近調べていたけど、ヒンドゥー教やインドのことを調べる時が来たようですね(笑)

今年最初に観た映画は『バーフバリ』だったし。

世界の文化は宗教の上に成り立っているんだなと最近本当に身に染みて感じます。

ドイツのヴォルフガングといい感じになっていたけど、インドの美女(まだ名前覚えていない(笑)カーラ?)は結局結婚を拒否することはできないだろうし。

本当に、新郎にはなんの罪もないんだけど、【愛してない】が引っかかって愛の言葉も言動も全部がキモく思える。ごめん・・。

 

みんな逃げたい人たちばかりっぽいので、逃げられそうな人は全員逃げてください。

というわけで、それでは、また。

 

 

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【Netflix】『sense8』シーズン1第3話『痩せっぽち女の優勢』 感想 ジャン=クロード・ヴァン・ダム本名長すぎとナイロビの治安。

Netflix『sense8』シーズン1第3話『痩せっぽち女の優勢』感想です。

 

芸名:ジャン=クロード・ヴァン・ダム(Jean-Claude Van Damme)

本名:ジャン=クロード・カミーユ・フランソワ・ヴァン・ヴァレンバーグ(Jean-Claude Camille François Van Varenberg) 

格闘家(空手家)であり、俳優。

出演作品は数多あるのですが、ありすぎるせいか代表作はこれです!とハッキリ言うのが難しい俳優さんなので、懐かしの板ガムのCMでも貼っておきますね。


Jean-Claude Van Damme | The chewing gum commercial series | Japan

 

というのは、冗談にしても本当にナイロビの乗り合いバス経営者カフィアスが、バスに、でっかく名前を入れて柄にするほど愛している、ジャン=クロード・ヴァン・ダム氏。

わたしがバスの経営者でバスになんでも描いていいなら、アイアンマン柄もしくは、アイアンマンカラーにするのでそのぐらいの愛だと思います(笑)

 

ところで、ここからは少し真剣な世界情勢のお話。

ケニアの首都ナイロビ。

外務省の海外安全ホームページ 海外安全ホームページ: 危険・スポット・広域情報)においても、首都ナイロビも含めケニアへの渡航に関しては、全土でテロ、誘拐、一般犯罪などに注意してくださいと、しっかり明記してあります。

世界凶悪都市TOP3にノミネートされるほど犯罪が多発している地域です。

一番の理由としては、ナイロビは東アフリカ最大の都市であり多くの企業や国際関連会社が本社や支社を置いている都市で発展も目覚ましく、物価が日本とほぼ変わらないほど高い都市にもかかわらず、一日の生活費が1ドル以下の層が30%以上いると言われている、貧富の差がこれでもかと高い都市です。

日本と同じ物価で1日1ドルでは、サバイバル生活していてもやっていけるかどうか微妙なラインだと思います。どう考えても行政が提供するインフラですら使うのは不可能なので家には住めないと思ったほうがいいと思いました。

【持たざる者が、持つものから奪うのが生きていくのに一番の近道】というのもわかる気がします。

もし、自分がその30%以上のなかに入っていたらやむを得ないかなと思ってしまうかもしれません。

シマウマに憧れる理由が『草食だから』と、子どもに言われたお母さんの痛みを思うと泣きそうになりました。

そんな過酷な生活を強いられているカフィアスが病気の母を抱え、sense8のメンバーとこれから絡んでいき、人生が変わっていくのかいかないのか、見守っていきたいと思います。

 

 

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※以下、ネタバレありあらすじ及び感想です。

 

シーズン1第3話。 『Smart Money Is on the Skinny Bitch』

ナイロビの乗り合いバスの運転手、通称”ヴァン・ダム”は、母のためHIVの薬を買おうと街のブローカーに会っていた。高く売りつけようとするブローカーに対し、乗り合いバスのパートナーの手助けで質のいい薬を手に入れることができ、母に渡そうと思っていたヴァン・ダムだが、バスの運行中に強盗に遭い、お金も薬も奪われてしまう。泣き寝入りかと思われた彼だったが、ふいに闘志が芽生え、強盗から薬を奪い返そうと思い立つ。 

