『ペーパー・ハウス』シーズン1第5話感想です。
【トロイの木馬】といえば、有名なコンピューターウィルス的なもののことしか思い出さないわたしです。こんにちは。
『教授』のトロイの木馬の説明では、(なんとなく言ってることはわかるけど・・)みたいな感じになってしまったので、自分なりにちょっと調べて見ました。
ウィルス的な【トロイの木馬】の話はあとにして、ウィルス的なものにこの名称が使われるようになった、もともとの逸話を掘り起こしてみましょう。
『トロイアの木馬』(正確にはトロイアの木馬というらしい)とは、ギリシア神話における『トロイア戦争』におけエピソードの一つです。日本にも昔から伝わる神話(アマテラスのなんとかとかそういうやつ)がありますが、ギリシア神話はそれのヨーロッパ版、とわたしは理解しました。登場人物は神話というぐらいなんで神々ですが、恋愛やがらみや嫉妬や本当にくだらない些細なことで様々な諍いが起こります。日本の神話もけっこうえげつない恋愛のごたごたとか、血縁関係の争いなどがあったりしますが、ギリシア神話もゼウスという神のやらかしがけっこう多いようで、星座の逸話の元にもなったりしていますが、娯楽の少ない当時の人々にとっての恋愛小説やドラマのようなものだったのでしょうか。文字が発達していない時代の口伝も多かったようなので、尾ひれや後付けもたくさんついたことでしょう。
そういったわけで、まずは『トロイア戦争』から調査したのですが、意味不明すぎ(笑)。
わかったのは、ゼウスが『アベンジャーズ』のサノスみたいに増えすぎた人口を、わざと戦争を起こして半分に減らそうとした・・っていう冒頭だけで、これがトロイア戦争にどう関係あるのか一度読んだだけでは全く理解できない・・。
えっと・・トロイアにまったく関係ない結婚式に呼ばれなかった女(神、以下略)が結婚式に招待されなかったことに怒り、結婚式とは関係ない多数の女たちのところに一個だけ財宝的なものを放り込んだら、その中の三人の女がその一つを巡って争いが起きたため、財宝を誰に与えるかの決定権がトロイアの男に決められた。その財宝が欲しい三人の女がそれぞれ、金、権力、女という見返りを持って登場し、トロイアの男にどれか選べと迫ったところ、女を選んだ。どれでも好きな女を選んでよくなったトロイアの男が人妻を選んだため、人妻を奪われた側が取り返そうとした夫が怒ってトロイアの戦争が起こった・・ってことで合ってるかな?
・・・なに、この話(笑)
これもゼウスが仕組んだ戦争のひとつなの?
ギリシア神っていったい・・・。
おそらく、理解しようとしても無理なんで『トロイア戦争』のことはおいておいて、『トロイアの木馬』の話に移りますが、木馬の件はもちろんこの人妻戦争の最中に起こったことです。この戦争で人妻がどうなったのかも気になりますね!(笑)
相変わらずこれを読んだだけではよくわからなかったのですが、とにかく人妻を奪われた方が劣勢だったため起死回生の策として、巨大木馬をトロイア人が本丸の門を壊して引き入れるように仕向ける作戦をたて、その木馬の中に人を何名か潜伏させることに。
そして、完成した巨大木馬の中に兵士を何人か入れて、トロイアの敵軍勢は一旦引き上げたようにみせかけた。優勢だったこともあり敵が降伏したと思い、勝利を確信したトロイアだったが、残された木馬に当然不信感を抱くも、色々あって(めんどくさくなってきたし、よくわからなかったので割愛)「この巨大木馬を中に引き入れないと予言によって戦争には負ける」と信じたトロイア勢は、本丸の門を壊して木馬を引き入れてしまったことにより、優勢だった戦いに負けてトロイアは滅亡の道をたどった。
・・・ということらしいのですが、よくわからなかったけど、人妻を奪ったほうが殲滅させられたようですね!
