最近、U-NEXTポイント1万ポイント(U-NEXTさんからもらった)を消費するために、映画を観る比率が上がっていたので、ドラマの記事は久しぶりです!
話題になっていた『グッド・オーメンズ』のシーズン2でしたが、観るのが出遅れてしまいましたがなんとか完走しました。
シーズン1から観てたからたぶんトータルで1ヶ月ぐらいはかかってた気がする。
もっとかも。
ベネディクト・カンバーバッチとフランシス・マクドーマンドというイギリスの有名俳優さんたちが声の出演をしていたらしいけど、全く気付かなかったなー(笑)
過去記事の通り、シーズン1では完全なブロマンスだと思っていたのですが、ちょーっとだけ風向きが変わったシーズン2。
最終話、思ってもみなかった展開だったので(え、こんな展開? つら・・・)ってなって、うるっとしちゃいました。
X(旧:Twitter)で見ていた感想たちになんか納得しちゃった。
シーズン2の話なので、ストーリーの説明は省きますがキリスト教に疎い日本人のわたしが思う【天使と悪魔の解釈】が、若干違うなーとは思っていたんですよね。
どんなイメージかというと、天使はナルシストな感じも含めて【しょくぱんまん】みたいな感じで悪魔はデスノートの死神みたいなやつ。いや、神だから違うんだけどイメージ、イメージ(笑)
一方、作中では基本的にアジラフェル以外の上級天使には感情の喜怒哀楽がほとんどなく、あくまでも神の御意思を全うする仕事人として描かれてるじゃないですか。
感情を持たないのが天使なので、時に残酷だし残酷の定義もわかっておらず、人間界に長く暮らしているアジラフェルが人間寄りになっており異端になっている。。
そして、悪魔よりも天使の方が目をつけられたら絶対に命がない感じするじゃないですか。
悪魔の方が何とか生き延びれそう。
今回は特にその漢字がイギリスっぽく強調されていて「そうはいっても神、けっこう残酷じゃね?」っていう場面において、アジラフェルとクロウリーがなんとか頑張ってたりっていう。
そして、シーズン2において元天使だったことを強調されたクロウリーでしたが、堕天使のことを調べていたらサタン(ルシファーの別名ともいわれる。諸説あり)なんかは最高位の天使だったらしいし、ベルゼブブも堕天使として有名らしいです。
基本的には、堕天使はよっぽどのことがない限り神に疑問や反逆心を抱き【自由意志】をもって堕天してるらしく、なんとなく納得できることも多く勉強になったなと。
天使の善意に対する傲慢さとか、独善的な感じ。
神の御意思は正しく、それに反するものは悪という我儘さ。
何をもって、善と悪を切り分けるのか。
アメリカとイギリス制作のドラマですが、舞台がイギリスでイギリス俳優がたくさん出ていることもあって、随所にイギリスらしい皮肉が散りばめられていて、宗教に対する斜めな見方も非常に興味深く視聴していました。
そして、善と悪は表裏一体でけっして離れたりはできないということも示唆されていてとてもよかったと思いました。
あの話も、あの話もよかったとかいろいろ書きたいところですが、ネタバレになっちゃうから書けないので、以下、ネタバレしっかりありの感想記事ですよー。
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X(旧:twitter)のみなさんはご存じだと思うのですが、日々の癒しのために今年に入ってから、実写のアジアBL(日本含む)を浴びるように観てるじゃないですかー。
※その一例の過去記事
全然、まだまだ観てるんですけど現在進行形で。
何が言いたいかというと、BLの解像度が上がった状態でシーズン2見てたら萌え死しそうなシーンが何個かあったなーって(笑)
シーズン1とシーズン2で羽根で雨をよけてあげる人が交代してたのとか。
そもそも天使やら悪魔に性別はないので、BLっていうのも変な話なんですけど、見た目がBLなんでそこは許してほしい。
そして、ずっと手当たり次第BL観てても気づかなかったんだけどアジラフェルとクロウリーの二人を観ていたら、演技に感情がのっているとこちらも感情移入して愛情を抱かれてるキャラクターに観てるだけで愛情を抱いてしまうんだよね。
わたしは個人的にはどちらかというと二人とも好きだけどアジラフェル派なんですね。
自分の性格がたぶんどちらかというと、神経質で心配性。
できればトラブルは回避したいというクロウリー側のタイプだからだと思うんですが、そうなってくるとアジラフェルが可愛くてしょうがないわけですよ。
天使、マジでまぶしくて中の人54才であのキュートさ、まさに奇跡とか思ってたんですけど(笑)
なので、アジラフェルがクロウリーにときめいてるシーンは特にクロウリーが素敵に見えたし、クロウリーがアジラフェルを愛しく思ってるとアジラフェルがすごくかわいく見えた。
役者ってすごい。
演技してるその瞬間は、相手のこと本当に好きなんだわ。
とにかく、6000年一緒にいて、今更改めて気づくお互いへの特別な感情の漏れ出させ方の演出と演技が素晴らしかったよなーって思ってる。
まー、シーズン2を観る限りでは、クロウリーは全然気づいてたんですよね。
だいぶ前から。
そんで、アジラフェルを待ってたわけだ。
でも、アジラフェルがいまのままそばにいてくれるならそんな関係でもよかったわけで。
まさにクロウリーのテーマ(勝手に)『創世のアクエリオン』(特に歌詞をよく見てほしい)。
「世界の始まりの日 生命(いのち)の樹の下で くじらたちの声の遠い残響 二人で聞いた」
から始まるこの歌。
グオメのオフ会があったら、全員で熱唱したいぐらい(笑)
いちまんねんとにせんねんまえから あっいしってるぅ~♪
というわけで、それまではちょっとアジラフェルがクロウリーにときめいてることや、全幅の信頼を寄せながらも自由気ままに振る舞っているいることを愛でているぐらいだったけど、最終話のラスト15分で「え、え!?」ってなりました。
それまではガブリエルとベルゼブブのことでかなりほっこりしてたのに、唐突に関係を進めて撃沈するクロウリーが切なくて切なくて(涙)
あげられてからの撃沈でダメージでかかった。
クロウリーも背中押されてなかったら気持ちを伝えるまでもなく、お別れになってたかもしれないと思うと、それはそれでしんどいし。
でさー、アジラフェルも頑固で我が強いところあるじゃん。
こうと思ったら引かなくてクロウリーをぶんぶん振り回すところが魅力でもあったわけだけど、さすがにクロウリーがかわいそうだったよ。
お互い別の道を歩くエンドでこのまま打ち切りっていうのもあんまりなんで、シーズン3を期待したいところなんですけど、ぜひアジラフェルには自分にとってどのぐらいクロウリーが大切な存在だったのか、自分を助けに来ると信じて疑わないクロウリーが来ないことがどれほどのことなのか後悔してポロポロと泣いてほしい(笑)
そして、どこかのホテルで無言で二人きりで朝ごはんを食べるシーンでラストは締めてくれないかな。
横に並んで座って、アジラフェルが食べている姿を、ありえないほどの近さでひじをついて眺めるクロウリーが見たいよ。
それが無理ならもう、人間のことはほっといてくれていいから二人で幸せになってどこかの星でリア充爆発してほしい。
人類は心配しなくても大丈夫だ。
キリストの再臨がなくてもやっていける。
でも、二人の幸せな姿が見れないと息ができない人が現れる。
人類を助けると思って、幸せになって、頼む。
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