たま欄

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大好きな片桐はいりさんにお会いしてきました! 主演女優の後頭部をチラ見しつつ、作品をスクリーンで観る奇跡。

 本当にたまたま偶然、片桐はいりさんのトークショーが9月の二回目の三連休に、シネマイクスピアリで開催されることを知って、発見当時残りわずかな残席でしたがチケットを入手。→その後チケットは完売。

シネマイクスピアリさんは、椅子の座りごこちがよく、前列との段差も割とあってスクリーンが観やすく、色々なマニアックな作品も上映してくれるので、大好きな劇場です。

ディズニーリゾート併設のシアターなので、ディズニー作品を観に行った時、大勢の外国人ディズニーキャストと思われる人々(客席の半分ぐらい)と同じタイミングで視聴するという珍しい機会に恵まれ、応援上映じゃないのに、応援上映体験ができたという、上げればキリがない何かと思い出深い劇場です。

映画館の劇場で観るのは、”マナー違反者との戦い”というリスクもあるけれど、それでも、家では体感できない不測の事態も併せて、一期一会の出会いという楽しみが、劇場鑑賞にはあると思います。

 

さて、チケットを入手してから、イベントの事はずっと頭の片隅にあって『かもめ食堂』で予習したりしているうちに、9月に入り、件の台風があってバタバタして、あっという間にイベント前日を迎えることになりました。

前日に観るにはあまちゃんは長すぎたので、大好きな作品である『小野寺の弟・小野寺の姉』を、アマプラかネトフリで観ようと思ったら、いつの間にか配信が終了していた・・。

 

(むーっ。気を取り直して、ここはとっておきの、NHKドラマの『富士ファミリー』だ!!)

 

と思って、大事に大事に録画してあった作品を観始めたら、2016年版を観てまず号泣して、そのまま流れで2017年版に入り号泣という、大好きな女優さんに会えるイベントの前の日に泣いて目を腫らすという事態に。

 

『富士ファミリー』を観たことで、いよいよ現実感が湧いて、その晩はほとんど眠れなかったです・・。

 

予習は、もっと早めにしておくべきでした。

 

 ちなみに『富士ファミリー』はNHKオンデマンド(有料)で視聴できます。 

2016年版、2017年版、再視聴しても両方とも素晴らしかったです。

やっぱり猫が好き『すいか』などで有名なご夫婦脚本家、木皿泉氏の作品です。

はいりさん好きなら絶対感動すると思う。

未視聴の方は是非とも、片桐はいりさんの渾身の”笑子ばあちゃん”で、笑って、そして泣いて欲しい!!

www.nhk-ondemand.jp

 

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ここからは、イベント当日のお話です。

 

早めに会場にインし、即売会の前にサイン用の本はあらかじめ買っておけるという情報を劇場のサイトでチェック済みだったので、”もぎりさん”というキャラクターで、ショートムービーに出演されている片桐はいりさんの、映画館をテーマにした著書『もぎりよ今夜も有難う』と、前著の文庫二冊、『わたしのマトカ』『グァテマラの弟』を購入。

 

せっかくなので、装丁のかわいいハードカバーにサインをお願いすることにしました。

 

 

ちなみに文庫版の装丁もお洒落。

もぎりよ今夜も有難う

もぎりよ今夜も有難う

 

 

 こちらも、一緒に購入した可愛い装丁の文庫。

わたしのマトカ (幻冬舎文庫)

わたしのマトカ (幻冬舎文庫)

 
グアテマラの弟 (幻冬舎文庫)

グアテマラの弟 (幻冬舎文庫)

 

 

日本の屈指の女優となられた現在でも、『キネカ大森』という日本初のシネコンで、映画の半券をもぎる仕事をなさっている片桐はいりさん。

バラエティ番組で、”もぎる”様子を拝見したことがあったのですが、なんと! 当日はご本人にもぎって頂けるというサプライズ付き。

イクスピアリ内をぶらぶらしていて、イベント時間になって会場に降りていったら、すでに長打の列~。

わたしはもぎる様子を眺めたかったので、比較的遅めに向かったのですが、それでもタイミング的にはジャストかと思っていたら、遅すぎて壁の向こうに追いやられてしまい、はいりさんご登場の瞬間、歓声があがったのですが、壁に遮られ見ることができなくて、余計緊張感が高まりました(笑)

