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【Netflix】『sense8』シーズン2第2話『わたしは誰』感想 ある日、嘘が全くつけなくなったら・・(怖)

Netflix『sense8』シーズン2第2話『わたしは誰』感想です。

 

【ヒトに言語が存在しなかったら・・】というのを、日本独自の言語である日本語をテキスト化して、ブログを発信しているめがねたまごが考えています。

 現段階の文明では、わたしが考えていることは、こうして文章化してどこかに記すか、もしくは言葉として誰かに直接話すしかないわけですが、今回のエピソードで言っていた通り、言語によるコミュニケーションが一切なくなった場合の最大のデメリットを、現代の人類は享受できないと思います。

 

昔『サトラレ』っていう邦画があって、八千草薫で死ぬほど泣ける映画なんです。

だいたいの創作物の特殊能力って、人の考えていることが脳に入ってくる系が多いじゃないですか。サトラレは、文字通り自分の考えていることがまるっと全て半径何メートル以内に居る人に伝わってしまうという特殊能力を持っている人で、そのことが本人にわかってしまうと絶望して自殺してしまうんですけど、サトラレとして生まれた人は、だいたいの度を越した天才なのでサトラレ保全委員会』というのが、知的財産としてサトラレを保護。サトラレ本人にサトラレだと悟られないように守る・・という、ちょうど最近観た『トゥルーマンショー』に似ているような気もする内容なんですが、基本コメディテイストで、わたしは何回も観ていて大好きな映画なんです。

それで、ごちゃごちゃ前置きが長くなりましたがサトラレは嘘がつけない』んですよ。

ヤバくないですか? わたし(嘘がつけなくなったらどうしよう・・)ってすごい怖くなりました。

 

嘘とまでいかなくても、日本には『社交辞令』とか『建前』『お世辞』っていう使い方によっては非常に便利な文化があって、例えば、子どもの無邪気でありながら超真剣な問い「サンタさんはいるんだよね!?」にも、心に迷いがあってはいけないし、企業面接の「我が社を志望した理由は」にも「はい、御社の企業精神と理念に心から共感したからです」とか言えなくなるし、水商売とか接客業も無理だし、社会崩壊の危機だよ。

よくよく考えたら、自分の利益のためだけではなく相手を思いやった嘘も含めて、嘘という嘘で社会は成り立っていると言っても過言ではない気がしてきたし、わたしも家から一歩出たら、心で思っていることと口から出ていることが違う日がないような気がするし、心で思っているけど言わないことってたくさんあって、全員思っていることが外にダダ漏れしていたら、通勤電車とか怖くて乗れないよっ! 

 

sense8のメンバーたちみたいに特定の人たちだけで通じ合えるならいいけど、人類のコミュニケーションが言葉じゃなくなって、脳に直接ダイレクトに届く方法は、人類滅亡の第一歩かもしれない。

今、アメリカ大統領の件で色々と言われているけど、外交とか、無理じゃない?

そんなわけで、即戦争に発展しちゃうし。

 

動物は言葉を持たないけど、基本的には嘘もつかないから(犬はたまに嘘をつく)言語が発達しなくても種が存続できてきた。

元々言語を持たなかった人類の祖先は、そのままでは種の存続は無理だった、嘘をつくために言語が出来たんじゃないかとすら思えた興味深いエピソードでした。

 

 

シーズン2第1話の感想はこちら

 

www.meganetamago.com

 

 

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※以下、ネタバレありあらすじ及び感想です。

 

シーズン2第2話。『Who Am I?』

メキシコでは、映画のプレミアイベントのレッドカーペットにエルナンドを同行させようとするリトとダニエラ。渋るエルナンドを説得し、プレミアイベントに向かうリトだったが、写真が流出してからの初めての公の場で、雰囲気が一変してしまっていることに戸惑うリト。記者の激しい内容のインタビューに言葉を詰まらせる。

一方、ナイロビではヴァン・ダムが有名人に。女性記者がヴァン・ダムをインタビューするが、俳優のジャン=クロード・ヴァン・ダムが白人俳優であることで、ヴァン・ダムが白人を英雄視していることに疑問を呈す質問がなされる。

ヴォルフガングは、親友のフェリックスと一緒に行動し、あくまで組織には入らない方向でやってきていたが、ある組織はフェリックスを利用してヴォルフガングを取り込む作戦に。

