『ウォーキング・デッド』シーズン9第15話『裏切りの代償』(The Calm Before)感想です。
『ウォーキング・デッド』を観始めてから数年、わたしは昨夜初めて【リアルタイム配信】を観られる運びとなりました。
9時45分ぐらいにhuluを立ち上げましたが、huluの『ウォーキング・デッド』のページではどうやら見られそうにない・・。
はて? どこから観られるのだろうか。と、huluを右往左往し、huluトップ画面のでっかい『ウォーキング・デッド』のページをポチッと押したところ、【FOXチャンネル】から観られることが判明。
そして、huluに【FOXチャンネル】が存在していたことを初めて知る。
昨日の衝撃回のあとで、わたしがFOXチャンネルの存在を知らなかったことなんて、死ぬほどどうでもいいですよね。
すみません、わかってるんです。
ちょっと色々書く前に自分を落ち着けています。
それでも、多分かなりまとまりのない感想になると思います。
『ウォーキング・デッド』の、
唐突に衝撃を与える手法、本当に嫌です。
シーズン7の第一話のニーガン回みたいに、後々整合性が取れなくなるし、ここ最近のTWDがつまんなく感じる理由のひとつに、ファンが作り手に大事されてないのを観ているこちらがすごく感じてしまうことが多々あって。。
自分のこと嫌っている人とか、マウンティングを取ってくる人ってなんとなくわかるじゃないですか。
あの人は自分のこと嫌っているけど、わたしは大好きってあんまりならない。
ここ最近のTWDとわたしの関係ってそういう感じになっちゃってるんです。
あの人わたしのこと嫌いみたいだけど、会社の人だから付き合わないといけない・・・みたいな。
脚本が壊滅的に破たんしていても、ファンを大事にしてくれている作品って観ているこちらはなんとなくわかるんです。愛情を傾けられるし、やっぱり根強い人気を誇っている。
その代表的な作品が『プリズン・ブレイク』なんですけど。
ファンサービスははやっぱり嬉しくて、どんなに脚本が破たんしていても『プリズン・ブレイク』はわたしを裏切らないっていう安心感が存在しているんです。
恋人や家族だって、一方通行の関係は空しいじゃないですか。
というわけで、今回のTWDのエピソードは本当にダメ。
決定的にやらかしたと思う。
一方通行も甚だしいし、一体何がやりたかったんだろう・・。
演者に対しても、ファンに対しても失礼極まりない話の持って行き方だったと思うんです。
もはやシーズン7以降のぐだぐだぶりに、そこまでTWDに期待していないつもりでしたが、自分でもびっくりするほどけっこうなショックを受けているので、やはりなんだかんだいって『ウォーキング・デッド』のこと好きだからこそ、嫌われているのが辛いんだなと思いました。
自分で思っていたより好きだったんだな、ウォーキング・デッドのこと・・。
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※以下、ネタバレありのあらすじ及び感想です。
シーズン9第15話。
念願だった委員会が開催され、たくさんの催しが行われ、色々な人が入り乱れ華やいだ雰囲気の王国に、ダリル、コニー、ヘンリー、リディアがミショーンと共に帰還。
今までミショーンの主張で孤立していたアレクサンドリアと各コミュニティのわだかまりが解け、コミュニティ同士協力し合うと約束し協定書に各々サインをする。アルファたちのグループからリディアを亡命者として受け入れると決断したコミュニティの代表者たちは、ヒルトップの守りを固めるため委員会開催中の王国を後にし、ダリルとキャロルとタラ、各コミュニティの精鋭たちがヒルトップに向かう。
一方、リディアを取り戻したいアルファは、委員会開催中の王国に潜入する・・。
冒頭のエゼキエルのお花畑なスピーチを眺めながら(今回は昼間だし天気もいいから煌々と画面が明るい、色々よく見える・・)とうすらぼんやりと思っていたんです。
委員会のメンバーが憲章にサインするという、シーズン9のしこりであったものが取れるという重要なシーン(?)で、ペンがサインペンだな、サインペンはあるんだ、羽ペンとかにすればよかったのに・・とか、アルファが王国に侵入した時も、アルファけっこう若いな、頭皮だけうまく剥いでカツラにできるもの? とか、けっこう頭がとっちらかっていて、全然集中していませんでした。
コニーの妹の怒りは最もだったし、ダリルがコニーに淡い恋心が芽生えてるっぽいシーンとかもけっこう無の心で観ていたんですけど、なんかちょっと変だなと異変を感じ始めたのは、イーニッドが彼氏に『一生』っていう言葉を使った時からですね。
さっき、お互い付き合ってるかどうか軽い感じではあったけど、割としつこく確認したばっかだったよね? 明日生きてるかどうかも怪しい世界でずっと子供の時から育ってる割に『一生』は重いし、なんとなく違和感がある。フラグか!?ってちょっと思いましたが、そこまで気にしてなかったけど、あれがまさか本当にフラグだったとは・・。
あと、ものすごく疑問に感じていたのは、元々ヒルトップでやり取りしていたとはいえ、王国にリディアがいるのに、何故みんなヒルトップが襲われると思っていたの?