ちなみに、人妻がどうなったかはわかりませんでした(笑)
この話の教訓からコンピューターに入り込んで悪さをし、個人情報を盗んだりするマルウェアを『トロイの木馬』と呼ぶようになったようです。厳密にいうと、勝手にコンピュータ内で増殖したりはしないのでウィルスではないらしい。
変なアプリとか、怪しいソフトを自らダウンロードすると被害に遭うやつっていうことがわかりました。
『見かけ上は、良いもの、役に立つものの顔をしていながら、実際は悪さをするものが仕込まれている』という点でいうと、他に例えようがないぐらいいい例えです(笑)
一番のポイントは、トロイの木馬を自ら引き入れているという点で、
セキュリティソフトは一応入れていますが、変なアプリとかには気を付けようと思いました。
あと、しつこいようですが、ギリシア神話、初心者には意味不明すぎです(笑)
※『ペーパー・ハウス』シーズン1 第4話の感想
『ペーパー・ハウス』シーズン1第5話は、人質である造幣局長が警察によって撃たれたことにより、医療班が造幣局の中に入り造幣局長を治療することになる。一方、ベルリンの命令で造幣局長の愛人であるモニカを殺すよう命じられたデンバーは、モニカを匿っていることを父・モスクワに告げて2人でなんとかモニカを助けようとする。回顧シーンでは、トーキョーとナイロビのエピソードが挟み込まれ、ナイロビの過去、思いが明かされる・・
以下、ネタバレありの感想です。
ナイロビの件気になってたので、すぐさま過去の掘り起しをやってくれてよかったです。傷を見たトーキョーがすぐさま帝王切開の傷跡だと気付き、2人の諍いにもっていったくだりはさすが。男たちを欺くのがうまいですね(笑)
ナイロビは、子どもの名前を【アクセル】と言っていましたが、これは英語由来だと思います。斧は英語で【AX】というので。
ナイロビが他のメンバーに比べて、今回の強盗に気持ちが入っていること、モニカに親切だったことが繋がって、すっきりしました。みんなちゃんと【お金】に気持ちが入ってないから、ハラハラしてたけどちゃんと取り組んでいる人がいると安心。目的も明確だし。
『お金を奪って無事に逃げ通す』までが強盗だからね!
みんな、最後まで真剣に!!
ところで、ラケルが屋上のアントゥーロを撃つ指示をした件なんですけど、いくら周りが急かしたとはいえ、『犯人かどうかもわからないのに撃った』のは、明らかなミスジャッジですよね。わたしなら絶対撃たせません。
今回死ななかったからよかったけど、パニックになって動き回ってたし死んでたらどうするつもりだったんだ・・。
いや、別にアントゥーロに関しては死んでも別によかったけども、死んでたらラケルが一生後悔しちゃうじゃん。
お母さんに泣きついて愚痴ってたけど、いや、いや、いや、いや・・っていう。
電話の内容も論点ずれてる気がしたし(笑)
でも、そのおかげで『教授』とのやりとりで、今回のミスを逆手にとって警察を潜入させるという転んでもタダでは起きない出来る女ぶりを見せたかと思ってたら、『教授』がそのことは想定済みだったとはねー!
でも、ここで一つ疑問が。
『トロイの木馬』って自軍が敵軍に自軍を潜入させて敵軍をかく乱させるもの、っていうことは冒頭でお話させて頂いたかと思うのですが、今回『教授』が喜んでいた警察官の潜入は、敵軍の送り込んだ『トロイの木馬』であって、だとすると造幣局のみんながヤバいはずなんですが、何故『教授』は喜んでいるのか。
『トロイの木馬』返し作戦がどういったものなのか、すごく気になります。
そして、色恋沙汰でまたクズ男ぶりを見せつけた造幣局長アントゥーロですが、死ぬかもしれないから「妻と話したい」と言って、妻を呼び出し電話で話し、色々語ってオーストラリアに行こうとか、「今まで仕事にかまけすぎた(愛人もいた)から償いたい」など、撃たれた割には饒舌に散々っぱら色々言ったあげく、妻の名前をモニカと言ったのは、痛みから来る朦朧としたなかで思わず本音が出たのか、それとも単純なミスなのか、それともわざとなのか・・。
いずれにしても、クソだなっていう。
どれだったとしても、クソ野郎すぎ。
ベルリンはバツ5(自称)ですが、スペインはカトリック国なのに離婚率の高い国。
ラケルのDV問題や上司からの心無いセクハラ問題もあるし、フラメンコやカルメンのせいで、女性が強いイメージだったけど、男女の立場としては日本と似ているところがあるんじゃないかとドラマを見ていて思ってきています。
ところで、第1話でイギリス大使館の娘として重要人物として扱われていた娘っ子は、かなり影が薄くなっており、今のところそこまでキーパーソンにもなっていないのですが、彼女はこのままなのでしょうか。
そろそろ、立てこもりもかなりの時間になっているし、問題になってもいい頃だと思うのですが(笑)
いよいよ、後半戦ですね。
今のところミスが多い強盗団ですが、目は離せません(笑)
というわけで、それではまたー!
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