一方、ウィルは感応してしまった【ウィスパーズ】のドクター・マシソンの正体を追いながら、過去にドクター・マシソンに捕まっていた感応者の一人、サラという少女の母親にノミとアマニタに会いに行ってもらっていた。ノミを通じてメッセージを伝えてもらながらマシソンへの復讐を誓うウィル。

一方、マシソンは、ウィルとライリーの居場所を突き止めたと思っていたが、2人が避難していた場所は意外な場所だった。しかし、カーラの助けでなんとか持ちこたえているもウィルの体は限界だった。そんな時BPOの幹部の正体を暴くチャンスがsense8のメンバーに訪れる。

 

 


 

今回の見せ場、ヴァン・ダムとリトのインタビューシーン。

見事でした。鳥肌が立ちました。

 

実際問題、随分長く嘘がつけなくなったらということを冒頭で話しましたが、リトがゲイであることを隠していたことは、記者の言うとおり、ファン対する嘘なのか。

例え嘘であったとしても、責められるべきことなのか。

ということに対する答えをあのシーンで表現してくれました。

今回のタイトルは『Who Am I?』でしたが、”わたしが誰かを決めるのは誰かじゃなくてわたし”というメッセージと、”自分以外の誰がどうあるか、わたしが決めてはいけない"というメッセージが伝わってきました。

リトは、随分針のむしろにさらされていたけれど(日本ではまだそこまで公にして俳優活動している人はいないけど、今の日本だったらあんな感じになるのかもなぁ・・)とは、うっすらというか確実な感じで思いましたけど。

とりあえず、みんなの助けで記者は振り切ったけど全然まだ乗り越えられそうな感じはしないですね。

同性婚が州ごとに認められている国とは思えないありさまでした。

リト、頑張れとしか言えない・・。

 

ノミとアマニタが身を寄せている天才ハッカーのバグ。

地味にすごい好きなんですよねー(笑)

コミュニケーション能力が低めで、情緒不安定だけどけして悪い人ではないと思う。

ノミのこともマイケルって言っちゃたりするんだけど、ノミのお母さんと違って悪気と故意は感じない。

むしろ、元々は自分の知っているノミは少年で、大人の女性に激変した見た目のノミにマイケルって言っちゃうところが、人を見た目で判断しない偏見のなさを感じる。

ハッキングにかけては絶対の自信を持ってると思うから、国に負けないで頑張ってほしい。

 

瀕死のウィルとウィルを支えるライリー。

わたしも騙されたーーー(笑)

すっかり、アイスランドに居ると思っていた。

運河の有名な街、オランダ・アムステルダム

アイスランドからは飛行機の直行便で3時間ほど。

飛行機だと割と近いけど、意識を失わせたウィルを船でどこかに運んだあと、飛行機に乗せるのは大変だっただろう。(色々な出国に関わるもろもろとかはノミがハッキングでどうにかしたと仮定)

アンネ・フランクナチスから逃げて潜伏していたアパートがオランダのアムステルダムなのと、ウィルとライリーの潜伏先がアムステルダムなのは偶然じゃないかもしれない。

このドラマは差別に対する『No』を徹底的に訴えるドラマなので。

 

アンネの日記は中学生の時に読破した記憶があります。

そして、彼女の名言の有名な一説。

 

私達は皆、幸せになることを目的に生きています。私たちの人生は一人ひとり違うけれど、されど皆同じなのです。

We all live with the objective of being happy,our lives are all different and yet the same.

 

日本でも、金子みすゞの似たような詩が有名で、このような内容の名言は世界中に溢れているような気もしますが、歴史に名を遺した偉人が望んだ世の中に、今現在もなれていないですね。今もたくさんの人が訴えているにもかかわらず、一体なにがいけないのか、わたしにはわかりません。

 

ところで、瀕死のウィルが頑張って、メンバーが協力し、ドクター・マシソンの仲間の黒幕を見つけることに成功。

マシソンは、慌てて逃げていましたが、そもそもウィルたちはマシソンを殺そうとしているの?

 

 

とにかく、ウィルの体もギリギリの状態で心配だし、話に動きがありそうなので、新展開に期待。

 

というわけで、それでは、またー。

 

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