U-NEXTに加入したら絶対観たいと思っていたゲームを実写化したドラマ『THE LAST OF US』、せっかくだからと積みゲーにしていたゲームとドラマを視聴とゲームを並行させつつ、どちらも完走とクリアを果たしました!
ゲームとドラマを並行して進めたの、自分的にかなりグッジョブでした。
すっっっごい楽しかった!!!
ゲームは未体験でドラマが面白かった人には全員プレイしてみてほしいぐらい本当によかったので、何がよかったのかというのを強めに書いていきたいと思います。
ネタバレは全体の一割ぐらいにとどめているので、ドラマもゲームも知らないという方も読んでいただけると嬉しいです。
ドラマ見つつ、下手なゲームをしていたためにものすっごい時間がかかった(なんやかんやで一か月ぐらいは余裕で経過している気がする)けど後悔はしてないです。
わたしはサバイバルゲームはのんびり散歩スタイルが好きで、基本的に走らなくていいところは走らないのですっごい時間かかります。
そのほかに何度も死亡するので、同じところを何度もやってます(笑)
ゲームとドラマ両方同時に記憶が新しいうちに並行することで、気づきも多く一番はエリーへの愛がドラマの相乗効果でものすごく高まったことでゲームをしながら泣くという自体になりました(笑)
ここでまず、わたしの『ラスト・オブ・アス』との出会いからお話したいと思います。
唐突に『バイオハザード』を始めたころにお勧めゲームを募集したところ、ラスアスをお勧めしてもらい、『デトロイトビカムヒューマン』などと一緒に購入。
プレイを試みるも何度も【酔い】とゲームの下手さによる【即死】に苦しめられました。
セーブデータを観たところ三回チャレンジして三回挫折。
三回目はそれでもけっこう進んでいて、ドラマでいうところの「テスのくだり」あたりまではやっていたので、色々な要因と酔いで挫折。
酔うからプレイできないと積みゲーにしたまま長い時間が経過し、HBOでのドラマ配信が始まって大評判になっているのを知っていながらも観るチャンスが訪れていませんでしたが、U-NEXTに入ったら見ることを決めてはいましたが、U-NEXT加入から数か月。
他のサブスクも観たいからU-NEXTにだらだら加入しているわけにはいかないと意を決して観始めたら大ハマりで。
テスのくだりあたりまでは、先にゲームをしていたのでネタバレをしている状態ではありましたが、テスのあたりはドラマ的にはかなり冒頭なのでどこまでドラマがゲームとシンクロしているのか、まったく違う物語になるのかこの段階では知る由もなく。
ドラマ途中までは、ゲームが追い越したりドラマが追い越したりとしていたのですが、ドラマ後半はドラマを観るのが我慢できなくなり、ラスト3話は一気見となってしまったため、最終的にはドラマを完走してからのゲームをクリアという形になりました。
結果、これは大正解。
怒涛のクライマックスをゲームで復習、緊迫した場面を追体験、感動シーンまでも自ら体験という、娯楽としては最高のものでした。
今、ラスアス1の市場価格(中古やダウンロード版)は1000円以下だけど、楽しさに対しての費用対効果が完全にバグってると思います。
以上、余談はこんな感じで以下具体的に何が素晴らしかったのか書いていきたいと思います!
『THE LAST OF US』U-NEXTで配信中
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ゲームのストーリーのよさとその解釈
まず、人にお勧めしたくなるのが100%同意しかないストーリー性のよさ。
基本的にはゾンビサバイバル
わたしは今まで『バイオハザード』を中心にプレイしていて『トゥームレイダー』などにも手を出していたのですが、ストーリー性はそこまで重視してなくて。
バイオの中では『VILLAGE』がストーリーも含めて一番好きでしたが、どちらかというとゲーム性を楽しんでる感じでした。
ストーリーを楽しんだのは、上記にちょこっと出てきたストーリーゲームの『デトロイト:ビカムヒューマン』ぐらいです(こちらもお勧めされた作品です)。
基本的に「女の子どもを守りながら逃げる」というシチュエーションに弱いっぽい。
今までのサバイバルゲームでは、ストーリーはそこまで重要視せずにプレイしていました。
そのため、ムービーはあまり観ておらず、なんなら流し見でした。
今回ほどムービーを真剣に観た作品は過去にありません。
今回はドラマを完全に観終わって最終話を迎えたあとにゲームもクライマックスを迎えたわけですが、結果、ストーリーの基本は展開はゲームとドラマはほぼ同じです。
「ドラマ、すっごい面白かった」と、ドラマ完走時に思ったけど、実はゲームですでに完成されたストーリーだったという。
このドラマの制作陣はゲームに対するリスペクトがすごいので「ゲームの世界観や物語をとにかく壊したくなかった」という思いをゲームを進めるごとに感じてはいましたが、終わったあとの感想としては「実写化にこれほど情熱を傾けられるのすごい、こんな実写未だかつて見たことがない」でした。
メインのジョエルとエリー以外のサブキャラには新しい解釈でのストーリーが追加されており、ドラマを盛り上げていてゾンビサバイバルならではの切なさや愛が描かれたストーリーが多く、何度も泣かされました。
しかし、あくまでゲームに登場するキャラクターの少しの情報から想像を膨らませた品のいい二次創作で留まっているところが素晴らしいところで、それに反して主人公のジョエルとエリーにはゲームで出てきた以外の情報追加はほとんどなかったです。
もちろんドラマなのでゼロではないけれど、この二人に関しては性格や性質、喋る内容などもほぼゲーム内と変わらなくて驚きを隠せませんでした。
実写でありがちな「エリー(もしくはジョエル)はこんなこと言わない」的なことがなかったのすごくないですか?
