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【Netflix】『sense8』シーズン1第12話(最終話)『あの子を置いていけない』感想 雪山の運転をなめるな!!&総評

Netflix『sense8』シーズン1第12話(最終話)『あの子を置いていけない』感想です。

 

  ライリーの過去、かわいそうだったね。観ていて非常に辛かった。

あのあと、自暴自棄になってロンドンに行って、クズと付き合ってあんな目に遭うなんて感応者云々の前に人生の不平等を感じました・・

 

ですが、ここで皆さんにお伝えしたいことがある。

わたしは北国生まれ、北国育ち。

何故か山の上にあった職場春夏秋冬、何年も車で通っていました。

そんな、わたしが今回声を大にして言いたいのはいくら急いでるからといって、雪山であの運転はないってことです。

 

ライリーの夫のマグナス(?)、雪道の運転なめてんのかっ!!って観ていて怒りが湧いていました。

時間に余裕がないとしても、あれはない。

あの状況で一番気を付けないといけないのは事故だろう?

早く病院につきたい気持ちはわからなくもないが、だいぶ彼はよそ見をしていた。

いくら楽天家でも、自然には勝てないんだっ!

街頭のない夜の山道では、一瞬たりとも自分の進みたい方向から目を離してはいけない。常に運転に全神経を集中させねばならない。

本当にちょっとの油断で死と隣り合わせだし、わたし自身若かりし頃深夜のスキー場に5~6人で星を観に行った帰り道、運転者が下山中にスリップして崖から落ちそうになりなんとか脱輪ですみ命は助かったけど、JA●を呼ぶ羽目になる。

あのまま、崖から転がり落ちていたら『20代の男女数名がスキー場の帰り道、車でスリップし、乗員全員が死亡しました』とニュースで流される羽目になっていたと思う。

他にも自分の運転で職場の帰り道、映画並みのカーアクションをキメ、山から落ちそうになったのを食い止め死を覚悟したことが二度ほど。

 

救急車の走るスピードが遅いのは事故を避ける為っていうのは常識でしょう?

四駆でタイヤがきちんとしていたとしても、雪道の運転は基本命がけなんだけど。

しかも峠を攻めてる状態であれはない。

自殺行為だから、運転者本人は死んでもしょうがないとして、なんの罪もない子どもが産まれてすぐ死んだのは不憫すぎた。

ご冥福をお祈りします。

 

そして、北国の皆様におかれましてはこれから夏だけど、冬の運転はくれぐれもお気を付けください。

 

 

第11話の感想はこちら

 

www.meganetamago.com

 

 

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※以下、ネタバレありあらすじ及び感想です。

 

シーズン1第12話(最終話)。 『I Can't Leave Her』

病院に入院することになったライリーは、BPOに狙われて手術の為移送されることになる。その間意識の混濁したライリーは、過去の悲劇のフラッシュバックが起きて苦しむ。ライリーをなんとしても救出したいウィルはアイスランドに直接向かう。

ノミとアマニタのハッキングにより、なんとかアイスランドに到着し、ライリーのいる病院にたどり着くがライリーのいる場所がわからない。

ジョナスも現れ、感応者同士が直接目を合わせてしまうとその後、24時間相手のことがわかってしまうためウィスパーズと目を合せないように忠告を受ける。

アイスランドの病院に、次々感応者たちが現れライリーを救うために協力し合う。

一方、ドイツのヴォルフガングは復讐の仕上げに取り掛かるが多勢に無勢でピンチに陥るが感応者の助けが現れる。

 


 

 シーズン1最終話~。

特にどこがって言われても困るけど、すごく面白かったです。

やっぱり、みんな集まってきたのがよかったのかな。

でも、あまり書くことがないんです(笑)

 

今までカーラの活躍ってほとんど観たことなかったけど、台所用品で爆弾作った時は思わずプリズン・ブレイクマイケルを思い出したけど、その即席爆弾の威力が相当なものだったので驚きました(笑)

