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【ネタバレあり】サンダーボルツ 感想 I'll be your hero.

『サンダーボルツ』上映回数も少なくなってきて大きいスクリーンで観られなかったんですけど、どうしてももう一度観たかったので小さいスクリーンでしたがリピートしてきました。

 

※初見時の感想はこちら

www.meganetamago.com

 

そろそろ公開からだいぶ経ったのでネタバレ感想もありかなぁと思って、二回観た感情を新鮮なうちに書いておこうと思ったのですが、観てから一週間以上経過してもブログが完成せず、新鮮な気持ちとそうでもない気持ちが混ざった記事になってしまっています。ご了承ください。

 

このブログ自体が初めましての方も中にはいると思うのでそもそもわたしがMARVELを観るようになったきっかけのお話をまずさせて頂くと、唐突ですがエマ・ワトソンで実写化された美女と野獣ってあるじゃないですか。

 

その作品を劇場に観に行った際、公開直前だったガーディアンズ・オブ・ギャラクシー2』の予告をやってまして。

ベイビーグルートがロケットとボタンがどうのっていうごくごく短いやり取りの可愛さに一目ぼれしたからでして。

 

それまでは映画は趣味でありながらアクション映画やSFましてやヒーロー映画はほとんどと観たことがない状態でした。

それが今から8年ほどまえ。

ちょうどブログを始めたのも2017年。

 

人生、何がきっかけでどうなるかわかりませんよね。

 

MCUラソン六本木ヒルズのMARVEL展(2017)に行けたのはいい思い出だし、さらにその数年後。

満員の劇場でエンドゲーム見ながら嗚咽することになるなんて『美女と野獣』をこれから観ようと劇場の座席に座った瞬間は夢にも思ってないわけですから。

 

そういったわけでそもそものきっかけが『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』だったので『サンダーボルツ』は大好きなわけなんだよねってことに二回観て気づいた。遅い(笑)

 

ガーディアンズも叩けば埃しか出ない過去を持った宇宙のはみ出し者たちが集まって家族になる話だもんな。

 

ただ、そういうガーディアンズ的な側面がありつつも、エレーナたちが築くチームが今までのMARVELのヒーロー像と圧倒的に違うのは確か。

今までのアベンジャーズヒーローたちは、これまでかかわったことがない人たちのたくさんの命とか、暮らしとか、町や国(ワカンダなど)、果ては星とか? 基本的には壮大なものを支配しようとする悪に立ちむかって人知れず(ってわけでもないけど、街を破壊したりはしてたから)戦って結果的にみんな守られましたー! みたいなことが多かったと思うんです。

 

でも今回は違った。

守るものが”個”だった。

 

目の前の人を救いたい思いが結果的にみんなを救うことにつながったし、あと一番大事だったのが自分で自分を救うヒーローにそれぞれちょっとでもなれたことかなぁ。

 

わたしの中では挿入歌が安室奈美恵の「Hero」でした。

 

※エレーナのテーマ(わたしの中で)

Hero(DVD付)

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Hero ‑ 曲・歌詞:安室奈美恵 | Spotify

 

 

 

 

悪役を全うするのも悪役の才能が必要で、普通の人は悪役になんかなりたくないんですよね。

人から好かれたいじゃないですか。

でも、色々あって今の形でなんとか自我を保っていたメンバーたちだったから。

特にジョン・ウォーカーなんて二代目キャプテン・アメリカ候補だったわけだし。

 

誰かの存在が自分で自分を救うきっかけになるというのはヒーローじゃないわたしたちにでも誰にでも起こりえる。

誰かを救っているようで自分を救っているというのはヒーローものの不変のテーマでもある気がするのでそういった意味では王道な気もするけどほんとみんなのキャラクターがよかったですよね!

 

もちろん今までの後ろ暗い過去を全部なかったことにするのは無理だけど、MCU最初のアイアンマンから17年が経過してMCUファンもにわかもにわかだったわたしですら8年が経過しており、古参の人は当たり前に17年の月日が流れていることを考えると観る人たちにもそれなりの時間が流れている人が多かったと思うんです。

 

みんなそれぞれに思い当たる節があったり、誰かに感情移入したり、あの中の誰かの行動に心が助けられたりもして刺さる人も多かったんじゃないかなと思います。

 

わたしももちろんそう。

コロナ鬱を経験したから、ボブに全力で寄り添おうとするエレーナに救われた。

 

「作品的に派手さがない」という感想を何度か見かけたけど、そういう華々しさみたいなものは作品のテーマにも合ってないからそれはそれいう演出だったのかもしれなくてわたしはあれでよかったと思う。

 

 

連れはそういう傷のある人たちが頑張る泥臭さがかなり好きだったようで、みんなで順番にでっかいコンクリート板を支えるシーンに涙したと言っており(まぁ、みんな好きだよw)、一方わたしはアレクセイがエレーナがおそらく人生で唯一の幸せだった幼少期のはつらつとした少女時代を語っていたシーンがもうグッときてしまって。

 

「誰かがミスしたときに頼れる人になりたい」と言っていた心優しい子どもがスパイやら殺し屋やらだと思ったら不憫で泣けた。

 

とにかく!

今の自分に刺さったんですよね。

作品の底に流れる温かさというか。

 

元々のアベンジャーズも大好きだったけど、NEWアベンジャーズにも良さがある。

 

ボブのことも受け止める度量というかいい加減さもそうだし、元々のアベンジャーズは1+1+1+1+1が1000みたいな感じだけど、今回は1+1+1+1+1が5みたいなところが好きだった。

 

ガーディアンズが終わってしまった今、個人的なMCUの希望になった『サンダーボルツ』のメンバーの今後がものすごく楽しみです。

 

もうちょっと楽しませてほしい!

こっちもなんとか頑張って生きるから!

 

生きるといえばわたしはタスクマスターは死んだと思ってないよ。

『ブラック・ウィドウ』観てたら死ぬのありえないもん!!

 

エレーナと和解して!!

 

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