ストレンジャー・シングス シーズン1 第7話 感想です。
今までのエピソードでも何度か、研究所の水槽なようなものに閉じ込められる痛ましいエルが何度か出てきていましたが、何故あの水槽に入れられていたかわかりました。
7話では簡易的にあの水槽のような状態を作り出しましたが、調べてみたらありましたよー。
全ての感覚を遮断するためのタンク。
あのタンクは、【アイソレーション・タンク】(Isolation tank)というそうです。
【Isolation】は、分離、隔絶、隔離などといった意味です。
当初は脳の研究として開発されたもののようなのですが、最近は【フローティング・タンク】とも呼ばれていて、リラクゼーションとして使われているようです。(知らなかった)
あのタンクの水溶液の温度は体温ぐらいの温度とのことなので、超ぬるいお風呂にプカプカ浮いている感じでしょうか。中に入っている塩は普通の塩ではなくて、最近セレブに入浴剤として流行っている【エプソムソルト】(硫酸マグネシウム)という、海に近い温泉によく入っている成分の塩の一種が入っているらしいです。
塩分濃度は死海より少し多く、死海という名の通りその性質からほとんどの生き物はその中では生息できません。
エルはあの能力を使うためにかなりの体力と集中力を要するようで、周りに人がいる気の散る状態では【別次元に入る】なんていう難しいことをするのはかなり厳しい。
そういったわけで、研究所では定期的に重り(あの変な水着は浮かないための重りとやっとわかる)をつけられてあのタンクの中に入り、能力を提供していたわけですが、今回は人助けのため、自ら犠牲を払ってウィルとバーバラを救うために、『バスタブ』を提案し、みんなで協力して、周りの雑音を一切取り払った状態を作り出しました。
調査したところ、現在アイソレーション・タンクのリラクゼーション利用としては、流行りの瞑想とか、マインド・フルネスとかが主の目的のようで使われているようなのですが、水の中に入っているエプソムソルトの発汗作用などで冷え性や美肌効果などもあるといわれていて、浮いている状態が自然体に近づくとかいう理由からなのか、骨格矯正(?)などもできるとのこと。
ウィキペディアでは、原因不明の痛みや精神疾患などにも効果があると言われていますし、狭いところに入り、そんなところに長時間浮いているなんてリラクゼーション効果と瞑想効果は高そうな感じはしますが、サロンでこれをやろうとすると、だいたい推奨時間は90分から2時間ぐらいのようで、お試し1時間1万円前後から2時間で1万5000円前後と価格もお高いので、アスリートや芸能人、社長などがよく利用しているリラクゼーションのようです。
個人的には、それだけ高いお金を出して体験してみても、エルのことを思い出して辛くなってしまったり、うとうとした状態で別次元に入ったり、怪物の夢を見そうなので多分一生やらないです(笑)
誰か、『ストレンジャー・シングス』好きの方で、「自分はエルを体感してみたい!」という方がいらしたら、是非体験してみて感想を聞かせてください! 宜しくお願いします。
シーズン1 第6話の感想はこちら ↓ ↓
『ストレンジャー・シングス』シーズン1第7話は、ルーカスの助言によりマイクとダスティンとエルは逃げて、ホーキンス研究所の追手から隠れます。ホッパーとジョイスはジョナサンが警察に捕まったことを知り、署に戻りますがその時にエルに腕を折られた少年がエルのことを警察に訴えている場面に遭遇し、ジョナサンとナンシーが怪物に遭遇した話も聞くことになり、マイクたちとの合流を試みます。
※以下、ネタバレありの感想です。
シーズン1最終話1個前、兼ねてからの悲願、大人と子どもの合流が達成されてすごく嬉しい。
特に、ウィル捜索のためとはいえ、ジョイスの重い愛がエルにナイアガラの滝のようにドバドバ注がれるシーンは観ているだけでうるうるきてしまった。
会えるまではハラハラしたけど、マイクたちには最悪エルがいるしホッパーが意外と強いので大丈夫だと思っていました。
それに、ここに来て合流しないと本当にそろそろヤバかったし、話も進まないので。
合流したのはよかったんですけど、すっっごい細かいこと言っていいですか?
