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『FLEABAG(フリーバッグ)」』シーズン2素晴らしかった。フィービーの才能ヤバいから観て。

『フリーバッグ』シーズン2完走です。

シーズン1より中毒性が高く、次々観たくなってしまって30分全6話あっという間に観終わってしまいました。

すっごく面白かったです。

ファイナルシーズンとしても綺麗に終わったし、なんだかものすごくスッキリしました。

 

これぞ、海外ドラマ療法。

 

シーズン2まで通しで観て、改めて『FLEABAG』の作品としての力も魅力もわかったかも。

エミー賞2019コメディドラマ部門を席巻したのも納得。

イギリスではフリーバッグ旋風が巻き起こり、劇中で主人公が着ていたワンピースなどが飛ぶように売れたようですし、シーズン1だけ観てやめちゃってる人、非常にもったいないです!

シーズン1はよかったけど、シーズン2はすごくいいので、是非観てほしいです。

 

※ シーズン1を未見の方はまずこちらからご覧ください。

www.meganetamago.com

 

それにしても、監督・脚本のうえ主演まで務めたフィービー・ウォーラー=ブリッジ

 は、まだ30代前半ながら、溢れんばかりの卓越した才能です。

天才って本当に、才能があるということで凡人を感動させられるからすごい。

彼女、ショー・ビジネス界の申し子と言っても過言ではないのではないでしょうか。

HBO作品も控えてるし、エミー賞直後にはさっそくAmazonさんが囲い込みに入りオリジナルドラマを手掛けるみたいだし、映画も製作するようなのですが、お金を湯水のように出したい人たくさんいるんだろうなー。

ただのドラマ好きな素人目に見てもヤバいと思うぐらいなので、業界に精通した人からしたらドル箱でしょう!

『FLEABAG』は元々舞台劇だったものをドラマ化したものなので、いい意味での”こじんまりとした感じ”が好きでした(舞台が元の密室劇は大好物)

あんまり色々移動しない、たくさんの人が出てこないのは話がとっちらからないのでいいです。

予算をそんなに莫大に使わずとも、コンパクトでありながら印象深く、魅せられる作品を作ることのできる脚本力と構成力。

「うちのお金を使ってやってください!」「いやいや、うちのお金を・・」と次々言われて、自由を手に入れたフィービーが、どうお金を使い、どう羽ばたいていくのか楽しみすぎます。

 

興奮冷めやらぬ感じですが、ここでフィービーの話は一旦おいておいて、下記にフリーバッグシーズン2のネタバレ感想を、つらつらと綴っていきたいと思います。

  

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シーズン1から1年後の”フリーバッグ”が描かれたシーズン2。

 ブーの死を自分の中で色々な意味で消化することができなくて、もがいていたフリーバッグが、カフェの経営を軌道に乗せたうえ、少し色々と我慢ができる大人になっていました。情緒が安定したというか。

そんな主人公の成長過程も生々しさがあって、等身大ですごくよかったです。

 大人になった分、体の関係を求めるだけじゃなく恋する余裕も生まれた。

 

今回、フリーバッグの恋のお相手である、セクシー神父を演じたのは、ベネディクト・カンバーバッチさんのSHERLOCK(シャーロック)』で、ジム・モリアーティーを演じたアンドリュー・スコットです。

シャーロックは途中まで観てるけど、モリアーティーの役の人全然記憶になかった・・。

正直(いや、嫌いじゃないけど、そこまでいうほどセクシーイケメンか・・?) とは思いましたが、イギリスの美醜の基準もよくわからないし、わたしの美醜の基準もちょっと(?)変わってるって言われるし、そもそも恋ってそういうもんだから・・とは思ったのですが、おそらく【わたし以外のひとにはイケメン】が正解なのでしょう(笑)

 

ゲイをカミングアウトしているアンドリュー・スコット敬虔なカトリックの神父でありながら、Fワードを叫び散らしたりする役を演じていたという事実も偶然ではないような気がします。宗教系はけっこうセンシティブな問題がつきまとうし、イギリスでは人気ドラマだったらしいので、もしかしたら物議をかもしたかもしれないですね。

フォロワーさんにすこぶる評判がよかったため、次に観ようと思っているAmazonオリジナルの『モダン・ラブ~今日もNYの街角で~』にもアンドリュー・スコットは出演しているので、ますます観るのが楽しみになりました。

 

シーズン1では荒れた性生活を送るフリーバッグでしたが、恋をしたことで、彼女の繊細な一面が垣間見え、シーズン1での虚勢ぶりが浮き彫りになり、ドラマと主人公に視聴者が余計愛着を持ってしまう構成は上手いの一言でした。脱帽です。

カメラに語りかける独特の合いの手が神父にだけ見えるという、新しいスパイスは非常に効果的だと思ったし、驚きもありました。

こういうカメラに語りかける手法は昔からある(基本的には、誰にしゃべってるの? 的な返し)けど、ストーリーにうまく組み込むなんてね。

 

シーズン2は色々よかったところがあったのですが、個人的に一番よかったのは姉のクレアとの関係を取り戻せたことと、クレアがあの夫と別れる決断をしたことです。

妹の奔放さにイライラしながらも、何故かほっとけず「自分が支えなきゃ」と責任感を感じてしまって、自分のイライラに自分で拍車をかけていたクレア。

姉の旦那に迫られたという妹の主張を信じないで喧嘩になったときは正気か!?と思っていたけど、家庭を壊したくないという思いが強すぎたんだねー。

フリーバッグも悪いところあるけど、まぁ半分は妹には八つ当たりですよね。

いわゆる甘え的な感じ。都合のいいときは妹を呼び出してるし。

それにしても、クレアの夫のセリフは海外ドラマ史に残る名言でしたね(笑)

 

「自分の性格がクズなのも、息子がキモイのも遺伝子のせいで自分に罪はない。自分はクズなりに努力してるんだからそれに応えるべきだ!」 

 

というようなことを言っていましたが・・。

だいたいの人は自分の遺伝子の欠点にあの手この手で対抗しようとするもんだと思うのですが、自己肯定感もMAXを超越するとああいうことになるのかってちょっとした事件でした(笑)

あんなに、Fu*k you! の言いがいのないひとも珍しい。

なにしろ、クレアは遅いぐらいだったけど大英断だった。よく頑張った。

あの髪型もそんなに変じゃなかったです。

 

シーズン2を通して描かれた【フリーバッグと神父と神の三角関係】は、神に破れて敗北。

失恋というラストでしたが個人的に清々しい気持ちでした。

こんなにすっきり最終回が終わるドラマもなかなかなくて、拍手したい感じでした。

最後はぐずぐずする海外ドラマが多いので、やれば出来るんじゃん! みんなこういうラストをお手本にしようって一瞬思ったのですが、ぐずぐずするドラマにもぐずぐずなりの魅力があるからね、それはそれで(笑)

 

フィービーの作品に感銘を受けたのでそのうち『Killing Eve(キリング・イブ) 』

も観ようと思います。

こうして芋づる式に観たい作品がどんどん増えて、死ぬまでに観たい作品を見切ることが無理になっていく・・。

 

世界中のFLEABAGに幸あれ。

 

それでは、また!

 

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