『ウェントワース女子刑務所』シーズン6第12話『対峙』感想です。
もはや、春の年中行事となった『ウェントワース女子刑務所』。
シーズン6も終わりを迎えました。
これが終わると、いよいよ個人的に忙殺期に入り、精神的にも体力的にもしんどくなってくるので、そんな意味も含めて、テンションダダ下がりしています。
本国ではシーズン7の配信が今月始まるので、いつものスケジュールだと、日本での放送は、早くてまた10か月後ぐらいですかね。
シーズン6も、死人が何名か出たりと色々なことがありましたが、鳴り物入りで登場した姉妹の新人も割と静かめだったたし、シーズン5まるまる使って脱獄ドタバタを繰り広げたフランキーも、シーズン6入って早々に、割と強引な展開でウェントワースを去ってしまったため、後半は古株の看守たちが頑張って話を引っ張ってくれました。
が、この何話かに関してはおバカがすぎるというか、いくら行き詰まっているとはいえ特にジェイクの行動には声に出して笑うシーンが何度かあったぐらいのドタバタぶりに(大好きなウェントワースも、いよいよネタ切れか・・)という、人気海外ドラマにありがちなぐずぐず展開になっていくのを観るのが辛いので、なんとか、なんとか、シーズン7で盛り返して欲しいと思っています。
ニュージャージーで来月に開催されるウェントワースコンのメンバーが非常に豪華なので、ちょっと期待はしています。
でも、ずっと期待を裏切られているので、あんまり希望は持たないでおこうっと。
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※以下、ネタバレありのあらすじ及び感想です。
シーズン6第12話。
生き埋めの件が警察に通報され、警察の手によって現場が掘り起こされることになった。木箱に入ったウェントワースの囚人服を着た遺体が検死されることになる。体格から脱獄犯として指名手配されているファーガソンの可能性が高いと見た警察は、ウェントワースの看守の中で生き埋めの犯人がいると踏んで捜査を開始。
行き詰ってしまったヴェラは、犯人と直接接触しようと試みる。
一方、潜入捜査に息詰まるリタは、ザラがルビーの秘密を握っていると知って警察仲間にルビーの移動を強引に願い出る。ルビーは、アリーとの別れやマリーに秘密がバレそうになったことでやけになり、5000ドルという大金でファイトクラブに出たいとコスタに持ちかける。ルビーの脳腫瘍の件を心配したリタが代理試合を申し出て、ザラとリタの一騎打ちとなるが・・。
ファーガソンの復活をずっと期待させといて、ヴェラが、だいぶ前に素行不良とアリバイ作り(?)でクビにしたマーフィー(名前すっかり忘れてた)が犯人だったとはね。
あの展開の結末が、チャニング落ちはないわぁ・・と思ってはいましたが、だったら誰? 他に人居ないけど!? からの、チャニングよりさらにひどい結果に、非常にがっかりしました。
さらに、そんなマーフィー(とチャニング)に振り回されるおバ看守の皆々様。大変でしたね、お疲れさまでした。
ヴェラは身重という本来であれば体調を万全にしたうえで、未来の我が子に夢を馳せる幸せをかみしめる時期であるというのに、しまいには倒れてしまって。
口裏合わせをきちんとしないとか、マーフィーに勝手にヴェラがお金を払おうとするとかはもうどうでもいいとして、ウィルが腹を決めて警察に自供しようとしていた直前(みんな楽になれるし、もうさっさと言おう!)と思ったのも束の間、チャニングにマーフィーが撃たれ、ジェイクが取調室に飛び込んできて、ジェイクが「チャンスだから罪を被せよう」ってウィルに言った時、マーフィーは死人に口なしなだし、ファーガソンを語ってヴェラを脅していたわけだし、やり方によってはうまくいくよなって思ったんですね。そしたら、『え? そっち!?』っていう展開にある意味度胆抜かれました(笑)
1. チャニングは、ファーガソンに恨みを持っていて脱獄を手助けするフリをして生き埋めにする。
2. ファーガソンが脱獄したことを知り、ガレージに資料を集めファーガソンの行方を追う。
3. ヴェラのところに現れたファーガソンらしき人(体型全然違うけど)をファーガソンだと思って撃つ。
ちぃーがぁーうだーろぉーっ! 違うだろーッ!! (古)
チャニング、二回、ファーガソン殺しちゃってるっ!!
1から、2&3への整合性が取れてない!!
