Netflix『sense8』シーズン1第6話『芸術は宗教のようなもの』感想です。
事件当時一世を風靡(?)した【ナッツ姫】。
【大韓航空ナッツ・リターン事件】として、当時のニュース界隈を騒がせていましたが、2014年12月の出来事なので、4年半ぐらい経過していると思うとわたしも年をとるわけだよね・・って、あれから本当に五年(弱)も経ってる!?
韓国の大企業の同族経営による幹部にのやらかしということで、男女の違いはあれどサンの弟にナッツ姫感を感じてしまったので、当時は、どうでもいいなと思って関心を抱いていなかったナッツ・リターンを改めて振り返ってみると、ク〇みたいな事件で、巻き込まれた人がほんとうにかわいそうだと思いました。
ケネディ空港から韓国へのファーストクラスに搭乗していたナッツ姫、CAが容器に入れた状態ではなく袋ごとナッツを渡してきたことに腹をたて、CAの顧客対応がなってないと叱責。言ってないかもしれないけど、その時の姫の本音は「ここはファーストクラスよ!! エコノミーと同じ扱いは許さないっ!」ってのが怒りの発端だろうな、間違いなく(笑)
CAは「ナッツは重度のアレルギーがあるため、袋を開けた状態ではなくご希望の方には容器にお入れしてご提供させて頂いており、マニュアル通りの対応でございます」と姫にお答えするも怒りが収まらず、離陸準備が出来ており、緊急事態でもないのに飛行機を引き返させ、チーフパーサーを下ろし、運航を遅延させ管制を混乱させたと・・。
典型的な「わたしを誰だと思っているの!?」案件だし、多分その時に姫も言ったし、一生に一度は言ってみたいセリフだけど、今の人生では言うチャンスは訪れなさそうで非常に残念(笑)
サンの弟もそういう風に育っているよねぇ・・。
300億ウォン(約30億円)はやりすぎだし、殊勝にしてるの今だけだよな。
第5話の感想はこちら
<広告>
※以下、ネタバレありのあらすじ及び感想です。
シーズン1第5話。 『Demons』
結婚式の最中、失神してしまったインドのカーラは翌朝家族が見守る中目覚める。
結婚のことを婚約者と話し合うが、話がなかなか噛みあわない。
ヴォルフガングとの共鳴度もどんどん高まっていき、何度も会ううち
ナイロビのヴァン・ダムは、荷物を運ぶ試験に合格したあとグループの幹部に呼ばれ、病気の娘の送迎の仕事を依頼されることになる。
何度か会っているロンドンのライリーとシカゴのウィルは共鳴力が高まりお互いの存在が幻覚ではないことを確認しあう。
その後、ライリーは元恋人に居所を突き止められ、お金と薬の在りかを言うように脅されるが、両方とも手元にないため命の危険に晒される。間一髪のところをシカゴのウィルと共鳴して難を逃れる。
一方、韓国のサンは会社と父親と弟を守るため罪を被り警察に自首する。
話が進まないようでいて進んでいるのか、進んでいるようで進んでいないのか・・。
いや、(たいして)進んでない!
設定も登場人物も好きなんだ。
飽きる前に、違う展開に話を進めてくれ!!(笑)
今回は、性的な共鳴が起きて絡み合ってたけど、役者さんってすごいねー。
あの人たち離れて暮らしている設定だし、そこまで絡みのない人たちなのに。
しかも撮り方がうまいうえ、みんなきれいな美しい筋肉で神聖な宗教画みたいに思えて芸術的な感じすらした。
と、その部分が今回はメインの気すらしたけどこの件に関してはそこまではっきりと書いてしまうと修正しなくてはいけなくなったりして、一度書いた記事をリライトするのはドラマの記憶も薄くなり大変なので、この程度にしておきます(笑)
自分が愛されていないことに気づいているのか自己肯定感が死ぬほど高いのか、意地でもカーラと結婚しようとしている婚約者が不憫にすら思えてきた。
あと、一晩中家族全員で倒れたカーラが起きるのをベッドの周りで見守っていたのは文化の違いなのかもしれないけど、正直ホラーだった・・。
交代で一人ずつでよくない?
ガッチガチに家族に縛られる幸せもあるかもしれないけど、カーラは望んでないので、何とか逃がしてあげたいけどなー。
今のところネイキッドシーンばっかりのヴォルフガングがキーマンとなれるのか。
今回のエピソードで一番の悲報。サン、最悪の選択。
本人も【人生最大の間違い】と言っていたけど、友達の影もないし、仕事もあんなんだし、わたしには失うものがないって思ったんだろうな。
あるよ、失ったもの、これから失うものたくさん。
まず、犬。
服役になったら死ぬまで会えないかもしれない。
それ、考えただけで泣きそうなんで、わたしは、犬が居たらあんなク〇親父と弟なら、100%犬をとるからあんなことにはならないんだけど。
最初から存在していない『家族』という存在もそう。
今や、会社が傾くほどのスキャンダルの種となり家族の恥となったサンを、罪を償って戻ったとして、温かく迎えると思う? 面会にすら来ないんじゃない。
その頃には、責任を取った父親が辞任、弟が実権を握っていて余計ひどくなっていると思うよ。
弟が結婚して、家庭を持ってその嫁に毛嫌いされる可能性もあるなー。
弟の嫁にしてみたら「自分の息子が将来跡を継ぐ会社に汚点を残した小姑」になるんだし。
あと、大好きな格闘技。
刑務所だったら活かせるチャンスもあるかもしれないけど、それでもダメだよ。
そして、何よりも大事なサンの未来だよ。
人生一回しかないのに粗末にしちゃダメじゃない。
共鳴で、友達ができたのだけが今のところサンの救いかなー。
ヴァン・ダムも随分綱渡りな仕事引き受けちゃったなー。
パパの気持ちもわからなくはないけど、警察とぐずぐずな関係なんだから護衛なんて山ほどつけられるし、ヴァン・ダムに頼まなくても・・と思ったんだけど、彼は彼で孤独なんだろう。誰を信用していいかわからない状態が引き起こした事態だと思うんだけど、病気の娘を預かるのは心配だわ・・。
お金の力で、アメリカに移住でもして最新の病院に入院でもさせればいいと思ったんだけど、娘と離れるのも嫌だし、自分がアメリカに行くと、医療費をねん出できないというジレンマもあるのかな。
ウィルとライリーは、8人の中でも意識がちょっと進んでいて多めに会っているし絆もできてきていたうえ、今まで事態を把握するのに精いっぱいで、それどころじゃなかったから仕方ないけど、毎回(連絡先交換しなよ・・)ってじれったく思っていたわたしには、スッキリした出来事でした(笑)
電話という通信手段を得たので、これからはお互い情報交換ができるから、会った人の情報をお互い伝え合えば、次に別の人に会った時に状況を伝言ゲーム式で伝えられるし、ウィルかライリーの携帯番号を伝えれば直接話せるし、写真だって送れるわけだから、一気に全員事態が把握できるね!
っていうわけにもいかないんだろうな(笑)
アンジェリカが死ぬ原因になった団体か人、そろそろ出てきてもいいんじゃないかなー・・。
もうだいたい8名の状況と人となりはわかったし、本人たちも状況をかなり理解してきているので、ここで3歩ぐらい一気に話を進めてもらって全然大丈夫です!(笑)
というわけで、それではまたー。
<広告>