ベター・コール・ソウル シーズン5 第6話 『金か正義か』
マイクが、超イケボで孫に朗読していた『星の王子さま』。
この孫、絶対将来声フェチになるし、わたしにも読んでほしい!!(笑)
※英語版
元々は、アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ作の児童文学と思わせた、疲れた大人向けの可愛くておしゃれな挿絵の童話。
わたしは、サンテグジュペリ だと思っていたけど、サン=テグジュペリだと初めて知りました。
そして、フランス文学だということも(無教養)。
あー、ね、アントワーヌ・ド・だもんね(笑)
あ、もちろん読んだことはありますよ!
超、有名なセリフ。
「大切なものは目には見えないんだ」
オッケー、オッケー。覚えてる、覚えてる。バオバブも薔薇のことも。
ただし、わたしはフランス映画も眠くなってしまう方だし、翻訳ものは基本的に苦手なんです。
文体に慣れないというか、頑張って色々読んでみたけどどうしてもだめで、翻訳もので今まできちんと読んだことがあるのって、ダニエル・キイスとアンネの日記だけだと思う。
なので、あまり記憶にない。
というわけで、いでよ、ウィキペディア!
おっと、こんな儚いお話でしたか・・。
もっと、星の王子が説教じみたキャラクターだと思っていたのは翻訳のせいなのか、児童文学だからなのか、若かったからなのか、それともほんとうに説教じみた作品なのか(笑)
今読んだら、どんな感想になるのかもう一度読んでみたくなりました。
こんなご時世なので、読んだ方がある方も初見の方にも是非興味のある方は読んでみてください。
悟りを開けそうな内容ではあった。
下記、kindle版の前書きにも「この本は子ども向けにはどうしても書くことができなかった」とあります。
それぞれの人生や経験、想像力で解釈が変わる作品、それが『星の王子さま』のようです。
マイクが語るクリスマスの息子との思い出、切なかったですね。
もしかしたら、息子にも読んであげていたのかもしれないです。
※kindle版
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『ベター・コール・ソウル』Season5 ep7 "JMM"
ジミーとキムはメサ・ヴェルデの案件での共犯の疑いを隠すために契約結婚をする。
キムはメサ・ヴェルデのケヴィンに会い、ソウルの訴訟の事件を謝罪し、今後パートナーを継続するかどうかの判断をケヴィンに任せると告げる。
一旦は、上司と共にケヴィンの元を去った、キムだったが、今までのケヴィンの行動を叱責する。
ラロは、マイクの罠で殺人事件で捕らわれソウルに弁護の依頼がナチョからくる。
ソウルは減刑や司法取引を提案するが、あくまで保釈を要求するラロに困惑するジミー。
ラロを逮捕に追い込んだマイクはナチョに会い、ラロにガスの店への放火を言いつけられているとナチョから告げられ、ガスに報告する。
ガスはラロを釈放させるため、マイクに裁判に有利になる情報をソウルに与えるように指示する。
一方、ガス・フリングは食品業界の会合に出席。
サラマンカとの対決に疲れていたアメリカ側のカルテルのボス、マドリガルのCEOを鼓舞するガス。
その後、ナチョと二人で共謀しロス・ポヨス・エルマノスの店舗を爆発させる。
ハワードは裁判所でジミーを発見し、HHMで働くことの回答を求めるが、ジミーに罵倒される。
※第6話のおさらいはこちら
本当に見ごたえしかない『ベター・コール・ソウル』シーズン5。
一瞬たりとも目が離せない。
冒頭の結婚手続きのシーンも「あくまで契約結婚」という流れにしたいキムに従うジミー。
だけどさー、キムすごい幸せそうに笑ってたじゃん?(涙)
ジミーが三度目なのには笑ったけど、結婚のシーンなのに全然ほっこりしなくて、むしろ緊張感で精神力ゴリゴリ削られてて、キムの若干うきうきした感じでまた感極まってたし、今これを書きながら若干泣いてる。
日本語だと、チャペルウェディングの場合、牧師(さんらしき人) が、
汝、〇〇は、▲▲を妻とし、病めるときも健やかなるときも ~中略~ 誓いますか?
