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【Amazon】『ザ・ボーイズ』シーズン2第8話(最終話)『知っていること』 感想 自己肯定感の低い男HR、どうしても嫌いになれない。

Amazonオリジナル作品『ザ・ボーイズ』(The Boys)シーズン2第8話【知っていること】

 

やっと、完走した!!

 

もう、諦めていた人もいたかもしれないけど、ブログも大変お待たせしました。

今年は本当に色々グズグズで本当にごめんなさい。

 

7話を観てから、二週間ぐらい経過している。・・・

モロ出し騒動がなかったら、もっと早く観終わっていたと確実に思う。←しつこい。

 

今回は後ろ丸出しエピだったけど、後ろがよくて前がダメな理由がイマイチわからん。

後ろがいいなら、前がいいってことではなく、前がダメなら後ろもダメじゃない? みたいにわたしみたいな屁理屈言うやつがいるとどんどん話が派生するし、モロ出しさえしてなければ、どんなグロ映像も大丈夫!みたいになっちゃってるじゃん、ボーイズ自体さー(って、結果出しちゃったりもしちゃったわけだけど笑)

 

というわけで、もう、ストーリーも映像も全てがとっちらかっている(笑)

 

キャラクター設定もどんどん崩壊していって、みんなどんな人物像なのかわからなくなっている。

 

 そこが人間ぽいといえば人間ぽいし、ドラマとして魅力的な不思議さがあるわけですが、もうセブンもセブンじゃないし、ホームランダーも全然最強じゃないし、せっかくのガス様(エドガー社長)もうまく使いきれてないしで。

シーズン3できちんと話を落とすことができるのか心配だけど、落ちなかったら落ちなかったでそれはそれでいいのかもしれない気はしてきた。

ボーイズだから。

 

最終話を経て、ヒトラーの居ない現代において、いくら当時生きていた人だとしても、ストームフロントに対する、ネットや世間による個人攻撃(戦闘中のボコボコは仕方ない)は人権侵害ではないのか? というわたしの無知に『ナチズム』というものがあると教えてくれたフォロワーさんが居らしたので、少しそのことについてお話したいと思います。

 

わたし個人的には、ストフロちゃんは思想を理由に個人攻撃されているように感じました。宗教の自由が認められているように、思想の自由も尊重するべきではないのかという疑問。

そういう人が嫌だと思うのは自由だけど、表立って攻撃していいのかは、今年は、芸能人への色々な問題もありましたし、有名人だから匿名で叩いてもいいレベルの話なのか、と思ったのです。

それを、払拭するべく、お勉強。

 

少し話が込み入っているのと、わたし自身あまり教養がないため、興味のない方は飛ばしてください。

 

【ナチズム】とはイタリアのファシスト党が起こしたファシズムという思想を、ヒトラーが主導する【ナチス】が先導した思想で、一言でいうと【軍国独裁主義】というとわかりやすいでしょうか。

労働階級の中流層を権力で支配し、他国を軍事侵攻し、民衆にそれが国や自分にとって正しい道だと信じ込ませ、従わせる。

もちろん、反対派も居たでしょうが、昔の日本のように非国民発言は、即懲罰、もしくは死という状況では、力を持たない民は従わざるを得なかったでしょう。

 

ヒトラーは、そのカリスマ性とスピーチのうまさ、そして元々ヨーロッパではその資産力や能力で目をつけられていたユダヤコミュニティに着目し、反ユダヤ主義を掲げ、ユダヤ人を迫害し、ユダヤ人という迫害する的を民衆に与えることで、思想の統一をはかりつつ、力を持っていたユダヤのコミュニティーを破壊しました。

 

Netflixで今年放送された『アンオーソドックス』 では、古いユダヤの暮らしを踏襲しながらアメリカで生きるユダヤコミュニティーを逃げ出す女性が主人公ですが、その独特の雰囲気から、わかりやすいターゲットとしてちょうどよかったのかもしれないと、こちらのドラマを観て思いました。

イジメやパワハラなども、色々な意味で目立つ存在がターゲットにされがちだし、叩いてすぐ壊れるような相手では、攻撃してもあまり意味がないからです。

ある程度の力を持っている存在を押さえつけることで、力を誇示することができます。

 

www.meganetamago.com

 

ざっくりと説明をしましたが、そんなナチズムがアメリカにも受け継がれアメリカ・ナチ党』(American Nazi Party)ANPという政党が1959年から1967年まで設立されていました。ちなみに、ヒトラーの死は1945年です。

 

ナチ党の一番のそもそもの基本理念は『白人至上主義』であり、今回ストフロちゃんはそのことが一番ダメだった(と思う)。

しかし、これだけBLMや、ポリコレや多様性がうたわれるようになった今ですら、白人至上主義を公言してはばからなかった大統領が誕生したりと、根強い人種差別。

しかも、ヒーローは清廉潔白でなくてはならないという民衆の理想があり、ホームランダーは、今のところ世間的には、ヤバい感じなのはバレてない状態なの(?)で、ホームランダーは万が一にもレイシストであってはならない。

