『シャイニング』(The Shining)は、ホラー小説の巨匠、スティーヴン・キングの作品を、スタンリー・キューブリックが監督し、ジャック・ニコルソン主演で1980年に公開された、有名なホラー映画です。
フォロワーさんがTwitterで紹介していた、『シャイニング』のカーペット柄のグッズ(洋服とか)が気になって、マイリストに入れていたのですが、なんとなく寝落ちしそうだったので、前々から気になっていたサメ映画『海底47メートル』を観たのですが、予告はすごい面白そうだったんですけど、これは個人的に失敗。
それこそ、寝落ちしそうになった。
人生初のサメ映画だったのに・・。
サメだったら、素直に『MEG ザ・モンスター』にしとけばよかった。
すごくつまんないかと言われればそうでもないんだけど、どう捉えて見ればいいのかわからない作品でした・・。フリが無駄に長いし。
というわけで、『シャイニング』。
ホラー映画初心者でまだまだ発展途上なのですが、『クワイエット・プレイス』は続けざまに二度見るほど尋常じゃなく気に入ったし、すごく怖くて面白かったんですけど、これは興味深い映画ではあったけど、全然怖くはなかった・・。
【怖いと思う映画】の基準が人とだいぶ違うみたいなので、ちょっとアレなんですけど、この作品は怖い映画なのでしょうか・・?
ちなみに、『シャイニング』のカーペット柄のグッズは山ほどありまして、【シャイニング カーペット】で検索するといろんなグッズが眺められるので非常に楽しいです。
わたしも含めて、マニアの購買欲は底がないな・・と思いつつ、欲しい!と思うグッズで溢れています(笑)
~『シャイニング』あらすじ~
コロラド州のロッキー山脈に位置する観光客向けのホテル、【オーバールック・ホテル】は冬季は雪深く危険な地域となるため、閉鎖される。
小説家志望のジャック・トランスは、作品を書きながら収入を得ることができる、冬季のホテル管理人の仕事に応募し、一人、ホテルへ面接に向かう。
過去の曰くをホテルの支配人から話されたジャックだったが、収入が欲しかったため快諾し、その場で採用され、妻に電話でその旨を報告する。
ジャックとウェンディの、息子ダニーは不思議なことを口走る少年で、母にホテル滞在を嫌がる発言をしていたが、まだ幼いダニーに決定権はない。
その後、家族を伴いホテルに向かうジャック。
たった3名で5か月間滞在することになったジャックファミリーに不穏な空気が流れ始めたのは、いよいよロッキー山脈の冬が本格化し、ホテルが下界から完全に隔離された頃だった・・。
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怖いというよりも、ジャック・ニコルソンの顔芸が気になって、ちょっと面白くすらありました・・。
今から約40年も前の映画だもんね・・。ジャック・ニコルソンも若いよね。
ただ、製作された時代の古さはほとんど感じませんでした。
現在製作された時代背景の古い映画のようだったのが、語り継がれる名作の所以かもしれない。
ホテルという非日常で、人が常に行き交ってるはずの場所に誰もいない・・という舞台設定は、誰もいない学校のような雰囲気を醸し出していましたが、ストーリー的には、ジャックがだんだんと病んでいく過程や、【シャイニング】の表現が曖昧なことには少し不満が残ったし、ジワジワ来る感じがもうちょっと欲しかったので、ここをもっと丁寧に描いてくれていれば話に深みが出たのかなぁとも思いました。
原作は小説だから、もっと細かい描写になっているのかもしれない。
映画だと時間的制約もあるし、映像的な怖さを優先させるのか、ストーリー的な部分に重きをおくのか難しい所だとは思うのですが、若干の唐突感が感じられ、ジャック・ニコルソン頼みって感じが少し残念に思いました。
ホラー的な観点で言えば、個人的にそんなには怖くなかったので、恐怖で震えた・・とオーバーな表現はできないんですけど、映像作品としては非常に美しく、アート作品を眺めているような二時間でした。
文字的表現の場合、美しさを脳内再生はできるけど、映像で有無を言わさず目からダイレクトに入ってくる美しさは鮮烈。
キューブリック作品はほとんど観たことがなかったのですが、神経質なまでの鋭さを感じさせる映像美。
オープニングのロッキー山脈の山あいの秋の美しさと静けさでいきなり映画に引き込まれ、ホテルの部屋のこだわりぬかれた内装や、カーペットの模様、独特なカメラワーク
、ダニーの着ている服に至るまで全てにこだわりが感じられ目が離せなかったです。
あのホテルの内装は元々のものなのか、シャイニング用に作られたものなのか気になりますが、おそらく映画用ですよね。
美は、アート的な要素だけにとどまらず、潔癖ともいえるほどの清潔感も感じました。
閉鎖されているはずの巨大ホテルに三人しか住んでいないはずなのに、塵ひとつ落ちておらずどこもかしこも磨き上げられた床、埃っぽくないカーペット、整然としているキッチンといいう生活感のなさも、恐怖心を生み出す要素の一つなのかもしれません。
あと、最後に美しいといえば、子役のダニーを演じた子が5000人の候補者の中から選ばれたというさすがの美しさ。
聡明で、特殊能力を持っているちょっと不思議でいて大人っぽい子をきっちりと演じ、その美しさを持って見る者を魅了。
アップシーンも多かったですが、可愛いを通り越して美しい子って感じでした。
スヌ●ピー、ミ●キー、宇宙船アポロのセーターをお洒落なシャツをインして着こなし、お洒落な色のおもちゃで遊ぶダニー君を堪能しました。
そんなに怖くはなかったですが、ホラー映画の登竜門として観ておいて損はなかったです。
わたしにもっとアートの心得があればインスピレーションを受けて、創作活動もはかどったと思いますが、残念ながらその部分は不得手でして(笑)
そして、こぞって、【シャイニングのカーペット柄のグッズ】をいろんな業者が作りたくなる理由も、買いたくなる理由もわかったのでよかったと思います(笑)。
なんか、こう惹きつけられてしまう魅力があのカーペットにはあるんですよね・・。
一度観てしまったら抗えない。
未見の方は、カーペットの柄を確認するためだけでも、一度観てみてほしいです!
動画配信サービスのせいおかげで、今まで手を出してこなかった、ホラーやサメなどのジャンルに手を拡げ始めてしまったのですが、そのジャンルを楽しむ素地がないため、なかなか好みの良作を見つけるのは難しいのですが、新しい分野に手を出すのは非常に楽しいので、これで懲りずにホラー映画やサメ映画の開拓に勤しみたいと思います。
というわけで、それでは、また!
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