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プリズン・ブレイク シーズン5 第2話『光の首長』 感想 シーズン5の舞台 『イエメン共和国』とはどんな国なのか。

相変わらず、ツッコミどころの多い強引な展開で話が進むプリズンブレイク』。

 

ドラマとしては楽しいプリズン・ブレイクですがそれとは真逆に、全然楽しくはない、シーズン5の舞台となったイエメン共和国を中心とした中東のことを少しお勉強して、それを踏まえた上でドラマの感想に入りたいと思います。

 

今回のシーズン5の舞台イエメン共和国(الجمهورية اليمنية)』は、中東のアラビア半島の南端、向かって左側に位置し、右隣の東側国境はオマーン、上の北側国境はサウジアラビアに接している共和制主義の国です。

アラビア語は、右から左に向かって書くので、上記の括弧書きは『国和共ンメエイ』と記してあることになります。

 

車で道を走ってるとアラビア語にのように、社名が右から左に向かって書いてある社用車がよくあって一瞬(!?)ってなることがありますが、あれは対向車が読みやすいように、右から左に向かって書いてあるんですかねー? 並走する車のことはあまり考えられてないか、何か違う意味があるのでしょうか(笑)

ちなみにアラビア語をバックスペースで文字を消そうとすると、左から消えていくんですよー!

よくよく考えると、当たり前のことなのですが、一瞬「おーっ!」ってなります!

やってみたい方は、グーグル翻訳がお役に立てるかと思います。

適当にアラビア語を翻訳し、何かに貼り付けてバックスペースを押すと新感覚が味わえます。

 

国の名前をアラビア語で示してある通り、公用語アラビア語です。

ドラマ内では、イエメン人もほとんど英語で会話していますが、本来であればアラビア語が普通だと思います。

宗教はイスラム保守派の考えが浸透していて、それによる女性への人権侵害の問題も例外ではありません。女性の結婚年齢の最低年齢が決められておらず、女児(年齢一桁)が何十歳も年の離れた男性に嫁ぎ、性的問題で悲劇が起きていたりします。

アラビア半島の中では経済的に豊かな国とはいえないため、宗教を建前とした内戦がずっと続いており、国内は相当に荒れています。

 

現在でも、2011年に起きた通称アラブの春と呼ばれる、中東諸国、北アフリカを中心とした民主化運動の尾を引いています。

色々読んだのですが、下記リンクが割とわかりやすかったです。

 

外務省: 「アラブの春」と中東・北アフリカ情勢


globalnewsview.org

 

世界遺産もある美しい国なのですが、外交的に資産や援助する価値が薄いためか、中東諸国やそれ以外の他国などからも見放され気味で、報道でもあまり話題にされることがなく、内戦や国内の現状を世界はあまりわかっていない・・というのが実情で、援助も他国の後進国に比べてあまりなく、荒れた状態は悪化の一途を辿り続けているようです。

 

日本の在イエメン大使館も2015年には撤退しており、渡航禁止どころか国にいる場合は即刻国外に出るように外務省からは指示されています。

海外安全ホームページ: 危険・スポット・広域情報

 

そんな状態のイエメンが、何故今回のドラマの舞台となったのか・・。

実情があまり、他国に知られていないので創作しやすいということはあるにしても、現地で撮影というのは上記のような状態では現実的ではなく、ドラマを観ていても明らかなセットに見えます。

イエメン自体がこのような状況なので、敢えて人々の興味関心を引こうと製作側が意図的にイエメンを舞台にした可能性もあると個人的には思いますが、中東を舞台にしたければ、イエメンがモデルだったとしても架空の国の名前にすることも出来たはずなのに、故実在の国の名前を使用したのか、そこが疑問でした。

プリズン・ブレイクの熱狂的なファンが「行きたい!」と言い出すとも限らないし。

世界の中で、そういうヤバい人が出てくる可能性はなくはないです。

 

ただし、わたしのように、中東情勢に無知で関心もあまりない、一介の日本人が今回、イエメンや中東の情勢について調べるきっかけになったことは確かですし、アメリカは軍もあります。

9.11テロで中東の過激派組織による悲劇にあったアメリカが製作したドラマの舞台が、中東に現在存在している実在の国というのは色々考えさせられました。

中東地域へのイメージが、アメリカとは全然違うと思うので、何かのメッセージかもしれませんが、読み取ることは今の段階では難しいです。

今後、エピソードが進んでいくごとに受け取れたら、とか何かのインタビュー記事などで見かけたらご報告します。

 

というわけで、前置きが長くなりましたがほん少しだけ中東情勢を知ったところで本題のドラマの感想に入らせて頂こうと思います。

 

www.meganetamago.com

 

