国際エミー賞受賞作品!
ネットフリックスオリジナルドラマ『ペーパー・ハウス』。
現在シーズン2まで配信されていて、今年シーズン3が配信される予定です。
海外ドラマにハマって、主にアメリカ、イギリス作品を中心に観てきました。一部、『ウェントワース女子刑務所』などはオーストラリアですが、スペインドラマは初めてです! 口コミでの評判がすこぶるいいので観てみました。
以下、第1話のだいたいのストーリーと率直な感想(ネタバレほとんどなし)と多めの余談を書き連ねていきたいと思います。
※画像はNetflix公式サイト『ペーパー・ハウス』にリンクしています。
まず、かなりざっくりした『ペーパー・ハウス』の大筋は、強盗団の話です。過去にけっこうな犯罪を犯している指名手配をされているような面々が、ある人物にスカウトされて集まり、造幣局を襲うというのが第1話です。
わたしレベルの教養のない人物のスペインの知識といえば、ガウディーのサグラダファミリア、フラメンコ、闘牛、パエリア、アヒージョ、そして、上記ポスターのお面にも使用されている、スペインの画家、サルバドール・ダリぐらいしか思いつかない・・、スペインの知識が貧弱すぎる!(笑)
そんなわたしも、人生色々あるものでスペイン文化(?)に触れる機会があったんですよー。福島県会津にあるダリの美術館に行ったことがあるんです。
この美術館は、スポーツ用品ゼビオの創設者の諸橋氏という方が個人で収集していたダリを中心としたコレクションを展示している美術館なのですが、建物、展示品含めて、今まで行った美術館の中で一番感動しました。
なのに、入館料が1000円以下という圧倒的コスパ。
絵だけじゃなくてダリの彫刻も展示されているんですが一言でいうと、ダリ、マジでヤバいです。
わたしは、アートは(も)よくわからないので、ダリのテクニック的なすごさとかは全く語れないんですが、作品という作品から生命力とか、得体のしれないパワーがガンガン出ていて、アート作品を観てそういう衝撃を受けたのは、生まれて初めてでした。
これが本当のパワースポットと思ったぐらい。
そして、日本でこんなにダリの作品を拝めるなんて奇跡だなーと。
大河ドラマ『八重の桜』にハマって、復興応援も兼ねた聖地巡礼に行ったついでにこの美術館にも行ったのですが、本当に行ってよかったです。
もう一度機会があれば行きたいです。
ちなみにこちらの美術館は冬季は休館してます。今年(2019年)は4月からまた開館するようですので、興味のある方は旅行のプランのひとつに是非ご検討を。
福島とっても、いいところですよ!
いい観光地いっぱいあるのに、グイグイ来ない感じがすごく気に入りました。
蛇足ですが、『八重の桜』の聖地巡礼で一番驚いたのは、大河ドラマ館みたいなところで展示されていた綾瀬はるかの衣装です。明治初期の襟の長い、お尻の出っ張ったどっこも一ミリも伸びない重厚なカーテンみたいな生地のドレス。
みなさん、綾瀬はるか芸能人にしては比較的グラマーだと思ってますよね。
わたしもそう思ってました。しかし、ドレスがめちゃくちゃサイズが小さい!!(驚)
首長い、腕細い、肩幅狭い、コルセットしてるにしてもウエスト激細。
ウェディングの会社がよく展示している、長期間展示でちょっと薄汚れた(こんな子どもサイズのウエディングドレス、誰が着るの・・)レベルの小ささでした(笑)
歴史的なものを感じに行ったはずの旅行で、芸能人の人間離れしたスタイルと、スペインの画家ダリに感動するという非常にいい旅でした・・・。
と、また話が激しく脱線したところで、
話をドラマにようやく戻します(笑)
というわけで、スペインの知識ほぼゼロのわたしがスペインドラマにチャレンジするのはどうだろうと思ったのですが、第1話を観終えた感じでは、今後に期待大です。
去年(2018年)観ていた海外ドラマでは、『モーツァルト・イン・ザ・ジャングル』のメインキャストがメキシコ人、『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』と、メキシコがらみの話が続いて、スペイン語はすでに馴染んでいるので大丈夫かと思ったのですが(基本的には完全字幕派なので)スペイン人の話すスペイン語、南米人と全然違う問題勃発(笑)
やはり、英語は喋れないとはいえずーっと聞いてるので馴染んでいるし、そうはいっても多少はわかっている部分もあるかと思うのですが、スペイン語の馴染みがなさすぎて、このドラマだけは吹き替えにしようかと一瞬思いましたが、とりあえず第1話はこのまま続行。
強盗の計画を立てた人物が強盗団のメンバーをスカウトし、完璧な計画遂行に向けて5か月かけて計画をみっちりたたきこむところから物語はスタートします。
それぞれの個人情報は後々のため明かさないルールとし、計画の首謀者は『教授』と呼ばれる以外は、それぞれのキャラはコードネームとしてわかりやすいように都市名とされるのですが、主人公の女性は『TOKIO(トーキョー)』です。
それだけでも、日本人のわたしはちょっと嬉しかったです(笑)
その他の強盗団のメンバーは、男性は実行犯のリーダー的存在の元宝石強盗の『ベルリン』、元鉱山労働者の『モスクワ』とその息子の『デンバー』、ハッカーの『リオ』、元兵士の双子、『ヘルシンキ』と『オスロ』。そして、まだ1話目では役割がはっきりしていない女性の『ナイロビ』です。
都市名っていうコードネームがかっこよくて、(わたしだったら、どこを選ぶか・・)と一瞬考えてしまいました(笑)
終始、そういう感じで、アメリカ作品にも、イギリス作品にもない独特のカッコよさみたいなものが作品中に現れています。
カメラワークにしろ、衣裳にしろ、今まで感じたことのないちょっとした芸術感みたいなものでしょうか。
強盗の舞台になる場所もそうだし、上記に貼ったポスターひとつみてもそうですが、色使いがうまくて、強盗団なのに超目立つ真っ赤なつなぎに、マスクはダリだし、高校生の制服のハイソックスの色が赤なのにもびっくりしました。
これはドラマだからソックスの色が赤なのか、スペインは普通に赤なのかはスペイン知識ゼロのわたしには定かではありませんが、赤いハイソックスの団体には非常に力強さを感じました。
この強盗団の赤のつなぎがすごいかっこよくて、海外サイトではこのダリのお面つきのコスプレ用のつなぎがけっこう安価で売ってて、ちょっと買いそうになってしまったほど(笑)
まだ、第1話なのでキャラ的にも触りしか触れられてないし、顔と名前もなんとなくしか一致していない状態で馴染んできていないので、キャラクターの性格とか過去とか、深掘りされて愛着がわいてくるとグッとドラマに入り込めそうな予感はします。
まだ、【敵】的な存在もはっきりしていないので、そういう状況になれば盛り上がりもすると思いますので。
あと、最後に、第1話から少し笑ってしまったのが、自分の命すら危ぶまれる危機的状況でも、『家族に不倫がバレると困る』 ということを気にする既婚男性は世界共通なんだなというシーンがあったことです。この不倫男も今後、物語のキーマンになりそうなのですが・・(笑)
というわけで、今のところシーズン2含めても全15エピソードと短いので、最後まで追うつもりではいます。
また第2話のレビューでお会いしましょうー。
それでは、またー!
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