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主人公の少年の名前が、日本人的には名字なことに慣れるまで多少時間がかかるけど、慣れれば大丈夫です(笑)
だけど、なんでクボ?
作者関係の恩人の日本人に久保さんが居た?
欧米で、柴犬とかにつけられる日本的な名前がなんとなくー的が外れていて、結果なんとなく微笑ましい感じになるのに近い感覚には、若干なりました。
だって、クボだよ?(笑)
今となっては、可愛さすら感じますが。
でも、映画は本当に、期待していたよりすごいよかったんですよー。
今まで、洋ドラや洋画で、日本といえば中国、韓国、日本が全部ごっちゃになってて、日本風味、どっちかというと中国じゃね? がセオリーだったと思うんですけど、時代背景はかなりざっくりとしていますが、日本人、歴女かじってるわたしが観ても『割とちゃんとした時代劇』でした。
かなり頑張った。
80%・・いや75%ぐらいは、日本です。
それに日本に対する愛はものすごい感じたし、こんなに日本をきっちり表現した作品を日本作品以外(特に欧米系)で観たの、初めてかもしれない。
そして、海外で日本といえばスシ、テンプラ、ラーメンという和食と並び、有名なのが『ORIGAMI』。
日本を現すアイテムとして映画やドラマでもたまに登場します。
日本人でも、かなりの手練れじゃないと折れない細かい折り紙の造形とか、折り紙の和紙的な色とか、着物、日本刀など、日本文化に対してかなりのこだわりが散見されました。
平安時代の着物に主に使われていた、日本独自の色なんかも取り入れられていたんじゃないかなぁと思います。
日本の原風景の景色に至っては、
(日本って、なんて美しいんだろう・・)
と思わずにはいられず、アメリカ人が観た日本の美しさってこんな風なんだって、元々の日本人遺伝子も手伝って、うっすら感動すら覚えてしまいました。
あと、観てもらえばわかるんですけど、ヒーロー映画好きとして、声を大にして言いたいのが、サルのアクションが超かっこいいんです(笑)
いや、サル以外のアクションもそこそこいいんですけど、とにかくサルのアクションがかっこいいんですよ。
サルのスーパーヒーロー着地。
あと、サルの殺陣。
どんな風なかっこよさか観たくないですか?(笑)
『バンブルビー』でも、ロボットのアクションがかっこよくてテンション爆上がりしていたんですけど、ここまでのものを見せてもらえると思っていなかったので、嬉しい誤算。
ナイキの御曹司、なかなかやるよなー・・。
けっこう、顔もかっこいいし、天は二物も三物も与えてるじゃないかと不公平感を感じつつも、今年は、『バンブルビー』でもかなり感動させてもらったし、この監督とは相性がいいのかもしれないので、今後の作品にも注目していきたいです。
主人公クボ少年の目つきとか動きなどもイチイチかっこよくて、時代劇にアメリカン要素を加えると、こんな風になるんだって、目から鱗がボロボロ落ちまくっていました。
ストーリー的には、アニメで短い作品だしそこまで深みはないですが、脚本としてはよくできていて、非常によくまとまっているし、日本の固定観念で作ったらこんなラストになったり、ああいうキャラ設定になったりしないな、という内容で、なんかもうとにかく色々新鮮で言葉にできない(笑)
(三味線なのに二本の弦とは?)という疑問がずっとあったのですが、それもきちんとストーリーに盛り込まれていて、きちんと回収してくれます。
その、伏線の回収のくだりもすごいよかったんですよー!!
ただ、1個だけ個人的に少し残念に思うのは、わたし三味線がすごい好きで、特に、津軽三味線のロックさが好きなんで、三味線楽曲がもっと聞きたかったってことぐらいです。
日本版のエンディングテーマは吉田兄弟なんだよなぁ・・。
聞いてみたい。
映像美とアクション、その他で、心身ともに疲れていたこともあり、めちゃくちゃ癒やされました。
今回は『KUBO』にして大正解。
とってもいい作品でした。ネトフリさん、配信本当にありがとうございます。
是非ともたくさんの人に観てほしいなー。
というわけで、それではまた!
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オリジナル・サウンドトラック「KUBO クボ二本の弦の秘密」
- アーティスト: サントラ,ジョージ・ハリソン,AKIRA INOUE,ダリオ・マリアネッリ
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2017/11/15
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