第5話は、エディとサラの息子ホークのガールフレンド問題と、エディとサラとカルの三人の複雑な人間関係。そして、組織の収入源及びFBIの潜入捜査の話と盛りだくさんでした。
※以下、ネタバレありの感想です。
冒頭、エディの7Rの修行スタートの件。ガイドは10Rのカル。
何故か森の中にひたすら穴を掘らされる。これ、なんの修行なの?(笑)
疲れ果てたエディが見た幻覚は、サラとカルがキスを交わしているシーン。
その内容をガイドであるカルに言えないエディ。
夫としてのプライドもあるだろうし、まぁ、そんなことは言えないよね(笑)
サラも女としての狡猾さがすごく出ている。
カルが自分のことを好きなことを知っていてエディと結婚したのに、自分へのカルの愛情を利用してるふしあるもん。
エディの妻では居たいし。家庭も守りたいけど、なんかあった時のためにカルの愛情もキープしておきたいんだよね。
キープしておくには、少しカルに愛情を見せる必要があるし、別にサラだってカルのこと憎からず思ってるわけでもない、でも、カルは保険。
そういう感じだから、夫のエディが妻の自分への愛を100%信じられなくて、そういう幻覚を見る。完璧にサラのせいだな。
そして、今回は夫婦喧嘩により、サラのエディへのひどい暴言があった。いくら取り乱してたとはいえちょっとそんな発言信じられなかった。わたしがエディだったら、あんな優しい態度取れないよ。すごいな、エディ心広すぎ。
この夫婦は、エディの心の広さで成り立っていると思いました。
夫婦喧嘩の原因が2人の息子のホークが、ハイスクールで知り合った俗人のガールフレンドと一夜を共にし、朝帰りしたことが発端なんだけど。
一夜を共にしたといっても、キスして森の中の草の上で寝ていただけだけど、わたしの感想は、あんな秋も深まった外で普段着で寝て寒くないの?でした(笑)
というわけで、俗人に感化されて息子がマイヤリズムから離脱してしまうんじゃないかというい恐怖心にかられて取り乱し、エディに八つ当たりということになったんだけど。
大人になってからマイヤリズム組織に入ったエディと、生まれた時からその環境で育っているサラの子育ての価値観が如実に現れる結果となってました。
思春期の息子にガールフレンドが出来たからといってそこまで深刻になる必要はないと思うエディに対し、俗人と付き合うなんてありえないと真っ向から意見が対立するサラ。
だからと言って、自分の親も思春期の頃にはそこまで干渉してこなかったというエディに対し、「あなたの親がそんなんだったから、あなたもダメ親で今こんな自体に陥ってるし、あなたのお兄さんも自殺した」は、さすがに離婚問題に発展してもいいぐらいの暴言じゃないですか? エディの組織入会が、お兄さんの自殺で絶望したことが発端だって知ってるはずなのに、
よく妻の立場でそんなひどいこと言えたなーと思って、傲慢さを感じずにはいられませんでした。
そして、息子がマイヤリズム組織から離脱する心配はしても、あくまで自分は残るっていう根本は変わらないんだなと。
息子よりも組織ってことなんだなってわたしは思ったけど、本人はあくまで息子の為にも俗人と付き合ってはいけないし、息子とともにここにいることが正義って固く思ってるから、頭がすごい混乱しました。
そして、親とガールフレンドと信仰の間で揺れ動くかわいそうな15歳の少年、ホーク。
15歳にしては大人っぽいけど、15歳の息子に対して、「俗人とやったのか」(実際は、もっと直接的な言葉が使われたけど、グーグル先生のロボットに引っかかっって何かあるといけないのでオブラートに包む)と母がずばっと聞いたのも、カルチャーショックでした。
15歳の息子に、あの言葉を言える日本人の母は少ないと思うけど、色々な意味で大事なことなので、日本ももっとオープンに子どもとそういう話ができるといいなと思ったのです。
そして、ホーク。一度は母親にガールフレンドとは別れると告げたて安心させたし、ガールフレンドにも別れを告げたものの、別れるのは無理でしたね。これは、しょうがない。
とことん、親とも彼女とも信仰とも関係を煮詰めないと結論は出せないでしょう。
宗教二世ってだけで、普通の子どもだし。
ところで、サラがホークを妊娠時に一度はお腹の赤ちゃんの心臓が止まったけど、ペルーで儀式を受けたら生き返ったと話していましたが、果たしてそんなことがありえるのでしょうか。赤ちゃんの心臓が止まっていたと嘘を吹き込まれ、サラの心理状態を絶望状態に落とされたんだと思うのですが、元々どっぷり信仰に浸かっているサラなのになんのためにそんなことを? 母になる喜びと、信仰心をリンクさせるためかなと勝手に予想してるのですが、だとしたらすごく怖いと恐怖心を感じました。
それと、サラの短気もさることながら、今回はカル様の短気具合のエピソードがかなり盛り込まれていました。カルを盲信するメアリーという若い女性の父親を半殺しにしたりと、凶暴性をひた隠しながら組織運営のトップになろうとしているカルですが、前途多難ですね。
大口スポンサーの息子をよかれと思ってペルーに送り込んだサラに怒鳴り込んでエディに窘められて我に帰ったり、取り乱して信者であるメアリーをぞんざいに扱ったり、更には、その大口スポンサーのところに行って謝罪するどころか逆ギレして、サラを擁護しつつ暴言を吐きまくって、スポンサーのボディガードにボコボコにされたりとか。
しかし、カル、サラを現在進行形で愛してるんだねぇ~。
あんな女のどこがいいのかわからないけど、サラ、モテるね(笑)
サラを妻にしていたら、組織のトップは難しかったかもしれないけど、サラを妻にしていたら組織のトップは狙わなかったかもしれない。
人生って難しい。
最後に潜入捜査してるFBIの捜査官は、組織が麻薬の密輸で資金を得ていること、その口封じに脱会した組織の人の夫が殺されたかもしれないっていうことを突き止められそうなところまで来ましたが、自分の娘の難病きっかけで、マイヤリズムに傾倒しそうですね。
ああいう信仰のイメージって、瞑想とかお祈りとかで悟り的なものを開いて、心穏やかにストレスフリーな生活ってイメージがあったんですけど、そうでもないし、みんな攻撃性高いし短気ですよね(笑)あと、ベジタリアンって性格が穏やかになるんだと思ってた。(※あくまで個人のイメージです)
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