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【Netflix】『ペーパー・ハウス』シーズン1第11話 感想 アントゥーロの立ち回り方に出世術を学べ!(笑)

 『ペーパー・ハウス』シーズン1第11話感想です。

 

前回のエピソードぐらいから重要な場所になっている造幣局のトイレ。

個室の下が扉も、隣との仕切りの壁もだいぶ空いているのはドラマで重要な役割を果たすための演出なのか、それとも日本と違って治安が悪いため、何かあった時に閉じ込められないためにああなっているのかは定かではないですが、簡単に出られるということは簡単に入っても来られるということで、安全性のためではなさそうですね。

 

ちなみに、スペインではトイレの表現は何個かあって、

【Aseo】(アーセオ)

【Baño】(バニョ)

【Servicio】(セルビシオ)
Servicioは広くサービスという意味もあるので、一般的には、AseoBañoです。

聞き取れてはいないですが、ドラマ内では「Baño」を使用している気がうっすらする・・。

 

男性用【Caballero】(カバレロ)、女性用【Señora】(セニョーラ)です。

女性用が【Señora】で意味としては広く女性に広く呼びかける言葉、日本語で古いトイレによく書いていた【ご婦人】的な意味に対し、男性用が対義語の【Señor】(セニョール)ではなく【Caballero】で意味としては【騎士】なのは、男性用、女性用がアルファベット表示されることがあるらしく、同じ【S】となってかぶってしまうので、わかりやすくするためと思われます。アルファベットで【C】と書いていたら男性用【S】と書いていたら女性用だそうです。

スペイン語圏に行かれる際はみなさんこのぐらいは覚えていかれることかと思いますが、一口メモとしてご査収ください(笑)

 

さらに、追い一口メモですが、何かを訪ねたいときの枕詞として【Disculpe】(ディスクルペ)を使用(英語でいうExucuse meのような感じ)し、「Dónde está el baño?」(ドンデ エスタ エル バニョ)を繋げて「ディスクルペ! ドンデ エスタ エル バニョッッ!?と焦った感じで叫ぶと、「すみません! トイレはどこですかっ!?」という、スペイン語圏での生理現象のピンチを救う言葉を使うことができますので、もしこれを読んでいるのが日本の方であり、この言葉を使用したとすればスペイン語を使用している方に「アジア人が(トイレの件で)超焦っている!」ということが伝わり、周りの手助けも期待できるかと思うので覚えておいて損はないと思います(笑)

 

 

※『ペーパー・ハウス』シーズン1 第10話の感想 

 

www.meganetamago.com

 

 『ペーパー・ハウス』シーズン1第11話は、ラケルとその部下のアンヘルしか知らない情報で教授に出し抜かれた2人はお互いを疑って揉めることに。一方、造幣局では局長のアントゥーロがなんとか強盗団の目を出し抜いて、67名の人質の脱出を図ろうと計画する。そんな中、モニカとデンバーの関係に変化が訪れる。

 

 以下、ネタバレありの感想です。

 

 

元気になったアントゥーロ、前回に引き続きウザいですねー(笑)

やっぱり、そうはいっても『局長』になるぐらいの人なんで、クズだけど要領はいいのでしょう。文句言いながらも、みんなアントゥーロの言いなりになってるじゃないですか。アントゥーロの計画が見えていないばかりか、成功するかどうかもわからないのに、指示だけだしてリスクを他の人質に押し付けて自分は何もしない・・と。

ほとんどが男性社会である日本の【会社】の何社かを、会社の中にいながらも女性として客観的に長く見てきた結果、出世する人って仕事ができるできないとか、もちろんないとは言わないけれど、それよりもコミュニケーション能力。元来備わっている【誰に媚びれば自分に得なのか】を野性的に見分ける能力に長けている人んですよね。一生懸命仕事している人に限って、報われているとは言えないのが現実だったりする。アントゥーロって、どう見ても信用できない人じゃないですか。

なんかあったら責任を自分で被らない人ですよ? 決断を人に押し付けるタイプなのに『局長』にまでなっている。

そして、その【信用できない人】の言うことを次々と聞く男たち・・。

多分女性職員にはそんなに好かれていないし、アントゥーロみたいな人って人を見る目だけはあるから野性的に言うことを聞く人を見分けて、人を選んで言っているんだろうなぁ・・とは思います(笑)。

『ペーパー・ハウス』って、そういう人間の本質的な部分を描いているからそういうところ、すごく面白いと思う。

 

一方、強盗団はまた人質をほっぽり出してモスクワが頑張って床に穴をあけて土までたどり着いたことで乱痴気騒ぎしてましたが、これは頑張っているモスクワのためには多少は仕方ない。

