相変わらず韓ドラ観てる。
「韓ドラしか観てないし、Amazonで充分!」とか言った舌の根も乾かぬうちにおっくうで先延ばしにしていたNetflixの再入会までして韓ドラ観てる(笑)
なんなら韓ドラの言葉のニュアンスを知りたくなりハングル勉強しはじめたぐらいどっぷりなのですがたぶんそのうち唐突にまた違うことに意識を持っていかれるんだけど今のところはまだ飽きてないです!
というわけで、せっかくのNetflixなんでオリジナル作品を観ねばならないと思い『ペーパー・ハウス コリア;統一通貨を奪え』を視聴しました。
本家のスペインの『ペーパー・ハウス』はなんとちょうど5年前に第1話のレビューを書いています! 5年も経ってる!? って思ったけどまぁそんぐらいは経ってるよ。
大枠以外の細かいところはけっこう忘れてたもん(笑)
スペインの本家はシーズンファイナルは未視聴でレビューもまだなので、これを機に最後まで観ようかなぁと思っていますが、愛しのベルリンのスピンオフが来ているのでそっちを先にしようかなぁ。
もう本家の『ペーパー・ハウス』のシーズン1を観たのも5年も前なので、いい感じでけっこう忘れていてコリア版も楽しめたんですけどそれでも割と大事なところは覚えていたので大筋はわかっておきながら細かいところを思い出していく視聴という感じになりました。
ストーリーの8割ぐらいはほぼほぼ一緒なのでまだ未視聴の方は正直なところどっちかだけ観ればいいかなぁとは思います(笑)
わたしみたいにいい感じで忘れてる人は二周目で国を変えてもいいかもしれない。
違いを楽しむのもありだし、一言で言えばラストが若干違った。
話はほぼ一緒なのに国の雰囲気や文化資本が違ったからかわたしはどっちも面白かったです。
なんだろう。
ほかの韓ドラもそうだったけど、韓国は国や政治への不信感や怒りをドラマに描けていいね?
最近は日本のドラマそういうのないもんね。
違った2割はその文化資本的な部分で、そこがラストの違いやキャラクターの違いに繋がっていたのかなと思います。
あと、コリアの方が最近のドラマなので本家スペインと比べて色々ITなどの進化を取り入れていた部分もあり、そういう最新アクション的な部分も楽しめました。
韓ドラというとカーも含めたアクションなのでそこもちょっと派手めではあった。
結果、どっちもそれぞれ魅力があって面白かったので『ペーパー・ハウス』そのもの自体の魅力みたいなのも感じて楽しかったです。
正直、ストーリーは突っ込みどころだらけなのでそういうスタイルはそれはそうっていうのも含めてなのですが大満足しました(笑)
シーズン2のコリア版なんならすごく楽しみだし、韓国ベルリンさんのスピンオフも作ってほしい。
スペインチームもそれはそれで好きなんだけど、コリアチームもすごく好きになってしまった。
簡単にいうとスペインチームならではのお洒落さ、コリアチームは真剣さでどっちもいいです。
基本的には、メインキャラクターの大幅な改変などもなく役者さんたちの本家キャラクターへの解像度も非常に高く演じられていて感心しました。
1人だけ全体のストーリーをつなげるためにちょっと違ったけどあとはほぼ一緒。
またスペイン人と韓国人という根本的な人種的なルックスの違いがありながらも見た目やイメージを極力寄せていく力業も気合を感じましたね。
ヘルシンキさんとモスクワさん(笑)
それでも色々感じるところもありましたので、ここからはキャラクターのスペイン本家とコリアの違いについて語っていきたいと思います。
せっかくなので忘れた状態のままうろ覚えで詳しいことを思い出してない本家、記憶が新しいコリアという状態のままで語っていきたいと思います。
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【強盗チーム】
・教授
韓国版ではみんなキョス、キョス言っていて、我が家でもキョス呼びになったのでここでも使わせて頂こうと思う。
正直、スペイン版も韓国版もキョスはポンコツだったけどキョスに関していえば韓国版のほうがよりポンコツに感じていた。
スペイン版のキョスはちょっとポンコツ方面にイカれていたので安心感が多少あった。
しかし、韓国版は非常に頼りなくてハラハラしっぱなしでスペイン版より作戦失敗200%の未来しか見えなかった。
極めつけにはクライマックスのどアップでわざとかどうかわからないけど鼻毛がガッツリ出ているシーンがあって、最終話の最終カットまでキョスが画面に映るたびに出てないか確認してしまう事態になって話が入ってこなかった(笑)
相変わらずこの人についていこうという気になったみんなの心理がわからない人だったのでドラマとしては成功だったのだと思う。
・トーキョー
圧倒的に韓国版のトーキョーの方がよかった!
