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【Netflix】『After Life/アフターライフ』”生きてるだけで褒めてくれる”リッキー・ジャーヴェイスの再来。リッキーデビューにもおススメなドラマ。

 ツイッターのフォロワーさんから、Netflixで配信されている『デレク』を知って視聴し、号泣しつつのデレクロスを迎えていたところ、『デレク』で作・主演していたリッキー・ジャーヴェイスが作・主演の新作ドラマ『アフターライフ』がネットフリックスで配信されたので、さっそく一気見。

1話30分で6話しかないので、あっという間に観終わってしまいました。

 

※『デレク』過去記事はこちら。

www.meganetamago.com

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『デレク』は、老人ホームを取り巻く泣けるシュールコメディでしたが、リッキーの悪ふざけが過ぎる場面もありましたし、深掘りしすぎてやりすぎな面もあったのですが、『アフターライフ』は、『デレク』と雰囲気はかなり似ているうえ、テーマも同じような感じですが、死や愛、人生というものが表面的にわかりやすく描かれているヒューマンドラマ寄りで、デレクより若干ふんわりと仕上がっているので、リッキー・ジャーヴェイスデビューにもおススメの作品でした。

『デレク』は、心にナイフが刺さって血が流れるような嗚咽するような鋭い涙が流れる感じでしたが、『アフターライフ』心に毛布をかけてもらって温かくて泣くような感じです。

 

画像はNetflix『After Life』公式サイトにリンクされています。

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~あらすじ~ 

トニーは、最愛の妻であるリサを癌で亡くしたばかり。義弟が運営している地元の小さな機関紙の記者をしているが、妻を亡くしたショックから自殺することばかり考えている。子どもが居なかったトニーとリサ夫妻。自殺をなんとか思いとどまらせていたのは妻と一緒に可愛がっていたブランディという真っ黒な犬の女の子の存在。トニーは生前の妻に生活の全てを預けていたためきちんとした生活も送れない中、夜な夜な妻が残したビデオレターや、撮りためていた日常生活を収めた動画をパソコンで眺める日々。トニーは周囲の自分の心配をしてくれている人たちに悪態をつきながらも、なかなか自殺に踏み切れないでいた・・。

 


 

まず、初めに『デレク』を観た人は100%『After Life』観ると思うんですけど、『After Life』からリッキー・ジャーヴェイスを見た人は、『デレク』も観たほうがいいです。

 

『デレク』で聖人介護士ハンナを演じていたKelly Godliman(ケリー・ゴッドリマン) は、Ricky Gervais(リッキー・ジャーヴェイス演じる主人公、トニーの亡くなった妻リサを演じ、デレクでクズでありながら最後号泣を引き起こしたケブを演じた、David Earl(デヴィッド・アール)は今回もちょい役で出演、そして、超有名イギリスドラマダウントン・アビーマシューの母親役を好演した、Penelope Wilton(ペネロペ・ウィルトン)がトニーのよきアドバイザーとなる重要なキーマンとしてご出演されてます。

わたしは『デレク』を視聴済みなので、それ前提で話を進めさせてもらうのですが、アフターライフ観始めてすぐさま、デレクのハンナが死亡してる・・(違うけど)っていうだけで、涙腺が崩壊。

「デレクでハンナのことみんな好きになったでしょう? 残念、今回は死んでます。」っていうリッキーなりの強烈なカウンターパンチをいきなり1話目でくらう。

あとは、ずるずるリッキーの世界に引きずり込まれるだけでした。

 

『デレク』と『アフターライフ』を観ての大事なポイントを以下に三つあげます。

・リッキーは動物(とりわけ犬)が好き。猫派に推され気味な日本で犬派なわたしは外国の可愛い犬が見られて最高。

・介護職の人や、労働者に心から敬意を払って、尊敬している。

・リッキーは動物も好きだけど、人間もものすごく愛している。

特に世間で勝ち組、負け組とされている風潮を嫌っているし、負け組を自らの作品で全力で励ましてくれる。

 

作品の根底に流れるテーマは、デレクもアフターライフも二つともこんな感じで進んでいきました。

 

 今回の『アフターライフ』で、リッキーが演じる人生の全てであった愛する妻を亡くしたトニー。

生きることに執着心がなく、無気力で誰彼構わず暴言を吐き、自分以外の人間の命や生活まで軽視している。

社会生活を送る上で、ここまでひどい振る舞いを実際やれる人はいないと思いますが、おそらく誰しもトニーに共感できる部分が少なからずあるのではないかなと思います。

わたしは、自分もトニーと同じ立場だったらあの状態にかなり近い形になりそうな気がしました。

ものすごく気持ちがよくわかって胸が痛かった。

 

でも、作品を見続けているうちに(ああ、デレクもこんな感じだった・・)ってだんだんなってきて、

「社会はクソだ! クソみたいな社会だけどみんなもがいて生きているし、もがいて生きている人をバカにするな! お前も生きてるだけで偉い。頑張ってるっ!!」

ってものすごい勢いで力説されている気になってくるんです。

作品の静かな雰囲気と反比例して。

作品内では、日常のなんでもない幸せとか会話とか、ちょっとした笑いとか、みんな忘れがちだけど、そういう小さな積み重ねが幸せだよねっていうことが描かれているのに、こう熱いロック魂みたいなものをひしひしと感じるんですよね。

 

わたしは、リサが心から愛したトニーほど人格者じゃないので、最終話のトニーのようには多分生きられないと思いますが、リッキーにロックな感じで励まされたことにはものすごく、感謝しています。

 

6話しかなかったし、シーズン2とかなさそうなんで、わたしはすぐさまもう一周してきます!

 

あ、最後に、黒い大型犬の女の子、ブランディー、最高に可愛かったです!

ぶっちぎりで助演女優賞をあげます。

あと、リサの動画を観てる時のトニーの表情が素晴らしいのでそれも観てください。

 

リッキー・ジャーヴェイスの次作にも期待しています。

同じ感じの作風で全然いいです(笑)

というわけで、それでは、また!

 

 

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