元はゲームですよ。信じられないです。
アメージングすぎ。
ちょっと違う風に描かれているところはありましたが(こういう風に描いたんだね、こっちもアリ)で納得できる範囲でした。
「ゲームのストーリーは物語として完璧なので、実写の都合や個人の勝手な解釈で改編を加えてはいけない」という縛りと意思のもと作られた感じです。
とにかく、「ラスアス(ゲーム)をそのまんま実写化するぞ!」ということへの心意気がすごかったです。
スタッフ全員ゲームをプレイしたんじゃないかというぐらいの元の作品への強い思いを感じて胸が熱くなりました。
実写化は、制作の愛が視聴者に伝われば伝わるほどいいということの見本のような実写化です。
キャスト
上記の愛溢れる制作陣が制作したこともあり、もちろんキャストには相当のこだわりがあったのだと思います。
まず、見た目がゲームの登場人物にかなり近い人が多かった。脇役も手抜かりなし。
そして、物語の主人公ジョエルとエリーのキャストが神がかっていました。
ジョエル役は、『ゲーム・オブ・スローンズ』でティリオンの代理闘士になるオベリンを演じたペドロ・パスカル。
オベリンとはまた一味違った今回の役柄でしたが、ゲームのジョエルの無骨さも少し残しながらペドロ・パスカルならではの柔らかい雰囲気が出ており、「ゲームのジョエルも好きだけど、ドラマのジョエルもそれはそれで」となりました。
特に、クライマックスのエリーへの愛が爆発して覚醒してしまった演技は見ごたえがあって素晴らしかったです。
さらにエリー役も『ゲーム・オブ・スローンズ』で年端もいかない娘でありながら民を統べる聡明な北のリーダー、リアナ・モーモントを演じたベラ・ラムジー。
リアナ・モーモントを演じていた時よりも少し大人になって登場。
ゾンビ社会に生きる、ちょっと生意気で複雑な心情を抱えた思春期の少女を原作のエリーの雰囲気を残しながら熱演。
実際はゲームのエリーよりもドラマのエリーは若干大人っぽく、隠し切れない賢さではありますがそこは演技力でカバー。
本当に演技が素晴らしくて。
我が家では「アメリカの芦田さん」と呼んでいました(笑)
こちらも「ドラマのエリーも好きだけど、ゲームのエリーも幼くて頼りない感じが可愛いどっちもいい」となったんですよね。
特にエリーの後半3話ぐらいの演技が神がかっており、一気見してしまったといっても過言ではないです。
才能のあるティーンエージャーやばすぎ。
そのおかげで、そのターンのゲームもすごい白熱してしまったし、ハラハラがすごかったです。
ジョエルとエリー。
ゲームはもちろん、ドラマでの二人の相性もよく二組のジョエルとエリーが存在していながら別物ではないという不思議な感じでした。
ジョエルとエリーの絆ももちろん後半に向かっていき高まっていくので、ゲームをプレイしながらわたしの中の父性も溢れていき「エリーをけして死なせてはならない」という使命感で、エリーと離れている間の不安感を感じているときや、エリーを距離の離れたところで守らねばならないピンチのときには手が震えるほどでした。
ゲームに白熱して震えてたというよりも明らかに「大切な人を失う怖さ」を感じてプレイしていたので、この相乗効果はかなりのものだったと思います。
「ジョエル(自分)がいなくなったらエリーはどうなる!?」という思いで、戦闘能力が高いジョエルで無双しており、家族に「初期のころよりゲームがうまくなってる」と言われたのもエリーへの愛からだと思っています(笑)
たぶんほかのゲームやるとまた下手になっていると思う。
そんなわけでエリーが一人頑張るあたりは、終始うるうるしていた(笑)
ここまでゲームに感情移入できたのは初めての経験です。
ゲームとドラマのジョエルとエリー両方ありがとうございました。
世界観の再現度の高さ
これ、本当にすごくて。
「実写化でここまで再現できるのちょっと変態だな」と思っていたぐらいでした(笑)
