注意!!
壮絶なDVと戦うドラマの話なのでトラウマ等ある方は読まないでください。
自己判断はダメです。
そもそも読まない、予告のリンクを踏まないでお願いします。
またまたご無沙汰しております。
忙しくしてはおりますが公私ともに夏の大騒動もなんとか落ち着いて、忙しいは忙しいのですがメンタル的には今のところ比較的元気に過ごしています。
なかなかブログを書くネタも思いつかなかった中、やっと勢いで書けそうなドラマを観たので筆をとっています。
韓国ドラマ『あなたが殺した』がNetflixで11/7に配信になりまして。
少しずつ観るつもりが途中で辞めることができず、週末使って一気に全部観てしまいました。
こちらの作品『あなたが殺した(당신이 죽였다)』は小説を原作に広末涼子&内田有紀主演で2016年に放送されたドラマ『ナオミとカナコ』のリメイクです。
上記ドラマの韓国リメイクが秋に配信になると知って、こちらの『ナオミとカナコ』も前もって全話視聴したのですが、今見返すと約10年ほど前の広末涼子と内田有紀の美しさがそれはもうすごくて輝くばかり。
ストーリー的にもドラマは前半はハラハラしてすごく面白かったのですが、後半ちょっと失速。超イライラしたあげく最後些少もやもやしましたが、このときはおおむね満足しました。
とにかくこちらのドラマは主演二人の美しさもさることながら演技がとても素晴らしい。
内田さんは美しい演技派として今も知られていますけど、広末も美しさもさることながらめちゃくちゃ演技がよかった。
冒頭はナオミとカナコ逆だったのでは?と思いながら観てたんですけど完全にこれが正解でした。
広末の女優としての実力を見くびってたなとすごく反省しました。
彼女のもっといろいろな演技をこれからでも観たいと思ってます。
心身の健康に気をつけながら女優も頑張ってほしい!!
興味のある方はぜひ韓国版と比べる意味でも観てほしいです。
というわけで話を戻します。
韓国のドラマリメイクは今までも何本か観ていて、個人的にはけっこう(リメイクじゃない元の方でいいな・・・)というのがあるのですがこちらの『あなたが殺した』に関しては、設定とおおまかな話の流れは日本のものを踏襲しているものの、作品のメッセージ性が日本と全然違うため、全く別物と考えてもらった方がいいと思います。
韓国版リメイクの『あなたが殺した』の英語タイトルが『As you stood by』で『あなたが殺した』とも違う、直訳すると”あなたを見守るように”です。
stand byは支えるとか見守るとかそういう意味でよく使われる英語らしいですが、突っ込んで調べてみるともう一つ別の意味があるみたいで。
英語詳しい人や勘の鋭い人はこの話で気づいちゃうかもですが知らない人は見終わってからぜひ調べてください。
ネタバレになるので書かないです。
『あなたが殺した』と『As you stood by』のタイトルの意味がわかるようになっています。
最初に書いた通り、このドラマは夫の凄惨極まる壮絶なDVと戦う女性たちがメインで描かれるのですが、日本版の『ナオミとカナコ』はナオミとカナコ二人の友情や絆をメインとして描かれているのに対し、韓国版は”DVそのものと戦う姿”を描いているように感じました。
それぞれの人生経験が作品視聴の感想に影響するのはどの作品でも同じであるのは当然で、こういった作品は特にそうかなと思いますが、わたしの立場としては日本版でのナオミや韓国版でのウンスが近い感じです。
なのでそういう目線でどうしても観察してしまうところはあるかと思いますし、併せて冷静な目線で見てしまうところはどうしてもあります。
今回の韓国版『あなたが殺した』は日本版のドラマ『ナオミとカナコ』とはだいぶ違った仕上がりにはなっていますが、『ナオミとカナコ』は2016年の作品であったことを踏まえても、日本と韓国のDVに対する法整備や社会的な認識の違いも制作の上でいろいろあったと思います。
センシティブな社会問題を取り扱ってるということもありますし話し合いもたくさんしたんだろうなとも思いました。
この数年、韓ドラを観続けてきた経験から性犯罪者及びDVや過度ないじめによる弱きものを攻撃する暴力行為はいかなる理由があろうとも絶対に絶対にぜっっっっっったいに許しませんという強いメッセージを韓ドラからは受け取ってきました。
人間的ク●は酷い目にあってしかるべき、許すべきではないという直球の描き方は再放送の時代劇で育った昭和生まれがなじみ深いものです。
キリスト教率30%という宗教観からくる日本人とは違う罪や人権意識への向き合い方みたいなものもあるかと思いますし、逆にキリスト教混じりにしては罪に厳しいなおい、神は許すんじゃないのか?と思うこともままありましたが、憎まれっ子が世に憚るこんな世の中ではフィクションだけでも勧善懲悪される世界は心を楽にしてくれる時もあります。
DVが社会悪ということは日本も今はだいぶ周知されてきてるかと思いますが、日本では現実味が薄く接近禁止命令ぐらいの措置になるところ、韓国ではDVを察知すると他人でも通報、状況によっては即逮捕の流れも現代では多くなっているみたいです。
それだけ社会問題化してるという側面もあるし、それを打開しようという力も強い。
そんなわけで日本版との設定やストーリーの違いはそもそもの描きたいことが違うで一刀両断できるわけですし、違うドラマとして観ました。
特徴的な違いとしては、わたしは日本版でナオミとカナコを陰ながら支える中国人女社長が男性に変更って聞いた時、原作小説は男性と知っても心底がっかりしていたのですが、男性社長全然良かったです。むしろこれで正解でした。日本版の女社長も韓国の男性社長もどっちもいいです。
あのキャラで女性でも良かったと思うけど、韓国版の描きたいこととしては男性じゃなければいけなかったと思います。
自分は男は認めない!と思う方も絶対に後悔はしないので観てください。
アリ寄りのアリなんで。
あとは、わたしがどうしてもどうしても日本版で納得できなかったストーリーがまるっと排除されていたのでそこも解釈が一致していて。
ちょっと強引さはあったと思いますが、解釈が一致していたのでOKとしました(笑)
主人公二人の性格をはじめとしてストーリー途中の設定も日本版でわたしが個人的に「ん?」と思った設定はかたっぱしから改編されていたので清々しさすらありました。
それを差し引いても日本版もぜんぜん悪くはありませんのでそれは言っておきたい。
まだ配信されたばかりなのでネタバレなしで書こうとするとこの程度しか書けないのですが、キャストの演技ももちろん素晴らしいです。
リメイクと言うと比べたくなりますが作品の芯を流れるテーマが別物なので同じ土俵に上げてはいけないんじゃないかと思います。
クライマックスは非常に考えさせられますが視聴余韻は悪くありません。
ドラマでありながら1本の映画を観たような気持ちで見終えることができました。
わたしはずっとタイトルの意味を考えながら観ていたので、ぜひ最終話まで観てわたしのように腑に落ちてほしいと思います。
ぜひ、みなさんの感想も聞かせてほしいです。
というわけで、
それでは、また。
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