たま欄

※当サイトの企業リンクはアフィリエイトを使用しております

『このサイテーな世界の終わり』シーズン1後半ネタバレ感想:若くてピュアでお洒落。そして切ない二人。

Netflixオリジナルドラマ『このサイテーな世界の終わり』シーズン1完走です。

 

イギリスドラマ『FLEABAG(フリーバッグ)』に引き続き、こちらもイギリスドラマのレビューです。

 

高校の同学年の男女二人。

男の子は父子家庭でちょっと変わった欲望と辛い過去を持っている、女の子は母が再婚した継父に不満を抱き、幼いときに離れて暮らすことになった実父に憧れを抱いている。

そんな2人がひょんなきっかけから、家出することになる・・。

 

非常にシュールでお洒落な世界観で、飄々としていますがシーズンラストに向けてだんだんと切ない雰囲気に変化していきます。

 海外ドラマの金字塔ゲーム・オブ・スローンズは世界が認めるイギリスドラマですが、この二年ほど色々なイギリスドラマに手を出しているうちに、イギリスドラマの雰囲気や展開にかなり慣れてきました。

イギリス英語もすごく好きです。

 

アメリカドラマを観る元気がない”時にちょうどいいさじ加減をイギリスドラマは持っていて、晴れていてもなんか曇っている感じとか、芝生が湿っている感じとか、愛想はないけどガチャガチャしてない人々とかそういうのに落ち着きを感じるようになってきました。

アメリカドラマはいい意味で、ウェーイ系というかパリピ(のイメージ)

わたし自身、どちらかというとイギリスドラマ的な思考だと思うし、ざっくりと島国同士ということで、繋がるものがあるのかもしれません。

まぁ、そうはいってもアベンジャーズ『ディズニー』も大好きなんですけど(笑)

 

話を『このサイテーな世界の終わり』(The End of the F***ing World)に戻します。

主に主演の2人メインにストーリーは進んでいきますが、家に嫌気がさして家出をするアリッサを演じる、ジェシカ・バーデンすっごく可愛かったです。

虚勢を張る高校生の女子感がすごくよかった。

そして、アリッサに巻き込まれて家出をすることになり生活が一変する学校ではちょっと浮いた存在なジェームスをアレックス・ロウザーが好演。

シーズン後半では、個人的にジェームスにかなり肩入れしてしまったのですが、エピソード1から最終話のエピソード8までにアリッサと居たことで変化していく心情や、蓋をしていた思いが静かな演技ながらずしっと響きました。

 

下記リンクは英語のサイトなのですが『このサイテーな世界の終わり』についての色々なトリビア的な情報や、主演の2人の情報が載っています。

シーズン1までの話中心なので、シーズン2未見でも見られるサイトですが、わたしが何故このサイトを開いたかというと、画像検索をしているときに、何故かアリッサとジェームスの写真に、わたしの好きなアメリカのリアリティーショー番組『ル・ポールのドラァグ・レース』のメインである、ルポールらしき人が小さく差し込まれていたからなんですよね(笑)

ルポールは、アメリカで商業的に大成功を収めているドラァグクイーンであり、ミュージシャンなんですけど(何故、イギリスドラマにルポールらしき人が?)と思って、ポチッとしたらやっぱりルポールで間違いなかった。

しかし、英語のサイトなのでざっくりとしたことしかわからなく残念です。

気になる人はみてみてください。

ただ、ドラァグレースUKがイギリスでも大人気なんだろうなとは思いました。

バチェラージャパンみたいに、ドラァグレースジャパンも待ってます(笑)

そして、下記サイトにはジェシカの恋人が、ゲースロでアリアを演じたメイジー・ウィリアムズとフラットメイト(Flatmale:ルームメイトのイギリス的言い方、意味は同じ)であるという情報もあり、メイジージェシカと映っている写真もありました。

ちなみに、サイトでは『このサイテーな世界の終わり』は原題の頭文字をとって、TEOTFWと表記されていたので、積極的に使っていきたいと思います(笑)

 

※TEOTFWトリビアサイト

https://www.eightieskids.com/10-things-you-didnt-know-about-the-end-of-the-fing-world/

 

ところで、上記でゲースロのアリアの話が出ましたので、グレイジョイ家のヤーラ姐さんが途中からご出演という話を。

 ゲースロ全般に言えることですが、あまり笑っている印象がないヤーラ姐さんのWikipeliaの写真がおもいのほか、すっごく可愛かったので、ゲースロ好きな方は是非見てみてください。 Gemma Whelan - Wikipedia

ヤーラはかっこよくて好きだったけど、違う意味でいい人感が漏れ出ている笑顔です。

彼女、元々はスタンダップコメディアンということで、 多分すごく明るい人なのかもしれない。

推しのデナーリスを演じるエミリア・クラークもオフショットは変顔の写真ばかりだし。

というわけで、ヤーラ姐さんは若い二人を助けようとする内に熱さを秘めた聡明な刑事を熱演していましたね。

同僚にうざがられてたけど、わたしは好きだったよ(笑)

 

ここからは、ネタバレ感想になります。

 

<広告>

 

 


 

作品としての世界観すごく好きでした。

 

ジェームスがなんちゃってサイコパスなことがだんたんと明かされていく過程とか、ジェームスの父親は大人からみると悲しい事故で妻をなくしたただのいい人で、だけど子どもから見ると、そういう大人が愚鈍なクソ親父にしか見えないときもあったりすることがすごくよくわかるし、学生時代に忌み嫌っていた先生の中にも、同世代だったらいい人が居たのかもしれないとは今になっては思います。

そして、アリッサの母親はものすごく悲しい人でした。

娘のことを愛しているんだけど、それ以上に大切にしたいことがあってアリッサも愛されていることはわかっているんだけど、一番じゃないことを受け入れるのは子どもには辛いよね。嘘でも自分が母親から一番愛されていると思いたいし。

 

そんな若干複雑な家庭環境の子ども2人の逃避行という設定的にはよくありがちな物語を、ジェームスがサイコパスという設定をうまく作用させて1話20分という短い時間でテンポよく進めていき視聴者を飽きさせず、最後は感動もさせてしまうという素晴らしい作品でした。

途中、本物のサイコパスに対峙したジェームスがアリッサを守り、自分はサイコパスとは違ったと自覚したことでジェームスの立ち位置を自然に変えたくだりはとてもよかったなー。

冒頭は隙あらばアリッサを亡き者にしようとするというシーンでくすりとした笑いを誘っておいて、最後はジェームスのアリッサへの愛情溢れる行動とそれに応えようと必死なアリッサに思わずうるっとしてしまった。

 

とてもきれいな美しいラストでしたが、シーズン2へ更新されたTEOTFW

シーズン1で終わりとなれば、うやむやにしてしまっても問題なかった2人の起こした事件ですが、シーズン2へ更新となればなかったことにはできないと思うので、どういう始まりになるのか気になります。

それ以上に、今回の家出騒動で2人の家族に対するスタンスがどう変わるのかも楽しみですし、ジェームスとアリッサの2人がお互いへの思いを認識したことで、2人の関係性がどう変化するんだろうとワクワクした気持ちです。

シーズン1で2人のことが大好きになっているのでまた会えるのが楽しみです。

 

最後にシーズン1のお気に入りのシーンは、やっぱり2人が踊っていたところです(笑)

 

というわけで、シーズン2でまたー。

 

シーズン2の感想はこちらから

www.meganetamago.com

  

<広告>