たま欄

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1991年放送『東京ラブストーリー』を2018年に初めてちゃんと見た感想(前編:#1~#5まで。ネタバレ多少あり)

人気海外ドラマ『SUITSースーツー』が日本で月9で織田裕二主演でリメイクされるということで共演者に鈴木保奈美が起用されました。

そのスーツの宣伝のため、27年前に織田裕二鈴木保奈美の競演で一世を風靡した柴門ふみ原作のドラマ東京ラブストーリーが地域限定で再放送されました。

録画していたものを1~5話まで観終わった直後なのですが、今この勢いで感想を書かせていただきたいと思います。

 

東京ラブストーリー DVD BOX

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ストーリーは、念のため簡単に説明すると、愛媛から上京し東京の会社に就職した永尾完治(23歳)、高校の同級生で同じく上京し保育士として働いている関口さとみと、東京の医学部に通う三上健一が再会。高校時代は三人でつるみお互いがお互いに淡い恋心を抱きながらも、何もなく絶妙なバランスを保っていたまま卒業した三名が大人になって再会したことでその関係に本格的な恋愛が持ち込まれるのですが、そこに永尾完治を好きになり猛烈にアタックしてくる完治の会社の同僚、赤名リカが絡んだ四角関係の恋愛ドラマです。

 

27年前といえば当時のわたしからすると、23歳前後年齢の若者の恋愛物語といえど、大人の恋愛ドラマだったんです。

月9を観る年齢ではなく、もちろん存在は知っていましたがちゃんと観るのは初めて。

放送当時は『大人の恋愛物語』だったものが、キャストの設定年齢をだいぶ通り越し、若い人たちの恋愛物語』になってしまったうえ、恋愛物語を観る年齢にそんなに恋愛物語を観ないできてここまできてしまったわたしに果たして東京ラブストーリーは刺さるのか(笑)

 

色々突っ込みどころは満載だったし笑うところじゃないところで思わず笑ったりしてしまいましたが、普通に1話から5話まで観てしまいました(笑)

ドラマはあんまり観たことはないのですが、柴門ふみの漫画は若いときに何作か読んでいたので、多分東京ラブストーリーも読んでいたような記憶があります。

 

そして、果たしてドラマはどうだったか・・というと、最初は正直すごく驚きました!

バブル時代に流行った(?)髪型と服!

特に地味な女設定(?)の関口さとみの服と髪型は未だに慣れていません(笑)

27年前といえどすでに平成にはなっていますが、ウインドウズ95は発売されていなく、もちろんE-MAILのやりとりはなし。ドラマに携帯電話は一切出てこないし、電話は、固定電話(と固定電話の子機)か、公衆電話。

約束していたのに、反故にされると待ちぼうけをくらうだけという新鮮さ。

でも、5話まで観たら少し慣れてきました。

(あー、こういう時、連絡取れなくなっちゃってどうすることもできなくなっちゃうんだ)みたいな感じとか。

 

だけど、その分すぐに答えを要求されなかったり、会う頻度も高くしないといけなかったり利点もあっただろうなと思いました。

この四角関係にスマホ、更にSNSとLINE投入したらどんなことになるんだろう・・ってうっすら思ってました。

さとみのSNSストーキングとポエムLINEが簡単に予想はできますが(笑)

 

更に個人的な盛り上がりポイントとして、このドラマの脚本、『カルテット』や『最高の離婚』、『mother』の坂元祐二氏なんです。

坂元祐二の脚本のドラマすごく好きなんですよ。最近も『anone』観てました。

それで、ちょっと坂元氏っぽい感じ出てるんですよね。東京ラブストーリーでも。

なんていうか、キャストの独白とかエモーショナルな語りとか、あー・・この感じ・・っていう、うまく言えないんですけど、そういう雰囲気がやっぱり好きで。

 

で、天気も悪いし5話まで一気に観ちゃったんですが、キャストの設定年齢をだいぶ通り越した四角関係の恋愛ドラマの感想を一言で言えば、

 

さとみのウザさが常軌を逸している・・・。

 

基本、リカ以外の主要キャスト3名は全員イライラするんですよ。

リカが好きになるカンチ(なんでカンチと呼ぶのか不思議だったけど、完治ってカンチって読みますよね(笑))も、頼まれると嫌と言えないものすごい優柔不断な流されるタイプの男で、リカが好きになる理由が全くわからなく、もう一人の男の三上も、気が小さいのを隠すために強がって、好きな女にうまく愛情表現ができないというイライラさがあるのですが、まぁこの二名は二名で結構最低ですが、23歳の男と思えば、幼稚は仕方なくふつうです。許容範囲内。

これは大人として観ているからで、同世代であればもっとイライラするのは確実だったと思われますが、

 

でも、さとみはダメだ。

 

この女はダメすぎる。

本命は三上で、カンチが身を引き三上と付き合えることになったのに、自分から男が離れることを許さない女だった。

三上もカンチのことも自分の手元に置いておきたい策略がひどい。

ウザいキャラで有名なことは知っていましたが、ここまでひどいとは衝撃を受けました。

さとみを演じる、有森也実がたぶんすごくしっかりと、さとみを演じ切っていたんでしょう。ある意味すごく感情を表現するのがうまく、このキャラを好きな女性は果たしているのだろうか。

パートナーを確実に取られる危険な香りのする女であるとともに、いい子ぶっているけど気も強く頑固で、友達にもしたくない感じがすごい出ていました。

 

それに引き換え、主演の赤名リカを演じる鈴木保奈美の可愛さがひどい。

演技も悪くないし、笑顔が可愛くすごく通る声でセリフ回しもいいです。

ちょっと変わっていて、付き合うにはめんどくさいイメージだったリカですが、ドラマ観たら別にふつうでした。普通のいい子だった。

リカとさとみが両極端すぎるので、さとみは27年前も相当嫌われていたんだろうなー。。

 

後半もしかしたらさとみのウザさがさらに悪化して、ホラー化していくのだろうか。。

 

さとみのことだけが特に際立った前半でしたが、後半はどんな展開になるのか、全然わかってないので、6話から11話まで観たらまた感想を書きに戻ってまいります!

 

それでは、またー。

 

 

 

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