【一人アジアBL祭り開催】記事その②
その①はこちら
タイBLを履修したわたしは、フォロワーさんに勧められるままいわゆる【チェリまほ】という日本のアジアBLを観た。
これは、社会人ものであり日本語で日本の俳優さんが演じており大変いいBL具合で非常に満足したが、若干わたしには真面目すぎると感じたので、また他の国のアジアBLを観たくなり今度は台湾ものに手を出しました。
日本のBLについてはひとつのアジアBLとして、もうちょっと履修を重ねてからまた別記事にしたいと思います。
というわけで台湾のことを前回記事と同じようにchatGPTさんに聞きたいと思います。
【台湾BL】(萌え度★★★★☆)
ー台湾のLGBTの環境や法律、今後の展望などについて教えてくださいー
GPT「台湾はアジアにおいてLGBTの権利が比較的保障されている国の一つであり、現在では同性婚が合法化されています。以下、詳細に説明します。
【法律】
2019年、台湾は同性婚を合法化することで、アジアにおいて初めて同性婚を認めた国となりました。同性婚の法的保護に加えて、性的指向や性自認に基づく差別禁止法も導入されています。また、性的指向や性自認に基づくヘイトスピーチも禁止されています。
【環境】
台湾におけるLGBTの権利環境は、アジアの中でも比較的進歩的であるとされています。政府やLGBT団体は積極的にLGBTの権利を推進しており、台湾社会においてもLGBTに対する理解や支持が高まっています。
ただし、一部の保守的な宗教団体や市民団体からは反発があり、同性婚合法化に対しても反対運動がありました。また、台湾の中でも地方自治体によってはLGBTに対する理解がまだ不十分なところもあります。
【展望】
台湾はLGBTの権利を保障することで、アジアにおいてLGBT人権の先駆けとなることを目指しています。今後は、同性カップルの婚姻届けに加えて、LGBTの子育てや就労における差別禁止など、LGBTに関する法的保護の拡大が期待されています。
また、台湾は国際社会においても、LGBT人権の推進に積極的に取り組んでおり、国際的なLGBT人権の先駆けとしての役割を果たしています。」
そうなんです。
ドラマ観ている間に思い出したんですよね。
台湾がアジアで唯一同性婚が認められている国(2023年現在)だったことが。
なぜ観ている間に思い出したかというと、なんとなく社会的メッセージが込められたシーンがけっこうあるなというのを観ていて感じたからです。
わたしが台湾BL一本目に観ていたのは下記の『約・定』というタイトルの作品でした。
※各動画配信サービスで配信中
まずは、作品の感想を話す前にメインの二人がDVD発売の時に出した可愛い動画をご覧ください。
台湾の俳優さんいいでしょー!!
と、今なら自信を持って言えますがわたしがこの作品を観た時の冒頭の感想は(台湾ドラマも変な効果音付きなんだ・・・)でした(笑)
物語の設定は割と変な設定だし、台湾一発目だったので外したかなと思ったのですが、観ていくごとによくなってきました。
ちゃんと伏線を回収してくれるタイプで安心、安心。
わたし、正直なところ台湾BLをけっこう強めに推したいと思っているので強火で進めていきたいと思っているのですがそのうちの一つが、
公的に同性同士が結婚できる国が作っているドラマ
ってことでです。
これは、今後もBLを観ていくうえでけっこう大きい要素になりそうな気がしていて。
BLドラマでは通常の同性がオープンに恋愛対象になりえる世界線が、リアル世界でもそうなってってる世界なんだっていうのは自分的にカルチャーショックだったんですよね。
完全じゃなくてもファンタジーじゃないっていう感じ。
欧米ドラマでもそういうシチュエーションはもちろんあったのですが、欧米なだけで(わたしにとっては)ファンタジーだったし、アジア人ということで視覚から直でそのことが入ってきた気がしました。
ドラマじゃなくても公的に結婚できる二人を見ているっていうのはなんていうかこっちの見方次第なところもあるのかもしれないけど、急に現実感が増すんですよ。
(あ、この二人。もしドラマがきっかけで恋が始まって付き合ったとしても結婚できて、公表もできるんだな)
って。
ちょっと話がかなり脇道にそれますけど『北の国から』ってドラマ知ってます?