シーズン5第2話は、マイケルの現状が段々と明かされていくエピソードでした。外ではまたマイケルを救おうと、リンカーンがマイケルの脱獄のキーパーソンを救うべく危険地域で命がけで扮装地域に入り込むことに。

 

※以下、本格的なネタバレありの感想です。

 

マイケルは、記憶喪失じゃないみたいですねー。

そして、いろんな所に謎の協力者がいる。

イエメンにもアメリカにも、中にも、外にも。

 

 

アメリカに電話して、息子に折り紙を届けることもできるし、お兄ちゃんに暗号を届けることも出来る。

アメリカの協力者はスクレか、それともマイケルを生き返らせた謎の組織の人かわからないのですが、イエメンの刑務所のスマホからアメリカに電話が来て、それを受けて折り紙を折って届けてくれる人なんて、かなり芸の細かい協力者ですよね(笑)

 

それにしても、あんなことがあった直後(自宅を謎の人物に銃で襲われ家族もろとも殺されそうになる)なのに息子を普通に学校に行かせたサラに驚きました!

学校の方が安心だと思ったんだろうとは思うけど、離れるの不安じゃなかったのかな。

 

そして、サラとは確執の深い、ケラーマンここで登場~。

サラはケラーマンに拉致され殺されそうになったので恨んでると思うけど、最終的にマイケルたちを助けてくれたのはケラーマンという複雑な関係です。

今回はどんなキャラなのかな? 味方キャラか、敵キャラか(笑)

わたしの記憶が確かならば政治家になったはずだと思ったけど、今はなんの仕事してるの?

 

ケラーマンがサラに、マイケルがまた無実の罪らしき、『CIA捜査官の殺害』という理由で、アメリカの警察に追われ国外に逃亡したということを伝えたのですが、まぁ、サラは信じないよね。特に、CIA捜査官殺害の監視カメラの映像の部分?

わたしだって信じないもん(笑)

そもそも、シーズン1から映像のねつ造は【あるある】だし、シーズン1からずっと居るサラがあれを信じるのはおかしい。

マイケルがCIAを殺害したことになっていて、マイケルが何者かに狙われるのはわかるけど、なんでリンカーンとサラと息子もろとも命を狙われる?

 

あっ!!

 

思い出した、あのパターンがあった。

 

マイケルの天才的頭脳を何かの計画に使いたいなんらかの組織が、マイケルを動かすために大事な人を人質に取るタイプのやつ。

 

で、組織の手引きで【カニエル・オーティス】を名乗り、計画を実行するためイエメンのオギュギア刑務所に放り込まれたと。

第2話の様子では、マイケルには割と仲間(手下)がたくさんいたようですが、今のところ相変わらず誰が味方で誰が敵かはわからないですね(笑)

わたしのあっさい予想では、組織の狙いはイスラム教の恩赦的なもので独房から一般房に戻されたボス的な存在だと思う。

マイケル、その人とハグしてたけど過激派組織のリーダー的存在なのじゃないかな。

 

そして、今回も送り付けられたマイケルからの折り紙の暗号で、武装集団の中に命がけで突っ込んでいった割には、時間も限られているし割とあっさりキーパーソンを助けることに成功したリンカーンお兄ちゃん。

絶対大丈夫なんだっていう、この安心感が好きです(笑)

 

更にそのキーパーソンは、マイケルの刑務所仲間の父親。

息子は男性を愛した罪で20年間の刑が確定されているとのこと。

イエメンは、イスラム圏内の中でも保守的思想が強い国なので、そのようなことが本当にあるのかもしれませんが、実際にはわかりません。昔は死刑もあったようだし。

でも、そもそも同性婚は認められていなく、婚前交渉は禁止されているイスラムで、自ら公にオープンにするという自殺行為以外にバレて収監されるというのが、どうも解せないのですが、この際細かいことは置いておいて、マイケル役のウェントワース・ミラーがゲイをカミングアウトしていることを考えると、世界の有名どころのどの宗教でも多かれ少なかれLGBTとは対立が存在していますが、イスラムのLGBTへのひどい弾圧をドラマのどこかに入れ込みたかったのかもしれません。

 

次が、もう第3話ですので次かその次ぐらいで、プリズンをブレイクして、お兄ちゃんと再会し、謎の組織を明かして欲しいです(笑)

 

前回、アイアンマンのような義手をつけられたティーバッグは今回のエピソードでは出てこなかったですね!

けっこうその後どうなるのか楽しみにしてたのに。

次は出てくるのだろうか・・。

なにしろ9話しかないんだから、細かいことはざっくり割愛してさくさくもっと強引に話を進めてほしいです(笑)

 

それでは、またー。

 

 
 

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