たま欄

映画、海外ドラマ、本、時々日常。

『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』/『バンブルビー』の監督が描く美しすぎる日本の美とアクションに大感動。

本当に精神的にすごい疲れていて限界を感じていたので、思いっきり現実逃避をしたいと思い、ホラー映画観るつもりだったんですよ。
ホラーって、非日常でいいですよね!
『クワイエット・プレイス』と似た設定の『ザ・サイレンス 闇のハンター』にしようと思っていたのに、気が付いたら少年が主人公のアニメ映画で大感動し、癒される結果となりました。
 
ナイキ創業者の御曹司であり、2019年上半期ランキング、惜しくも2位(※上半期映画個人的ランキングの記事はこちら)だった映画バンブルビーを監督していた、トラヴィス・ナイト製作・監督によるストップモーションアニメーション作品がKUBO/クボ 二本の弦の秘密(Kubo and the Two Strings)です。
アメリカでは、2016年に公開され、アカデミー長編アニメ映画賞にノミネートされています。
ザッピングしていたらNetflixに来ていて、三味線が好きで前々から気になっていた作品だったので、ホラーから変更して視聴。
 
一言でいうと、 
本当に、素晴らしかった。
 
 
日本人として生まれて日本に生きてきて、日本を舞台とした作品でツッコミどころが全然ないわけじゃなかったけど、普段日本の中に居ると気付かない『日本の美』を、改めてガツンと突き付けられた感じ。
 
ただし、ここで一つ問題が。
洋画・洋ドラはよっぽどのことがない限り吹き替えは観ない【完全字幕派】のわたしが、開始数分で(吹き替えで観ればよかった・・)と後悔しはじめ、30分経過する頃には、吹き替えで見直そう!固く決意するぐらいだったので、これから観る方には、全力で日本語吹き替え版をおススメします。
有名ハリウッド女優、シャーリーズ・セロンなどが声をやっていて、英語でも全然素晴らしかったけど、サザエさん』とか『ちびまる子』ちゃんを英語で観ているぐらいの違和感がある(笑)
ミュージカル作品で歌があるとかじゃないので、最初から吹き替えで観ればよかった。
だって、こんなにちゃんと日本ぽい作品だと思ってなかったんだもん。
 
普段、完全字幕派なので全く声優さんのことは詳しくないのですが、キャストを観たら、ピエール瀧さんが声を当てている役もあって、彼の役は日本ぽさとアメリカのキャラもののよさを併せ持つすごくいいキャラだったので、吹き替えでの見直しが俄然楽しみです。
 
ちなみに、公式のサイトはこちら。
予告観られます。
  

<広告>

   

 


 
~あらすじ~
 
洞窟に病弱の母親と2人で暮らす少年、クボは不思議な力を持っていた。
クボが三味線を奏でると生き生きと動く折り紙で、武士・ハンゾウの物語を弾き語り、それが村で人気を博し、母親と2人質素に暮らすだけの僅かなお金を得ていたが、物語にいつも結末はない。
ある日、村で祭りがあり普段クボの母親がクボに口酸っぱく言い聞かせていた「日暮れ前には必ず帰るように」という禁を破ってしまったクボは、闇の姉妹に襲われてしまう。間一髪のところを母親に助けてもらったクボだが、母親が最後の力を振り絞ってクボにいつも持たせていた木彫りのサルのお守りに命を宿し、母親は命を落としてしまう。クボは、闇の姉妹、母親、そして自分の出生の秘密を探しながら、闇の姉妹と姉妹の裏の黒幕を倒すため、ハンゾウの物語で自分が語っていた特別な力を持つ【三種の防具】を探しに命が宿ったサルと共に旅に出る。
 
KUBO/クボ 二本の弦の秘密 [DVD]

KUBO/クボ 二本の弦の秘密 [DVD]

 
 

 

主人公の少年の名前が、日本人的には名字なことに慣れるまで多少時間がかかるけど、慣れれば大丈夫です(笑)

 

だけど、なんでクボ?

