『ウォーキング・デッド』シーズン9第8話『死人の囁き』(Evolution)感想です。
ウォーキング・デッド シーズン9 前半終了!!
リアタイにそこそこ、追いついてきました。
リック回までは突っ込みどころはありつつもまぁまぁ面白かったのですが、それ以降の後半は、やっぱり息切れしてきた感あり・・。
今回に関しては、だから暗くて見えないっていうことは何度も・・。
今さら明るかったらリアリティないとか言わせない。
リアリティなんてずっとないんだから、それよりもちゃんと見たいんだっ!
わたしはドラマを観ているのであって、黒い画面を見たいわけじゃないっ!
って言う叫びを、またしてしまうことになってしまったシーズン9前半エピソード最終話でした。
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※以下、ネタバレありのあらすじ及び感想です。
シーズン9第8話。
ヒルトップに草原で怪我をしているロジータを保護した、ジーザスとアーロンは、ダリルを含めた三名でユージーンを捜索しに外に出る。
新メンバーを連れてヒルトップに向かっていたミショーンは、ロジータがヒルトップに保護されユージーンが行方不明になっていることを知って、やむなくヒルトップに足を踏み入れることになる。
キングダムの少年ヘンリーは、鍛冶屋見習いとしてヒルトップで修行を始めるがヒルトップの若者たちと一緒に行動したことがきっかけでトラブルになる。
一方、アレクサンドリアではミショーンの留守により、ニーガンの世話を任されたゲイブリエルだったが・・。
これ以上、人(それも人気キャラ)を減らしてどうするつもりなんだ、ウォーキング・デッドは・・。
前回のアーロンとジーザスのいちゃいちゃはフラグだったっていうのは、ショック通り越して「は!?」っていう感じになってしまった。
ジーザス一行が最後、群れに追い詰められて一人で立ち向かう感じになった時、
逃げなよっ! あれを刀的なもので切り抜けられるのは五ェ門(ルパン)と剣心(るろうに剣心)だけだっ! しかも、ユージーン本人がいいって言ってるんだから置いてくればよかったのに!って思ってたら、今までウォーキング・デッドでは観た記憶があまりない、ジーザスのスローモーションアクションとか、
(え? いる? これいる!?)
って混乱してたら、ゾンビ(?)に返り討ちに合って、ジーザス、死んだ・・の?
ちなみに、あの無謀な戦いに刀で勝てそうなフィクション人物は、浅田次郎の超泣ける新撰組をモチーフにした有名時代小説『壬生義士伝』の吉村貫一郎という人も思い浮かんだけど、マニアックすぎるので後述しました(笑)
というわけで、ゾンビの中に人(たち?)が混じっていたようですね。
その証拠であるマスクとかを置いていったのはわざとなのかなー。
あれ作るのも手間だと思うから、恐怖心を植え付けるために、けん制として置いていった。
あの群れ全部が人ではないと思うんですよ。
もし全部が人なら、ジーザスたちを追いつめたときに全員で豹変すればジーザスに仲間をやられることなく一気にカタをつけることができるので、【群れの中に紛れていた】と考えるのが素直な考え方だと思うんだけど、気になるのは、物資狙いとかではなくただ殺したってことですよね。
やだなー、また人同士の争いかー。
ヒルトップにやむなく入っていったミショーンは、キャロルともハグしないし、なんか知らないけど根に持っていて和解する気ゼロだもんね。
これもある意味、人同士の争いだけど、何があったか明かされないので観てるこっちは本当にイライラする。
ドラマまで、察してちゃんかよっ!
引っ張りすぎだよ、マジで・・。
わたしは、このまま後半シーズンに入れるけど、リアタイの人はなんでマギーとミショーンが揉めてるのかわからないまま何か月も放置されたのか。
ミショーンは、リックやカールの思いを受け止めて、ヒルトップとキングダムとアレクサンドリアみんなで協力し合う世界を目指してたんじゃないの?
わたしは、全然リック派じゃなかったけど、ミショーンはリックのこと信じて付いていってて、共鳴してるんだと思ってた。
そうだったら仕方ないと思って乙女ミショーンに我慢してたのに、付き合ってる男に合わせてただけってこと?って思うと、本当にがっかり・・。
キングダムの箱入り王子ヘンリー君は、ヒルトップの若い子たちにそそのかされて悪さに付き合い檻に入れられてたけど、思春期もめんどくさいわー(笑)
マギーとミショーンのママ友闘争がモヤついているなか、このうえ思春期問題まで絡んでくるとなると、わたしは【ゾンビウィルスが蔓延した終末サバイバルドラマ】を観ていたはずなのに、いつの間にか【ドロドロとした家族問題が絡むホームドラマ】に移行していたって感じになってきちゃっている。
あと、ヘンリー君にはかわいそうだけど、もう大人の階段をのぼっちゃってるイーニッドちゃんが、子どもは相手にしないと思うぞ。
あの年頃の女の子であれば、なおさら子どもに興味は示さない、
諦めて職人になるのにその力を傾けるか別の子にしなさい(笑)
あそこで今生きている人たちって運とかそういった側面や、元々持っている生命力もあるかもしれないけど、かなりサバイバル能力の高い選ばれている人たちだとは思うんですよね。
ニーガンだって、あんなところに閉じ込められても順応して元気そうに生きてるし。
ニーガンといえば、シーズン9の後半に向けて、華のある人物がほとんど居なくなってしまった『ウォーキング・デッド』に満を持して外に飛び出してきたニーガンがこれからどういう動きをしていくのか。
今回のエピソードで、ゲイブリエルのミスで外に出ちゃったニーガン(ありえないミス)だけど、ミショーンもアーロンも不在のアレクサンドリアで、一体ニーガンはどうするのかがこれからの展開の唯一の楽しみかもしれない。
あそこの窓から漏れ聞こえてくる噂話や、ジュディスとのやり取りで、アレクサンドリアの住人の把握はもちろんのこと、アレクサンドリアを取り巻く社会情勢も知ってるんだろうなぁ。暇だから色々考えていただろうし。
相変わらず自分の世話してくれる人たちには悪態をついてイラつかせているニーガンですが、人の心の弱みをピンポイントで突いて怒らせているということは、やっぱり相手のことをよく見ているからこそできるワザでもあるんですよね。
人が一番言われたくないことを無神経に言うひともいるけど、ニーガンはわざと言っているから。
やり方は極端だったかもしれないけど、グループのボスとしてのニーガンは割と好きでした。
シーズン7の最初のエピソードのニーガンのやり口は、今思えばあまりニーガンらしくない。
ニーガンのキャラ設定すら手さぐりだったんだろうなぁとは思うけど、シーズン7と8の迷走ぶりからすると仕方なかったのかもしれないです。
年月を経て丸くなったニーガンがアレクサンドリアを率いるという展開は望んでいないけど、これでニーガンまで居なくなってしまったら、本当にウォーキング・デッドはシーズン途中でも打ち切ったほうがいいぐらいの感じにはなってきている。
シーズン9後半はゾンビ人間の謎と、ゾンビ人間との戦いの方向だろうとは思いますが、戦ってもいいけど、なるべく明るいところで戦って欲しい!!
何度も言う。もう、話はつまんなくてもいい、そこは期待しないからせめてきちんと見せてくれっ!
シーズン9の後半にお願いしたいのはそれだけです。
というわけで、それではまたシーズン9後半の感想でお会いしましょう。
それでは、また。
第7話の感想はこちら。
【ウォーキング・デッド】過去記事(だいたい愚痴)はこちらから。
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