『ペーパー・ハウス』シーズン4第2話『ベルリンの結婚式』感想です。
今更なんですけど、リスボンはともかく【パレルモ】ってどこ?(笑)
そんなわけないのに、なんとなくあの人が”パレルモ”って名前の気がしていたけど、そういえば違う名前で呼ばれていますよね。
・・・うわー、素敵ー、パレルモーーー。
イタリアのシチリア島の都市だった。
2020年、COVID-19の被害が世界でも甚大になってしまったイタリア。
今はあまりこちらに情報は流れてきていませんが、実際の状況はどうなのでしょうか。
観光都市であるシチリア島も大変なことになっていると思いますが、イタリアは憧れの観光地。
ペーパー・ハウスのパレルモのように、強いメンタルでなんとか乗り切ってほしいと思います。
ところで、このコード名は教授がつけてましたよね。
そういえば、あのベルリンの居る修道院はイタリアだったか・・。
パレルモを調べたら、めちゃくちゃいい場所だなぁー。
パレルモはリーダーだけど、全然人徳ないからずいぶんいい名前もらったなーと思ったけど、ベルリンの親友だからしょうがないなと思ってきた。
ボゴタ(コロンビアの都市、金の伝説エルドラド伝説が有名。うっすらと過去記事に書いた記憶がある)さんは、金を処理する係だからボゴタが選ばれた理由はなんとなくわかるけど、後は絶対適当ですよね、教授そういうところある(笑)
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~あらすじ(ネタバレあり)~
Season4 Episode 2 "La boda de Berlín"
トーキョーは医師と通信の切れた状況で、ナイロビの肺から弾丸を取り出し、肺の一部を切除した。
ナイロビは、状態は安定しているが意識が回復するかどうかはわからない。
トーキョーの決断が正しかったのかどうかわかるのは、少し先だった。
パレルモは、クーデターにあったことで地雷を用い一人で銀行を脱出する準備を始めていたが、ヘルシンキの説得によってパレルモが銀行から出るのを阻止することが出来た。
しかし、危険人物として拘束されることになる。
トーキョーはパレルモのリーダーとしての素質を疑問視し、クーデターを起こしたことを教授に報告するが、あくまでリーダーは計画を熟知しているパレルモではいけないと主張。
しかし、トーキョーは教授のリスボンの銃撃報告を聞いて、それが事実かどうか疑問に思い、教授に投げかけた。
リスボンが生きていることを確認するために、マルセイユと銀行に向かおうとするがマルセイユは大反対し、殴り合いになる。
その後、和解した二人は、銀行前でデモを起こしている民衆に紛れることにする。
教授はリスボンが生きていることを確信する。
デンバーは、トーキョーと別れたリオのことを責め立てたことで妻に責められ困惑する。
一方、ラケルは尋問を受けていた。
教授の情報を提供すれば、減刑されると司法取引を持ち掛けられる。
ラケルの結婚の失敗を持ち出し、愛に絶対はないこと、娘と母の身の安全を天秤にかけるシエラ。
そんな中、ナイロビは生死の境を彷徨い続けていた。
エピソード1の感想はこちら
こんなご時世でドラマ観ていても、なんでもコロナと結び付けてしまうのがすごく嫌で、それをブログにも書いてしまうのでブログの更新頻度も減っています。
しかし、それも含めて今のわたしだし、そういう気持ちでブログを書くのも今だけだと願いたいのでそこは許してほしいのですが、ラケルが尋問されているところにかかっているビニールの仕切りとかもそうで。
そういった理由もあって、海外ドラマを観るのをなんとなくためらってしまってはいるんですが、観始めるとやっぱり面白いんですよね、ペーパー・ハウス。
どこが面白いか聞かれるとすごく困るんですけど(笑)
今回のコロナのことで、世界や地方行政や色々なリーダーの統率力が問われて、日本ヤバいというのが、世界に知れ渡ってしまったわけですが、組織としてのトップの教授。
ああいう人が最終的に、トップに向いてると思ってきた。
ドラマをずっと観ている人で、こんなに失敗を繰り返しているにも関わらず『教授、嫌い』って人あんまり居ないと思うんですよ。
わたしも別にすごく好きってわけじゃないけど、なんか嫌いになれない。
今回のエピソードもすごくメソメソしてて、マルセイユさんに殴られて、でもマルセイユさんも結果的に教授に協力してあげることに、別に強制されてないのに、なっている。
めちゃくちゃ泣きながら、リスボンの話をする教授の話を冷静に聞いているトーキョーはさすがだなと思いましたが、このドラマが面白いのは、やっぱり人間味なんだろうな。
トーキョーもあんな感じですごく勝手なんだけど、冷たいわけじゃなく人のことを思いやれる優しさは持っているから好かれている。
台湾の総統みたいに完璧な対策をとるリーダーはもちろん素晴らしいですが、全員ああなわけじゃないので、そうでないとしたら、
「あの人、ダメだけど、なんか嫌いになれないのよねー(笑)」
みたいな、親しみやすさがすごい大事なのかなと思って。
結局みんな教授に最終的には乗っかっちゃうし、その気持ちもわからなくない。
なにしろ、ラケルを取り返せれば教授は、火事場の馬鹿力を発揮してくれると思うので待ってます(笑)
あと、今回、一番よくわかんなかったのが、デンバーがリオにトーキョーと別れたことを責め立てたことなんですよね。
スペイン語の訳が日本語に合う部分がなかったのか、そもそもの価値観が違うのかよくわからないんだけど、何が言いたいのか全くわかんなかった。
そもそも、こんなことになったのが、トーキョーがリオを助けたかったからなのに、トーキョーと別れるなんてどういうつもりなんだ!?
