ストレンジャー・シングス シーズン2 第4話 感想です。
今さらですが、マイクたちがシーズン1からずっとやっていた『ダンジョンズ&ドラゴンズ』というボードゲームのことが気になってしまいまして。
あのボードを裏返して、異次元の世界を説明してたりして、ドラマ内では重要な役割をはたしていたゲームなんですけど、何故この段階で気になったかというと、最初にそのゲームの名前を聞いた時、(初めて聞いた名前じゃないな・・)とはうっすら思ってたんですよ。でも、SFドラマだし、よくありそうな名前のゲームじゃないですか。それで架空のゲームだと思ってスルーしてたんですけど、ある日、あっ!ってなっちゃったんです。
あのゲームは『ビッグバン・セオリー』で男子会と称しよくやっているボードゲームと同じ名前では?
と思って調べたら、やっぱり同じゲームだったーーーー!!!!
アメリカカルチャーを知るのに非常に重要な存在である海外ドラマ。
であると同時に、シーズン2の半ばにもなってやっと思い出すのは完全な脳の老化・・。
ところで、アメリカでは非常に有名(らしい)老舗ボードゲーム『ダンジョンズ&ドラゴンズ』(通称D&D)。ダンジョンズ&ドラゴンズ - Wikipedia
Amazonにもたくさん売ってますよー、日本語版もありますよー。
1974年に販売された世界初のロール・プレイング・ゲームです。
色々なRPGゲームの基礎を築いたと言われているゲームとのことですが、1974年に販売され40年以上年経過しても今なおその名を知られているボードゲームを、1980年代が舞台のドラマ『ストレンジャー・シングス』で現代の子どもが初期版で遊んでいたり、『ストレンジャー・シングス』から30年以上経過しているドラマ『ビッグバン・セオリー』で、大人がかなり改良された新規版で遊んでいたりと、かなり混沌を極めている状態となっておりますが、アメリカで愛されているゲームなことはわかりましたし、RPGの元祖となると、ありがちな名前も納得できます(笑)
ルールはざっくり言うと【ダンジョンマスター】と言われる親が決めたシナリオ通りに、ダンジョンに入り宝探しをしながらみんなでドラゴンを倒すというものが基本らしいですが、正直よくわからないです(笑)
(『ビッグバン・セオリー』のシーズン6第23話(愛の呪文の効果の法則)が割とゲームの感じが掴める内容だと思いますので、興味のある方は是非)
RPGの元祖は何人かで集まってわいわいやっていたものを、ある年代以降の人たちは一人でテレビゲームで、そして現代ではひとりで遊ぶ人と並行してオンラインでみんなでおしゃべりしながらやっている人もいて、ボードゲームに回帰している感じで面白いなと思った次第です。
蛇足ですが、ものすごーく長いウィキペディアの『ダンジョンズ&ドラゴンズ』のページで、個人的に書いた人の主観が入っていて面白いなと思った文言があったので紹介させてください。映画化に触れた項目なのですが、
~日本への紹介時、国内映画界の慣例に従い複数形の発音が省かれ『ダンジョン&ドラゴン』となっている。~
この人ちょっと、イラッとしてますよね?(笑)
めちゃくちゃ共感しかないので、こう書きたかった気持ち、ものすごいよくわかります。
映画のタイトルで、『THE』を取られてることがたくさんあって、けっこうイラッとすることがわたしにも多々ありますので(笑)
以上、『ダンジョン&ドラゴンズ』の話でした!
シーズン2 第3話の感想はこちら ↓ ↓
『ストレンジャー・シングス』シーズン2第4話は、異次元の生物が体に入ってきてしまったウィルと、ウィルを救おうと奮闘するジョイス。一方、ダスティンはダートと名付けた未知の生物をみんなから隠しトラブルに発展。エルとホッパーはエルが外に出たことで、ケンカに発展します。ナンシーとジョイスは学校をさぼって公園にて呼び出したバーバラの母親を待ち受けますが・・
※以下、ネタバレありの感想です。
『ストレンジャー・シングス』内で流れる、ちょっとレトロな機械音の含まれたBGMすごくいいですよねー。あの世界観の雰囲気すごく出る。
そんなBGMに乗せて車をウィルのために走らせるジョイス。
なんとかウィルの元にたどり着き、トランス状態になってしまったウィルをこちら側に引き戻しました。
安心感あるー!
ジョイスの母親、すごく安心感あって好き。
あと、ウィルは今大変な目に遭ってるしまだ子どもだからウィルに意識が向きがちだけど、だからと言ってジョナサンのこともすごく愛していることが伝わってくるのも好き。なので、ジョナサンもジョイスのことがすごく好きだし、ウィルへの愛情も大きいんだと思う。
ジョイスの「I promise.」は今まで観た海外ドラマの「I promise.」の中で一番信用できたし、基本的にドラマ内での「I promise.」は社交辞令だと思ってて信じないことにしてるので。相手がそれで引き下がるのも、社交辞令をわかってるからだと思ってます(笑)
今、変な生物に寄生されてかわいそうなことになっているウィルですが、なんとかジョイスの愛で元に戻って欲しい!
