Amazonオリジナル作品『ザ・ボーイズ』(The Boys)シーズン1第6話【無垢】感想です。
今回のエピソードで登場した、メズナー役の人(どっかで見たことある・・)ってずっと気になって観ていたんですけど、シリコンバレー(シーズン4)だった。
でも、なんかしっくりこない。
子役の姿を見たことがある気がすると思って、まず名前を調べました。
ハーレイ・ジョエル・オスメントって名前、ものすごく有名な名前じゃない?
わたし、映画好きとか言ってるくせに俳優さんと女優さんの名前、本当に好きな人か、超有名俳優か、何回も観てる人しか覚えてなくてダメだな・・って思ってたら、
あーーーー、この顔ーーー。
超、面影ある(笑)
いろんな意味で物議をかもしたブルース・ウィルスの映画『シックス・センス』の子じゃんー。
多少(?)ぽっちゃりはしたけど、あんまり顔自体は変わってない。
表情に見覚えがあったんだな・・って納得した。
『シックス・センス』の映画自体は、ストーリーはあまり覚えてなくて、とにかくオチがいろんな意味で衝撃で、本当にオチしか覚えていないです。
多分、よほどのことがない限り、もう一生涯観ることはない気がしてる(笑)。
でも、シックス・センスの子役の子に、”元子役ヒーロー”をやってもらうなんて、それこそセンスあると思いました(笑)
割と好きなキャラだったんだけど、きっとゲストなんだろうなー、残念。
また出てほしい。
<広告>
~あらすじ(ネタバレあり)~
シーズン1第6話【無垢】"The Innocents"
マザーズミルクは、ヴォート社が1971年以降ポリオワクチンを偽装したコンパウンドVを使用しての”ヒーロー製造”を組織的に繰り返し、現在存在しているヒーローは全てヴォート社が作り上げたという仮説を立てる。
アニーは、ビリーブエキスポでの自分の演説が原因でエージェントがマデリンに解雇されたことを知る。
マデリンは、これからも”セブン”でいるためには、ヴォート社の作り上げたヒーロー像を演じるようにアニーに言うが、アニーは性的暴行の犯人を告発すると逆に脅す。
会社のイメージを壊したくないマデリンは、ディープに公的に謝罪するように言い、一時的にニューヨークから離すことにする。
フレンチーは、命の恩人の女性を連れ帰るが、彼女は謎の記号らしき絵を描いているだけで一言もしゃべらない。
痺れを切らしているMMをフレンチーは説得し、相手と接触すると気持ちを読めるヴォートをクビになったヒーロー、メズマーを連れてくることにする。
MMはコネを使い、メズマーを毎月離れて暮らす娘に会わせることを条件に、女性の気持ちや過去を読んでもらう。彼女は、テロリストの団体の兵士だった。
女性は、動揺して暴れるもフレンチーの説得で自らメズマーの手を取り、自分が誘拐されてそこに居たこと、弟を助けたいこと、名前は”キミコ”なことが判明する。
フレンチーとキミコはより一層絆を深める。
一方、ブッチャーはヒューイを連れてヒーロー由来の事故などで怪我をしたり、大事な人を失ったりしている人たちの被害者の会に参加していた。
エピソードを聞くブッチャーは、その場にいる人たちに暴言を吐き、その場を去る。
ブッチャーは公園のベンチに座り、自分を追ってきたヒューイに、愛する妻が8年前にこの場所に居たが、行方不明になったこと。妻はホームランダーに強姦されていたこと。妻が、ホームランダーに殺されたか、自殺したと思うと、自分がヒーローたちに対して抱いている憎悪の理由を話す。
アニーと関係を深めているヒューイを止めたいのが、その理由の一つだった。
メズマーはキミコの気持ちを読んだあと、ホームランダーに会いに行く。
ザ・ボーイズの写真を手土産に、ヴォートに自分を戻すようにしてほしいと頼むが・・。
※第5話の感想はこちら
えっと・・。
まず、今回名前が判明した、日本人女性がアメリカのドラマに登場していますが、一言も喋らないのは、 そもそも英語が喋れないという設定?
いや、ほら。なんかあれじゃないですか。
日本人って、他のアジア人に比べて海外もののドラマにあまり出(してもらえ)ないし、きちんと英語の発音できないとすごくうるさく言われるじゃないですか。
今、ハマっている『ル・ポールのドラァグ・レース』というリアリティー・ショーでも英語ネイティブじゃない人(スペイン語圏の人とか)が、わたしからすると、きちんと意思疎通が英語で出来ているだけすごいなって思うレベルの人でも、【L】と【R】の発音ができてないって、マイナスポイントとして言われているし、過去にはブロードウェイのミュージカルで『コーラスライン』の中国人キャストの役を射止めた日本人が、オーディションで、それはもうしつこく「10(テン)!!」って叫ばされてて、(中国人役なんだから、多少英語がなまっててもよくない・・?) って思ってて、この『ザ・ボーイズ』でのキミコ役の福原かれんさんは日経アメリカ人なので、英語はペラペラだと思うんですけど、だから喋らない役なのか・・?って変な邪推をしてしまっていて。
むしろ、これから日本語を話すため、日本人である必要があるのかな、弟役の人の日本語は聞き取れなかったけど・・?と思っているのですが。
色々な訛り英語が海外ドラマでは氾濫してるけど、多分わざと訛らせて喋るのはOKだけど、元々なまってるのは絶対アウトなんだろうなー。
イギリス俳優もアメリカ作品に出るときは発音矯正されるっていうし。
まぁ、アメリカ人の役なのにイギリス英語だと変っていうのはわからなくもないけど、その国の人として、その国の人が演じる場合(例:ロシア人役をロシア人が演じる)とか、移住してる人とか、移民に関して言えば、大目に見て欲しい。
オーストラリアの帰国子女の忽那汐里ですら『デッドプール2』では、「Hi!Wade.」
しか言わせてもらえなかったもんなぁ・・。
それとも、アジア人にだけ異様に厳しいのかなぁ。
だけどさぁ~、ちょっとぐらい、いぃんでないの?
