たま欄

※当サイトの企業リンクはアフィリエイトを使用しております

ウェントワース女子刑務所 シーズン5の総評っぽいものその2(看守編)ネタバレしかありません。

ウェントワース女子刑務所シーズン5の最終話が終わって約二週間です。
先週は囚人編の総評記事を投稿させて頂きましたが、文字数がかなり増えてしまったため、シーズン4総評と同じく囚人編、看守編と分けさせていただきました。
すみません、何度も足(手? 目?)をお運び頂いて。
 
 だって、書きたいこと多すぎて長くなっちゃうんだもん(笑)
 
最近はおかげさまで駄文ながら、ウェントワースのレビュー記事にお褒めと共感のお言葉を頂く機会も何度かあり、本当に心から嬉しく思っております。
そう言っていただけることが申し訳ないほどの知名度もアクセスも低いブログですが、これからもなにとぞ宜しくお願い致します。
 
でも、さすがにもうみなさんウェントワースの話もお腹いっぱいだと思いますし、配信の終わったウェントワースのことも記憶が薄くなってきたかと思います(わたしもですが)ので、この記事をもってウェントワース女子刑務所シーズン5の記事は締めとさせて頂きます。

 

meganetamago.hatenablog.com

 

 

それでは、張り切ってウェントワースシーズン5最後の記事、看守編をすすめていきたいと思います。

 

看守編はどういう人物の順番で言及しようか考えましたが、やっぱり最後はヴェラで締めたいので、男性スタッフのことを最初に書きたいと思います。

 

まず一人目は、ウェントワースの看守イチ運の悪いお人よしウィル・ジャクソンについてです。

今シーズンは、副看守長の職務も追われ、ジェイクの件も売春宿経営クズ所長にリークしたにも関わらず不問にされたり、恋に溺れて目が曇ったヴェラへの進言が通らなかったり、ジェイクとの確執の件やカズとの行き違いなどで揉めることも多かったウィルですが、やっぱりウェントワースに欠かせない看守の一人であることは間違いないとシーズン5で思った人も多かったのではないでしょうか。

ただねー、圧倒的に運が悪いし、色々タイミングが悪い(笑)

シーズン5でも、気持ちだけ空回りしてる部分が多かった。

もっと、こう用意周到に計画的に進められる力量が彼にあれば、今頃もっとウェントワースも変わってたかもしれないし、正義感以上に野心があればよかったのに。

そう、彼に足りないのは野心。いかんせんいい人すぎるんだよね。

毎日、投獄されるほどの犯罪者に囲まれて仕事してるんだから、もっと人を疑おう。

 

ただし、今回は直前まで揉めていたカズを移送中に、フランキーの脱獄計画のせいで事故に遭い・・って、そういえば囚人編で書き忘れたけど、この事故はフランキーのせいだったんだよね! こんな大きな事故を起こしたのに、特に反省もしてなかったフランキーのこと、リアルタイムでも腹が立っていたけど、事故を起こしてカズに大けがを負わせたりしたことは特に気にも留めず普通に自由に過ごしたうえ、シーズン5最後のフランキーの解放感に溢れたシーンが今蘇ってきて、またぶり返して腹が立ってきた。

みなさん、これが女特有の思いだし怒りですよー(笑)

ブリジットとフランキーの件は後で書くつもりなので、一旦落ち着いて話を戻します。

 

で、その事故で命がけでカズを救ったことは直前までカズと揉めてたのに、本当に偉いなって思ったし、看守ってどんな犯罪を起こした者の命も守らなきゃいけない仕事なんだって思いました。そして、この一件でカズとの仲を修復させ、協力関係を築いたウィル。カズとのコンビはすごく好きでした。

正義のため、大義のために動ける2人だから、ウェントワースの良心コンビだと思います。

今回は、シーズン5の最後で、ファーガソンを自らの手で仕留めようと思っていたカズを守ったのか、それとも自分の意思もあったのか、大胆な行動でファーガソン生き埋めに加担したウィルでしたが。ジェイクだと思ってたら、まさかのウィルで、衝撃を与えてくれました。

シーズン5の最後がそれだったんで、シーズン6ではウィルは自分の身を守り切れるのか心配です。まさか自首とかしないよね。

みんなで協力して口裏も合せて、闇に葬ったほうがいいよ!