なので、ストフロちゃんがそういう思想だとバレてしまったからには、ストフロちゃんから手を引くしかなかった・・・まではわかるんだけど、ヴォートの創始者の妻だった件はいいの? っていう。要はヴォートはいいのか!? っていう矛盾があるわけだけど、そこは、ザ・ボーイズなんで仕方ないですね。

 

というわけで、本当にざっくりナチズムについてお話させて頂きました。

今後の海外ドラマにもファシズムやナチズムは登場することと思いますので、そういえば、めがねたまごがそんなことごちゃごちゃ言ってたなぁ~程度に頭の片隅にでも置いておいてもらえればと思います。

 

それでは、あらすじを挟んで最終話の感想に入らせていただきます。

 

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あらすじ(ネタバレあり)~

 

シーズン2第8話(最終話)【知っていること】"What I Know"

 

ベッカは、息子のライアンがホームランダーとストームフロントに連れ去られたことで、混乱しブッチャーに助けを求める。

偶然ベッカをボーイズのメンバーに紹介することになったブッチャーと、ブッチャーに仲間がいることを知ったベッカは束の間の幸せな時間を手にする。

 

ボーイズのメンバーは、セブンのメンバーをせん滅する作戦を実行しようと準備し、一方ヴォートの社長の元を訪れたブッチャーは、ホームランダーの息子をホームランダーから奪還した暁にはベッカと息子を引き離す約束を取り付ける。

 

アニーとヒューイはメイヴにヴォートやホームランダーの悪事を証言して欲しいと頼むためメイヴの元に向かう。

その途中、Aトレインが突然現れ、ある資料を渡していく。

その資料は、ストームフロントが失脚する内容のものだった。

アニーとヒューイはメイヴに強い態度で拒否され、諦めざるを得ない。

 

ライアンを連れ去ったストームフロントとホームランダーは、なんとかライアンの能力を開花させようとしていた。

母親と引き離されたライアンはホームシックに陥り、二人はライアンをヴォートのテーマパークに連れて行くが、ホームランダーの登場にその場にいた民衆が騒ぎ出し、ずっと人里離れた暮らしをしていたライアンがパニックを起こしたため、ホームランダーは、ライアンを山小屋へ連れて行く。

 

ボーイズの作戦により、ベッカとライアンは再会。

ブッチャーは、作戦前にベッカに懇願されたこと、母と息子の再会で心が揺らぎ、ヴォートに返さずCIAのマロリーに引き渡す決心をする。

ストームフロントに足止めされ、対抗するアニーとキミコ、ボーイズの面々だったが、状況は不利だった。

そこにストームフロントが現れ、ボーイズに加勢。

 

その間に、協会からストームフロントの資料

ライアンを連れ去られた山小屋に一人残されたホームランダーのもとにヴォートの傭兵が現れ、ライアンが居ないことで怒りくるったホームランダーは全員せん滅する。

 

ライアンとベッカを守ろうと、森を走るブッチャーの元にストームフロントが現れる。

ベッカを襲うストームフロントになすすべがないブッチャーだったが、ライアンが能力を発揮してストームフロントを攻撃するが誤ってベッカも傷つけてしまい、ブッチャーとライアンはベッカを失ってしまう。

 

そこにホームランダーが現れ、ライアンを奪おうとするが、ブッチャーは拒否。

力づくでライアンを奪おうとしているところにメイヴが現れて、飛行機事故の際の動画を元にホームランダーに脅しをかける。

セブンには教会からAトレインが戻ることになる。

アニーもセブンに復帰し、ホームランダーはストームフロントの件を会見する。

 

ブッチャーはライアンをCIAに引き渡し、ベッカの形見を託す。

平和が戻ったように思えた街だったが、まだまだ黒幕が存在していた。

 

 

※第7話の感想はこちら 

 

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MMが家族の元に帰れてよかったーーー。 

 

シーズン2完走して、それが一番嬉しかったかも(笑)

 

あと、フレンチーとキミコが仲良くしてたから嬉しかった。

ヒューイとアニーの件は、正直どうでもいい案件(笑)

 

あと、こんなぐちゃぐちゃした話でも、ブッチャーがベッカをとにかく愛していたことは伝わる最終話エピだった。

ブッチャーのキャラクターに対してずっと疑問を感じていたけど、ここに来てやっと繋がった感じ。

そんなにも愛していたベッカをひどい目に遭わせたホームランダーの子に、愛する妻を最終的には奪われたにもかかわらず、ベッカの言葉を信じ、頼みを断れなかった。

 

「ライアンは本当にいい子なの」

 

