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【映画】『TAR/ター』感想 ケイト・ブランシェット様を眺める2時間半で満足はしたけど、荷が重かった。(ネタバレあり)

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もう第五弾なのに、第一弾がスタートした時と総ポイント数がなかなか減らなくて焦ってきたよ!

 

というわけで、以前から興味はあったけど手を出していなかった『TAR/ター』(9/3時点:Pt399)を観ることにしました。寝落ちして期限が切れてもポイントは今なら売るほどあるので問題ないと思って。

 

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以下、がんがんネタバレしながら作品への愚痴で記事を構成していきます。

 

麗しの女優、ケイト・ブランシェット様の気合の入った演技が話題の『TAR/ター』でしたが、それを観たいと思いつつも同じくケイト様が主演の『キャロル』は何度チャレンジしてもデパートでプレゼント的なものを買い物してるシーン(かなりの序盤)までしか進まずに、絶対寝落ちしてしまう呪いにかかってしまっているので躊躇はしてたけど、こういうのは思い切りが大事だと思いました。

 

結果、2時間38分という長尺の映画でありながら寝落ちはしませんでした。

 

途中、10分置きに止めたり、お風呂入ったりはしたけどね。

 

危ない箇所は何カ所かありました。

まず、冒頭1分、ここが一番危なかった。

 

(え、エンドロール? 操作間違えた?)

 

っていう、なんかどこかチベット(?)的な乾いた高山の民族音楽のような歌声がうすーく流れいる中で、エンドロールのような画面がしばらく流れてきていた(ような気がする)時がピークで眠かったです。

 

でも、あとはそうですね。

 

眠くはならなかったですけど、どうなんだろう。

 

うーん・・・

わたしには荷が重かったですかね。

 

この作品を理解する繊細な感受性と教養、映画に対する知識を持ち合わせていなかった、まだ早かったかこの年でも無理なら今世では無理かもしれない。

 

テンションが上がるシーンがほぼなかった。

 

映画のストーリー自体はちょっと説明が難しくて、一言でいうと「天才ならではの苦悩」なんだろうと思うんですけど、ケイト様演じるリディア・ター、一言でいうとけっこう嫌なやつなんですよ(笑)

 

一緒に仕事してたら確実に嫌いだと思います。

 

天才で扱いが難しいというところを差し引いても嫌なやつだった。

 

天才で容姿に恵まれて、順調に専属マエストロの座を手にしたケイト様がその成功ゆえにさらに傲慢になって、伴侶も含めて周りから嫌われていくさまを淡々と描いている感じで、「でしょうね」ってなっちゃったんですよね。

 

どんなに美しくても性格が悪かったらダメです。

ただの性格の悪さならあれなんですけど、嫌な性格の悪さなんですよね・・・。

 

それに天才が傲慢で狂気性を出していくなんて、よくある話で普通の映画じゃないですか。

天才の個性によって感じがかわるぐらいの。

 

でも、そこまで個性的でもなくて、しかもわたしには狂気にすらみえなくて、うん、単に自業自得による普通の挫折だなって思ってて。

 

たぶん、ラストは音楽を愛していた原点に立ち返ったみたいな感じなんだろうけど、すごくわかりづらくてなんか失礼じゃない? と思ったりしていた。

アジア(ベトナムかな?)のゲーム音楽をオーケストラでやるやつあるじゃないですか、あれの客演に呼ばれたかなんかで最後終わるんですけど、演奏前で終わっちゃうから本人がそれによって満足したかどうかは観ているものに委ねられた。

 

主人公がケイト様じゃなくて普通のおじさんだったら、ストーリーとしてはさらにつまんなさを感じていて見切れなかったと思う。

 

さらにいうとマエストロの物語でありながら、一曲全部通しでの演奏を期待して超いいヘッドホンを装着して観ていたんですけどそれもなくて、肩透かしをくらった。

 

あと、一番不満だったのが字幕です。

 

最初に出てきた文句が「なんで、こんな訳し方なの? ケイト・ブランシェットの字幕がオスカルみたいで気になるんだけど」っていうものでした。

 

しばらく観て、ケイト演じるリディアがレズビアンで女性のパートナーが居て、養子を育てていて、自分のことをリディア、もしくはパパと呼ばせているということが判明するのですが、これ例えば逆にベルばらを英訳したとしても、普通の英語になるだけでしょう? って気になっちゃって。

 

トランス・ジェンダーなの? 男装の麗人なの? 麗人には違いないけどこれは男装なの? とかオスカル的な訳し方は誰かの指示なの? って集中できなくなりました。

 

基本は英語だけど、ちょいちょいドイツ語も出てくるのですが、ドイツ語は字幕は出たり出なかったりで心で感じ取るしかなかったり。

 

その後も最後までいろいろな訳で不満がありましたが、英語ができないので仕方ないですし、嫌なら吹替みろってことですもんね。

 

でも、たぶん吹替もオスカルみたいな話し方だったんですよね。きっと。

 

なにしろ主人公が性格悪くても見切ることができたのは、やっぱりケイト様の存在感に尽きるのかなって思ってます。

 

衣装が素敵だったなとか、そういうのなんですけどどこが見せ場だったのかイマイチ今振り返ってもよくわかんなくて。

 

見終わったあとに家族に、

 

「どう観ていいのかよくわかんなかった。寝なかったからもしかしたら面白くはあったのかもしれない。でも、二時間半、ケイト様を観られて満足はした」

 

と言ったら「わかってて観たんでしょ(笑)」と言われて返す言葉がなかったです。

 

ケイト様を堪能はできるので、ケイト様好きな人は観てください。

 

というわけで、それではまた。

 

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