(※文字ではわかりにくいですが、北海道弁のアクセントで書いています)
わたしは北海道出身だけど、ドラマで役者さんがすっごい変な北海道弁喋ってるのも、道産子として受け止めてるよ。
難しいから仕方ないよねって思ってるよ(代表例:北の〇からの主人公)。
多分、どこの地方の人もそうだよ。
その国に生まれ育ってない人が、ネイティヴみたいに喋れないのは当たり前だし、むしろ、あんまりペラペラすぎるとリアリティに欠けると思ってしまうのは、方言が多種多様な日本人だから多分そう思ってしまうんだろうなー。
日本で活躍している外国人の日本語だって、別にネイティヴジャパニーズなみに喋ってほしい、とか一度も思ったことない。
厚切りジェイ〇ンの「ホワァーイ、ジャパニーズ、ピーポー」は、日本語英語に寄せてる感じすらするし。
ここまで、全然ストーリーと関係ない話で恐縮なんですが、実はキミコがボイメン観ていた時からずーっとそのことが気になっていて、今回きちんと日本人名だと判明した(日本人ってことだよね?)ので、ずっともやもやしていたことを、長々と書かせて頂きました。
本筋と逸れてしまったので、ここでやっとドラマの話に戻します。
ディープが公的に、アニーにわいせつ行為を強制したことを謝罪しましたが、アメリカでもなんとしてでも『同意があったと思った』って言うんだね。
いやいや、自らの手で自分に行う性行為以外には2人以上の人が必要なんだから『思った』って完全にアウトでしょ。
思ったってダメだから。
ポップクロウもコンパウンドVでラリって人殺しちゃったけど、そういう行為を我慢できないのって、ホームランダーの件もそうなんだけど、コンパウンドVの副作用のひとつなんですか? 脳の理性を司る部分が破壊する的な。
まさか、ブッチャーの奥さんが、ホームランダーの暴挙の被害者だったなんて衝撃でした。
カール・アーバンの語りの演技がうまくて、切なくて泣きそうになってしまった・・。
あの事情では、ヒーロー全体に悪意を持っても仕方ないと思うけど、ヒューイも実際はブッチャーみたいになってもおかしくない目に遭ったと思うけど、そこが長年連れ添った妻との重みの違いだなとは正直思ってしまった。
恋人がつないだ手の肘から上が目の前から突然消えて、そのうえヴォートやAトレインにもコケにされて、あれからそう何日も経ってないのに、ヒーローにガチ恋だもんなぁ。
相手がヒーローじゃなかったとしても、早すぎる展開に驚き。
ブッチャーは、大切な人を目の前から奪い去る存在がヒーローだったってことで、分かり合えると思ってたみたいだけど、8年間引きずる思いと、速攻新しい恋に向かってしまったヒューイは分かり合えないと思う。
ロビンにはさすがの早すぎる展開に、ヒューイの前に化けて出てもいいと伝えに行きたい。
あれだけ、色々な能力の人がいるんだから、死者が化けて出るのもアリだよね。
そして、メズナーの件ではちょっと疑問があります。
ホームランダーと、メズナーは元から繋がっていたってことですか?
珍しく、人の気持ちに寄り添える能力者だったけど、握手やハグしただけで相手の本音がわかる能力はわたしはいらない。絶対いらない。
あれは、辛いし、生きにくさ全開になってしまうと思う。
今回の例みたいに気持ちをうまく外に出せない人の手助けになることもあるかもしれないけど、本人が辛すぎるよね。
触らなきゃいいんだけど、愛する人を触らないのって絶対的に無理じゃないですか。
愛する人の本音が自分の望んでいるものとは限らないからしんどいですよね。
というわけで、ちょっと仲間になることを期待していたんですけど(キミコもいるし)、ポップクロウがAトレインに伝えた『イギリス人、黒人、痩せた白人』をそのままメズナーが知っていたってことは、そういうことだよね・・。
ホームランダーに会う前のメズナーの電話は、死を覚悟した電話っぽかったので、ブッチャーの宣戦布告だったのかなとは一瞬、脳裏をよぎりましたが今のところ勝算もないし、勝てない。
一番のヒーローの弱点は公にされたくない弱みを握ることだけど、力では勝てないわけだから、殺されちゃったら一巻の終わりだもん。
それにしても、海外ドラマの特殊能力者は、何故何もない固い床の部屋で育てられるんだ?
急にビームとか能力とか発すると大変なことになるからっていうのはわかるし、燃えるもの置いとけないのも理屈的にわかるんだけど、さすがに赤ちゃんは、あそこの部屋では、確実に絶壁頭になっちゃうっていうのが、一番最初に思ったことで(笑)
見栄えも重視したヒーローにしたいならそこは考えないと。
あとは、ワクチンにみせかけたコンパウンドVをランダムに仕掛けてヒーローを作ったという仮説だけど、やっぱり先天性は無理ってことかー、ってちょっとがっかりしたのは事実です。
シーズン1あと2話ですね。
けっこう色々考えることの多いドラマだったので、あと2話も非常に楽しみです。
ものすごく興味深くハマって観ています。
というわけで、それではまた。
<広告>