たま欄

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デンゼル・ワシントンが超絶渋い『イコライザー』。あなたにもし【力】があれば、正義の道を選ぶか否か。

あー、イコライザー2』の前にイコライザー観ておいて、やっぱりイコライザー2』劇場に観に行くべきだったよーーーー。

 

www.equalizer2.jp

 

この「劇場で観たかった」という後悔は、ほとんどの作品で取り返しがつかないから(やっぱり観たいやつは観とくべきなんだわ)ってすごく思ってしまいました。

なんていうか、THEアメリカ映画って感じで好きです。

イコライザー』。

 

下記感想、少しだけネタバレ入っています。

でも、そういう細かいストーリーが見どころって感じじゃなくて、デンゼル・ワシントンの渋さを堪能する映画なんで大丈夫だと思います(笑)

2019年に突入してから、『バーフバリ』とか、

www.meganetamago.com

『バーフバリ』とか、

www.meganetamago.com

 

勧善懲悪的な正義を貫くわかりやすい話ばかり観ている気がするし、イコライザー

と視聴を迷っていたのは『花戦さ』だったから、2019年、そういうのを求めている気がする(笑)

ジャスティス、ジャスティス!!

アベンジャーズ最後の年だし、気負ってるつもりはないけども、心のどこかでそういう感じになっちゃってるのかも。

でも、ジャスティス、ジャスティス言いながらもキャップ派じゃなくてトニー派なんですけれども(笑)(※マーベル映画知らない人、内輪話ですみません)

 

イコライザーは、元凄腕CIA諜報員のロバート・マッコール(デンゼル・ワシントン)が、元の仕事の素性を隠しホームセンターで真面目に働き、同僚とも仲良くやりつつひっそり暮らしていたのですが、ロシアのマフィア(?)に痛めつけられている善良に生きる一般市民を助けることを我慢できなくて、ひとりを助けてしまったらどんどんエスカレートしていく話なんですけど。

 

今までも、似たようなこういうストーリーの映画はたくさんあったと思うんです。

もうそれは、溢れんばかりに。

ただ、わたしも全て観ているわけではないし、これ系のジャンルに手を出したのは最近なのでそこまで詳しいわけではないのですが、基本的には派手目な作品が多い(イメージ)じゃないですか。

イコライザー』は、基本的には静かな映画なのです。

主人公のロバートは、物静かで真面目、そして潔癖なほどの几帳面。 

私生活に隙は一切ないけれど、人当たりが悪いわけではなく同僚などへの面倒見もいい。

正義の人っていう、観ていて頭を使わなくてすむ信念と潔さが清々しく、そして、デンゼル・ワシントン渋すぎる。

わたしの好きなマーベル映画のヒーローと違って、特殊スーツとか革のスーツとかの凝った衣裳ではなく、ロバートは一般市民なので、小ぎれいなシャツとパンツっていう、ごくごく普通の洋服だし、変装もしない。

武器も、1対大勢に対し、ライフル連射とか、拳銃二刀流ノールック射撃とかではなく、相手の持っている武器か、そのへんにある何か利用できるもの。

あと、すごくかっこいいと思ったのは、走らない。

常にゆったり歩いている。

移動は公共のバス(もしくは徒歩)

この映画のヒーローはそういうヒーローです。

映画館から出てきたら、バスで寡黙に帰りたくなっちゃうやつなんです。

で、知人とは穏やかに話しておきながら悪に目を光らせたくなるやつなんです!

静かで渋くて、そしてやるときはド派手に。

 

更にもう一人のメインキャスト、出番は少なかったですが、重要な役どころで物語を動かすキーパーソンになってくれた、キック・アスヒット・ガールの可愛さで一世を風靡した、クロエ・グレース・モレッツ

ロシアマフィアに食い物にされている娼婦役で登場。

(ううう、あんな小さかった子が、こんなに美しく成長して・・)と、親戚のおばちゃん目線になってしまいました。キック・アスジャスティス・フォーエバー』の時とイコライザーではたいして年が変わらないのですが、最初のキック・アスのイメージが強すぎて(笑)

ちょっとあどけなさを残している可愛らしさがまた、色々なものに縛られている若い女の子のもの悲しさを引き出していて、ロバートでなくてもあの状態から救ってあげたいと思ってしまう力を持っていました。

彼女を助けることで、主人公がCIAを捨て、普通の穏やかな暮らしをしていた道を捨ててしまうことになるのですが、それもやむを得ないなと思ってしまう感じです。

あ、それとキック・アスは、クロエちゃんの今の美しさで是非続編をお願いします! もうガールじゃないけど、ヒット・ガールが観たいです。

 

今回の悪役も典型的な悪役だし、アメリカっぽくだいたい敵国はロシアだし、そのロシア人の敵もかなりのイカれ具合で、少女を救うおじさん、イカれた敵(レオンではゲイリー・オールドマンということで、レオン的なストーリーを想像していたのですが、だんだんとアメリカ感が強くなっていくところはさすがでした(褒めてる)。 

ストーリーは、ざっくりしていますし、突っ込みどころがないわけじゃないですが、そんな細かいことはいいじゃないですか(笑)

とにかくクズは許さないというのが観たい方におススメします!

最後も割と、すっきり終わっていて視聴感もよかったです。

 

ちょっと余談になりますが、正月早々2018年の紅白歌手がDVを告発されて引退記者会見したり、そのDVを擁護している文化人やファンが居たり、ワイドショーで芸人が公共の電波で堂々と若いアイドルにセクハラ発言をしていたり、おかしなセクハラ番組で炎上している、日本が女性を色々な意味で消費したり、女性に対する倫理観が世界からかなり剥離している事実を理解していない輩は、全員ロバートとバーフバリにおしおきされちゃえばいいのに。

バーフバリなんて、ちょっと女性の肩を職権乱用でなでまわしてた程度で、なでまわしてたやつを問答無用で鉈でクビを回し切りで一発で落としてたからね。

ほんと、パワハラ混じりのセクハラとかこのぐらいのお仕置きがあって当然だと思う。

ちなみにイコライザー】(Equalizerとは、この映画の場合、少し意訳になってしまうのですが【平等をもたらすもの】っていう感じでしょうか。

今の日本は平等とは程遠い国でしょう。色々と。

 

話をイコライザーに戻しますが、ロシア(宿敵)と戦ったら、次は同じCIAの内部内での争いしかないよね? と思っていたら、あるあるキター!イコライザー2』ですが、続編も必ずや観届けたいと思います。

もし、自分にその【力】があれば、それを正義に使うのかどうか、彼をもう一度見て、自分自身にも問うてみたいと思います。

 

というわけで、それではまたー。

 

 

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