ファーガソンだと思って殺してないにしても、チャニング、マーフィー殺す必要ないし、証拠のスマホはヴェラが回収しちゃってるからね。
2と3を素直に認めたとしても1は違うから矛盾出るし『生き埋めのショックで実は生きてると思った』っていう心神喪失ってことで片付けられてもなんか納得できない・・。
あと、今回のことで『あのミイラがDNA鑑定されてファーガソンというはっきりした結果が出るまでは死んだとは信じないっ!』と固く心に誓っていましたが、それがしばらくするとはっきりするわけで、(わたしにとって)最悪の結果を突きつけられたら、間接的にはアリーの作戦だけど、トドメを刺したのはウィルということになり、ファーガソンの断末魔の叫びを聞いたのもウィルという結果に落ち着くのが、ファーガソンとウェントワースの人々の戦いを何年にもわたり見守ってきた者としてどうしても納得できないし、制作陣はそれでいいの?
こちらとて、推しの死亡が心身に堪えるお年頃なんだよ・・(涙)
あまりの衝撃は、海外ドラマの死因や病気あるあるの、ハートアタック(心臓発作、心臓麻痺)を引き起こしかねない命がけの視聴ですわ。
更に、囚人たちは囚人たちでみんなそれぞれ最悪の結果を引き起こしてしまって。
まず、リタが警察仲間に妹のこと口滑らせたのがまずかったよね。
警察官が潜入捜査と称して、本当は妹のことを守るために刑務所に潜入して殺人まで犯したとなったら、仲間だって守りきれないよなー。
リタのこと嫌いじゃないけど、ちょっと焦って迂闊な行動取ったとは思う。
そして、リタは別に嫌いじゃないけど、ルビーがなー・・。
自分の立場わかってなさすぎというか、ワガママがすぎると思う。
『どんな理由があるにしろ、自分が殺した人の母親と同じ屋根の下に一緒に暮らしている、それから自分を守ろうと姉が必死になっている』という状況を、いくら脳に少し障害があるとはいえ理解してなさすぎじゃないかな。 恋愛はできるんでしょう?
ファイトクラブも止められていたのに、勝手に出場を決めて最後まで自分がやるんならまだしも、結局リタが代理になったわけじゃない。
普段はあんなに反抗してて勝手な行動してるのに、なんでそこだけはリタのいうこときくかな。
そういうところが甘えだって言ってんの!
って小一時間(~三時間)説教したいぐらいには腹が立っている。
リタも、自分が代理になるのではなく妹をちょっと首でも締めて気絶させてでも止めればいいと思うし、そのぐらいの力はあると思うから、敢えてそれをしなくて、相手がザラになった時は、殺すつもりでやったんだろうなとは思ったけど、ルビーもそうだけど、素手で人って殺せるんだね・・。
警察からも見切りをつけられたリタと、ザラを殺されたマリーがシーズン7のボス争いになるの嫌だな。その展開、あんまり見たくないなー。
だって、カズがシーズン6は孤独に頑張ってたじゃないですか。
ソーニャ殺したり、リズを介護したり、マリーと戦ったり、ヴェラの的外れな話聞いたり・・。
いいボスになろうと、ウェントワースのみんなのためを思って見返りも求めず献身的に頑張ってたんですよ。それを思うと、そんな展開は許せないんですよね。
シーズン7はビーが帰ってきて、カズのボスパートナー(親友ポジション)になってくれてリタとマリーと三つ巴の戦いだったら、まだ納得できるかなぁ。
ウィルにも裏切られ看守も役に立たず、親友(アリー)も味方についてくれなかったという混乱を極める囚人たちのなかで、カズは心折れてもいいところなんとか一人で踏ん張っていたのに、適当な感じでシーズン7扱われるのはちょっと・・。
もっと、カズが評価されてもいいと思う。
ずーっと、もやもやしたままシーズン6が終わってしまったというのが正直な感想です。
ファーガソン(らしき)ミイラが見つかったのがシーズン6のハイライトだったかなぁ(笑)
最後になりますが、リズとブーマーがリズの思い出BOXを前に語るシーン。
とても和やかな、いいシーンでしたね。ちょっと振り返ってみましょう。
「ビーに会いたい」(わたしも)
「マキシンに会いたい」(わたしも)
「フランキーに会いたい」(面会来てねーのかよっ!)
「・・ドリーンもね・・」(・・それは別によくない?(笑))
というわけで、わたしの心の声をお届させていただきました。
シーズン7の放送まで何事もなく健やかに暮らし、またブログを書いて皆様に読んでいただけますように。
皆様のますますのご健康とご多幸をお祈りして、シーズン6のレビューを締めさせていただきます。
それでは、また!!
第11話の感想はこちらから。
【ウェントワース女子刑務所】過去記事一覧はこちらから
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