【一人アジアBL祭り開催】記事その③【韓国編】
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その②はこちら
ブログを更新していない間も、【祭り】は開催していました。
むしろ、『何も書けない、何も観られない』という時の心のオアシスがわたしにとって今はBLだったりするので逆に祭りがはかどったと言えるかもしれないです。
疲れ切って布団に潜り込み、もっさりとしか動かないfireタブレットとコアタイムは激重になるwi-fiで、アプリを開き何度も落ちて動画がスタートする間に睡眠薬が効き始めて寝落ちしたことも何度もあるけど、そういう無理やり見ようと思わないスタンスで観られるって意味でもちょうどいいのよ。
そのような日々で、台湾のものは観られるもので好きそうなやつは見切っており、タイは作品はたくさんあるけど未だにタイの作品の視聴数が足りないのかノリが慣れなくて躊躇していて、韓国は何個か見て「うーん」と思うものもあったこともあり、日本のBLを何度か観たりしていてお茶を濁していましたが、どうもしっくりこない。あ、『美しい彼』はすごく面白かったです。
そして、ちょっと元気になったタイミングで韓国BLを観るようになってからは続けざまに韓国のを観ているのですが、意外にも韓国BLに慣れてきてすごく面白くなってきました!!(笑)
韓国のBLドラマが苦手だった理由の一つに【怒りの表現が激しくて怖い】、【なんかちょっとした動きが乱暴】、【シリアスの度が過ぎる】というのがありました。
個人的な好みが【ほっこり】のためです。
具体的には、大人が子供を叱る時とかすごい怖くて。
ドラマでそんなに激しく怒んなくてもよくない?(汗) しかもBLなのに・・・って最初は引いてました。
先生とか基本的に威圧的でめっちゃ怖い(優しい先生もいる)。
あと、掴まれた腕を振り払う動きとかダンスの動きみたいに素早くて。暴力シーンやいじめシーンがめちゃくちゃ本気だったりが、慣れるのに時間がかかりました。
さらには、ほっこりそうと思って観始めたのにシリアスに流れるのが結構多く(かわいそうすぎる・・・(涙))と、心が折れる作品が何作品かあったのですが、予想に反して、【韓国BLには思わず夢中になってしまう大当たりが存在する】ということに観続けているうちに気付くことになるわたし(笑)
特に、直近で観ていた『ひかり男子校生徒会』今まで観ていたアジアBLの中でも1、2を争う超大当たりで韓国BLの記事を書かずにはいられないと思い筆を執った次第です。このわたしが(?)すぐさま二周目もありか? と思っているほどよかったからです。(あとで詳しく紹介します)
韓国BLは、BLを観るものがなんとなく思っている王道のセオリーをがんがんぶち壊していく作品が存在しているのですがそれが裏目に出ることもあれば、魅力になることもあり、それに加えて韓国ならではのエンタメ力の力業と演技力。
今の段階で、韓国BL作品で「これは当たりだった!」と思った自分的高評価の作品を見どころを交えてご紹介していきます。
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王道だけど、俳優さんの魅力がすごい『Mr.ハート』。
まず、一作目は、日本人の誰かに似ている長身のマラソンランナー鈍感先輩とキュートで健気な後輩の王道BL『Mr.ハート』。
ちょっとシリアスな展開を後輩くんの魅力と高い演技力でドラマを最後まで牛耳ります。
わたしは明るい年下が塩対応されながらも、あきらめない系のものが一番好きなのですが、そのツボをがっちりつかんできやがった作品でした。
この作品のよさは一言でいえばキャスティングです。
とにかくこの後輩くんの役の子の魅力がすごい。
正直、メインキャラの先輩を含めてほかはあんまり覚えてない。
なんていうか、すごいあざとい(笑)
自分の魅力をわかってて、ここぞという時の魅せ方をすごい熟知してる。
日本の俳優さんにはあまりいないタイプかもしれない。
どちらかというとアイドルっぽい。
たぶん彼が本気出したら、男女構わず全人類落ちると思う。
その理由が観ればわかる。
作中でロックオンされた先輩、いろんな意味で気の毒になるぐらいの感じでさ。
というわけで、後輩くんを見てください!!
