ウェントワース女子刑務所 シーズン5第9話です。
邦題は『卑劣な看守』というタイトルでしたが、
(ウェントワースの看守たちは、頭悪くて鈍感すぎるとは思うけど卑劣ってほどか?)
って思ったので、原題を調べて見ました。
原題は『Snakehead』。
「Google先生~、Snakehead ってなんですかー?」
「・・ライギョ」
「・・ライギョ?」
「そう、雷魚っ!!」
雷魚のことだそうです。
(画像は結構グロかったので、自主規制。興味のある人は雷魚で検索っ!(ウィキペディア:ライギョ))
スラングも調べたけどわたしの調査力ではわからなく、やっとそれらしき情報にたどり着いたのが、中国人の密航を斡旋する地下組織の俗称が蛇頭(スネークヘッド)だってことぐらいで、雷魚のことじゃなくて、地下組織の俗称をタイトルにしたのかなと思いましたがさすがに『卑劣な看守』は意訳しすぎでは? と思いました。
訳す人も多分意味がわからなかったので、内容に合わせた邦題で落ち着いたんでしょう。訳す人が卑劣な看守に感じたのでしょうね。
わたしなら、『麻薬の売人』ぐらいにしとくかなー(笑)
そういったわけで、第9話です。
今回のメインストーリーは、ウェントワース内に麻薬を流通させているのがジェイクとやっと判明した件を深掘りする回でした。
サブエピソードにリズのことと、あと新事実が一個判明。
今回出た新事実がおそらく最終話への伏線となるのでしょう。
※以下、ネタバレありの感想です。
第9話まで色々なことあったけど、今回も含めてなんだけど全体的に話がもったりとしているように感じる。
ジェイクの件は正直引っ張りすぎじゃないかな。
あとこれ終わったら2話しかないのに、最終話までまさかこの件引っ張るつもりなのだろうか。
アリーも巻き込み事故みたいな形でカズからジェイクの件の証言をお願いされるし、フランキーへの脅迫がアリーへのけん制と思ったフランキーとで、カズとフランキーの板挟みにあってすごいかわいそうだった。今回は子どもを守るという形でジェイクの件は言わなかったアリーだけど、既に脅迫に合っている以上、今回言わなかったからといって新たなことが出るたびに脅されるだけでは? という気にもなったし、アリーを直接攻撃すれいい話なのになぜフランキー?という疑問もわいたし、そもそもアリーが脅迫されてるわけじゃないから、フランキーがフランキーパパに相談すべき内容だったような気がしなくもない。
パパに危ない橋渡らせるよりも、他に相談すべきことがあった気がする。
そして、ウィルからジェイクのこと聞いたヴェラですよねー。
ジェイクがいつ副看守長になったのか記憶にないのですが、本人は公私混同してるつもりがないとしてもウィルから聞いた情報も、秒で右から左にジェイクにダダ漏れさせてて、口軽すぎるし、ウィルがカーッとなって言ってしまった「売人とヤッてるくせに!」はさすがにボス相手に言い過ぎだよ、ウィル・・って一瞬思ったけど、(でも、事実だしな)って思ってしまった(笑)
ボス相手に暴言を吐く、ウィル・ジャクソン・・。
ボスがヴェラ、ウェントワースの看守長がヴェラ・・。
なんかもうここまで来るとすべての諸悪の根源が、ヴェラがウェントワースに勤務してるからのような気がしてきた。
ずーっとブログでも申し上げてることなんですが、ヴェラのことは人間的に嫌いじゃないけど、圧倒的にヴェラに向いてない看守という仕事。
消去法にしても、ただ真面目に勤務していたというだけで出世していい職業じゃない気もするし、ヴェラ、ファーガソンが看守長時代からそもそも目を付けられて嫌がらせも受けたりしてたし(ヴェラ以外にもみんなやられてたけど)、ファーガソンがそんなヴェラに何故か粘着して、ジェイクを刺客に放たれて所内に麻薬蔓延したり、ハニートラップにかかって大事なことを見落としたり、フランキーが戻ってきてブリジットの心が壊れたのも、ビーがあんな目に遭ったのも、全部、ぜーんぶ、ヴェラが看守をやっているせいって思えてきた。。
どうせ、この先ジェイクの麻薬問題がバレたら責任とって退職しなきゃいけないし、女としても騙されてたことを知らなきゃいけないし、ボロボロになるのが目に見えてるから、一刻も早く転職したほうがいいと思うけどファーガソンの手回しで、まさかのジェイクのこと露見しない展開とか!?
で、ウィルは失脚するけど、ヴェラは無事っていう。
いや、ないない。っていうかそんな展開あって欲しくない(笑)
ファーガソン、ジェイクに心酔させてヴェラ潰すって言ってたし、これ以上ジェイクのこと引っ張られるのにもこっちもイライラしてきてるし。
ヴェラにはウェントワースでの騒動の責任とって去ってもらってどこかで穏やかに幸せに暮らしてもらい、新しいものすごくメンタルの強い看守長を外部から迎えてもらわないとファーガソンは倒せないと思う。
そもそも、囚人同士でなんとかさせようとするの間違ってない?(笑)
本来、精神病棟の刑務所に入れるようなファーガソンを一般棟の囚人と一緒にしてること自体人権問題だのなんだの言ってるけど、ヴェラの力不足にほかならないわけだし、そこに気づかない鈍感さがヴェラのいいところでもあり、悪いところでもある。
なにしろこの件はずるずる引っ張らずに、そろそろ終結を迎えてほしいのです。
というわけで、リズもちょいちょいヴェラに色々言ってたのに、それどころじゃなくて頭おかしいおばさんとしてほっとかれてたら、とうとう心が壊れちゃいました。
ブリジットもいなくなってるし、どうすんの。
なんやかんやでこれもヴェラのせいじゃん(笑)ってなってくる。
夜眠れなくて取り乱したりしてたのに、鼻歌交じりで楽しく庭仕事するリズ、目が据わってる。
ブルドーザーで義母を轢いたときみたいに、ソーニャから渡された鋤でソーニャの頭かち割るのかと思った(汗)
ドン(ハニートラップ刑事)を殺した証拠を見つけるとか言ってるけど、ファーガソンも認めたサイコパスのソーニャにリズが勝てるだろうか・・。
傷も治って若返ってつやつやしてるしさ、ソーニャ。
あと、今回フランキーが面倒見てたイマーンという(難民の女性?)受刑者が、フランキーをストーカーしてたうえ死んだ、マイクと繋がりを持っていることを発見して次の話に続く!というのが新展開でした。フランキーのネックレスも盗んでたし、フランキーのベッドに妹の写真置いたのもジェイクじゃなくてイマーンなんじゃないの!?って思ったけど。身近に新犯人容疑者が出てきた方が冤罪を証明できる可能性高くなるけど、脱獄する意味なくなっちゃうよね。
あと、脱獄が露見したときの刑期延びるのが半年っていうのが短くてびっくりしました。それじゃ、脱獄も企てたくなるわなと思って(笑)
最後に、今回これだけ言っておきたかったので付け加えさせてください。
このままだと、カズがかわいそうです。
今回のエピソードでは夜中に急にたたき起こされ呼び出されたことを始め、すごい孤独感を味わってると思います。
アリーがビーのこと好きになった時だって、最終的に受け入れててえらいと思った。
優しすぎてボスには向いてなかったけど、いつだって、自分のことより他人のために色々頑張ってきてたカズがこのまま報われないのはあんまりだ。
カズのこと、最終話までになんとかしてあげてください。
カズのためにも、次ぐらいでビー帰ってきて!!
第10話の感想はこちら ↓ ↓
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