『ウォーキング・デッド』シーズン9第14話『罠』(Chokepoint)感想です。
見逃し配信って、前は金曜日だったけどすぐさまやるようになったんですね。
「金曜日に見逃し配信を観るぞ!」と意気込んでいたのですが【NEW】になっていたので、意図せずリアタイに追いついてしまった(笑)
今回は、フラッシュバックと現在が数分おきに入れ変わったりしていて、かなり頭が混乱したし、あんなにすぐさまコロコロ変える必要が果たしてあったのか・・。
もうちょっと落ち着いてそれぞれのシーンをきちんと観られたほうが感情移入もしやすかったのかなぁとは思いますが、だんだんとミショーンが孤立していった理由が明かされてきてはいるようです。
しかし、あと2話でマギーとの直接の確執は描かれなさそうですね(笑)
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※以下、ネタバレありのあらすじ及び感想です。
シーズン9第14話。
ダリルが、ケガを負ったヘンリーとコニー、そしてリディアを連れてアレクサンドリアに到着する。ミショーンは迷ったものの、ダリルを信じてアレクサンドリアに招き入れる。リディアがいることでアルファとベータのグループに襲撃される可能性が出てきてしまい、ミショーンはリディアに今後のことを考えるように促す。
リディアを引き入れたことで、ミショーンがRJをまだ身ごもっていた頃の忘れたくても忘れられない過去の出来事を思い出すことになる。
それにしても、色々な体制のグループを考えるものですねー。
今回のミショーンの学生仲間ジョスリンは、子どもだけを率いているグループのリーダーのたった一人の大人でした。
ミショーンには「他の大人は壊れたの」と言っていましたが、最初は確かにそうだったのでしょう。
でも、あの形が出来上がる頃には、ジョスリンにとって大人は邪魔な存在になっていたんだろうなと思いました。
壊れたんじゃなくて、壊した・・というのが正解だと思います。
海外ドラマあるあるですが、日本よりも確実に大人は子どもに甘いし、子どもの権利が優先されていると思うことが多い(批判ではありません。虐待やワンオペ育児が問題になっているし、日本もそうなるといいと思う)ので、子どもに甘いというウィークポイントを突いて、かなりのグループを【壊して】いったんだろうなぁ。
なんとしてでも生きる知恵と人間のしぶとさには本当に感心する。
あの世界になってから、もう少なくとも12年ぐらいは経っている計算だと思うけど、人間絶滅してないし、普通に繁殖もしているの改めてすごいなと思いました。
今回、すごく地味なシーンだったけど個人的に印象深かったのが、食卓でジュディスが食べ物をつっついて食べなくて、ジュディスが「おやつを食べたからお腹すいていない」といい、ミショーンが「食べなくていいからお皿は片づけるのよ」と答えたやり取りでした。
とにかく毎日飢えと戦っていた時代があったのに、食べ物を残してもよくなっている環境になっている一方で、リディアは土の中からミミズを掘り起こして食べている。
色々な環境の中、それでも必死で生きている。
人間の生への執着心って本能なんですよね、きっと。
それにしても、今回ミショーンは身重の体で無理しすぎだったわ。
もう、マジでやめてって何回も思った。
背中に焼きごてされた上に、お腹切り付けられた時はもう・・。
思わず「ギャーッ!」って声に出ちゃったよ。
ミショーンの件は、【アレクサンドリアに外部の人を入れたくない】というきっかけを作るのに充分な出来事ではありました。
学生時代の親友(?)に裏切られ、物資ばかりか娘まで奪われて、自分の命も殺されそうになるという。
【今後誰も信用するな】というには十分すぎる出来事ではあったし、察するに、今回のことで意固地になりすぎたミショーンが、マギーの話を聞かなくなり結果孤立したという結果になったんだろうとは思う。
ただ、マギーやキャロルは、ミショーンがこのような目に遭ったことを知っているのでしょうか。
ダリルは今回のシーズンで、よく喋るようにはなったけれども本来余計なことは喋らないタイプで、元親友を招き入れたせいでジュディスを失いそうになったことで、ミショーンがやったことを責めはしないと思うし、わたしがもしミショーンだったら同じことをしただろうなと思うんです。
自分のことを利用した元親友のグループのために、いくら子どもであろうとも自分の娘の命を危険にさらすわけにはいきません。
これは海外ドラマあるあるだし、話を動かすには仕方ないのかもしれないんですけど、気持ち的には百万回ぐらい聞いてる英語「We need to talk.」という割には、本当に大事なことは何故かしゃべらないで自分の中に抱え込む人たちだなっていつも思うんですけど。どのドラマでもそういう人多い。
で、思い込みで勝手に行動してトラブルを引き起こす。
自由があるかわりに、なんでも『自己責任』っていう意識が強いからですかね。
涙ながらにミショーンが今回の話をきちんと話していれば、結果は違っていたような気がするんです。
ところで、ミショーンがリディアと二人で話してた件なんですけど、抽象的すぎてわたしには理解ができなくて若干「ん?」となってしまったのですが、要はヘンリーに黙って、こっそり一人でどっかに行ってほしいってことですか?
ヘンリー王子は、駆け落ちするぐらいの勢いでリディアに夢中なので、何を言ってもきかないから2人を引き離すには彼女に身を引いてもらうしか方法が確かにないですよね。
でも、その後ジュディスと話し合って、ミショーンの氷が少し溶けて全員仲良くキングダムに向かうことになっちゃったけれども、キングダムに向かう一行をアルファのグループの人に見つかっちゃったんで結果、キングダムが襲撃されることになっちゃいますよねー・・。
キングダムにはキャロルがいるからいいのですが、個人的にはニーガンに参戦して欲しかったなと。
アレクサンドリアには、また妊婦(ロジータ)がいるから、ローリやマギーの時もそうだったけど『ウォーキング・デッド』はたいがい妊婦に無茶させすぎなんで・・。
アレクサンドリアが襲撃されたらロジータが参戦しちゃうからもう妊婦が無茶するの見たくないんで、アーロンあたりがニーガンを檻から出して王国に援軍として向かうってことにならないかなぁ・・。
その際にはロジータは留守番でお願いしたい。
人同士の殺し合いは、正直もうちょっとおなかいっぱいだけど、どうせそうなるんだったら少しでも見ごたえのあるものが観たいので。
戦場になった王国はいよいよ復興も危うくなって、ヒルトップかアレクサンドリアに吸収合併ですかね。
ヘンリー王子もリディアと離れたくないってダダこねるだろうし。
今後、リディアがグループに加入してヘンリー以外と恋仲になったらそれはそれで面白いのにとか、意地悪なこと思っています。
たいがい、シーズン9はヘンリー王子の我儘に振り回されたエピソードが多かったから、このぐらいはいいですよね?(笑)
なんやかんやで、シーズン9もあと二話になりました。
次の15話は、時間に間に合えばリアタイできればと思っております!
とにかく願いはただ一つ、昼間のシーン多めで!(笑)
というわけで、それではまた。
第13話の感想はこちら。
【ウォーキング・デッド】過去記事(だいたい愚痴)はこちらから。
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