ベッカを失っても、ベッカが愛したものを傷つけられなかったブッチャーに、ベッカへの深い愛を感じた。

アメリカの作品は基本的には子どもを傷つけたりはしないし、傷つける映像なんかは見せないようにするけど、ボーイズならもしかしたらやっちゃうんじゃないかってちょっと思ってしまったけど、ボーイズでもさすがにやらなかった(笑)

 

でも、ライアンが本当にいい子かどうかは、わたしにはわからないです。

 

そして、シーズン2はホームランダーの独壇場だったなーとしみじみ思う。

なんていうかさ、モラハラとかパワハラする人と同じで、ホームランダーのあの態度とか行動は自信のなさの現れっていうのが、イチイチわかってしまう。

コンプレックスの塊で、自信満々だからあんなんじゃないの。

自己肯定感ゼロなんですよ。本当は。

誰かに承認されてないと息も出来ないっていう状態。

わたしも、自己肯定感ゼロだからすごいわかるんです。

ホームランダーほど、そこまで承認欲求があるわけじゃないけど、誰かに必要とされてないと生きる価値がないと思っているタイプなので、何か失敗するたびに自分で自分を鼓舞しながらも、本当はものすごく孤独で愛に飢えている自分を突きつけられて、その現実と向き合わなければならない。

自分から離れようとするものは、徹底的に痛めつけるのもそれが理由。

 

本当にホームランダーの俳優さん、体当たりだし、演技のすごさを見せつけている。

新しいキャラクターであるホームランダーにロールモデルがあるわけじゃないから、作り手なりのホームランダー像っていうのがあるじゃないですか。

細かい演技で、うまくうまく演じてるんですよね。

 

ストフロちゃんにライアンに声を掛けてあげてって言われて、落ち込むライアンに自分の子ども時代のことを誰かに語るってたぶん彼にとって初めての経験なんですよ。

それをしたあげく、自分のことを父親と認めている小さな子どもをおそるおそるハグするホームランダー。

ライアンを連れ去られたことに激高して、返り血で血まみれになった、あの顔見ました?

めちゃくちゃ、今にも泣きそうな顔してたよね。

なんだろう、どんな感情で泣こうとしてたんだろう、わかんない、わかんない。

 

うー、切ない。

 

ホームランダーは、変態だったり、モラハラだったり、パワハラだったり、他人の命を何とも思ってなかったり、本当に人としてありえないんですけど、自信のなさから自分を信じ切れなくて、自分も他人も愛せない、だけど愛されたくて愛されたくてもがいてる感じ。メイヴはそういうホームランダーのことをわかっていて、その感情を今回利用した。彼にとって、一番の打撃は、誰からも愛されなくなることで、それが誰とか関係ないところが闇が深い。

力でねじ伏せて支配して、嘘でもいいから自分のことを好きだと言って欲しいっていう感じ。

DVとかモラハラする人は死に値すると心から思っているけど、被害者にも加害者にも助けが必要なんだっていうことがよくわかる。

 

ホームランダーの問題を解決するには、誰かと心から愛し愛されないと無理なんだよね。

でも、それを実現するのも色々な方向から考えて無理っぽいじゃないですか。

なので、彼は自分の苦しみから逃れるには死ぬしかないと思う(極論)。

 

結局、わたしはこういう思考にたどり着きがちなので、何年も心療内科に通ってお薬もらってるわけなんですけど、ちなみに今処方されている薬、全部で7種類です。 

特に診断名は告げられていません。

そういう感じなんで、あんまりわたしの見解を鵜呑みにしないで自分の感想を大事にしてくださいね。

 

 

ここでいきなりまとめに入りますが、シーズン2は話がかなりとっちらかりましたが、結局は、ホームランダーの闇とブッチャーが8年も追い続けていたことが終焉を迎えるまでが描かれて、ひと区切りついたのかな? とは思います。

 

シーズン3に入っても、結局は同じことの繰り返しになりそうなので、ここで、新しい能力者の登場の匂わせで終わっても良かったと思うのですが、続編がすでに決定しているようなので、ファイナルシーズンでは、セブンが真のヒーローになり、アメリカを守る展開を期待しています。

あの施設から逃走した丸刈りの女性(伏線回収されなかったね・・・)と同じ能力を持っている人がCIA側に居たとは予想外だったけど、彼女の目的は一体なんなのでしょう。

 

やはり、ヴォートの撲滅なのか、ヒーローたちの支配なのか、それとも個人的な恨みなのか。

 

 

まぁ、なんでもいっか(笑)

 

どうせ、予想と違う展開になるもん。

 

 

 レビューもなんとか最終話まで書くことができてホッとしています・・・。

 

ホームランダーに幸あることを願って、シーズン3でまたお会いできたらと思います。

それでは、また。

 

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アメリカとドイツの確執はチャーチルあたりの映画を観るといいのかなぁ・・・。