ラストは、先輩が後輩くんに手のひらで転がされて、末永くお幸せにという感じで、話も割としっかりしててよかったです。
特に、ジ○ニーズ系が好きな方にはお勧めしたいです。
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演出力がすごいBLミステリー『カラーラッシュ』はなんと・・・
色が見えないモノクロの世界に生きるモノという特性を持つ子が、一時的に色を見せてくれる特性を持つ子と出会う執着系のシリアスBLなんですが。
「え、わたしBL観てたはずなんだけど・・・」
って思う頃にはストーリーにハマってしまって、続きが気になりすぎるようになっていました。
しまいには【BL要素がないこともないミステリー】っていう感じにどんどんなっていく。
制作はBLなこと忘れた・・・? っていうのを考えてしまうぐらい思いついたミステリー要素に全体が引っ張られていき、観てるこっちも引っ張られる。
基本的にはシリアス系BLは苦手なんですが話が斬新すぎてこれは面白いと認めざるをえないです。
色が見えない世界と、色が見える世界の対比の演出力が本当にすごいので色が見える世界に感謝したくなります。
とても綺麗な映像シーンの数々にも注目です。
さらには、人気を踏まえてシーズン2へ続くわけですが、
「えーーーーーーー!!! BLでそういうのアリなんだ!?」
と叫ぶことになるシーズン2。
シーズン1のネタバレになるからちょっとどうかと思ったけど、これは本当に韓国BLならでわの力業なので言わせてほしい。
ごめん、でもすごく大事なことだから。
言う、言うね!!
言う・・・
・・・・やっぱダメだ。
わたしの口からは言えない。
書いたけど、消した(笑)
聞きたい人は個人的にDMで聞いてください。
BLでは異例のシーズン3へ更新みたいなので、非常に楽しみにしています。
FOD、U-NEXT、hulu、ABEMAなどで配信中。
超いい!! これぞ青春BL『ひかり男子校生徒会』
本当は予告を観ずにいきなり本編みてほしい。
しつこいですが、すぐさま二周目もアリかと思うほどよかったです。
傑作キタコレって感じでした。
ここまでにたぶん数十作品を観たわたしが言うので間違いないです!
メイン登場人物は6名で、舞台は男子校。
記憶が鮮明なので、ちゃんとあらすじを紹介できる(笑)
・顔がのん(能年玲奈)に似てる主人公テギョン。
・テギョンと同級生の不器用ボーイ、生徒会副会長シヌ。
・生徒会長のほんわか先輩、ダオン。
・ダオンの親友、お調子者の生徒会役員ナンムグ
・ダオンにガチ片思い数年、男子校に入り浸るJKソヒ
・鈴木亮平似の包容力のある先生
この6名が、生徒会の仕事はほとんどせずに、ただただ生徒会室に入り浸って交流を繰り広げるのがメイン物語の中心ですが、話の持っていき方がとにかくうまいのよねー。
BLというより本当に純粋に思春期の青春の恋物語が描かれていたところがすごくよい。
恋に落ちる過程とか、感情の揺れ動きとかしっかり描かれいて、通常のBLの安心感はないですが切なさがありました。
ですが、作品自体は全体的にやわらかい雰囲気で、制服やエンディングムービーなども全部かわいかったです。
あと最大の見どころは、BLであるにも関わらず【主人公が最後誰とくっつくのか本当にわからなかった】ため、ラストの3話は先が気になりすぎて睡眠薬も効かずに一気に観てしまった(笑)
わたしは、付き合ってる2人がまったりしているような作品も好きで、本来であれば当て馬役登場で場がかき乱されるのも好きじゃないのですが、だれとくっつくのか決まってないというシチュエーションも全然アリ!!
青春の恋物語のムズムズする感じすげー。
(がんばれ、がんばれ、今なら言える・・・って言えないんかーい!!!)
って突っ込みながら観てました(笑)
そもそも実写BLは付き合ってる2人ではなくて、付き合うまでの過程が描かれることが多いのでそれをどう見せていくかというポイントになっていくため、登場人物のキャラクター設定や周りのわき役が非常に大事なんだなということで改めて勉強になりました。
『ひかり男子校生徒会』自信をもってお勧めできる作品です!
乱暴なところがほぼなく、ごくごく丁寧に終始ドラマが描かれていて本当によかった。
1話30分で16話と割とボリュームもあるので、ぜひゆっくりと観てほしいです。
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まとめ
以上、韓国BL作品を3作品ご紹介させていただきました。
韓国BLは作品によってはわたしの中では超地雷のアンハッピーエンドもあったりもして(こんな気分になるためにBLを観ているわけじゃない・・・)と悶々としてしまうことも稀にありましたが、基本的には韓国作品は演出力と演技力が高いチームで制作されてるのでそこまで失敗したという作品はなく、ハマるとだいたい最後まで面白いです。
今回の三作品はBL初心者の方にも非常にお勧めです。
けっこうたくさんの作品を観てきましたが、当たり前のことですがすべて面白いわけではなく手当たり次第観ていき、その中から当たりを見出すという感じなのでまだまだ当たりを引き当てていけたらいいなと思います。
BLドラマで慣れさせて、本格的な韓国ドラマにも挑んでいけたらと思っている次第です。
というわけで、それではまた。
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