強盗との死闘のさなかに、シカゴのウィル、韓国のサンと共鳴し、強盗に立ち向かう。

メキシコの俳優リトは、相変わらず女優のダニエラに家に居座られていた。ダニエラの話では、付き合っている恋人が結婚したがっているが、自分はしたくないので浮気をして逃げているので落ち着くまで匿って欲しいというが、リトはダニエラの実家の稼業に不信感を抱くも、カミングアウトを避けたいリトはダニエラを拒むことができない。

ロンドンのDJライリーは、銃撃の犯罪現場に居合わせたため、追われる身となり友人に助けを求め、故郷のアイスランドへの思いを語る。

ノミは、ベッドに拘束されて強制的に脳の手術が始まろうとしていた最中に事件が発生する。

シカゴのウィルはジョナス逮捕の件でヒーロー扱いされていたが・・。

 


 

うー・・・。ジェンダー問題の次はアフリカの貧困とHIV問題かー。

HIVに関して最近は『薬をきちんと飲んで発症を抑えられていれば、通常の生活でそこまで人に移すこともないし、死なない病気』という認識を持っていたから、頭をガツンとやられた感じだった。

アフリカのダウンタウンで、きちんとした医療的措置も受けられない、もちろん薬もふんだんにない状況下での家族のHIV

ヴァン・ダムは一生懸命働いてるのに報われてるとは言えない状況だけど、本人が必死に生き抜こうとしているのでそういう面では、わたしより全然偉いと思うし、頑張ってほしいし、応援したい。

最終的には、sense8のメンバーの韓国人のサンの戦闘能力と、警察のウィルの共鳴で一人で強盗団を撃退することができてこのシーンはすごくかっこよくてテンション上がったけど、これで今後何も起きない訳じゃないし、母親の病気が治るわけでもない。

なので、とりあえずはホッとしたけど、今後がちょっと心配なキャラです。

 

あと、韓国人のサンはファイターだったんですね。

メンバーの中に戦闘能力が高い人がいると、なんとなく安心感ある(笑)。

もうちょっと、ガタイがいいと余計安心感あるけど、わざとガリガリな人を選んだんだろうと思います。

ファイトクラブみたいなところで、お金を掛けた試合をしているようだったけど大きな会社の娘さんみたいなのに大丈夫なのか・・と、同じアジア人の女性としていらぬ不安が頭をよぎる感じにはなりました。

 

そして、もう一人メキシコのリトが今のところ一番変な方向に行っちゃってないですか?

いや、ライリーもノミもすごく大変だけど、なんかちょっと違う意味で。

あれですよね、家に居座ってるダニエラの家ってカルテル的なやつですよね? メキシコだし。輸出入といってもその輸出入している物品って『ブレイキングバッド』的ななんらかの品物に間違いない感じだと思ってるんですけど。

リト、日本的に言えば『お嬢の伴侶となり、組を継ぐものの邪魔をした輩』的な存在になっちゃってる、無実なのに。。

リトは俳優だけどあの中では比較的、ごくごく普通に彼氏と愛を育んで暮らしてるだけだから、あんまり危険な感じは彼氏も巻き込まれるしかわいそう。

というか、この感想には『リトの彼氏のルックスが割と好きだから』という至極個人的な感情が含まれていますのでご了承ください(笑)

 

ノミ、強制手術はあんまりだー!と思ったけど、ギリギリなんとかなりそうですが、放火とかして大丈夫なのかな。

三話にして、けっこうすでにみんな色々やらかしてますね(笑)

 

次で、シーズン1の3分の1なので名前も顔もだいたい覚えた(インドの花嫁がまだ。そして前回結婚式じゃなかったという衝撃(笑))メンバー同士の交流が欲しいところです!

 

というわけで、それではまた。

 

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【Netflix】『sense8』シーズン1第2話『私はみんなで、みんなは私』 感想 『トマス・アクィナス』が訴えた自己愛と迫害。

Netflix『sense8』シーズン1第2話『私はみんなで、みんなは私』感想です。

 

第2話、話のテンポいい感じです。

8名という割と大人数のメインキャストを動かす段階的な脚本、上手いと思います。

わたしは、基本的にはドラマはダラッとした展開は好きではなく、サクサク話を進めていってもらわないと飽きてくるタイプなのですが、そうはいってもこの作品は、それぞれのキャラクターをしっかり把握しないと入り込めないドラマだと思うので、どんな風に話を運んでいくのか、ついていけるのか多少不安でしたが、

