えー、ネットフリックスオリジナル映画のご紹介の続きです。
第一弾最後の紹介作品『バード・ボックス』に関してはけっして読者の方を恫喝しているわけではありません。
作品を見てもらえればご納得いただけるかと思いますし、知っている人は笑ってくれると思います!
※第一弾はこちら。
第一弾のにも明記させていただきましたが、ネトフリオリジナル映画は何かちょっと物足りない残念な作品もあるためその旨を明記しつつ、早速進めさせていただきたいと思います。
今回は、前段の余談がない分第一弾から1作品増えて6作品のご紹介となっております。
注意:
ランキングではありません。
おすすめ度の★の数は、満点が五つ星です。
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ボーイズ・イン・ザ・バンド
【残念なところ】シェルドンが真剣すぎる
【おすすめ度】★★☆☆☆
有名シットコム『ビッグ・バン・セオリー』でシェルドンを演じて有名になったジム・パーソンズが手掛け、主演した戯曲の映画。
詳しい内容は下記にも書いたのですが、とにかくジム・パーソンズの気迫が半端ない。
あまりの気迫に賞レースに食い込むかと思ったけどダメだったねー。
古い戯曲でストーリーもわかりにくいし、そんなには観ていて楽しい作品じゃないからあんまり積極的にお勧めはしませんが、シェルドンの演技しか見たことない人が見たら「こんな演技するんだ」ってちょっと衝撃を受けると思います。
ストレートプレイのお芝居を普段から嗜んでいる方にはお勧め度5。
マーダー・ミステリー
【残念なところ】よくできた土曜ワイド劇場
【おすすめ度】★★★☆☆
ラブコメの帝王と女王。
ドリュー・バリモアとのラブコメ作品でおなじみのアダム・サンドラーと、『フレンズ』のジェニファー・アニストン主演のノリの軽い殺人事件解決もの。
殺人事件の話なのに、何も考えずに観られるいい感じの作品。
観た後の余韻が完全に、平日にさぼって遅いお昼を食べていたら、特に見たくもない土曜ワイド劇場の再放送が始まっちゃったのでなんとなくだら見してしまい時間を無駄に過ごした4時頃の感じになるのでそういうのが好きな人にはお勧めです。
映画を観たっていう感じにはならないですがわたしは好きでした!
2人のローマ教皇
【残念なところ】キリスト教じゃないので色々わからない
【おすすめ度】★★★☆☆
オスカー俳優のアンソニー・ホプキンスと『ゲーム・オブ・スローンズ』出演の俳優さんがそれぞれ先代ローマ教皇と現・ローマ教皇を演じています。
去年のオスカーでアンソニー・ホプキンスがこちらの作品で助演にノミネートされており受賞は逃しましたが、今年のオスカーで主演男優賞を『ファーザー』でかっさらうという大番狂わせを見せました。
とても静かな作品なので、眠い時に観るのは推奨しませんがとても穏やかな気持ちになれます。
実在の人物をモデルにしていますが、フィクションはふんだんに加えられており作品としてもまとまっていて、 個人的にはすごく好きな作品です。
ただし、シニア男性二人が主な登場人物でカトリックのキリスト教の話なので日本人には馴染みがなさすぎてわかりにくいという難点があります。
それを差っ引いたとしても素晴らしい作品でした。
エノーラ・ホームズの事件簿
【残念なところ】大人には物足りない
【おすすめ度】★★★☆☆
Netflixユーザーには超有名人。
『ストレンジャー・シングス』のミリー・ボビー・ブラウンがホームズの妹を可愛くお茶目に演じている本作ですが『ストレンジャー・シングス』を未見の方には、ちょっと子供っぽく感じるかなー。
ストレンジャー・シングス大好きなわたしは(ミリーちゃん可愛い…)と思いながら最後まで観ましたが、映画としては少し物足りない。
それなりにお金もかかっており、世界観はいいのですが児童文学を小学校高学年向けから中学生向けに実写化したような雰囲気の内容なので、お子さんと一緒に観て大人もそれなりに楽しめるファミリー向けという感じですかね。
気軽に観たいときにチョイスしてもいい作品です。
オールド・ガード
【残念なところ】ラストあたりがぐだぐだ
【おすすめ度】★★★★☆
シャーリーズ・セロン姐さんがとにかくかっこいい。
設定も面白い。
アクションもいい、テンポもいい。
五つ星かと思いきや、後半時間足りなくなって駆け足になり詰め込みすぎてわけがわからなくなったので★を一つ減らしました。
続編が制作されるそうなので、そちらを楽しみにしています。
伏線張りすぎだったのでね。
ハーフ・オブ・イット
【残念なところ】残念なところはありません!
【おすすめ度】★★★★★
ティーンの淡い恋心や友情を描いた傑作です。
友情、恋、親子関係、将来の希望などティーンものあるあるをこれでもかと爽やかに詰め込んだ作品。
残念なところはないですね!
映画として完成されていると思います。
地味といえば地味なのかもしれませんが、いい地味さ加減です。
撮影されていた町も美しい。
ラストもよし!!
以上6作品でした。
その①とその②を振り返っての講評ですが、ご紹介させていただいた11作品の中で一番好きなのは『バード・ボックス』です。
書いているうちにもう一回観たくなったほどです。
しかし、この作品はジャンルがホラー寄りというか、一般的にはホラーだと思うためホラーがダメな人は観られないという最大の弱点があります。
サンドラ・ブロック、世界観、ストーリー、オチすべてにおいて素晴らしいのに!
ホラーといえどそこまで怖くないとは思いますが、わたしはホラー耐性かなり高いタイプでこちらの『バード・ボックス』も新作の公開が延期されまくっている『クワイエット・プレイス』も【家族愛もの】だと思っている特殊な人種なので信用しないほうがいいです。 『シャイニング』のラストらへんで爆笑しているようなやつですし、ある程度のグロであれば見ながらごはん食べられます。
『ハンニバル』ぐらいまでいくとさすがに無理ですが(笑)
なので、結果的に一番おすすめなのは『ハーフ・オブ・イット』かなーと思います。
紹介させていただいた作品は全体的に、宣伝的な問題や話題集めで主演クラスには有名どころの大御所が1人、多くて2人起用され、そこにかかっているお金を節約するためほかのキャストは知名度的にはそうでもない人を使っているパターンが多いです。
割と実験的な作品も多いですが、結果的には有名キャストが起用されてはおらず、そこまでお金もかかっていると思われない作品を一番評価してしまいましたので、ネトフリ的には不本意なのかなとも思いますが、加入さえしてもらえれば製作費が高い作品を観ようが、そうでない作品を見ようが関係ないはずなので。
そして、ネトフリから特に何か特別待遇を受けているわけでもないのに、こうしてマニアックなものも含めてのお勧め作品を書いている人がいると(笑)
せめて、気になった作品が1作でもあれば幸いです。
それでは、また。