そして、ラケルが仕掛けていたリオへのメッセージビデオは教授が予想していた警察の作戦だったとは少し驚きました。その作戦が予想できるのに、なんでミスばっかり犯すの(笑)冷静に考えてベルリンの同房者への司法取引もすぐ反故にしたラケルなので、教授の言うとおりリオが自由の身になることはまずないし、今のままの強盗団のイメージでは民意が許さないでしょう。強盗団がもっとヒーロー的な感じにならないと無理ですね。

でもラケルの作戦を仕掛ける人選はバッチリだった。心も揺れていたし惜しかったです。

あと、ひとつ気になっているのがモニカの妊娠は本当なのかどうか問題。

アントゥーロの言うことが本当だとしたら妊娠の可能性はかなーり低いですが、場合によっては妊娠の可能性もゼロではないです。しかし、妊娠がモニカがアントゥーロに愛を確かめるための嘘ではないとしたら父親がアントゥーロじゃない可能性も出てきますよね。一応妊娠検査薬をしていたわけだし「傷つくのが怖い」とか言いながら、傷しかつかない不倫を繰り返し、さらには強盗とそういう関係になるぐらいの根っからの恋愛体質。

モニカの今後も下世話な感じで気になりますね(笑)

あとは、女といえばベルリンを誘惑していた女が一度ベルリンを誘うのに成功しただけで、ナイロビを敵視していたうえ強盗団の一味ヅラしていて面白かったです。

リーダーの庇護下にあるのが命的には一番安全っていう考えも一理あるかもしれないけど、リーダーのそばに常にいるっていうのは機嫌を損ねる危険も高まるわけだし、わたしならやらない作戦だな。好かれる自信もないし、気配を消してじっとしてたい(笑)

人質を強盗団の仲間に入れるというのは、またそれは問題なのでベルリンは、教授に「問題ない」って報告してたけど、「いや、問題だらけだろ(笑)」って思わずツッコミは入れさせてもらいました。

トーキョーの語りでも【これで隙が出来た】とか言ってたけど、元から隙だらけだったし・・。

 

そして、外の教授と警察の方たち。

今回のエピのラストシーンは、ラケルに一杯くわされた感があって、あの瞬間はアンヘルとの揉め事は、2人の会話がなんらかの形で盗聴されていることに気づいたラケルの芝居だったんだ・・と思って一瞬「おーっっ!」と思いました。

しかし、後になってよくよく考えてみると、2人しか知らないことを他人が知っているということは、【盗聴されている】と考えるのが普通だし、そもそもあんなに用意周到な強盗団になんかしらの形で盗聴されているんじゃないかと、今まで10話分思わなかったのが不思議なぐらい(笑)

遅くはありはしたけど、気づいた時点でアンヘルとは捜査の話はできなくなったので、話さずに隔離するしかないし、アンヘルが疑っている教授のことを確認しない手はないとは思うのですが、PCや携帯のハッキングも可能性があるとしたら、アンヘルラケルは筆記でやり取りすればいいだけの話だったので、あそこまでしたのは視聴者サービスでしょう(笑)

アンヘルラケルが筆記でやり取りしながら、全然別の作戦を話しつつ、協力し合うようなエピソードも面白かったんじゃないかなー。

教授はアンヘルの盗聴頼みだったわけだし、カフェで今のところなんの証拠もない(指紋のことが気になるけど)一般市民である教授に銃を突きつけて脅すのは乱暴だし、得策とは思えない。

 

 もし、カフェの店員が仲間だったら? 教授を脅している様子撮影されて弱みを握られたら? 会話を録音されてたら? とか色々考えちゃいますよね(笑)

実際りんご酒の作業場に連れて行って、強盗が成功するまでラケルを拉致っていう方法もあるけど、アンヘルが来ちゃうしな。

このピンチをどう教授が乗りきるのか楽しみです。

このドラマはわたしの中では、誰も死なずに、強盗が成功するっていうスタンスで観ているので、教授は今のところ失敗ばかりだけど、最終的には警察の作戦の裏をかきながら、鮮やかにフィナーレを飾ってほしいのです。

 

誰に感情移入していいかわからないので、キャストにそこまで入れ込まずに観ているにもかかわらず、先が気になって観続けてしまうドラマも珍しいかもしれません。

主人公だと思っていたトーキョーも、いまのところたいした見せ場はないし。

何が面白いのかわからないけど、面白い不思議なドラマです。

今度こそシーズン1もあと少しなんで、それぞれがそれぞれの立場で頑張ってほしいと思います(笑)

 

というわけで、それではまた!

 

 

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