新型コロナウイルスの第一報が出てから、二か月以上経過しました。
首都圏在住、都内勤めのわたしにも日本政府の優柔不断な対応や、株価の暴落による経済的ダメージ。
それに加え、仕事上でもデマや買い占めによる影響が多分に出ています。
災害などがあるといつもなのですが、不謹慎発言で人の嫌なところが浮き彫りになったり、わたし自身リモートワークなんて頭の片隅にもない零細企業勤めのため、毎日満員電車で通勤しており、現在、世界中の皆さんが同じ状態ではありますが、体調が少し悪くてもなんとなく言い出せない状況で、カラ元気を演じる日々に肉体的にも精神的にも疲弊。
それに加え、趣味である映画も、楽しみにしていた映画が公開延期になったりと生きる意欲を失う毎日。
海外ドラマや映画もなんとなくガッツリと観る気になれず、現在週一配信している二作品のドラマのみ視聴しています。
でも、やっぱりなにかしらは観たくて、過去に自ら紹介したにもかかわらず、その後視聴を始めた皆様に続々追い抜かれていた『ル・ポールのドラァグレース』を再開しました。
※ドラァグレースのなんたるかはこちらから。
なにしろ、主催者である、ドラァグスターである、ルポール(ルーママ)は、本人はいつも完璧に美しく、厳しい人のようでいて、ずっと見ていると基本的には出場者には甘いところがあり、自由にさせているし、 つらい過去の告白にはいつも真摯に対応。
どんなダメな振る舞いをして叱ったあとでも、息をしているだけで【完璧な存在】と褒めてくれるカリスマでありながら本当にみんなの母のような存在。
自分で自分を卑下することはけして許さない。
わたしはなんの努力もしていないし、課題もこなしていないけど、とりあえず毎日頑張って生きてはいるので、ルーママによる褒められ疑似体験をした結果、シーズン5の結果までをやっと観終えたので、キリのいいところで今までのドラァグレースを、お気に入りと嫌いだったクイーンを、ネタバレを踏まえまして、主観しかない感想ですが、振り返っていきたいと思います。
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2009年
番組スタートとあり、予算もあまりなく賞金も賞品も少なく課題も今思うと地味。
しかし、少数精鋭でかなりハイレベルなクイーンが揃っていました。
シーズン2以降はまだ垢抜けきっていない発展途上クイーンが多いですが、シーズン1は既に完成されていて、シーズン2以降に出場していたら勝てそうな、華もあり美しいクイーンばかりだった。
少ないメンバーながらお気に入りも多くてニナとシャネルとアジアクイーンであるオンジャイナが好きだった。
勝てないのはわかっていたけど、最終的にはシャネルを優勝候補に推してました。
気の強さと美しさが好きだった。
シーズン1で魅力にハマらせてくれたので、好きなシーズンです。
2010年
シーズン1の成功により予算がかなり増えて賞金が増えたのはシーズン1の勝者が少しかわいそうでした。
シーズン1の出場者として名声を得たと思うので往って来いだとは思いますが、腑に落ちない一件ではあった(笑)
そして、5シーズンの中では、シーズン2を超えるシーズンはわたしの中ではまだないです。
何故なら、わたしの永遠の推しクイーンになるであろうレイヴン様が登場し、後のアイコンともなるジュジュビーが居たから(笑)
レイヴン様が、課題のパートナーのおじいちゃんを軽々と抱き抱え流し目で去ったシーンは、伝説。
かっこよすぎて震えた。
シーズン1のニナと似たタイプのレイヴン様を全力応援していたけど、勝てなかった。
今でも悔しい。
世界的スターには人に好かれるタイプなことが大事なことはわかるけど、レイヴンはカリスマ性があったよ、シーズン2の勝者はレイヴンがよかったよっ!
このころにはなんとなくルポールは、アジアクイーンに甘いということがわかってきた。
アジア人と欧米人ではアジア人に対する美醜の感覚が違うのかもしれない。
ジュジュビーがあきらかにひいきされていたと思う。
ジュジュビーの衝撃的ごみドレスは今まででの衣装のなかでワーストだったし、もっと早く落ちてもよくて、残るたびに不服だった!
