たま欄

映画、海外ドラマ、本、時々日常。

今こそ【死にたい主人公】を描いた海外ドラマ「アフターライフ」を観てほしい、いやこの記事だけでも読んで欲しい。

 昨日、こちらの記事を投稿したらTwitterのフォロワーさんたちから、今までにないほどたくさんの反響をいただきました。

 

ありがとうございます。

 

www.meganetamago.com

 

みんな、色々抱えていて苦しいですね。

 

幸せじゃないわけじゃない、不幸ともいいきれない。

世界には、もっと不遇な人がいっぱいいる、知ってる。

でも、自分も辛いことが多すぎる毎日の中で頑張ってる。

 

ってみんな多かれ少なかれ思ってるって改めて感じました。

 

フォロワーさんから頂いたコメントで気付きましたが、わたしが上記の記事のような考えに至った理由はドラマの『アフターライフ』(Netflixで配信)じゃないかと、寝る前に考えていました。

海外ドラマブロガーだから、海外ドラマで紹介しないといけなかったんじゃないかという使命感も出てきました。

フォロワーさんの言葉で気付いたのがダメダメですが(笑)

 

『アフターライフ』は主人公が人生の全てと思っていた妻を病気で亡くし、生きる意味を失って自暴自棄になり投げやりになって、周囲に悪態をつきながら、家では亡き妻の動画を観て絶望し、日々自死を試みようとしながらも、個性的だけど心温かい人たちと触れ合っていく日常を描いたコメディーベースの物語です。

 

もちろん、フィクションですが今こそ心が弱っている方に観て欲しい作品です。

 

 わたし、シーズン2のレビューでこんなこと書いてました。

 

 

一番身近な人だけが、悲しみを救ってくれるとは限らなくて、どこかで細く繋がっている糸が何かのきっかけになるかもしれなくて。 そういう人が寄せてくれる些細な優しさや心が、生きる力をくれたりするシーンがとても好きです。

【Netflix】『アフターライフ』シーズン2 どうにもできない悲しさと、悲しさを分かち合ってくれる人。 - たま欄

 

『アフターライフ』の好きなところは色々あるのですが、周囲の人たちに影響を受けるのは当然としても、作品的には、どんな生き方だったとしても、本人の生き方を尊重しようとしてくれるメッセージを感じるところです。

 

そこにいいとか悪いとかない、勝ちとか負けとかない、ただその人の人生があるだけっていうスタンスで、適度な距離を保った人間関係で、無理やり踏み込んでこないところがいいと思っています。

それでも、主人公のトニーは身内には甘えが出ちゃってますが・・・。

 

観る人の価値観や境遇で、かなり受け止め方が変わる作品ですし、あくまで泣けるイギリスコメディーというのは伝えておかねばならないです。

不謹慎な描写もなくはないし、基本的に口が悪いです。

しかし、その口の悪さや不謹慎の裏に隠されたテーマを感じ取るのがイギリス式(だとわたしは理解しています)。

 

過去記事の宣伝を挟んで、ドラマのネタバレを少しだけしながら続きを綴らせていただきたいと思います。

最後に人から頂いた大事なメッセージを書かせていただいたので、是非未見の方にも読んで欲しい内容です。

 

アフターライフ シーズン1のレビュー

アフターライフ シーズン2のレビュー

 

www.netflix.com

 

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このドラマの肝というか、わたしが素晴らしいと思ったところは周囲の静かな温かさのほかに、最終的には、つらい決断を選択せざるを得なかった人の意志も尊重している(ようにわたしには思えた)ところです。

 

もちろん、遺された人は悲しんでいますし、一生忘れない出来事であることは前提として、もがき苦しんだうえで苦しんでいた本人が決断したことだったので、本人のことも責めてはいけないし、遺された人に罪はなく、あくまで本人が選んだ道だからっていうメッセージを感じたところにあります。