クリッカーと呼ばれるゾンビのビジュアルの再現度もすごすぎて最初笑っちゃいました。
(怖い、怖い、怖い。見た目そのまんまだけど実写怖すぎるwwwww)
となっていてですね。
ゲームとドラマ両方観た人はわかってくれると思うんですけど、何度「ドラマ(ゲーム)のまんまじゃん」と言ったかわからないぐらいです。
景色とか空気感とかちょっとした建物の雰囲気に至るまで本当に細部までこだわってるのがわかりました。
実際は、まったく同じにはならないので違うところはあるんですよ、もちろん。
でも、そのシーンで受ける印象がほぼ同じなんです。
ゲームを先にやっていたとしてもドラマを先に観ていたとしても違和感なくそのシーンを受け入れることができるってよくよく考えたらすごいことじゃないですか!?
わたしはクライマックスあたりのシーンは先にドラマを観ていたのですが、その中でとても印象的なシーンがあって。
ジョエルとエリーが二人で、ある景色を眺めるシーンがあるんです。
限界社会の中での奇跡で、エリーが童心にかえりジョエルもそんな子供らしさ全開のエリーを好ましく思い、ふたりで本当に一瞬の安らぎと幸せをかみしめるシーンです。
ドラマ観てもちろんすごくそのシーンに感動したのですが、そのシーンを観たあとのゲームプレイで、すぐに同じシーンが出てきたんですね。
(あ、あのシーンがこれから来る)と心の準備がありました。
わたしはジョエルを操作していて、走るエリーをおいかけていって、なかなか想定されたその景色が現れなくて、じわじわとエリーを追いかけていったらパーッとその景色が視界に入ってくるのですが、ドラマで一回観たのにあまりに感動して泣きそうでした。
自分で歩いて行ってその景色が出てきたのが素晴らしかったので、ゲーム制作陣があのシーンを再現したかった気持ちがものすごくよくわかったし、やってくれてありがとう!と思いました。
そのぐらいの気合と根性が入ったゲームの世界観の表現です。
素晴らしかったです!
まとめ
ドラマのハラハラや臨場感をゲームに持っていけるという今までにないゲーム体験ができて本当に最高でした。
ドラマでストーリーのネタバレをしていたとしても、実際その重要なポイントとかがどこで来るかはわからないのでドキドキ度は初見です。
ゾンビサバイバルならではの捕まったら即死系のクリッカーなどの敵はゲームの後半には怖さは薄れてはいましたが、ドラマ内ではゲームとは絶対的に違う「死んだら終わり」という緊張感があり、そのドラマでの緊張感をゲームに持っていけたのが非常に大きかったかな。
ドラマ観てからゲームやると、クリッカーなんか怖すぎてその場から動けなくなったりしてました。
ゲーム終わりごろには、恐怖心はなくなっておりほぼほぼ人間の体をなしているものを鉄パイプで必要以上に思い切り殴り倒していましたが(笑)
そして、実写は観ているだけですがゲームでの操作は自分なのでそういった意味でも主体的にできたのは今までそこまでゲームのストーリーに没入していなかったわたしは新体験。
ゲームのストーリーに没入するとこんなに楽しいのかとなりました。
そのため、エリー操作は非力なこともあり心細くしぬほどつらかったです・・・。
ここまで実写化に満足できることもそうそうないと思うので、シーズン2にも期待しています。
今回が面白かったので、続きは気になるところなのですがこれはこれできれいに終わっていると思いますので、ドラマの配信時に続編のゲームもプレイ出来たらなーと思っています。
とかいいながら、気になりすぎて続編もやっちゃうかもしれない(笑)
というわけで、ドラマが好きな方はぜひゲームもプレイしてみてください!!
それでは、またー。
『THE LAST OF US』U-NEXTで配信中
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