やっぱり、ナンシーにイラつくんですよ(笑)
エルが着ていた泥だらけのワンピースを見てナンシーが放った「わたしの服・・」の一言。
(・・・どういう意味・・・??)って真っ先に思ったんですけど。
もう、自分は着れない子どもの時の服じゃん。
それに、今、それどころじゃなくない?
色々なものから逃げてるんだし、服なんてどうでもいいじゃんっ! ってせっかくの合流達成にホッとしていたわたしに水を差すどころか、ゲリラ豪雨並みの雨を降らせるナンシー。
わたしの解釈違いで(なんでわたしの服着てるの? まともな服を元々着てなかったってこと? しかもこんな泥だらけになって、色々大変だったんだね・・)って意味だったとしても、そういう風に聞こえなかった。
しかも、また今回もダスティンがまた要領の良さを発揮して、学校の先生に電話してエルが言っていた『バスタブ』の意味をきちんと理解し、その作り方をしっかり先生から聞き出したうえそれを完璧に作れるようにつなぐナイスプレーを発揮し、ナンシーより子どもであるエルがバーバラのため、ひいてはナンシーのために、自分も遭遇した恐怖の怪物がいる異次元に入って、バーバラの死亡を確認してくれたのにそんなに取り乱してなかったよね。むしろめちゃくちゃ落ち着いてた。
まさか、バーバラの死亡の責任の一端が自分にあると一ミリも思っていないことはさすがにないと思うけど、だからこその怪物退治だと信じたいけど、償いの姿勢は見せて欲しい。そこは本当に頼む、バーバラがかわいそうすぎる。
スティーブがナンシーに本気で本当はいいやつだったくだりとか、心からどうでもよすぎるし、ジョナサンもスティーブもナンシーのどこがいいの? としか思わないです。
一方、エルが頑張ってくれたおかげで、ウィルの生存は確認できてジョイスに生気がみなぎって、そこはよかったけど前回食べ物のこととか心配してたけど、ウィルすごい衰弱っぷりだったね。
一刻を争う状態になってるから、本当に早く助かってほしいです。
子どもが一週間もあんな状態になってるなんて・・。
ホッパーはジョイスを置いていきたがったけど、ジョイスの言うとおり連れていってあげてほしいと思った。
何かあったら、母と弟という家族を失うジョナサンがものすごく不憫ではあるけれども、それでもジョイスが居たほうがいいっていう気持ちでいっぱいで、ジョイスが居れば助かる気がする(笑)
生命力と母性がすごいから。
本当にそれぞれみんな別行動だったけど、ここまでみんなよく頑張ったよ。
ジョイス、ホッパー、ジョナサン、子どもチーム、エルと・・。
ウィルはみんなにこんなに愛されて本当に幸せ者だと思います。
最終話1個前として、すごい引っ張り方をした第7話でしたが、すごくテンポがよくて面白かったです。
ホーキンス研究所で捕まったジョイスとホッパーはどうなるのか、ジョナサンとナンシーは怪物を罠に掛けることができるのか。
留守をジョイスに頼まれたジョナサンがナンシーと共に居なくなって、また子どもたちだけになってしまったマイク、ルーカス、ダスティン、エルはどうなるのか・・と。
盛りだくさんのシーズン1最終話になりそうです。
あんなに衰弱したウィルとジョイスが会えないままシーズン2に行くのはあんまりだと思うので、最終話の前半でウィルはさっさと助かりジョイスと再会して、シーズン2はエルたちがホーキンス研究所に立ち向かう話に方向転換してシーズン1を締めてほしいと思います。
それでは、最終話のレビューでまた!
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