 

8人全員揃ったのは嬉しかったけど、ウィルとノミとライリー以外の出番は割と少な目だったから面白かったけど、若干物足りなさはあった。

シーズン2の第1話が2時間と映画並みのスタートを切るので、繋ぎの最終話と考えると一区切りとしては、なんとかまとまったかなという気はするのですが。

 

『sense8』シーズン1、全12エピソード。

これだけドラマを観ても今まで観たことのない世界観と、こんなにも、はっきりと世界各国で起こっている社会問題を描いているというのが新しくて興味深かったです。

 

貧困、貧困から生まれる裏社会、マフィア、暴力、LGBTQ、男尊女卑、DV、様々な差別問題。

通常は【その国】だけの話になるところだし、描きたい問題もどれかに寄りがちだけど、地球規模の世界各国のグローバルなストーリー展開を並行させるために、各国の男女が感情や体験を共鳴してしまうという設定は素晴らしいと思いました。アメリカのシカゴ、サンフランシスコ、ケニアのナイロビ、イギリスのロンドン、インド、韓国、ドイツ、そしてアイスランドへと繋ぐことで、アメリカ、アフリカ、ヨーロッパ、アジアのそれぞれの問題が浮き彫りに。

お隣の国、韓国の男女差別表現は他人と思えなかったので、やっぱり必要以上にサンに感情移入してしまった部分もあったし、応援してしまいました。

キャラ的にもかっこよかったし。

 

多少、ストーリーがエモーショナルに寄っていたり、美術性や本人(たち)のこだわりの思考に寄った脚本だなと思う大味な部分はありましたが、各国を繋ぐ手法にこういうのがあったのかって感動しました。

しかも、それぞれの感応者たちもお互いの国を行き来することで異文化交流し、肌で色々なことを感じ取れたことが画面を通してこちらにも伝わりましたし、いろいろな国に分かれてはいるけど、やっぱり地球はひとつの星なんだな・・っていう、脚本家と一緒のエモーショナルな気持ちに若干なりました(笑)

そして、舞台が様々な国に散らばっていたことで、わたしも各国の文化を学ぶことが出来て非常に有意義でした。

今までの人生で考えたこともなかったけど、マフィアのイメージがなかったドイツにもマフィアはあることや、そしてどの国のマフィアも変な柄のセーター着ている。マフィア=変なセーターは世界共通って思った細かいことから、ナイロビの貧富の差による経済問題インドのヒンドゥー教の基礎をはじめとしたジェンダー問題も学べました。

ノミ役の女優さんが実際のトランスジェンダーだったのもリアリティがあり、トランスジェンダーでありながらレズビアンでもあったり、それだけではなくゲイの役者さんが居たりと、非常に複雑化している現代のマイノリティ問題にも切り込んでいるなと思っていたけど、ずっと観ていると自分も仲間のような気がしてきて、そういった問題に関しては最終的にはどうでもよくなっていました。

 

彼らは意識や情緒を共有しているので、最終的にはウィルとライリーに共鳴して、ウィルとライリー本人たちも含めた全員がウィルとライリーを愛していたし、命を掛けて守ろうと思ったってことですよね。

イルサは究極の自己愛と言っていて(まぁ、わかる・・)って思ってたけど、最後のウィルとライリーのシーンを観ていたら、自分を愛している人の自分を愛している気持ちが心からわかるってめちゃくちゃ羨ましいなと思いました。

自己肯定感マイナスのわたしですら、自分のこと好きになれそうな気がする。

 

シーズン2の2時間スペシャル、めちゃくちゃ楽しみです。

 

ウィルがこのままずっと意識失くしているわけにはいかないので、ウィルとライリーがどこに行ったのかまず気になるし、やっと全員顔合わせをした8人がどうなるのか、シーズン1が長い前フリでシーズン2が本番って感じかもしれないと思っています(笑)

 

というわけで、シーズン2でまたお会いしましょう。

それでは、また~。

 

 

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