 

1話目は「皆の者ぉーっ! 名前はいいからとりあえず登場人物の顔を覚えよーっ!」

2話目「次は、数名の人となりと、名前を覚えよーっ!!」

 

って感じでした(笑)

というわけで、今回のメインキャラの一人であったトランスジェンダー【ノミ】がク〇扱いしていたトマス・アクィナスはキリストの弟子とかだと思っていたのですが、調べたみたところ、中世イタリア貴族であり、神学者・哲学者という学者でした。トマス・アクィナス - Wikipedia

 ウィキペディアを読む限りではク〇扱いされるような内容はなく、むしろ、キリスト教の邪道を行ったあげく最終的には人徳者の好人物として書かれていたうえ、著書の神学大全では、当時のキリスト教における自己より隣人を優先する愛ではなく【自己愛】を最優先とし『自分を自分として受け入れ自己の確立の上で、他者との良好な関係を築くことができる』という思想を広めた人らしい。

(これは、本来イエス・キリストが伝えたかったアガペー的なこととは真反対なんじゃないか?)聖☆おにいさんの愛読者としては思うわけなんですが、今の社会でも、電車広告によく貼ってある自己啓発的本の内容みたいなんで、トマス・アクィナスが生きていたころから800年近く経過している現在でも、人ってこういう情報に食いつきがいいんだなとは思いました。しかも日本人だけじゃなく、グローバルな話で(笑)。

 

本題に戻しますが、ノミが言っていたことに関する情報を上記の神学大全において発見しました。

その中で《自然本性に反する罪》ということで、三つの性的なことに関する断罪がなされているのですが、要は【子孫ができない行為】は、全て重罪と書かれています。

そんなの三つもあるか? と思われたと思うのですが、同種族外同性、そして、相手のいない状態での行為、の三つです。

この中で一番の重罪は、同種族外。

 

わたし思うんですけど、よく宗教とこの問題が取り上げられることがドラマや映画でも非常に多く、観る機会も多いのですが、例えば他にも断罪されるべき人たちは聖書に書いてあるっぽくて、不倫とか、飲酒、泥棒なんかもそうみたいなんですね。

でも、不倫とか、飲酒とか、泥棒はそんなに宗教的には言われてないじゃないですか。

そもそも、1000年も前の本にこのようなことが繰り返し書いてあるってことは、逆にものすごくそういう人たちが多かったってことの証拠なんだって思ってます。今よりはるかにおおっぴらだったんだろうなぁと。

人の歴史って『出る杭は打つ』みたいなモグラたたきみたいなところあるし、秘密裏にやっていたとしたら、そこまで糾弾されないと思うんですよね。

キリスト教自体もいろんな歴史の中で迫害され続けてきたわけで、迫害が迫害を生むのって悪循環を極めているうえ、現代においても人って常に何かを迫害していないと気が済まないみたいだから。

何故、他人の人生や幸せを放っておけない【ヒト】を神はお創りになったのか・・。

 

『アンブレラ・アカデミー』 から引き続き、キリスト教のことばかり考えているので、真剣に信者の人から話を聞きたい気持ちになってきました(笑)

わたしは今のところ、初詣とかに行き、お寺の中に神社もあるようなところで両方いっしょくたにお参りをして、お守りとかは買ったりしていますので、そういった意味では仏教寄りなのかもしれないですが、神的な存在に関しては全くといっていいほど信じていないに近い状態なので、そういう人にも納得できる説明ができるのかどうかものすごく知りたいです。

 

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※以下、ネタバレありあらすじ及び感想です。

 

シーズン1第2話。 『I Am Also a We』 

サンフランシスコ在住のトランスジェンダーのノミは活動家であり、ブロガーであり、ハッカーという顔を持つ。ノミは恋人のアマニタとプライドパレードに参加する相談をしていた。ブログでパレードの参加表明をし、恋人とパレードに参加していたノニはある不審な男性を見た瞬間気を失い、バイクから落ちてしまう。病院で目覚めたノニは家族に囲まれ、母からの心を傷つけられる言葉に涙する。更に、医師から脳の病気を指摘され、手術しないと余命が半年と告げられ、家族により病院に監禁状態にされてしまう。監禁された状態でジョナスという男性の幻覚を見て、脳の病気が進行しているのかと不安になるノミ。そんな中恋人のアマニタがノミを救うと連絡してくる。