わたし、北海道出身でありながら一回もみたことなかったのですが最後の『北の国から』をやる前に急に思い立って一気見したんですよ。
それで『北の国から2002 遺言』をリアタイしたんですね。
その時のヒロインが内田有紀だったんですけど、忘れもしない共演の吉岡秀隆と内田有紀が、なんかどっかの森の中のでっかい木の下でただ楽しそうに喋ってるシーンがあったんです。
その姿を見ているうちにまだまだ若かった当時のまだまだピュアな乙女のわたし。
ちょっと観てられないぐらい恥ずかしくなってきて画面を直視できなくなり
(この二人、絶対付き合ってるわ・・・)
って思ったんです。
好きあってないのにこの雰囲気は出ない、演技じゃないし、絶対この二人は愛し合ってるって確信しました。
画面の二人はただ並んでただ喋ってるだけなのに、本当に刺激が強かった(笑)
でもさわかるよね、演技か演技じゃないかってぐらいはさ。
一緒に観ていた自分の恋人には考えすぎと鼻で笑われたのですがほどなくして、画面の二人は結婚を発表した(その後離婚)のでわたしの勝ちだったんですけど。
異性同士だったらなんとなく今までもそういう目で見てた部分もあるかもしれないけど、BLでは今までも一度もなかったから、けっこうガツンと来ました。
今の日本ではカミングアウトしている有名俳優さんすらほぼほぼいないし、わたしが生きている間に共演がきっかけで結婚する同性カップルが誕生する気はしないけど、台湾では近い将来ありえるんです。
画面内の二人は、共演がきっかけで結婚してもいいんです。
演技だからこそいいっていう意見ももちろんあると思いますし、演技だからこそ安心して観ていられるというのもあると思うのですが、演じ手もファンタジーとして演じるか、リアルとして演じるかでたぶん違ってて、そこに他国BLと台湾BLの差を何となく感じてしまう自分が居ました。
上記、番組宣伝Youtubeの二人も結婚する可能性があると思って観るとよりいい感じですよ!(笑)
ちなみにchatGPTに『北の国から』の概要を聞いたところ、出演者から物語の舞台までかなり嘘をつきまくったあげく、違うんじゃない?と指摘したのに、間違いを認めず最初の設定をしつこく言い張ったので、結果かなり激しい言い争いになりました。
しまいに「なんで嘘つくの? 北の国からの舞台は【雪国市】じゃないって言ってるじゃん!」と応戦したりと非常に楽しい時間でした。
chatGPTはそういう完璧じゃないところが好きです。
<広告>
引き続き、台湾BLの話。
一通り見て、台湾が特に気に入ったわたしは(他国の記事もこれから書く予定だけど)BLじゃない普通のドラマにも手を出して、長澤まさみがメインキャストでほぼ中国語でセリフを喋りながら出演している『ショコラ』を見始めたのですがそのドラマも同じようなイメージなのでたぶんそういう雰囲気なんだと思うのですが、台湾ドラマに流れる
全体的に上品で優しい雰囲気
が疲れた心にしみわたる。
台湾作品で二作品目に観たのは『隔離が終わったら、会いませんか』という1話7分~長くても12分のショートストーリーのドラマでした。
なんかすごい癒されたわ。
※ ↑ Amazonプライムビデオのリンクです
※予告
わたし、この作品すごく好きでした!!!
コロナで入国制限が厳しかった台湾に仕事で向かおうとする日本人男性(役者さんも日本人)と、ロックダウンされる台湾の街で食品の配達の仕事でお金を稼ぐ現地大学生の二人がメイン。
人違いがきっかけの交流が恋に発展する物語でした。
国による厳格なロックダウンがなかった日本とは状況が全く違った台湾で、役者さんも自前の機材や自宅などで監督もリモートで監督をこなしていたそうで。
リモートでドラマが撮影できる時代なんだなぁと。
その閉鎖的状況の中で脇役のキャストもよく、一作目に観た『約定』のメインキャストの方もコミカルなキャラクターで出演されていたので、非常に温かい雰囲気で物語も進行し、絶望的な状況の中での恋なのに割と優しい気持ちで見られたし、日本語がわかる安心感(笑)
ストーリーもそんなには荒唐無稽じゃなくて割とナチュラルなところもいい感じでした。1話が短くて見やすいので、ご興味のある方はぜひご覧になってみてください。
台湾は、役者さんの見た目も割と好きなタイプが多く作品の雰囲気も好きで、それに加え『隔離が終わったら、会いませんか』主演の日本人俳優の方のインタビューを読んだところ、台湾は俳優さんのギャラがすごく少ないそうで俳優だけで食べていくのは非常に難しいそう。
そんな中でも、俳優をやりたいと心から思ってお芝居に挑む彼らの演技をぜひ見てほしいとも思いました。
一番自分に馴染んだので気に入っている台湾BLというジャンルですが、一つだけ注意点があります。
少し他国BLより大人向けな点です。
メインカップルのいろんな意味での接触(グ●グルさんがそういうのに厳しいのでぼかして書いています)が、割と直接的なので苦手な方は注意が必要です。
特に日本のBLなどではほぼ接触はなしというのもあったりするし、あったとしてもソフトだったりするのでちょっと面喰らいます。ました!(笑)
そうはいってもコミックであればたいしたことのない範囲ではあるし、虚無で流すレベルのシーンなのですが、実写だと「待って、待って!!!(焦)」って何度かタブレットをバーンって閉じる羽目になったので。
好きな方は積極的に観ていただくとして、苦手な方は心の準備をお願いするか観ない方向で。
とはいっても四六時中接触が多いとかではなく、通常は他国のBL程度のほぼほぼない感じがスタンダードで、ドラマ1シーズンに少し差し込まれるか差し込まれないかぐらいなのですが内容が濃い目というものです。
欧米ドラマ並みですかね(約定の番外編は割と強めだったので注意)。
他国BLが普通の緑茶の爽やかさで、台湾BLが濃い目を強調している緑茶の大人の苦みぐらいの違いだと思っていただければ。
わたしは緑茶買うときは絶対濃いめを買いますが、そういう接触に関してはゼロでも全く問題ない派で、エモさを重視する派なので、そこは誤解なきようお願いしたいところです!
と、以上台湾BLを2作品をご紹介してまいりました。
が、まだまだ有名な台湾作品がありますので、それは今後継続してみていく所存ですのでそちらもいずれ紹介していくことになると思います。
今も学生ものをちょこちょこ見ています。
ソフトで濃い台湾BLのお話でした。
次は韓国BLの記事を書きたいと思います。
それでは、また。
<広告>