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【Netflix】『sense8』シーズン1第1話『大脳辺縁系共鳴』 感想 差別問題に直球で切り込んでいくスタイルなドラマ。

Netflix『sense8』シーズン1第1話『大脳辺縁系共鳴』感想です。

 

気軽に見たNetflix『アンブレラ・アカデミー』に思いのほかハマってしまい、まだシーズン1で10話しかなかったので、ハマったと思ったらすぐロスになってしまいました・・。

『13の理由』と迷い、よりSFチック(アンブレラ寄り) ということで、『sense8』になったのですが、1話目非常に面白かったです。

 

謎の女性の力により、世界中に散らばる8名の20代中盤から30歳ぐらいまでの男女8名に、ある日突然大脳辺縁系共鳴』という症状が現れるのですが、それは何故なのか、これから謎が紐解かれていくストーリーのようです。

 

大脳辺縁系大脳辺縁系 - Wikipedia とは、脳の部位の名前ではなく、主に記憶を司る海馬や、五感を司る扁桃体などの脳のいくつかの部位を総称した言葉

大脳辺縁系では、記憶、五感、情緒、恐怖や不安を初めとするストレス、快感、本能的な欲の部分などをはじめ、直感や夢など神秘的な感覚なども司っており、結果、自律神経に関与する【人間】らしく生きる部分のいわば心の根幹的な役割を果たす脳の部分です。脳のここの部分が損傷すると、うつや認知症などを引き起こすと言われています。

 

今回、この大脳辺縁系感覚を共有してしまう事象が起こる大脳辺縁系共鳴】が起こる8名を描いたドラマ『sense8』ですが、ちょっと調べたところこの大脳辺縁系共鳴】は、スポーツやビジネスの世界での自己啓発などにも使われているようです。シンプルにいえば『観察眼を磨く』『共感力を高める』というところでしょうか。

スポーツの試合などで相手の動きを読んだり、ビジネスの場で相手の考えていることを察したりするということみたいなんですが、これは果たして訓練でどうにかなるものなのでしょうか?(笑)

経験値というのは重ねて行けばある程度色々上達したり、勘でわかったりという部分はあると思うので、訓練といえば訓練のような気がするんですけど、それは果たして脳を鍛えていることなのかどうなのかは微妙な気がする。

記憶を増やして、海馬を鍛えるということなのかなという気もしたけど生まれ持っての性格や性質がだいぶ影響するような気がわたしはするんですが・・。

性格とか資質って、子どもの時からそんなに変わらなくて、大人になってもあまり変わらないんですよね。だいたいの人は。

 

自己啓発的な部分はちょっと置いておいて、今のところあのような自分と関係ない幻聴や幻覚が聞こえてきたり、食べたばっかりなのにお腹が減ったり、起きたばっかりなのに眠くなったり、やってないのにハイになったりするのはめちゃくちゃ嫌だなっていうのが第一印象です。

病院に駆け込んで薬処方してもらう事象だと思うんですよね(笑)

 

第一話で(なんか変だな)と思った世界中に散らばっているメンバーたちが、今後直接会えるのかどうかが今一番の懸案事項ですね。

会えるとしたら、どこで会うのか、どのように会うのか、友情は築けるのか築けないのか・・。

 

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※以下、ネタバレありあらすじ及び感想です。

 

シーズン1第1話。 『Limbic Resonance』 

アンジェリカという女性が苦しんでいた。その女性は、世界中に散らばっている男性4名、女性4名の前に幻覚として現れた。その後アンジェリカは、彼女を脅かす謎の男性の前で銃身自殺をはかり死亡する。アンジェリカの幻覚の現れた8名はその後、聞こえるはずのない音、見えるはずのない景色、感じるはずのない感覚や激しい頭痛に苦しむ。アンジェリカは何故8名の前に現れたのか、世界に散らばる8名はこのあとどうなるのか・・。

 


 

第1話ということであらすじがシンプルすぎましたが、このあとの感想と話がかぶりそうなので、ざっくり割愛しました(笑)

 

海外ドラマの第一話なんて、世界観を把握するのと、登場人物の顔と名前を一致させるのに必死になるというのが常ですけど、このドラマもメイン登場人物が8人居ますので、ご多分に漏れず、今回も必死でした(笑)

第一話にしては健闘したと思います。

 

男女8名、しっかり覚えましたよっ!(名前以外は)。

 

女性1:ロンドンのクラブDJ

女性2:インドの嫁入り前の美女

女性3:韓国の大会社の娘(?)

女性4:サンフランシスコのトランスジェンダーの女性(恋人は女性)

そして、

男性1:シカゴの警察

男性2:ドイツのマフィア

男性3:ナイロビの乗り合いバス経営者

男性4:メキシコの俳優

 

どうです? 合ってるでしょう?(笑)

名前までは、まだちょっと・・。ウィルとライリーとウォルフガングは居た気がする。

 

韓国人の女性が取引先の男性にいきなりセクハラに遭い、さらにビジネス上でも「女とは話さない」と言われていたことで、またアメリカドラマのアジア人の冷遇か・・と一瞬思ったんですけど(いやいや、これは事実だから仕方ないわ)とすぐさま思い直しました。

韓国だけではなくて、日本もまだまだこんなレベルだということをどんどん世界中に広めてほしい。

と思ったので、多分この『sense8』という作品自体、差別的なものに真正面から切り込んでいくつもりのドラマなんだなと第一話視聴で思いました。

 

世界中の人々という【人種問題】もそうだし、韓国のビジネス界で女性というだけで弾かれたり、インドで家族のために愛していないお金持ちの男性に嫁ぐ【女性として生きる問題】や、トランスジェンダーの女性はLGBTQ】の象徴的な存在になるのかなとも思っています。

男性のほうはまだそこまでプライベートまで踏み込んでいなかったので、次の話以降ですね。

今回のエピソードで非常に残念だったのは、Netflixの日本語字幕です。

膨大なドラマを次から次に日本語に訳してくれている人たちには、非常に感謝しているとともに、たまに違和感を感じる訳もあったりするのですが、今回は、トランスジェンダーである彼女の表現に『ニューハーフ』が使われていたことはちょっと悲しい気持ちにすらなりました。字幕という文字数制限がある中で、彼女たちの一見してはわからない複雑な関係を、一発で日本人にわからせるには最適な単語なんだということが、残念な気持ちに拍車をかけました。

Netflixは、ジェンダー問題に切り込んだ作品が非常に多いので、Netflixが好きな日本の方たちは日本人の平均より一歩先を行ったジェンダー感を持っている人が多いと日頃Twitterを見ていても思いますので、オリンピックも来年に迫っていることですし、上っ面だけでも今の世界基準に少しは近づくといいなと思います。

日本なんて宗教問題が薄い国なんだから、本来は割と縛りがないはずなのに、【me too】的な問題にしても、なかなか根と闇が深いですよね。

メイン登場人物の個性的な役柄もそれぞれ違っていていいですし、第一話から覚えられるぐらいのキャラクターのわかりやすさ、ミステリー的なものと並行して、上記のような問題がどうドラマ内でどう描かれるのか、これからが非常に楽しみです。

 

最後に全然関係ないのですが、わたしはなんとなく【せんすはち】と言ってしまっているのですが、普通に考えると【せんすえいと】ですよね、言語的にも。

わたしの中では【せんすはち】になってしまい固まってしまったので【せんすはち】を貫きたいと思いますが、ブログ内での表記は『sense8』に統一しますので、ご迷惑をおかけすることはないと思われます(笑)

 

というわけで、それではまた。

 

  

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