そこに日本とのカルチャーショックをすごい感じました。

 

芸能界で悲しいニュースが立て続けに相次ぎ、身近にそういう方が居た方はもちろん、他人でも何故?という思いと、自分の無力感と、悔しさとでいっぱいになった人もいるかもしれません。

わたしも三浦春馬君の件から、希死念慮が強くなってしまい、ずっと引きずってお薬を飲むまでになっています。

 

でも、今思うと『アフターライフ』を観ている時は、自分で自分の最後を選んだ人に対して、素直にその意思を受け取れたんですよね。

悲しい出来事ではあったけど、なんていうか、苦しみから解放されてよかったなってむしろ思ったぐらいで。

おそらく、そういう風に観ている人が思うようにドラマ自体仕上げてあった。

 

 そして、自分で自分の最後を選んだ人と、なんとか乗り越えて一歩踏み出した人を並行して描く手法。

楽しさを共有できる人も大事ですが、人生も後半に差し掛かってくると、自分の悲しさを話せる人、自分の悲しさを分かろうとしてくれる人の存在はとても重要だということを、このドラマは静かにわたしに教えてくれたんですよね。

 

本人が隠していたり、助けを求める気力もなかったり、近くに居たら気付けたけど、近くにいなかったりでそういった意思に気付けず、万が一の結果になってしまったとしても、残酷ですが本人が選んだ選択をどうすることもできません。

しかし、こちらは自分の大事な人がそういう選択をしてしまうことを望んでいないので、精一杯努力してなんとか考えを変えさせようとすることが無駄だとはどうしても思えないのです。その方向が本人の望む方向と違っていてもです。

 それは愛情がないと出来ないことです。

 

でも死にたい側から言わせてもらえば、自分が愛されていることはわかっているし、遺されるものが傷を負い、色々な人に迷惑を掛けることがわかっていても、そのことに思いが及ばなかったり、この世と縁を切り、あちらがわに行きたい気持ちは心の病気でどうすることもできないし、ものすごく魅力的に感じるので、激しい戦いになるところを、2シーズンかけてじっくり静かな攻防を観られるドラマが『アフターライフ』だと思います。

 

今年シーズン1を復習して、シーズン2を見たのだけど、コロナ鬱初期真っただ中だったので、すっっっっごい泣きながら観てしまった記憶が自分のレビューで蘇ったな(笑)

まさか、そこまで泣いたうえで、そのあとまたさらにメンタルをこじらせるとは夢にも思ってなかったので、特効薬を処方するには至らないけど、一時的な応急処置にはなるかもしれないです。

 

昨日と重複する内容もあった、今日の記事ですが、やっぱり大事なことだと思うのでしつこくなってしまいました。ごめんなさい。

 

最後に、とりあえず少し調子が良くなったころに、近況をご報告させて頂いた方で力強く、わたしを向こう側から引きはがそうとしてくれた方のお言葉を紹介させてください。

 

「特にファンでもなかったのに三浦春馬君の件で引きずられてしまった。美貌、容姿、若さ、才能、人望、人気、お金とわたしにないものを全て手に入れても、この世に別れを告げなければならない人がいるのに、何も持たないわたしが生きている意味が本当にわからなくなった」

 

とぼやいたわたしに掛けていただいた言葉です。

 

「めがねたまごちゃん!

 唯一無二だよ!!

 比べようがない。

 三浦くんの本当の事情は誰にもわからないし、

 三浦君の持っていないものをたくさん持ってる。

 ブログもあるし、見守ってくれる仲間もいる。 

 

 少なくとも、これからめがねたまごちゃんが見る世界を三浦君は持てない。

 

 驚く出来事

 綺麗な月の夜

 ガツンと来るドラマ

 

 三浦君はそれらを手にすることがもう出来ない。

 めがねたまごちゃんは出来る。

 生きてこそ。」

 

 

とても感激した。

 

 誰かの心にも響きますように。

 

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