というかジョイスが今までウィルの絵をきちんと見続けてきたからこそ殴り書きのようなあの絵の一枚一枚が繋がっているということが判明し、ホッパーに橋渡しできたので、次につながってよかったけど人が一人で掘るにはでかすぎる穴を掘りつづけたホッパーの体力もすごいけど、もはや異次元ではなく普通に現実世界の地下があの腐海に繋がっていたんですよね。ちょっと驚いたけど、研究所の地下から自動ドアであそこに入れたんだからそりゃそうか・・って後から思ったんですけど。
そしてホッパーといえば、エルの反抗期に苦労するホッパー・・。
これは両方すごくかわいそうでしたねー。
ホッパーのエルを守りたい気持ちもわかるし、エルの気持ちもわかる。
でも、ホッパーも売り言葉に買い言葉で「研究所に戻すぞ!」は言い過ぎ。エル、かわいそう。
一生、あそこに閉じ込めておくわけにもいかないし、未来を示せる状態じゃないのもわかるけど、もう少しどうにかならなかったものか・・と思ってしまいます。
あと、エルが癇癪を起こしたら普通の子どもの癇癪と違うところ。
ここは非常に重要だと思いました。
普通の反抗期の親子喧嘩みたいになっていたけど、エルがカーッとなって思わず本気出してしまったらホッパーも命も失うし、それはエル自身今のところ唯一自分を守ってくれる大人を失うってことで、自分の身も危険に晒してしまう。
愛情掛けて一年保護したホッパーにとってもそれは本意じゃないし、身を守ったうえなんとか幸せに暮らさせてあげたいという思いがホッパーの怒りに繋がったということを、エルが理解するには彼女は孤独に成長しすぎました。
家族間や学校で人とのコミュニケーションを学んでこなかったエルは、うまく自分の気持ちを相手に伝える術や、相手の気持ちを推しはかる力がやっぱり弱い。
あと、相手の行動が愛情からくるものだと感じる能力ももちろん弱いと思うし。
そして感情を表に出せないことでのフラストレーションの爆発が周りを危険に晒してしまうという特性を持っているというもろ刃の剣なんだよねぇ・・。
研究所での生活で失ったものの大きさを感じずにはいられない。
床下にあった資料から、自分の母親、出生、名前を知ったエルが今後どうするのか、どうしたいのかシーズン半ばの転機だと思います。
一方、ジョナサンとナンシーは直接バーバラの家に行かずに電話したのは、やはり罠を仕掛けていたようですね。
公園で捕まって研究所に連れて行かれるまでを予想するっていうのはかなりの掛けだし、リスキーだと思いましたが、ICレコーダーに研究所の職員の肉声を録音することに成功。
このふたり、シーズン1でも怪物退治の時にいいコンビっぷりを発揮していたけど、幼馴染なりの阿吽の呼吸で相性はいいんですよね(笑)
2人の間に愛が芽生えては欲しくは全然ないんですけど、バディとしては優秀。
ジョナサンの魅力に気づいたナンシーがジョナサンに告白して、「自分はナンシーと付き合うことはできない」ってフラれちゃえばいいのにーとは思います(笑)
あのICレコーダーを持って街を出てたけど、新聞社とかに行くのかなぁ。
しかし、音源があったとしてもなんとなく証拠としては弱いし、そもそも普通の人は信じないような内容のものだから門前払いを食らったりする展開を予想。オカルト雑誌とかだったら食いつきそうなネタだけど、都市伝説的な扱いになるし。
あれでは、どうにもならないんじゃないかなー。バーバラの親御さんに聞かせるぐらいになってしまいそう。
エピソード最後、ダスティンが可愛がっていた生き物がダスティン家の飼い猫を食べているシーン。ダスティン、あれを見てもまだ飼うつもりなのかな。
やっぱりデモゴルゴンの赤ちゃんだったんじゃん。
周りの忠告を聞かずに好奇心だけで未知の生物を成長させてしまい、後戻りできないところまできてしまったダスティン。自分で責任を取るのか、誰かを頼るのか。
今ならまだ小さいから退治できそうだしなー。
エルと再会するのも時間の問題だろうとは思うけど、次が第5話なんでそろそろエルをマイクたちに合流させてください、頼む。
初期のころにマックスを超人と予想したけど、今のところ普通の子みたいですねー(笑)
エルの最初の女友達になるのかな・・と今は思い始めてきています。
ただし、あのちょっとヤバめな上半身裸で短パンソックスのバスケ少年とマックスの関係も引っ張りすぎですよ(笑)
あんまり色々と伏線ばら撒いて回収せずに引っ張ると中だるむので、シーズン後半はエンジン全開でお願いします!
というわけで、それではまたー。
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