誓います。
っていう定型文が一般的かと思いますが、
英語の場合、誓いや誓約、宣誓という名詞【Oath】や海外ドラマでは頻繁に出てくる、誓う、断言するの意味などに使われる動詞【Swear】は英語の定型文では出てこない。
最初の、汝の部分は
Do you take~
が使われ、
死が二人を分かつまで、のところは、
Do you promise~
なので、答えが、
(Yes)I do.
なわけです。
キムの I do.のときの顔すごくよかったなー。
結婚って決意であり、覚悟であり、自信であり、支えなんだなと思いました。
そのあと、メサ・ヴェルデのケヴィンに今まで言えなかったことを堂々と言ってのけたのも、ジミーと結婚したからなんだなって。
わたしもケヴィンと一緒で相手はジミーじゃない方がいいと思うけど、とりあえず幸せならいい。
新婚感を楽しむ二人もよかった。でも切ない。
ジミーは、ラロの件をキムに言えないよなーと思っていたけど、意外にも打ち明けたのでビックリした。
打ち明けたことで今後どうなるのかわからないけど、キムが結婚を申し出てくれたことで訪れたジミーの変化。
今までだったら、ラロを無罪にすることに対してそこまで罪悪感を抱かなかったというか、罪悪感に蓋をすることができたんだと思うけど、キムが恋人ではなくて家族になって『家族を失う』悲しみが現実となった今、ソウルではなくジミーの部分が出て、弱さが出てきたのでハラハラしてこちらの心が持たないです。
そこで悶々としていたところに現れたタイミングの悪すぎたハワード。
思わず「空気読んで!」画面に向かって叫んでいました(笑)
ボウリングの球も差し向けられた刺客も気付いてたんだよな、そりゃそうか。
ハワードなりの贖罪だったんだろうとは思うんだけど、この件に関しては【思い出させない】っていうことで風化させることが、一番の償いだと思うんだ。
それでも忘れられないことって人生たくさんあるけど、思い出す回数を減らせるとすごく楽になれる。
なので、わたしはハワード好きだけど、謝罪すればいいってもんじゃない。
でも、そこがわからないところがハワードのいいところなんだよねー・・。
頼むから、今はなるべくジミーの前に登場しないであげてください。
そして、カルテルってどんだけお金持ってるんですか・・?
保釈金700万ドルは誤訳ではないですよね?
払えるってサクッと言ってましたよね・・。
このご時世でも7億5千万円ですけども。
ちなみにホリエモン・ライブドア事件5億、村上ファンド7億円、ゴーン10億+5億なんで、ありえる金額ではあると思うのですが、アルバカーキの裁判にしてはかなり高額な保釈金だと思うんです。
ソウル、知らないうちにガス様とサラマンカの間に立っちゃってるんだよね・・。
そして、ガス様の『イコライザー』事件は今回のわたしの中でのかなりハイライトでした。
サラマンカを欺くために、自分の店もチキン爆弾で爆発させる。
ちなみに、『イコライザー』とはデンゼル・ワシントンの映画なんですけど。ホームセンターに勤める温和で物静かなデンゼル・ワシントンが元CIAの凄腕エージェントで、偶然知り合ったクロエ・グレース・モレッツが事件に巻き込まれたことで本気出すヒーロー(?)映画で、デンゼル・ワシントンもかっこいいし、クロエもすっごい可愛いので観てくださいね。
観れば、ガス様とイコライザーの繋がりがわかります(笑)
そして、カモミールソイティー+ステビアを愛飲している、ルブタン好きのリディア登場。
イタリアマフィアのボスのようなマドリガルのおじさんとリディアとガス様の三つ巴の緊張感あふれるシーン。
日和るボスに目が笑ってない笑顔で、圧力をかけるガス。
人間は復讐という目的だけのためだけに、どこまで残酷になれるのか。
むしろ復讐心が、一番生きる気力になるのか。
あと、ポヨスの新作ポテトは美味しそうでしたよね!(笑)
それでは、また。
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