 

この日、会場にいらした観客の皆様は、アースカラーナチュラルテイストの、良質なコットンやリネンなんかの洋服を着ていて、情緒も落ち着いてらっしゃる(ようにわたしには見えた)方がものすごく多く、古着屋で買った1000円のネオンカラーの黄色のTシャツを着てきたのはさすがに場違いだったか・・と列に並んでる際に思っていました。

いや、言い訳なんですけど、値段はさておき、すごく気に入っているTシャツなんです!

海外ドラマや洋画でよく観る、週末の寄付金集めイベント用にお揃いで作られたっぽい絵柄と文字が書いてあるもので、今夏ヘビロテしていた洋服なんです。

わたしの勝負服だったのっ!

万が一、会場にいらした方がこの記事を読んでいたら、浮かれた黄色のTシャツで、めがねをかけていたのはわたしでした(笑)

 

いよいよ列も進み”もぎる”様子が視界に入ってきて、長身のはいりさんが、昨日観た『富士ファミリー』の笑子ばあちゃんのように腰を曲げて、目線を低くしてものすごいスピードで映画の券をもぎっていました。

 

第一印象は、体がものすごく小さい・・です。

 

芸能人って、本当にみんなテレビで観るより小さいんですよ。

 

ハリセンボンの近藤春菜さんとかニッチェのお二人、彼女たちですら思っていたより小さいと思うほどです。

芸能人は、自分が思っているよりはるかに小柄・・、わかっていたはずなのに、また同じことを思ってしまった。

 

緊張感が高まる中、自分のもぎりの番が来て、その間数秒でしたが、はいりさんと目は合わなかったため、失礼とは思いましたが(30㎝あるかないかの距離で、なんの隔たりもなく好きな女優さんを観られるチャンスは一生のうちで、もうないかもしれない・・)と思って激しくガン見(笑)

 

その後、見慣れているはずのイクスピアリの劇場内に入ったのですが、スクリーンに映し出されるはいりさんの色々な写真と、BGMで石原裕次郎氏の「夜霧よ今夜も有難う」が、映画館の音響下で鳴り響いていて、トークイベントが始まるんだな・・と気持ちが高まりました。

 

席が埋まり、いよいよご本人の登場!!

舞台に上がるはいりさんは、”もぎりさん”の地味な紺色の制服を着ていましたが、まさに、舞台映え していました。

冒頭に、千葉台風の被害について言及してくださったのですが、ナチュラルな雰囲気と言葉の選び方、低いトーンで話す話し方にぐっと心を掴まれました。

そして、MCの方に椅子をすすめられて一瞬座ろうとしたけど、座らずに立ったまま、ずーっと話している。

 

イクスピアリの劇場スタッフ(ガチの映画通)とも、イクスピアリでのトークイベントも、もう4度目ということで、非常に仲が良いみたいで会話も流れるように進むし、話し上手、聞き上手なうえ、さすがの女優さんで、トークに挟み込まれる街の人や身近な人の描写がすごく上手い。

 

けらけら笑って楽しくトークを聞いていたのですが、舞台を観ているようだ・・と思ってしまったが最後、テレビでずっと観ていた大好きな女優さんが、わたしの好きな劇場で、こんなに近くで大好きな映画の話をしている・・、わたし、映画を好きでよかった・・から、ここに来れてよかったに気持ちが発展し、人生色々あったけど、生きててよかった・・まで、最終的に感情が膨れ上がり、感極まってひとり泣きそうになってました(笑)

 

我ながら、さすが黄色のTシャツを着ているだけの情緒だな、って今になって思います。

 

