『13の理由』第8話 カセット4:B面感想です。
昨日は、ちょっとわたしの学生時代の闇を長々書いてしまったので、軌道修正して、普通にドラマブログに一旦戻したいと思います。
ですが、今回のドラマのテーマがテーマなんで、また黒歴史を吐き出すことになってしまったらごめんなさい。
この作品の出演者の中では、ハンナ役のキャサリン・ラングフォードは美人はもちろんのこと、スターオーラを持っているような気がしていて、それこそ映え具合がすごいし、今後確実に花開くとは思うので、スキャンダルに気を付けて大事にこの先の女優人生を歩んで欲しい(実年齢は23歳で、下積みで苦労したみたいなので大丈夫だとは思う)のですが、正直、メインキャラの男子生徒のクレイは微妙なのではないかと個人的には思います。ただし、彼は声がかなり特殊なハスキーボイスなので、成長すると色気が出てくるかもしれない。頑張れ(笑)
リバティ・スクールの生徒関係の中では、クレイにハンナのテープを渡し、クレイを陰ながら見守っているクレイの幼馴染でもあり友人で、ドラマを動かすキーマンを演じるトニー役の子が、出演シーンは少ないながらも、少年少女たちの中では個人的にはこの先楽しみな俳優さんです。華があるし、光るものを感じます。いろんな幅のある役が出来そう。
クリスチャン・ナバロくん。
ニューヨーク生まれの、プエルトリカン・・っていうか、もう27歳じゃん!
ひとりだけ大人っぽいとは薄々思っていたけど、全然少年じゃないし・・。
わからない、外国人の年齢。
でも、日本でもアラサーが高校生演じたりしてるから、どこの国もそんな感じだよね!(笑)
なんとなく気になって、機会があったら観たいと思っていた、Amazonプライムオリジナルの『The Tick/ティック~運命のスーパーヒーロー~』にも出てるみたいなので、こちらの作品も俄然見る気になってきたし、ヒーローもの好きとしては見なきゃいけない気になってきました。
相変わらずAmazonの紹介はひどいあらすじだし、面白いか面白くないかは賭けな感じが漂うドラマですが(笑)
第7話の感想はこちら
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~あらすじ(ネタバレあり)~
第8話 カセット4:B面『Tape 4, Side B』
Tape subject: Ryan Shaver, for stealing a poem Hannah wrote detailing her personal problems and publishing it in the school newspaper without her consent.
ハンナは、学校での居場所を失っていることで成績も落ち、家の経済状況が悪く夫婦喧嘩も頻発している状況で、大学進学を諦めようとしていた。
そんな中、学校内で開かれていた進路イベントの際に、図書館での仕事を広報していた男性から自作の詩を朗読し合うサークルのイベントのチラシをもらう。
文章で何かを表現することが好きだったハンナは、嫌がるそぶりを見せながらも興味本位で会に参加。
ほとんどが大人の参加者の中、学校で新聞を作りアレックスのリストをその新聞に載せハンナとジェシカの友情に溝を作った、ライアンが居た。
最初はそのことに怒っていたハンナだったが、彼が自作した詩に感銘を受け、詩のレクチャーを彼から受けることにする。
ハンナはその後、詩を作り朗読会で賞賛を受ける。
ライアンは、ハンナが書いた詩が書かれたノートのページを無断で持ち去り、直筆のまま学校新聞に載せる。教師はその詩を高く評価したが、内容が多少性的な内容を含んでいたため、筆跡などから学校内でハンナが書いたものなのではないかと噂になり、ライアンとの関係にも亀裂が入る。
ハンナは自分の書いた詩を自作だとはつたえずに、クレイに読ませる。詩のことは評価したクレイだったが、内容が暗くデートする相手ではないとハンナに言い、ハンナは傷つく。
ハンナのテープをトニーに返したクレイはトニーに授業をサボらされロッククライミングに付き合わされる。