作者関係の恩人の日本人に久保さんが居た?

欧米で、柴犬とかにつけられる日本的な名前がなんとなくー的が外れていて、結果なんとなく微笑ましい感じになるのに近い感覚には、若干なりました。

だって、クボだよ?(笑)

今となっては、可愛さすら感じますが。

 

でも、映画は本当に、期待していたよりすごいよかったんですよー。

 

今まで、洋ドラや洋画で、日本といえば中国、韓国、日本が全部ごっちゃになってて、日本風味、どっちかというと中国じゃね? がセオリーだったと思うんですけど、時代背景はかなりざっくりとしていますが、日本人、歴女かじってるわたしが観ても『割とちゃんとした時代劇』でした。

かなり頑張った。

80%・・いや75%ぐらいは、日本です。

それに日本に対する愛はものすごい感じたし、こんなに日本をきっちり表現した作品を日本作品以外(特に欧米系)で観たの、初めてかもしれない。

 

そして、海外で日本といえばスシ、テンプラ、ラーメンという和食と並び、有名なのが『ORIGAMI』。

日本を現すアイテムとして映画やドラマでもたまに登場します。

日本人でも、かなりの手練れじゃないと折れない細かい折り紙の造形とか、折り紙の和紙的な色とか、着物、日本刀など、日本文化に対してかなりのこだわりが散見されました。

平安時代の着物に主に使われていた、日本独自の色なんかも取り入れられていたんじゃないかなぁと思います。

日本の原風景の景色に至っては、

(日本って、なんて美しいんだろう・・)

と思わずにはいられず、アメリカ人が観た日本の美しさってこんな風なんだって、元々の日本人遺伝子も手伝って、うっすら感動すら覚えてしまいました。

 

 

あと、観てもらえばわかるんですけど、ヒーロー映画好きとして、声を大にして言いたいのが、サルのアクションが超かっこいいんです(笑)

いや、サル以外のアクションもそこそこいいんですけど、とにかくサルのアクションがかっこいいんですよ。

サルのスーパーヒーロー着地。

あと、サルの殺陣。

どんな風なかっこよさか観たくないですか?(笑)

バンブルビーでも、ロボットのアクションがかっこよくてテンション爆上がりしていたんですけど、ここまでのものを見せてもらえると思っていなかったので、嬉しい誤算。

 

ナイキの御曹司、なかなかやるよなー・・。

けっこう、顔もかっこいいし、天は二物も三物も与えてるじゃないかと不公平感を感じつつも、今年は、バンブルビーでもかなり感動させてもらったし、この監督とは相性がいいのかもしれないので、今後の作品にも注目していきたいです。

 

主人公クボ少年の目つきとか動きなどもイチイチかっこよくて、時代劇にアメリカン要素を加えると、こんな風になるんだって、目から鱗がボロボロ落ちまくっていました。

ストーリー的には、アニメで短い作品だしそこまで深みはないですが、脚本としてはよくできていて、非常によくまとまっているし、日本の固定観念で作ったらこんなラストになったり、ああいうキャラ設定になったりしないな、という内容で、なんかもうとにかく色々新鮮で言葉にできない(笑)

 

(三味線なのに二本の弦とは?)という疑問がずっとあったのですが、それもきちんとストーリーに盛り込まれていて、きちんと回収してくれます。

その、伏線の回収のくだりもすごいよかったんですよー!! 

ただ、1個だけ個人的に少し残念に思うのは、わたし三味線がすごい好きで、特に、津軽三味線のロックさが好きなんで、三味線楽曲がもっと聞きたかったってことぐらいです。

日本版のエンディングテーマは吉田兄弟なんだよなぁ・・。

聞いてみたい。

 

 映像美とアクション、その他で、心身ともに疲れていたこともあり、めちゃくちゃ癒やされました。

今回は『KUBO』にして大正解。

とってもいい作品でした。ネトフリさん、配信本当にありがとうございます。

 

是非ともたくさんの人に観てほしいなー。

 

というわけで、それではまた!

 

<広告>