それで、精鋭たちがヒルトップに向かってしまって、王国の警備が手薄になってしまったんだけども。
ヒルトップに向かう前に、アルファたちのグループの様子を探ることが先決だったのではないかと思うけど、何を言っても今さらだよね。あんなことになってしまったからには。
もう一つわたしが違和感を感じていたのは、救世主を迷いなく焼き討ちにするほどの戦士であるキャロルが王国を出る際に、ものすごく不安な表情を浮かべていたことです。
なんかあるのかなぁとは思っていたけど、あの丘の光景はショックであると共に『ゲーム・オブ・スローンズ』をなんとなく思い出してました。
そして、わたしが観ていたのは『ウォーキング・デッド』だったよなぁと。
頭をやられていない人はゾンビ化しているし、すごく辛いシーンだった。
甘やかされて育ったヘンリー王子の短い恋が生んだ悲劇は、思いのほか大き過ぎました。
ヘンリーの勝手な行動を親が責任とるとしたら、エゼキエルですよねぇ・・。
なので、あんな目に遭うのはヘンリーとエゼキエルがよかったんじゃないかなと思うんですよね。
他の人たちはとんだ巻き込み事故だよ・・。しかも大事故。
特に、ハイウェイマンたちなんかなんの罪もないし外部の人なのに、辛い。
映画見せてあげたかった。
わたしも映画好きだから、そういうのも含めて全部辛い。
リディアも、さすがアルファに育てられてるだけあって、メンタル強い。
あんなことになってもなお、グループに留まっているのわたしなら無理だ。
普通に墓参りとかできないよ。
自分の母親が自分のためにやったことだよ?
でも、一度はグループに帰っているし、かえすがえす、ヘンリーのせいなんですよねぇ・・。
最終話に向けてキャロルを復讐の鬼にして盛り上げたいんだとしても、人選はやっぱりヘンリーとエゼキエルだけで充分だった。
個人的には、アルファのグループの赤ちゃんにアダムと名付けて一生懸命子守していたおばさんもやられていたのが後からジワジワ辛かった。
けっこうなメインキャラも、最期を適当に扱われて、薄暗くてあまり見えなくてセディクの語りだけで済まされたのもなんとも言えない気持ちに。
リディアはもしかしたら、あのあとダリルとどこかに行ったのかもしれない。
コニーとダリルうまくいきそうだったのに、リディアのせいでダリルの恋が観られないのかもしれないと思うと、別にあの子に罪はない(?)んだけど、なんでこんなことにと思わずにいられないです。
最終話は、修羅と化したキャロルができれば誰も引き連れず一人でアルファのグループを殲滅させるシーンを観たいと個人的には思いますが、またグループ間闘争か・・という気持ちもあります。
もう、キャロルが暴れるぐらいしかウォーキング・デッドのファンは納得しないんじゃないかと思う。
そして、キャロルが本当に辛い時にそばにいるのは、彼氏じゃなくていつもダリルで、ソフィアの時もキャロルを支えたのはダリルだった。
もう、だいぶ人が減った今あの2人が離れ離れにならないことを願うばかりです。
あと、ニーガンのことシーズン9ではあのままほっとくの?
というわけで、最初の宣言通りまとまりのない感想になってしまいました。
ごめんなさい。
来週の月曜日4月1日(月)の配信が最終話ですね。
この気持ちを引きずったままは何となく辛いのですが、観るしかありません。
というわけで、それではまた。
第14話の感想はこちら。
【ウォーキング・デッド】過去記事(だいたい愚痴)はこちらから。
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