一方、ギャングの撃たれた子どもを助けてしまったシカゴのウィルは、なんとか命が助かった子どもの傍らに居た。自分が見ている幻覚の謎を解き明かしたいウィルは、現場の監視カメラをチェックするが、削除されている部分を発見しさらに疑いを深くする。

不眠と頭痛に悩まされているウィルは薬を買いに行った際で、ジョナスと名乗る男と出会うが、その男は国防総省から指名手配されている男であった。

ジョナスは、ウィルに今の症状がさらに悪化すると説明すると共に「サンフランシスコのノミ・マークス」という女性を助けるようにと言い残し、忽然と消えてしまう。

共鳴している他の6名たちも、幻覚や頭痛に相変わらず悩まされていた。

 


 

 ノミは愛されている。家族にも恋人にも。

しかし、本人にとっても家族にとっても悲劇的な光景だったことは間違いないです。

見た目も中身も(おそらく体も)女性であるノミに、母親は執拗に目の前の”息子”を出生届けで出したであろう名前の【マイケル】で呼ぶ。目の前にいるんだから、

わざわざ名前で呼ぶ必要がないのに、何度も何度も呼ぶ。泣いて嫌がっても呼ぶ。

ノミの母親が子どもを愛しているのはわかります。

ただし、彼女が愛しているのはマイケルであり、ノミではない。

ここで、トマス・アクィナスが訴えた【自己愛】優先を思い出すと、ノミが忌み嫌っている理由がよくわかる気がする。

ただし、母親から見ても自分の息子は【自己愛】を優先させた結果なんだろう。

お互いに妥協点がないので、平行線を辿るか縁を切るしかないんだけど、それは簡単にはできないのがまた家族の難しいところですね。

 

ところで、1話でアンジェリカのところにいた、ジョナスがまた出てきたので普通に驚きました。

もう出てこないと思ってたけど、けっこう重要な役割のキーマンだった。

よくよく考えると、世界中に散らばった人を集めるにはそういう人がいないと無理だよね(笑)

そして、シカゴのウィルの元にも登場して、これは直訳かもしれないけど『アンジェリカが生んだ』と言っていた8名。

ノミを助けに行くように言っていたけど、行くのかな、ウィル。サンフランシスコ。

ちなみに、シカゴからサンフランシスコまでは飛行機の直行便で5時間弱ぐらいです(笑)

初めて、幻覚ではなく直で会う人同士が出るかと思うとちょっと緊張しますね。

直で会うと共鳴力も高まるのだろうか。

新しい力とか出てくるのかなってテンション上がる。

 

シカゴのウィルはギャングの子どもを助けたことで、警察内の禁忌をおかしたようですね。子どもを助けたことが責められるなんて世知辛い。

しかし、父親とのやり取りでギャングの子どもの命を救う以上のタブーが警察内にあるらしくてそれが気になります。

 

メキシコの俳優のリトは、変な女に絡まれて彼氏との時間を邪魔されてかわいそうだったし、インドの美女は愛してない男と結婚しちゃって、男もなんとなく彼女が結婚に迷いがあることは感じてるけど、まさか自分が原因と思ってなくて、すごい的外れなことを言ってくるのでかわいそうだった。インド映画風の演出も派手でよかったと思うんだけど、なんとなく冷めた目で見てしまった。

結婚相手に非があるような気もしないし、割といい人だとは思うんだけど『愛してない』って知ってしまうと、途端に相手の男に嫌悪感を感じてしまうのは、女の本能的な部分なのだろうか・・。

 

そして、わたしもヴォルフガングと同じくカレー食べたくなったよ。

インドカレー、チーズナン、チキンティッカ、パパドなどなど、大好きなんだけど、最近は一度食べると半年はいらないと思うほど、胃もたれが激しくなる

だけど、一週間ぐらいするとまた食べたくなるんだよね、不思議なことに。

わたしはサグカレー(ほうれんそうの入っているやつ)が好きです(笑)

 

今回は、韓国の女性と銃撃戦のあとのロンドンのDJはあまり出てこなかったですね。次のエピソードでしょうか。

 

まだまだ秘密が残っていそうだし、色々溜まっているいる感じなので先が非常に楽しみです。

というわけで、それではまた。

  

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