崖の頂上で、トニーからクレイに今まで黙っていたハンナに関するトニーだけが知っている秘密を聞かされる。
『友達だから助けたい』というトニーに心を動かされたクレイは、再びテープを聞く決断をし、オリヴィアにハンナの詩が掲載されていた学校新聞を渡しに行く。
前回はハンナの死に方、今回はトニーが現場に居合わせたことが明かされましたが、トニーが不幸中の幸いだったのは、ハンナ本人を見ていないことでした。
ただし、やっぱり第一発見者はオリヴィアだったんだろうなぁ・・。
見た目と演技で、ハンナの生きている時、死後とを完璧に演じ分けているハンナの母親のオリヴィア。子役も演技は下手ではないですが、やはりキャリアの差か、ドラマ内では感情表現が群を抜いて素晴らしく、悲しみが心に刺さります。
子どもの感情がわかりにくいというのは、演技というより思春期特有の複雑さから来るものか、わたしが大人だからかもしれないですが。
それにしても、今回はクレイの無神経さと鈍感さに心底腹が立ったわー(笑)
今までも無神経で、人の気持ちに鈍感なところがある子だなと思ってたの。
ハンナの死で心が病んでる割には、ハンナに寄り添って病んでるというより、自己中さが出てるなと。親に対する態度も含めて。
思春期の子どもだからと大目に見ていたけど、トニーのことは気づいとけよ! マジで(笑)
みんな前半でなんとなく(そうかな・・? カフェで会ってるのは彼氏かな?)って思ってましたよね? どう見ても痴話げんかだったじゃん。
そういうとこ、マジでそういうとこだよっ!!
ハンナが自分の詩を見せた冊子とかでも「詩は好きだけど、性格が暗そうだから付き合うにはちょっとな・・(ドヤッ)」って。
子どもだからって大目に見てたけど、さすがに大目に見られなくなってきた。
ハンナがわざわざ詩を見せた意味をちょっとは考えよう。
家人が、さすがに今回のエピソードを観て「クレイ、ちょっとおかしくない?」って言いだして、ハンナに何があったか全然知らない感じでテープ聞いてるけど、ショックが大きすぎて記憶喪失になってるのではないか、最大の原因はクレイにあるのでは? って言っていて、その可能性もなくはないと思うんだけど、だったら、ネタバレ知っているテープを聞いている子たちが、クレイにそのこと言わないのおかしいし、あの中で一番のバカ(ジャスティン)が、「クレイを始末する」とか出来もしない、非現実的なことこと言い出さないと思うんだよね。
それにしても、クレイが何をしでかすのをあんなに恐れているんだ?
とりあえず、あの中で一番表面的にきちゃってるのはアレックスだけど、彼は家庭環境もちょっとヤバいし誰か助けてあげないとハンナの二の舞になりそうで、充分制裁受けているし、ハンナは戻ってこないけど反省もしてるじゃん。
ザックも実際はたいしたことしてないのに、テープに名前出されて、一生そのこと引きずることになってかわいそうだなと個人的には思うけど、ハンナにとっては【死の理由】になるほどの出来事だったわけだし、本当に人のこころは難しい。
ザックはまぁ、よくいるタイプだとは思うけど母親が自己肯定感がエベレストだし無神経すぎるから、ハンナのことがなかったとしても、学校卒業したら大変なことにはなるだろうなぁとは思う。
ここまで来て(あれで死なれたら、誰にも何も言えないよな・・)っていう思う事案が個人的にはけっこうあり、もしかしたら、繊細を気取っていたけど(?)けっこう図太く、人生送ってきちゃったのかな。というふうに、最近は思うようになってきました(笑)
思春期はじめ、けっこう色々あったけど、それでも自ら死を選ぶというハンナみたいな大胆な決断はできずにここまで生き延びてきてしまったな。
せっかく色々体験してここまで人生来てしまったので、誰かがわたしに助けを求めてくれたり、精神的に参っているような人が周りに居たら、たとえ何もできなかったとしても手を差し伸べられる状態でありたいと、人として改めて思います。
というわけで、それではまた。
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