ファーガソンのためにもったいないよ!ってことで、今後、闇落ちしないか心配なウィルです。

 

次は、愛に目覚めてしまったジェイク。

シーズン5のジェイクは個人的には人間味に溢れていて嫌いじゃなかったです。

ちょっと売人の件は、ネタがなかったのか引っ張りすぎて、途中おなかいっぱいになって気持ち的に萎えた部分もあったけど、でも後半は盛り返したと思います。

金のため、麻薬のために行動して、小悪党としてファーガソンの手下としてやっていたジェイクが、ニートラップを仕掛けたヴェラと接するうちに本当に愛してしまった。

今までニートラップに無縁な人生を歩んできてしまったので、深く考えたことなかったけど、ニートラップを仕掛けた側が情が移ってしまい、愛してしまうことって実際ありそうな気がするなーとジェイクを見て思ってました。

今回は本当にヴェラを守ろうと、ジェイクなりに頑張ってたと思う。

特に、ヴェラの自宅に麻薬のブローカーが来て、ヴェラを脅した後。

いままではうっすらそうかなと思ってたほどだったけど、あー、やっぱりヴェラのこと本気になっちゃったんだなってみんな思ったと思う。

ヴェラを愛してしまったことで、自分の今までの罪の重さとファーガソンへの恨みを募らせ、ジェスパー殺害の件もウィルにバレてどうしようもなくなったジェイク。

今回のシーズンでのジェイク最大の個人的な見せ場は、バッサリ振られたヴェラに縋ったシーンでした。あの時の顔とかしゃべり方とかが本当に印象深い。

ジェイクがアリーの脱獄計画を知ってしまったことで、ファーガソン生き埋めの首謀者になったことは想像に難くないですが、ファーガソンもソーニャと同じタイプで自分の力に慢心して油断するタイプなんだなと思った。

ウェントワースは、無駄に社会に敵を多く作るのはよくない

って教えてくれる社会派ドラマです(笑)

で、今後シーズン6ではジェイクはヴェラたんに許しをもらえるのでしょうか。

ジェスパー殺しの件もあり無理だと思うけど、撚りを戻しお互いHappyっていう展開も観てみたい気もする。

でも、犯罪って証拠ありきで本当に『推定無罪』なんだなーと思う。

エビデンスエビデンス言い過ぎ、海外ドラマ(笑)

証拠を残さなければ何をしてもいいのか!?っていう疑問も生まれます。

実際、ヴェラも実母のことあるし、罪に問われてない事件けっこう色々あるもんなー。

 

次は看守じゃないけど、とうとうウェントワースを去ってしまったブリジットの件。

個人的にすごい感情移入しちゃったなー。シーズン5のブリジット。

カウンセリングのプロなのに、自分の感情のコントロールはやっぱりできないのが人間の難しいところ。

わたしは下戸なので無理なのですが、何かあったときに仕事に支障をきたすほど酒に溺れたりとか、精神を病んだりする。

過去レビューでも色々言ったけど、今これを書いてる時点での感情は、『仕事に私情を持ち込まない』っていうのはできるときとできないときがある気がするんだよ。

特にブリジットの場合は、仕事場にその私情絡みの人が居ていちいち精神をかき乱してくる行動していたわけだし。

そして、いくら刑務所で知り合った人と恋人関係になったとはいえ、殺人の罪で捕まって証拠も出てきている恋人をどこまで信じられるかって難しいところだと思う。

信じたい気持ちもあるけど、全部まるっと信じられずに疑う気持ちも出てくるだろうし、もし万が一本当に殺人を犯していたとして、罪を償って出てくるまで一生を棒に振ってまで待ってられるかっていう選択を迫られるのかなり厳しいと思うんです。

特にフランキーはあんなんだし、刑務所内の女に手を出してしまう可能性ももちろんあり、自分より若くて美しくそばにずっといられるアリーが候補に挙がっていて、こちらは触れ合うこともできない状況では・・。

もう、フランキーも含めて何もかもから逃げて距離を置きたいと思うのは、当然の決断だったと思う。

しかも相談者がヴェラしかいなかった、という絶望的な環境だったわけだし。

フランキー振られてめちゃくちゃ泣いてたけど、ブリジット側からみれば、あれで別れたいと思わないほうがちょっと変なぐらいの状況だったと思うよ。

シーズン5の最後で、同僚と楽しそうに会話しながら職場から出てきたブリジットを見て心底ほっとしました。よかった元気そうって。

なのに、脱獄直後のフランキーにアイラーヴューと遠くから笑顔で叫ばれる!