可愛く頼りになるいい子で「こういうトーキョーが見たかった」というトーキョーだった。
スペイン版のトーキョーには終始イライラしていたけど全くイライラしなかった。
韓国版のトーキョーがなぜそんなにキョスのことを信頼しているのかだけがわからなかったけど、そこはいいかと思った(笑)
文句なし。トーキョー本当にかわいくて素晴らしかった。
・デンバー
スペインのデンバーの特徴的な笑い方を韓国の役者さんがマスターしていて要所要所に入れていたけどそこまでは笑ってなかった。
ファンサ的な感じでちょっとだけやっていた(笑)
スペインのデンバーも好きだったけど、韓国版デンバーはとにかく顔がいい。
スペイン版デンバーはイケメン枠ではなかった気がするけど、韓国版はデンバーに二枚目枠の一人目を任せた。
とにかくずっと顔がよかったので顔を見てしまっていて顔がよすぎるのも話の邪魔をすると思った。邪念が入りすぎる。
役者としてメリットが多い「顔がいい」もよすぎてもよくないんだなと思っていた。
顔がよかったのにスペイン版のデンバーがそこはかとなく懐かしい。
今はスペインのデンバーに会いたい気持ち。
・モスクワ
デンバーのパパ。
めちゃくちゃいい人。
大好き。
スペインも韓国もどっちもいい。
モスクワさんもスペインに見た目が寄っていて素晴らしかった。
・ナイロビ
スペインのナイロビさん大好きだったし、最高だったからなー。
前提が不利になってしまったしシーズン1はそこまで見せ場もなくて。
シーズン1が終わるころには好きになっていたけどスタイルがとにかくべらぼうにいい人だったという記憶しかない。
最初の印象は足が超長い
シーズン2では注目されると思うので楽しみです。
・ベルリン
唯一、スペイン版とかなりキャラクターに変更があった人物だと思う。
飄々とした自己愛強めスペインベルリンさんと対照的に、韓国ベルリンさんは違った意味での強めタイプ。
自己愛も強いけどスペインベルリンさんほどじゃない。
思想もだしワイルドだし武闘派だしでそのため見た目も寄せられてなかった。
途中まではけっこう本家に近い感じなんだけど後半かなり本家と遠ざかったと思う。
韓国の価値観にスペインのベルリンさんが合わなかったのかもしれない。
わたしはスペインのベルリンさん大好きだったので、最初は懐疑的に見ていたけど最終話ではかっこよくて痺れた(笑)
キョスがポンコツ過ぎた分、ベルリンさんの頑張りが光ったペーパー・ハウス・コリア。
見た目もかっこよかった。ベルリンさんラブ。
見た目がスペインにかなり寄せてあったヘルシンキさん。
スペインの方がヘルシンキさんとオスロさんの絆が深い感じがしたかな。
ヘルシンキさんとナイロビさんの友情が描かれるのはシーズン2なのでこちらもナイロビさんと一緒でシーズン2楽しみなメンバー。
・リオ
たぶんイケメン枠だった。
全員の末っ子だったけどスペインのリオの方が可愛げがあって好きだった。
韓国リオ超生意気で差別主義者だったから全く好きになれなかった(笑)
ベルリンさんが可愛がっていたけどマジで撃っちゃえばいいのにと思っていたほどうざかった。
スペインのリオと交代してほしい(笑)
【造幣局局長】
クズおじさんを1000人合わせて煮こごりにして生み出されたとしか思えない、クズおじさんの極みアルトゥーロ。
アルトゥーロは韓国俳優さんの演技力をもってしてもあのクズさは表現できないかと思っていた。
しかし見進めていくうちどんどんその醜悪さが出てきたのと同時にアジア系の見た目になったことで日本人のわたしの嫌悪感がさらに増す事態に(笑)
愛人を殴ろうとしてたのが一番最悪だった。
いいところが一つもないところはスペインと同じだった。
【局長の愛人】
韓国の愛人は大塚寧々にそっくりで美人だった。
スペインのほうの愛人は弱々しくてイライラしたけど、韓国の愛人は芯が強そうだった。
あんな男(局長)を一瞬でも好きになるなんて女の価値を下げるので本当にやめてほしい。
韓国デンバーは顔がいいので仕方ない。
【女ネゴシエーター】
キョスと一緒でスペインよりだいぶ勘も鈍くなにしろ男の趣味が悪いのが最悪だった。
キョスはともかく元夫最悪すぎない!?
スペインは鉛筆で髪をまとめていてそれはやらないようだったけど、いずれにしてもチャ大尉の方が有能すぎてなぜ現場を取り仕切ってるんだ・・・という疑問しか相変わらずわかなかった。
スペイン、韓国ともにどちらもいいところなし。
もう矯正できないと思うけど、スペイン、韓国ともに美人なんだしもうちょっとまともな男を好きになった方がいい。
【まとめ】
スペイン版の時より時代が進んでいたこともあり、ジェンダー的な意味合いでなのか国的な価値観からなのか韓国版は女性が強めで、ピンチに女性が活躍する場面も多く見ていて爽快で楽しめました。
スペイン版がよかったと思うところと韓国版がよかったと思うところもあり正直どっちがよかったかはもう好みの問題になってくると思います。
韓国のほうがバイオレンス色が強くてスペインはワタワタしてたかなー(笑)
南米などのスペイン語圏でもスペイン版の『ペーパー・ハウス』は当時流行っていたようでポンコツぶりに突っ込みながらわいわい楽しく見るという見方をしていたようなのでそういった意味でもどちらの『ペーパー・ハウス』も楽しめると思います。
本家はファイナルを迎えており、ラストが本家と違った韓国版がシーズン2以降どういう風に向かうのか楽しみです。
すごく観ていて楽しく観てよかったです。
というわけで、
それでは、またー!!
次は韓国ゾンビ『今、私たちの学校は…』を観ています!
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