たま欄

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【Netflix】『コミンスキー・メソッド』枯れ専のわたしがマイケル・ダグラスが戦う老いと、男の友情のコメディを愛でる。

突然ですが、枯れたおじさんは好きですか?

わたしは大好きですっっ!

 

思春期の頃から、同世代、年下にはあまり興味がなく、万が一あったとしても本当に稀で、自分が年を取っていったらその分年齢のストライクゾーンが拡がるかと思いきや、【自分よりだいぶ年上】が好きっていう基準が変わることはなく、ストライクゾーンが拡がるどころか、幅はそのままに高めのボールゾーンに移行していっただけという状態。

団体で数人いたらだいたいその中で一番年上が一番好きになってしまい、好きだったはずの人までもが年上に紛れていたら子どもっぽく見えてしまうので、もうこれは天性の性分なので変わらないと思います。

それでも、マイケル・ダグラスはだいぶ年上ですが、マーベル好きのわたしにとって、マイケル・ダグラスといえば、アントマンで反スターク派であり愛妻家のピム博士を1と2で演じ、その渋さでわたしにとってかなり重要な存在に。

というわけで、マイケル・ダグラス目的で観始めた『コミンスキー・メソッド』。

1話30分未満なだけでなく8話までしかないため、ちょこちょこ観てたら3日で終わってしまったんですが・・。

 

 

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※画像はNetflix『コミンスキー・メソッド』公式サイトにリンクされています。

 

マイケル・ダグラス(74歳)と肩を並べ、この作品で友情を育む相手役を務めるのは、盆栽がサマになっているアラン・アーキンという俳優さんです。御年84歳。サンシャイン・クリーニングでは愛情溢れるちょっと個性的な父及び祖父を演じていたのですが、イメージが違いすぎて全然わからなかった。

ちなみにサンシャイン・クリーニングより有名(だと思う)リトル・ミス・サンシャインでは、アカデミー賞助演男優賞を受賞しているオスカー俳優です。

なんと、オードリー・ヘプバーンの作品にも出演経験があるんですよ! その頃からずっとキャリアを重ねて未だに現役なのすごくないですか。

そんな、2人の大御所オスカー俳優を据えたこちらのネットフリックスオリジナルのハートウォーミングチックなコメディ作品すごく面白かったのでおススメしたいです。

上記写真でなぜ、マイケル・ダグラスがチュロを持っていて、アラン・アーキンが盆栽を持ってベンチに座っているのかはぜひ本編を観てほしいと思います(笑)

 

~あらすじ~

サンディ(マイケル・ダグラス)は、昔トニー賞を獲得したこともある俳優ですが、それ以降泣かず飛ばずで演劇学校を経営しながら生計を立てています。一方、サンディがトニー賞を受賞した頃に契約したエージェントがノーマン(アラン・アーキン)で、40年以上の付き合いの親友。ノーマンはエージェント業で成功を収めかなりの財を築いています。サンディは、離婚歴3回で現在独身、ノーマンは46年連れ添った奥さんが余命わずかな状態というところからストーリーは始まります。

 

第1話の冒頭は、演劇教室で演説するサンディ(マイケル・ダグラス)のスピーチから始まり、マイケル・ダグラス・・素敵・・」と思っていたら第1話でいきなり泣かされる。

 

自分の気持ちとは裏腹に老いていく体に抗おうとしたり、自分自身の年齢に対する周囲とのギャップや、年齢を重ねていくことで起こる別れや家族問題、恋愛など、割とテーマは重いながらも基本はコメディなので軽いタッチでサクサク見せてくれました。

マイケル・ダグラス目的で観始めた作品でしたが、さすがのキャリアでノーマン役を務めるアラン・アーキンマイケル・ダグラスとの掛け合いがすごく面白くて。

マイケル・ダグラスが演じそうな頑固で偏屈なジジイ(失礼)役を、アラン・アーキンが演じていたのですが、アラン演じるノーマンの孤独や悲しみを不器用ながらも、マイケル演じるサンディが必死で癒そうとする姿も感動的で。

そのクールでかっこいい姿とは裏腹に、熱い男だったんですよね。サンディが。

そこも意外で、このドラマのすごくよかったところのひとつです。

 

彼らが現在悩んでいたり、葛藤していたりしていることはわたしがこれから長い時間をかけて向かう道だし、親世代がこれから間近に抱える問題だったりしていて、全然他人事に思えないんです。一個一個は深刻な問題だったりもして、彼らはドラマの中だけど、わたし自身実際問題深刻な問題が今までけっこう色々あったし、これを読んでいる全員がそれぞれ色々深刻な問題抱えてここまできたと思うけど、でもわたしは今、家でパソコンに向かってブログを書いているような状態だっていうことは、深刻だと思ってた問題もなんとかなってきてたんだなって感じています。

なんとかはなってないかもしれないけど、とりあえずなんとかなったような感じのする状態なのかもしれない(笑)

そう思ったのも、ドラマの中の二人がわたしより長い時間を、楽しいことも辛いこともなんとかしながら生き延びてきたと思えたからだと思うんです。

サンディもノーマンもそこまでどん底な人生を送ってきたわけじゃないから一概には言えないかもしれないけど、そうは言っても、それぞれ色々あるじゃないですか。

幸せの基準を他人が決められないように、人生の不幸の価値観も他人が決められることじゃない。

さっくり観終えてしまった割には、そんな哲学的なことを考えてしまう作品だったんですよね(笑)

 

 

というわけで、枯れたおじさんが好きじゃなくても軽く観られてちょっとジーンとできる作品だと思います。

特に最終話の最後、サンディが、ノーマンに送る熱弁はかなりグッときました。

そこを観るために8話観ても惜しくないと思います(笑)

 

脚本は割とありがちな感じかもしれませんがよくまとまっているし、考えさせられることも多かったし、主演の二人の演技が見事でした。

友達っていいよねって素直に思えます。

お時間があったら是非観てみてください!

 

最後に、マイケル・ダグラス、すっごく足長いの(笑)

ベンチに座って足を組んでる姿がかっこよくてびっくりしました。

 

シーズン2は、制作が決まったらうれしいけど、多分ないよねぇ・・。

 

というわけで、それではまたー。

 

 

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