『ウォーキング・デッド』シーズン9第11話『決意』(Bounty)感想です。
前回のエピソードの原題がオメガ『Omega』だったんですが、今回『Alpha』がメインで登場したんだから、今回を『Omega』を原題にすればよかったのに・・と思いました。今回の原題の【Bonty】は、報奨金とか賞金っていうのがメインの意味で、英語は一個の単語で色んな意味があるから他の意味なのかもしれないけど、文脈もわからないので、なんのことを現してるのかちょっとわかんない感じになっちゃってる。
わたしなりにこの原題のズレを解釈したところ、リディアが説明したように「わたしたちに名前なんかないっ!」って叫んでいたことに起因しているのかと思われます。
『オメガ』というと高級時計メーカーが真っ先に思い浮かんでしまいますが、アルファ、オメガというとギリシャ文字ですよね。
リディアの母親は多分リーダーなので、アルファベットでAを現す一番目の『α』(ギリシャ文字文字化けしないのかな?)。
せっかくなので、順番に行きますね。ギリシャ文字。
α(アルファ)、β(ベータ)、γ(ガンマ)、δ(デルタ)、ε(イプシロン)、ζ(ゼータ)、η(イータ)、そしてラピュタで有名なθ(シータ)、ι(イオタ)、κ(カッパ)、λ(ラムダ)、μ(ミュー)、ν(ニュー)、ξ(クサイ)、ο(オミクロン)、Π(パイ)、ρ(ロー)、σ(シグマ)、τ(タウ)、υ(ユプシロン)、φ(ファイ)、χ(カイ)、Ψ(プサイ)、そして最後にΩ(オメガ)です。
(※上記一覧のギリシャ文字には表記が何種類かあるものがあり、統一性はありません。カッコ内は日本語の代表的な読み方で違う読み方もあります。)
リディアの母親は自分を一番初めのアルファを使用しているのはリーダーなのでわかるとして、娘の通名はタイトルにしているぐらいなので、オメガなのかなと思いました・・ってもしかして、わたしが第10話で寝落ちしているときにそのこと言ってた!?
いずれにしても、自分がアルファで、娘を一番最後のオメガにしているとしたら、色々憶測できるんだけど、一つ目は、自分と娘をつなぐ間にコミュニティーが存在しているという、円を作る的な考え方、逆に考えるとオメガの次はアルファってことなので。
もう一つ、こっちのほうが可能性高いなぁと思うのは「あんたはコミュニティーの中で一番下の格下の存在」っていう圧力を掛けている。
虐待もされてるし、そっち方面かなぁとは思いましたが。
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※以下、ネタバレありのあらすじ及び感想です。
シーズン9第11話。ヒルトップに連れてこられた娘リディアを奪還するべく現れた、リディアの母であり『Alpha』と名乗る人物。娘を取り戻す交換条件にヒルトップのアンデルとルークを人質にとっていたが、ヘンリーがリディアを母親からの虐待から守ろうと引き渡そうとしない。一方、キングダムではエゼキエルとキャロルたちが、ウォーカーたちが中にいる古い映画館から映画を上映するための照明を調達しようとしていた。
今回は、映画館のくだりが長かったですね。
相変わらずミショーンとマギーに何があったのかは教えてもらえずじまいでしたが・・。
大きいポスター程度ぐらいのサイズの紙に各グループの名前とそのリーダーがサインする欄があって、オーシャンサイドと聖域も入っていたけど、聖域はもうほぼ壊滅しているから、ニーガンが聖域を立て直す前フリなのかとも思いました。
今までの流れからするとあの憲章をミショーンが一生懸命作り、マギーが拒否して喧嘩になり、キングダムも間に入ったがどうにもならなかったって感じに思えるけど、ここまで引っ張っておいて拒否理由がたいした理由じゃなかったら許さない(笑)
アレクサンドリア、ヒルトップ、キングダム、オーシャンサイド、サンクチュアリの5つのグループで同盟を結んで、最後ハッピーエンドの流れで、ウォーキング・デッドの最終回が見えたか?
と思ったんです。しかし、まだまだアルファのコミュニティーのような新しいグループが出てきちゃっているし、ジェイディスをとリックのことを拾ったグループのこともわたしは忘れていないし、マギーはどこのコミュニティーに行ったんだ!? という謎も解き明かされていないなか、その流れはお花畑すぎる。
そして、『子どもたちに映画を観せたい』という理由で、あんな計画を実行するエゼキエルもお花畑すぎるし、だからヘンリーもお花畑なんじゃんっっ!!
ヘンリーのお花畑感を裏付けるエピソードに今回の映画のエピソードを入れ込んだというなら納得するけど、多分違うし、お花畑の男たちをキャロルが守るっていう話にしか思えなかった(笑)
ところで、リディアの件はヘンリー王子が駄々をこねるという事態になってめんどくさかったけど、イーニッドの説得で意外とあっさり手放したかと思いきや、やっぱり子どもを虐待する親がアメリカドラマで許されるはずもなく、ダリルが母親と引き離しに外に出て行きました。
しかし、あのコミュニティーを殲滅して子どもと虐待母を引き離す展開もなんか違う気もするし、説得に応じるような親ならそもそもあんなことになっていないし、どうするつもりなんだろう。
今回のエピソードで一番恐怖を感じたのは、耳の不自由なコニーがゾンビと戦っているシーンでした。久々にゾンビが怖いと思いました。
ゾンビが迫ってることがわかるってだけで、恐怖心が下がっていたんだなってことを実感できただけでも今回のエピソードを観た意味があった。
今までの本人の恐怖も相当だと思うし、周りの彼女を守ってきたサポートもすごい。
わたしだったら、五体満足でも無理そうなのに、あんな状態では本当に無理だ。
だから、あのチームは相当いいチームだと思う。
本当はギスギスしてるアレクサンドリアに居てもらったほうがいい人たちだと思ったけど、ジーザスを失ったヒルトップにはこれからとても大事なメンバーになる。
誰がどうっていうより、チーム力が優れているっていうのが素晴らしく、お互いがお互いを本当に思い合って助け合ってて、心が入っている感じをウォーキング・デッドで久々に見たので地味に感動した。
今はバラバラになっちゃったけど、初期メンバーだってこういう時代があったんだよね・・。なんで、こんなことになっちゃったんだ。
今回のエピソードは比較的明るかったので寝落ちを防げたのと(映画館のくだりは若干やばかった)、コニーのことで、久々にゾンビへの恐怖とチームワークの大切さを学べたので意義のあった回でした。
ニーガンのことまだ引っ張るつもりか不明なんですが、次回エピソードはニーガン出してください。
なんだかんだぶつぶつ言いながら、『ウォーキング・デッド』シーズン9もあと五話なんで。
頑張って最終話まで見届けたいと思います。
それでは、また。
第10話の感想はこちら。
【ウォーキング・デッド】過去記事(だいたい愚痴)はこちらから。
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