別れるなら、計画が終わってからにしろ!!
なら、わかる。
わたしもそう思ってるし。
それを「あんないい女を自ら振るなんてどうにかしてる」という内容のことでリオを責めたのは意味わかんなかった。
それも、勝手に拷問の内容を想像して、PTSDのせいで、トーキョーを振ったんだろ?っていう決めつけもちょっと意味わかんないし。
モニカは、それを聞いて心底デンバーを軽蔑していて、モニカに文句を言われているデンバーをボゴタさんが「意味がわからなくてもとにかく謝れ」と慰めたわけだけど、今回のはそれで解決する問題なのかな。
モニカ的には、夢から覚めたような気持になったのではないだろうか。
ちょっとバ〇だけど、いい人の”いい人”の部分がなくなってしまったのでは。
元々、アルトゥーロの愛人という、人生最大のミスを犯してしまっていたモニカだけど、まっとうな仕事をしていた彼女が、アンダーグラウンドの道を歩んできたデンバーと一緒になって、お金があって、子どもがいて平穏無事に暮らしていた間はちょっとの違和感も流すことができたけど、計画が始まってからは、価値観の相違が浮き彫りになって「この人やっぱり犯罪者」なんだなっていう現実を突きつけられたというか。
犯罪は犯してないけど、クズなアルトゥーロより、犯罪者だけど心が綺麗なデンバーのほうがいい!って思って一緒に暮らしてたけどっていう風に一気にではなくて、徐々になったんじゃないのかなと思っている。
しつこいけど、本当に、リオに何言っているのか意味わかんなかったしね!(笑)
(ん・・・これは一体・・・)ってきょとんとしてしまった。
スペイン人ならニュアンスがわかったんだろうか。
そして、最後にラケルが尋問されている件。
ちょっと、考えてみたんです。
もしわたしがラケルだとしたら、どうするかなって。
そもそも警察の身分で、強盗と恋に落ちたうえ逃避行なんて絶対わたしだったらありえないのですが、 それをやったわけじゃないですか。
ラケルはそういう女 なんです。
今回のことに関しても、いくら娘と母を絶対安全な場所に隠していたとしても、捕まる可能性、生きて帰れないリスクを微塵も疑わないなんてことありえないと思うんですね。
自分もそもそも、前回の造幣局の時、かなり教授のことを追いつめた実績があるわけじゃないですか。
”教授の計画は完璧なようでいて、抜けていることも多い”というのを、一番わかっているのはラケルなわけです。
今回の銀行の計画だって、計画通り進むと思っていたはずがない。
そして、2人で暮らしたことにより、本人が思っているより完全無欠ではないということを嫌というほど知ったはずで、それでも別に強制されたわけでもないのに教授と一緒に計画に参加しているということは、もうすでに答えは出ています。
ラケルは、絶対に司法取引に応じない。
今、揺さぶられてはいますが、誰かが捕まることも想定の範囲内だと思う。
妊婦刑事、妊娠何か月かわからないけど、大事なときに出産になって現場を離れることになりそうだよね・・。
彼女は、いつも自分が優位な側にいるという絶対的な自信があるから、今回もラケルのことを組み伏せられると思っていそうだけど、女同士だと、たとえ自分に不利益が被ったとしても「あんたの思うようにだけは絶対させない」っていう意地が発動することもあるからね!
あと、妊婦刑事の教授の人物像、なんか微妙に違ってた(笑)
わたしだったら、え、なにそれ・・買いかぶりすぎじゃない?って面白くて顔に出してたかもしんない。
デッド・オア・アライブの状況でそれどころじゃないかもしれないけど、ああなってしまうと逆に妙に冷静になったりしたりすることもあるからわかんないですけども!
というわけで、次回、教授はラケルを助けることができるか、乞うご期待!
それではまた。
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