話題の『ミーガン』観てきました!!
表記が【M3GAN】なのには理由があって、Eですらないじゃんという突っ込みに関してはネタバレになるのでここでは言及しないですが、一緒に観に行った人が上映後のトイレ出たところの通路でミーガンダンスやろうとして、「ちょっと、人見てるからwww」ってなるようなテンションで観られる映画でした。
ミーガンと対になるのが10歳いかないぐらいの女の子なこと、女の子のロボットが出てくることで子どもも観られるように極力グロテスク表現を排除して公開してるるようなので、わたしみたいに【ホラーが好きだけど、別にホラー観てもそんなに怖いと思わない派】の変なわたしには映画館で観てすら、全く怖さを感じなかったです。
グロいシーンはあったけど、怖いシーンはほとんどゼロといってもいいかもしれないぐらいでした(笑)←注:個人差があります。
映画としてはすごく楽しかったし、途中飽きたりすることもなく最後まで観られたので、映画としてはよくまとまっていて良作で、ロボットの描き方や現在のAIというテクノロジーと人間の付き合い方の可能性という意味でも考えさせられる部分は(多少)あったので、ホラー初心者にもお勧めかなーと思います。
わたしは余裕で美味しくごはん食べながら観られるレベルのホラーでした。
むしろコメディーに寄ってるな? と思うぐらいで、劇場でも笑いが出る場面もありそこまで緊迫した面持ちで観ている人は少なかったのではないかと思います。
ポップコーン率も高かったです。
ただし、グロテスク表現もゼロではないし、ホラーという特性上人間の嫌な部分がもろに出ている登場人物が多く、特にお子様と観に行こうとしてる方は注意が必要です。
また、【PG12】というレイティングが指定されており、12才以下に見せるか見せないかは大人が判断するという作品になっております。
ちなみに、わたしが観ていた時は『ミーガン』のスクリーンには子供はおらず、ミーガンの主人公ぐらいの女の子は、『リトル・マーメイド』のスクリーンに駆け込んでおり、もちろんわたしが親なら『リトル・マーメイド』に連れていきますし、【ミーガンダンス】を真似するぐらいにとどめておいたほうがよいのでは・・・という意見です。
ホラー作品って、作品に当事者意識を持つか持たないかってすごく重要で、わたしは当事者意識を持てるホラーは割と怖く思うタイプなので、小学生ぐらいの年齢であれば主人公と自分を重ねてしまう可能性もなくはないかなと思ったりします。
さすがに中学生以上になれば、色々わかってくるのでということで【PG12】なのでしょう。
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今回は4K上映だったこともあり、ミーガンの肌質などがくっきりと見え人形の美しさなど非常に見ごたえがありました。
こちらの作品は【ミーガン】が話題になりがちですが、個人的には人物描写の上手さが極めて上手い作品だなという印象です。
登場人物の多くは、一言でいえば『本当にそのへんにいる人』なんです。
これ、わたしが性格悪いだけの話なんで本当はあまり言いたくないんですけど、例えば自分が好きな人(家族や友達など)以外の自分にかかわる人って、当たり障りなく接してるけど【ちょっと嫌な人】だったりしませんか?(笑)
ちゃんと話してみればもしかしたらいい人かもしれないけど、どうしてもそうは思えなくて心開けない人とか、思い返せば周りにけっこういるなって人いると思うんです。
この作品はそういうメンバーで構成されてて、演じている役者さんも上手いので、お互いちょっと敵視しながら生活している独特の人間関係の淀んだ空気感を作り上げるのすごいなーって冒頭から思っていて。
なのでミーガンの知能があるからこその狡猾さとか、そういう表現が本当に上手くてキャラクターに引き込まれる部分がある。
殺人人形というとチャッキーが有名じゃないですか。
でもチャッキーって人形にシリアル・キラーの人間が乗り移ってる設定なんで、見た目が人形なだけでやっぱり人間っぽさがある。
でも、ミーガンには生みの親はいても【中の人】はいないので、人間ぽさがいい意味で排除されているところが好きでした。
ミーガンの価格設定はかなり高価でしたが、おもちゃということもあり大人のわたしが頑張って働けば手に入れられないほど夢のロボットというわけでもなかったので、発売されたらぜひ欲しいですね!!
観たらわかると思うんですけど、
子どもよりむしろ現代の大人に必要な存在だと思います(笑)
そして、
続編がすでに決まっているということで、非常に楽しみです。
今回の【ミーガン】を演じた子は、成長すると思うので違う子が演じるのかな。
続編が公開されたら絶対観に行きたいと思います。
みなさんもぜひ話題の【ミーガンダンス】観に行って、家でやって嫌がられてください!!
というわけで、それではまた。
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