そして、1話2分ほどのもぎりさんのショートムービー6話分一挙公開が観られるコーナーになり、片桐はいりさんも劇場内で一緒にご覧になるということで、劇場の一番前のはじっこに彼女の座席が用意されていたのですが、画面が見えにくかったらしく観客席の邪魔にならない劇場の出入り口の通路のところで観てらしたのですが、その場所が、わたしの席から斜め前方2メートルほどの距離でした。

主演女優の後頭部を視界に入れながら、映画を観るなんて、映画好きになって初めての経験でした。

もぎりさんの映画を観ながら、自分の出演作品を熱心に観ているはいりさんの、つやつやの後頭部を観ているわたし(笑) 

 

もぎりさんショートムービーも、もちろん非常に楽しい作品で会場もすごく沸いていました。

その後は、もぎりさんの撮影小話と、最近観た映画の話をずっとしていて、あっという間の1時間半。

 

※もぎりさんショートムービー第1話は下記インタビューサイトで。

www.cinematoday.jp

 

トークショーのあとはサイン会でした。

本はあらかじめ買ってあったので、比較的最初の方でサインしていただくことが出来ましたが、ちょっと記憶が飛んでいます(笑)

1時間以上たちっぱなしであれだけ話していて、疲れているだろうに一人ひとりへ、それはもう丁寧な対応だったという雰囲気だけは覚えているのですが。

 

あとは、会場スタッフの方が一人一人に付箋とサインペンを回してくれて宛名をあらかじめ大きく書くように言われました。

わたしは、直前まで迷ったのですが、みなさんにもモザイクをかけないサインを是非見て頂きたい!と思ったので、ハンドルネームで宛名をお願いしました。

これが後に続く展開になり、非常に驚きました!

 

サイン会は初めての経験で、話すことを事前に考えていなく、いざ自分の番が来たら、頭が真っ白になってしまった(笑)

「めがねたまごさん・・・」と訝しむ、スタッフの方とはいりさんに、

 

「あ! これは、わたしはブログ、ブログやってて、ブロガーでっっ! 今回のことも記事にします!!」

 

と言い訳がましく言ったことと、

 

「昨日、富士ファミリーで予習してきましたっっ! もう大号泣でっ!」

 

みたいに、テンション高くベラベラ早口で喋っていたと思うのですが(普段は、関東の人ほど早くは喋れない)、はいりさんが

 

「わたしも、昨日ちょうど『富士ファミリー』のこと思い出してて・・」

 

とボソッと仰って頂いたのだけ、覚えています。

 

片桐はいりさんに直接お会いした人柄の印象は『好奇心旺盛で、視野が広く、懐が深い人』です。

人のことを、好き嫌いで判断しなさそうな方でした、見習いたい・・けどわたしには無理なので、多分憧れなんだと思う(笑)

 

※そんなこんなで頂いたサイン。

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本当は三冊買っていたので、もう一周並ぶこともできたのですが、非常に満足感が高かったのと、これ以上疲れさせるのは申し訳なく感じ、これで退散となりました。

 

後日、『めがねたまご』という名前が珍しかった(当たり前だけど)らしく、ちょうどサイン会のときに私の後ろに並んでらした方から、「後ろに並んでいたものです」Twitterでお声がけを頂戴しました。

相互フォローさせて頂いたのですが、いい年して、あのテンション高い状態を見られていたかと思うと、非常に恥ずかしい・・(汗)

後悔しかない・・。

 

しかし、イベントに出かけても同じ趣味であるにも関わらず交流を持つことはなかなか難しかったりするので『めがねたまご』が繋いだ縁なので大事にしたいと思います。

 

非常に、楽しい1日であり充実した幸せな時を過ごせました。

トークショーを盛り上げようと頑張って頂いたシネマイクスピアリのスタッフの皆様お疲れ様でした!

今後も映画を観に行くのに通わせて頂きます。

今後も、楽しい企画楽しみに待ってます!

 

そして、片桐はいりさん、非常に楽しい時間をありがとうございました。

 

一生の思い出です。

これからも応援しています。

今度は舞台も観に行きたいです。

 

めがねたまご

 

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