落ち着きを取り戻した精神状態をまたかき乱されてしまった。かわいそう。

シーズン6のブリジットは、脱獄したフランキーに巻き込まれてひどい目に遭いませんように。ましてや犯罪に手を染めてしまうことがないように心から祈ります。

 

最後、看守長をとうとう追われてしまったヴェラの件です。

ウェントワース、第二の主人公はフランキーでもファーガソンでもなくヴェラじゃないかな(笑)

シーズン1からウェントワースに欠かせないヴェラでしたが、なんていうかよくも悪くもヴェラは『看守』でした。

NO 看守 NO LIFE

なぜ、看守の役にあの小柄な女優さんが選ばれたのかわかりませんでしたが、今回それが少しわかったような気がしました。

今までもプライベートは毒親に潰された人生だったし、もしかしたら看守という仕事も親の勧めかコネだったのかもなー。そういう描写はなかった気がするけれども、職場というのは母から離れられる唯一の場であり、人の指示を聞くのではなく、こちら側から指示を出せる場でもあった。

ファーガソンの出現で色々大変な目にも遭ったり、囚人から病気を移されたり、辞める機会は山ほどあったと思うんだ。

でも、それでも絶対やめない。

もはや、生活のためだけであそこまでできない気がするし、少なくともわたしにはできない。

 

そして、今回はヴェラの人生でもしかしたら初めてかもしれない、衝撃的な大失恋を経験。

こないだツイッターで拾った情報なんですが、何故、自分のことを好きになってくれる人を好きになれずに、脈がなさそうな人ばかりを好きになってしまうのか? という問いに精神科医の方が、自己肯定感の低い女は、自分を好きになるような人とは気が合わないと思ってしまう、自分のことが嫌いだから自分のことを嫌いな人のほうが気が合うと思ってしまうからだと答えたそうですが、これ、実体験も含めてものすごく納得で、ヴェラも多分そういう恋愛遍歴だったと思う(勝手にそう思うだけだけど)

なので、わかってたと思うんだ、ヴェラも。

うーーーーーーーーーっすらと、この男は信用していいのかどうかっていうの最初はすごく思ってたと思うし、自分のことを好きになるなんて頭がおかしいと疑ってかかっていたはずなんです。

でも、付き合いが長くなるにつれ情が沸いてくるのと反対にちょっと怪しいと思う面もないと思ってなかったらちょっとまずいと思うぐらいだった思うけど、恋は盲目だしヴェラのことだから実際のところはわからないけども。

でも、ジェイクの気持ちが途中から本気になってきて、ヴェラもそれを感じるようになった。自分のそばにパートナーがいる喜びをかみしめてたと思うんです。

憎きファーガソンに、自分の闇をよりによってそのパートナーが話してたかと思うと、そういうヴェラだからこそ、ショックも大きかったろうと思うとさすがにいたたまれなかったです。

で、その恋に溺れていたせいで仕事に影響が出て、ウィルの忠告も無視し、麻薬の売人の件もつきとめられず、看守としての仕事を全うできなかった。

 ブリジットのこと叱ってたけど、ヴェラも仕事に色々影響してたじゃんか(笑)って今は思うけど、でもヴェラだからしょうがないって思ってしまう自分もいる。

 そういったわけで、看守長としての仕事は荷が重く降格させられてしまったわけだけど、憎きファーガソンのはずなのに、そのファーガソンの命を、必死で守ったのはなぜだ!?

シーズン4ではビーのファーガソンへの復讐に加担したのに、あの場でファーガソンを死なせなかったのは何故なのかというのが、今回ヴェラの最大の謎です。

ビーを死なせてしまったことを、ヴェラなりにめちゃくちゃ後悔してたのかな。

でも、ファーガソンとビーはまた別物じゃないかなー。

命に優劣をつけないっていうのはきれいごとだけど、そう簡単に割り切れるもんですか?

ファーガソンには個人的に恨みもあるだろうし、あそこでファーガソンを死なせてもヴェラにお咎めはなかったことを考えると、もやもやする。

シーズン6のヴェラは少し成長してくれるでしょうか(笑)

 

ここまでにそれぞれのキャラクターを掘り下げられるドラマは、ウェントワースのほかにあんまり見当たらないです。

わたしの思い入れが強いだけと言われればそれまでなのですが(笑)

 

完全にわたくしごとですが、兼ねてからの懸案事項であった、NETFLIXに思い切って入会しまして。ネットフリックスでしか観られないドラマや映画が数々あるということと、ウェントワースロスもあり、おそらくウェントワースより有名であろう女子刑務所ドラマ『オレンジイズニューブラック』を観はじめました。

まだ第1話しか観ていないので、状況も面白さもわからない段階なのですが、ウェントワースのシーズン6が始まるまでの穴を埋めてくれることを願っています。

 

そちらのレビューもぼちぼち書いていきたいと思いますので、オレンジイズニューブラックファンの方がいらっしゃったら、そちらのほうの応援もよろしくお願いします。

 

それでは、またーと言いつつ、最後にもう一度言わせてほしい。

シーズン6ではビーの生きている姿が見たい。

 

<スポンサーリンク>