シーズン3では、顔は断トツで可愛かったけどタチアナが嫌いで仕方なかったが、シーズン3ではタチアナを超える嫌いなクイーンが現れた(笑)
文化の違いはあるかもしれないですが、ファッションを審査するサンティノは、出場者との壁を作るためか何なのか知らないけど、奇をてらいすぎて的外れなことを言うことがあり、だんだ腹が立ってきたのもこのころ。
ずっと審査員してるけど、正直違うひとに変えてほしいとずっと思っている(笑)。
2011年
シーズン2のレイヴン様が名残惜しすぎて、あまり内容を覚えていないシーズン3。
人も増えて、中の人とメイクアップ後の顔と名前を一致させないといけないので、混乱を極めてくる。
脳が老化して、人の名前が最後まで出てこない域に達してきてるわたしに、①変わった名前、②メイク前の状態、③別人となったメイク後の状態を1度や2度で覚えられるはずもなく、序盤はあまり内容が入らなくなってくる。
シーズン最後の再会スペシャルでは最初に落ちた人は、もう初見。
夜のクラブの照明で見るクイーンと、テレビで見るクイーンはメイクのアラとかも違って見えるはずなので、メイクが下手な人が目についてきたのもシーズン3から。
クイーンたちもシーズン1と2に比べてだいぶ粗挽きになってきました。
タチアナを超えて、マニラがものすごく嫌いだったことと、後に人気クイーンとなるシャンジェラが登場したことぐらいが印象深い出来事だったかもしれない。
二人ともメイクが下手だったし、他のクイーンたちにも指摘されていた。
好きなクイーンはアレクシスだったような気がする。
あと、パンドラも好きで人気投票1位は納得だった。
アメリカも性格のいい人が人気が高いのが意外で、世界は一つだと思った。
温和で可愛いか、クールなキャラクターが好みらしい。
2012年
ジグリー・カリエンテが、プロレスの課題のときに「ライク ア ジュジュビー!」となじられた回がなぜかものすごく印象深いシーズン(笑)
レイヴン様以降、なかなか推せるクイーンが現れず、視聴スピードが遅くなる。
チャドの衣装とメイクがすごく素敵だと思っていた。
人気投票で1位だったラトリスがムードメーカーで、楽屋がそんなにはギスギスしていなかったような記憶がうっすらある。
多様性や個性が尊重されたシーズンだった。
2013年
観終わったばかりなので、記憶に新しいぞ!
わたしがルポールを観るきっかけを作ったドキュメンタリー『ダンシング・ドラァグクイーン』のアリッサが出場。
弄られキャラではあったが、人を罠にはめたりできないまっすぐで不器用なキャラクターがよかった。
メイクをすると断トツに美しかったけど、不器用すぎて途中敗退。
相変わらず推しが現れず途中、アリッサが脱落したことで挫折して数か月間をあけてしまう・・。
ロキシー、美人だったけどどうしても好きになれなかった。
エンターテイナーとしては優秀だった。
メイクも完璧で、ランウェイはいつ見ても美しく隙がなかった。
派閥を作って周りを孤独にしていたのと、ランウェイでの涙がウソ泣きっぽくてどうしても応援できなかったけど、最後はロキシーが勝つのかなと思っていた。
しかし、なんと伏兵。
ジンクスが優勝して驚きました!
わたしが一番好きな課題である、一般人ドラァグさせるコーナーで、退役軍人に真摯に対応していたのを見てからすごく応援していました。
出場者以外の人と対峙するコーナーでは、人柄が見えるのですごく好きです。
穏やかな人柄で、人から好かれるクイーンになると思います。
というわけで、ざっくりとシーズン1からシーズン5までを振り返りました!
ゲスト審査員では、女優さんや俳優さんが呼ばれることも多かったですが、個人的にはシーズン3のゲスト審査員でNetflixドラマ『グレイス&フランキー』のフランキー役でお馴染みのリリー・トムリンの今より少し若いときが見られたのがものすごくテンション上がりました。
ドラマの役柄とちょっと違って、クールな感じが素敵でした。
ドラァグレース自体はシーズン12まで。
オールスターズ、UKと追い付いていない、観ていないものがたくさんあるのでライフワーク的に少しずつ消化できたらいいなと思いました。
ドラマに疲れたら、リアリティー・ショーが楽に観られてちょうどいいので本当は、ドラァグレースを勧めればいいのだけど、ずっと見ていると飽きるので、面白いリアリティーショーがあれば教えてください(笑)
顔を隠したままパートナー選びをする『ラブ・イズ・ブラインド』が少し気になっています。
それでは、
If you can’t love yourself how the hell you gonna love somebody else?
Can I get an amen?
Amen!
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