ホラー初心者のわたし。
Twitterのプロモーションで見かけて、興味を持っていたこちらの作品。
観た方の感想で「クワイエット・プレイスみたいな閉塞感!」というのがあり、観に行くのを楽しみにしていました。
しかし、最寄の行きつけ劇場では上映していなかったため、鑑賞が完全に出遅れていますし、感想書くのも遅くなってしまった。
そして、映画館でホラー的な映画を観るのは、今回が初めてかもしれないです。
記憶を掘り起こしてみたけど、やはりホラーを映画館で観た記憶がない。
というわけで、劇場でのホラーデビューとなった記念作品『クロールー凶暴領域ー』についてレビューしたいと思います。
都合上、うっすらネタバレするかもしれないですが、確信には触れません。
そもそも、そんなたいそうなストーリーはない映画です。
この映画は、ワニと女優を観る映画。
ただし、一つ注意点としましては、今年の日本は台風の被害が甚大であり、大規模な水害も起こっていて、まだまだ復興の兆しは見えていない中、本日も大雨。
この作品のことのはじまりは、【大型ハリケーンにより、大雨と暴風が住宅地に吹き荒れ、川が増水し大変なことになる】という内容ですので、辛い記憶を呼び起こしてしまう・・という方はご注意願えればと思います。
わたし自身は、今回は運よく難を逃れた身ではありますが、台風15号では死を意識した強風、19号では水害に怯えてスマホとテレビに張りつき、自分ばかりではなく、高齢の親の被災についても真剣に考えたりしたので、ワニ以外の恐怖も他人事ではなかったです。
娯楽を超越した気持ちで観ていたし、自然の驚異をスクリーンで目のあたりにしたことによって、災害への自衛をしっかりしないといけないという意識を改めて持ちました。
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製作は、サム・ライミ。
トビー・マグワイアの『スパイダーマン』シリーズや、ホラー作品の『死霊のはらわた』で有名です。
監督は、ホラーをメインで撮っているフランス出身のアレクサンドル・アジャ、この2人のタッグです。
ホラーは、今まで観た中では好みに合わない作品もまぁまぁあったため、面白かったらラッキーぐらいのスタンスで観るのが、わたしにとってはちょうどいい感じですが、さすがホラー畑2人の作品ということで、非常に見応えがありました。
ホラーで動物といえば『ジョーズ』を始めとしたサメが基本ですが、今回の敵は、ワニ。
一言でいうと、ワニ、マジでヤバい。
サメなんかは、牙とかすごいけど顔は割とかわいいところもあるじゃないですか。
ワニは、眼球が黄色とか、すでにヤバいです。
爬虫類は割と平気なほうですが、ワニは・・。
スクリーンで見ると、ほぼ恐竜だもん。
生きている恐竜は生で観たことは現代人のわたしはもちろんないわけですが、ヒトが接近戦で丸腰で戦うような相手じゃない。
わたしだったら戦うのが嫌すぎるので即、死を選ぶレベル。
今回、そんな相手にメインで挑むのが女子大学生ヘンリー。
演じているのは『メイズランナー』シリーズでヒロインのテレサを演じるカヤ・スコデラリオ。
カヤは終始出ずっぱりなのですが、彼女がすごーくよくて。
どんなにボロボロな状態になっていても、内からにじみ出る強さと美しさがあった。
若いときは食指が全く動かなかったホラー作品なんですが、油断していると心が折れて、なんのために生きているのかわからなくなる人生において、
「何があっても生き抜いてやる!」
という、力強さがカチッと心にハマるんですよね。
生への本能が滝のようにわき出ている作品を観ることによって、何も考えずに命を全うしようという気力が湧いてきて、一時的にでも元気が出てくる。
自分が、霊的なものとスプラッタ系を主軸にしたものはあまり怖くはなく、”ホラー作品としてではない普通のストーリー作品として観るタイプ”ということが『クロール』を観たことではっきりと自覚することができました。
すごく好きなのはサバイバル系ホラーみたいです。
それに火をつけたのがNetflixオリジナル作品、サンドラ・ブロック主演の『バード・ボックス』であり、あまりにも気に入り過ぎて立て続けに二回観た、新メリー・ポピンズのエミリー・ブラントの『クワイエット・プレイス』なのですが、もっとこういう感じのやつくださいと喚いていたら、ライアン・レイノルズの美人妻、ブレイク・ライブリーのサメ映画『ロスト・バケーション』を勧めらました(笑)
話が前後してしまうのですが、ホラー劇場デビューを果たした身として、声を大にして言いたいのは「ホラーは劇場で観よう!」ということですね。
ホラー得意なわたしでも、最初の脅かしには、劇場なのに悲鳴出た(笑)
幸い、作品も轟音中だったことと、ガラガラで他のお客さんたちとは離れて座っていたためご迷惑をおかけすることはなかったと思うのですが、家のテレビと音響で、さらには部屋も明るく生活感溢れるものに囲まれていたら、あの恐怖は絶対味わえない。
”ホラーをわざわざ観に行っている”ということは、お金を出して恐怖体験しに行っているということだと思うんですよ。
富士急ハイランドまでわざわざ行って、長蛇の列を耐え抜き『戦慄迷宮』に入って、ゾンビ役の人間から逃げるのと同じことだと思うので。
ちなみに、この『戦慄迷宮』にはかなり大昔に入ったことがあります。
当時はまだそんなに混んでおらず平日だったため、今ほどは並ばず(といっても30分は並んだと思う)入れました。
わたしはジリジリ堪能して進みたかったのですが、連れの人がかなり怖がっており、猛スピードで駆け抜けてしまったので、あまり記憶がないのです。
機会があればもう一度行きたいです。
適度に怖がりで、ジリジリゆっくり行ってくれる人と(笑)
そういったわけでせっかくの恐怖体験を余すことなく味わうには、劇場で鑑賞したほうが絶対いいと思います。
ちなみに、この『クロールー凶暴領域ー』で個人的に一番怖かったのは卵のシーンです。
精神的に折れた(笑)
未見の人は、卵に要注目です。
あと、映画の癒しは黒い犬の女の子、シュガー。
犬派のわたし、だいぶ彼女に助けられました。
偶然にも、次に観に行く予定の作品はまたホラーで『IT/イット THE END”それ”が見えたら、終わり。』です。
元祖の『IT』は全然怖くなかったです。
普通に、少年少女の映画として楽しんじゃっていて、ペニー・ワイズもかっこいいと思っていた(笑)
『IT2』では、子どもたちが成長した大人バージョンとのことで、非常に楽しみなんです。
180分と長尺らしいので、充分堪能したいと思います。
もちろん、劇場でペニー・ワイズと赤風船を観るつもりです。
劇場で観たら、テレビでは怖くなかったペニー・ワイズも怖いかもしれないので、報告させてもらいますね!
それでは、また。
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