Netflix『sense8』シーズン1第3話『痩せっぽち女の優勢』感想です。
芸名:ジャン=クロード・ヴァン・ダム(Jean-Claude Van Damme)
本名:ジャン=クロード・カミーユ・フランソワ・ヴァン・ヴァレンバーグ(Jean-Claude Camille François Van Varenberg)
格闘家(空手家)であり、俳優。
出演作品は数多あるのですが、ありすぎるせいか代表作はこれです!とハッキリ言うのが難しい俳優さんなので、懐かしの板ガムのCMでも貼っておきますね。
Jean-Claude Van Damme | The chewing gum commercial series | Japan
というのは、冗談にしても本当にナイロビの乗り合いバス経営者カフィアスが、バスに、でっかく名前を入れて柄にするほど愛している、ジャン=クロード・ヴァン・ダム氏。
わたしがバスの経営者でバスになんでも描いていいなら、アイアンマン柄、もしくは、アイアンマンカラーにするのでそのぐらいの愛だと思います(笑)
ところで、ここからは少し真剣な世界情勢のお話。
ケニアの首都ナイロビ。
外務省の海外安全ホームページ( 海外安全ホームページ: 危険・スポット・広域情報)においても、首都ナイロビも含めケニアへの渡航に関しては、全土でテロ、誘拐、一般犯罪などに注意してくださいと、しっかり明記してあります。
世界凶悪都市TOP3にノミネートされるほど犯罪が多発している地域です。
一番の理由としては、ナイロビは東アフリカ最大の都市であり多くの企業や国際関連会社が本社や支社を置いている都市で発展も目覚ましく、物価が日本とほぼ変わらないほど高い都市にもかかわらず、一日の生活費が1ドル以下の層が30%以上いると言われている、貧富の差がこれでもかと高い都市です。
日本と同じ物価で1日1ドルでは、サバイバル生活していてもやっていけるかどうか微妙なラインだと思います。どう考えても行政が提供するインフラですら使うのは不可能なので家には住めないと思ったほうがいいと思いました。
【持たざる者が、持つものから奪うのが生きていくのに一番の近道】というのもわかる気がします。
もし、自分がその30%以上のなかに入っていたらやむを得ないかなと思ってしまうかもしれません。
シマウマに憧れる理由が『草食だから』と、子どもに言われたお母さんの痛みを思うと泣きそうになりました。
そんな過酷な生活を強いられているカフィアスが病気の母を抱え、sense8のメンバーとこれから絡んでいき、人生が変わっていくのかいかないのか、見守っていきたいと思います。
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※以下、ネタバレありのあらすじ及び感想です。
シーズン1第3話。 『Smart Money Is on the Skinny Bitch』
ナイロビの乗り合いバスの運転手、通称”ヴァン・ダム”は、母のためHIVの薬を買おうと街のブローカーに会っていた。高く売りつけようとするブローカーに対し、乗り合いバスのパートナーの手助けで質のいい薬を手に入れることができ、母に渡そうと思っていたヴァン・ダムだが、バスの運行中に強盗に遭い、お金も薬も奪われてしまう。泣き寝入りかと思われた彼だったが、ふいに闘志が芽生え、強盗から薬を奪い返そうと思い立つ。
強盗との死闘のさなかに、シカゴのウィル、韓国のサンと共鳴し、強盗に立ち向かう。
メキシコの俳優リトは、相変わらず女優のダニエラに家に居座られていた。ダニエラの話では、付き合っている恋人が結婚したがっているが、自分はしたくないので浮気をして逃げているので落ち着くまで匿って欲しいというが、リトはダニエラの実家の稼業に不信感を抱くも、カミングアウトを避けたいリトはダニエラを拒むことができない。
ロンドンのDJライリーは、銃撃の犯罪現場に居合わせたため、追われる身となり友人に助けを求め、故郷のアイスランドへの思いを語る。
ノミは、ベッドに拘束されて強制的に脳の手術が始まろうとしていた最中に事件が発生する。
シカゴのウィルはジョナス逮捕の件でヒーロー扱いされていたが・・。
うー・・・。ジェンダー問題の次はアフリカの貧困とHIV問題かー。
HIVに関して最近は『薬をきちんと飲んで発症を抑えられていれば、通常の生活でそこまで人に移すこともないし、死なない病気』という認識を持っていたから、頭をガツンとやられた感じだった。
アフリカのダウンタウンで、きちんとした医療的措置も受けられない、もちろん薬もふんだんにない状況下での家族のHIV。
ヴァン・ダムは一生懸命働いてるのに報われてるとは言えない状況だけど、本人が必死に生き抜こうとしているのでそういう面では、わたしより全然偉いと思うし、頑張ってほしいし、応援したい。
最終的には、sense8のメンバーの韓国人のサンの戦闘能力と、警察のウィルの共鳴で一人で強盗団を撃退することができてこのシーンはすごくかっこよくてテンション上がったけど、これで今後何も起きない訳じゃないし、母親の病気が治るわけでもない。
なので、とりあえずはホッとしたけど、今後がちょっと心配なキャラです。
あと、韓国人のサンはファイターだったんですね。
メンバーの中に戦闘能力が高い人がいると、なんとなく安心感ある(笑)。
もうちょっと、ガタイがいいと余計安心感あるけど、わざとガリガリな人を選んだんだろうと思います。
ファイトクラブみたいなところで、お金を掛けた試合をしているようだったけど大きな会社の娘さんみたいなのに大丈夫なのか・・と、同じアジア人の女性としていらぬ不安が頭をよぎる感じにはなりました。
そして、もう一人メキシコのリトが今のところ一番変な方向に行っちゃってないですか?
いや、ライリーもノミもすごく大変だけど、なんかちょっと違う意味で。
あれですよね、家に居座ってるダニエラの家ってカルテル的なやつですよね? メキシコだし。輸出入といってもその輸出入している物品って『ブレイキングバッド』的ななんらかの品物に間違いない感じだと思ってるんですけど。
リト、日本的に言えば『お嬢の伴侶となり、組を継ぐものの邪魔をした輩』的な存在になっちゃってる、無実なのに。。
リトは俳優だけどあの中では比較的、ごくごく普通に彼氏と愛を育んで暮らしてるだけだから、あんまり危険な感じは彼氏も巻き込まれるしかわいそう。
というか、この感想には『リトの彼氏のルックスが割と好きだから』という至極個人的な感情が含まれていますのでご了承ください(笑)
ノミ、強制手術はあんまりだー!と思ったけど、ギリギリなんとかなりそうですが、放火とかして大丈夫なのかな。
三話にして、けっこうすでにみんな色々やらかしてますね(笑)
次で、シーズン1の3分の1なので名前も顔もだいたい覚えたし(インドの花嫁がまだ。そして前回結婚式じゃなかったという衝撃(笑))、メンバー同士の交流が欲しいところです!
というわけで、それではまた。
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